ハクモクレンの特徴
原産:中国 科:モクレン(Magnoliaceae) 属:モクレン/マグノリア(magnolia) 種:ハクモクレン(denudate) 同義語(syn.):Magnolia heptapeta 別名:リリィツリー(lilytree)/ユーラン・マグノリア(Yulan magnolia) 開花時期:3月 花の色:白色〇黄色● 葉色:緑色● 香る部位:花 分類:落葉高木 樹高:約800~3000cm 誕生花:3月1日/3月24日 花言葉:「崇高」「持続性」「自然への愛」 | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
ハクモクレンは学名magnolia denudate(syn. Magnolia heptapeta)、別名「リリィツリー(lilytree)」や「ユーラン・マグノリア(Yulan magnolia)」等とも呼ばれる中国原産の落葉高木です。
ハクモクレンの語源(由来)
- 属名のmagnoliaはフランスの植物学者ピエール・マニョール(Pierre Magnol)への献名です。
- 種小名のdenudateはラテン語で「裸の/露出した」をし意味していて、葉が現れる前に開花する花姿に由来しています。
- ハクモクレンの由来は、美しい純白の花色に由来しています。
ハクモクレンの特徴(魅力)
- ハクモクレンは非常に背が高く理想的な環境の元では高さ30mに達します
- ↳成熟すると高さ幅ともに非常に大きくなり圧巻の景観をつくります
- 花が咲くのは早春とモクレンの中でも早咲きの分類に入ります
- ↳花は葉が出てくる前に開花する為より花にフォーカスが当たります
- 純白の花はお庭の雰囲気を明るくしたり清潔感を感じさせる事が出来ますが
- ↳お庭の雰囲気をロマンチックに彩る桃色の花を咲かせる品種もあります
- ↳また非常に沢山の花を一斉に咲かせるため息を飲む様な美しい景観をつくります
- 花後の果実は棒状でボコボコと隆起していて
- ↳熟すと赤色になり心皮が裂けて橙色の種子が何個も現れます
- 基本的に丈夫で夏の暑さや冬の寒さに強いため放ったらかしでも育ちます
ハクモクレンの茎は木質で樹皮の色は灰色から灰褐色をしており、高さは成熟すると約800~3000cmの間で成長します。葉は緑色で光に当たると反射する光沢があり、大きさは長さ約15cm幅約8cmあり、形は倒卵形をしていて、茎に対して互生葉序に配置されます。花は柑橘系の香りがあり、個々の花は直径が約10~16cmで完全に開く花被片が9個あり、中央には多数の雄蕊と雌蕊が円錐状に集まります。花後にできる果実は長さ10~15cmの棒状の形をしていて所々で隆起して、熟すと緑色から赤色になり心皮が裂けて橙色の種子が飛びててきます。
開花時期は早春、花色は白色や黄色があり、個々の花は花被片が9個で中央に雄蕊と雌蕊が円錐状に多数集まります。樹形は直立で高さ約800~3000cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は倒卵形、葉序は互生葉序につきます。
ハクモクレンの栽培
園芸では、自然樹形のまま壮大に広がる美しい樹形や、春に一斉に開花する美しい花を鑑賞する目的で庭木として栽培されています。育てる際に注意する事は特にありませんが「良好な日当たり」や「やや湿った土壌」を好みます。基本的には夏の暑さや冬の寒さに強く、ほったらかしでも育てる事が出来る位に丈夫です。
モクレン(マグノリア)の主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。
ハクモクレンの育て方