原産:中国 科:ヒガンバナ(Amaryllidaceae) 属:ヒガンバナ/リコリス(Lycoris) 種:スプレンゲリ(sprengeri) 別名:エレクトリック・ブルースパイダー・リリー(Electric Blue Spider Lily) 分類:多年草 草丈:約30~45cm 開花時期:8月~10月(特に9月) 花の色:桃色●青色●紫色● 葉色:緑色● 花言葉: 誕生花: | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
リコリス・スプレンゲリは学名Lycoris sprengeri、別名「エレクトリック・ブルースパイダー・リリー(Electric Blue Spider Lily)」等とも呼ばれる中国原産の多年草です。
リコリス・スプレンゲリの語源(由来)
- 属名のリコリス(Lycoris)の由来は諸説あり、一説には古代ローマの政治学者マルクス・アントニウス(Mark antony)の妻への献名と言われています。
- ↳また一説にはLycorisはギリシャ語で「黄昏」を意味しており、ギリシャ神話に出てくるニンフのリュコーリアス(Lycorias)から来ているとも言われています。
- 種小名のsprengeriはドイツの植物学者カール・スプレンゲル(Karl Sprenger)への献名です。
リコリス・スプレンゲリの特徴(魅力)
- リコリス・スプレンゲリは百合の様な上品な花姿をしており
- ↳桃色と青色(~紫色)の2色の鮮やかな花色がネオンライトを思わせます
- ↳花色は桃色で花先の部分に青色(~紫色)の爪斑がはいります
- 彼岸の頃になると数日で地面から一気に花茎が伸び花を咲かせます
- 花は茎の頂部で4~6個の大きな花が放射状に配置されます
- 葉は初春頃に出てきて
- ↳ロゼット状に細長い葉を広げて地面を被覆します
- リコリス・スプレンゲリは全草有毒のため食べられません
- 夏の暑さや冬の寒さに強く丈夫で
- ↳基本的に放ったらかしで育てる事が出来ます
リコリス・スプレンゲリは地面下に褐色の薄皮のある直径約1~3cmの球根(鱗茎)をもちます。葉は全て球根から出る根生葉でロゼット状に広がり、葉色は濃い緑色、葉身は扁平で長さ約30~60cmになります。花の開花は8月から10月で9月に最も開花し、花茎を最大60cmまで伸ばし4~6個の花を散形花序をつくり、個々の花は花被片が6個と突出する雄蕊が6個と雌蕊が1個つきます。
開花時期は晩夏から秋、花色は桃色や青色、紫色があり、個々の花は6個の花被片と6個の雄蕊と1個の雌蕊からなり、花序は茎の頂部に4~6個の花を散形花序に咲かせます。草姿はロゼット状で高さ約30(45)cm × 幅は約30(45)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は線形もしくは剣形、葉序は根生葉につきます。
リコリス・スプレンゲリの毒性(既知の危険性)
リコリス・スプレンゲリは球根や葉にリコリンや他アルカロイドを含んでいるため、人間や家畜(犬や猫等)に対して有毒です。間違えて摂取した場合は、嘔吐・悪心・下痢・発汗・頭痛・昏睡等の症状を引き起こす可能性があり、さらに多量に摂取した場合は死亡する事もあります。そのため、ヒガンバナは絶対に食べられません。
リコリス・スプレンゲリの栽培
園芸では、リコリス・スプレンゲリのスラリと伸びる花茎の先に咲く華やかな花を鑑賞する目的で育てられたり、切り花として利用する目的で育てられたりします。落葉樹の下や植え込み等の半日影を中心に植えられる事が多く、またアレロパシー効果がある事から雑草対策として植えられる事もあります。
リコリス・スプレンゲリを育てる際に注意する事は基本的にありません。花をしっかり咲かせるために肥料を与えた方がいい場合もありますが、基本的には低メンテナンスで育てられます。また夏の暑さや冬の寒さに強く丈夫なため放ったらかしでも大丈夫です。