原産:西ロシア/コーカサス地方/トルコ 科:キジカクシ(Asparagaceae) 亜科:ツルボ(Scilloideae) 属:シラー/オオツルボ(Scilla) 種:シベリカ(siberica) 別名:シベリアン・スクィル(Siberian squill)/ウッド・スクィル(wood squill) 品種:スプリングビューティ(scilla siberica ‘spring beauty’) 開花時期:3月~5月(3月に最も開花する) 花の色:青色● 葉色:緑色● 分類:多年草 草丈:約10~20cm 誕生花:2月27日/3月13日/3月15日/5月30日/5月31日/6月7日 花言葉:「哀れ」「寂しさ」「辛抱強さ」「多感な心」「変わらない愛」 | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
シラー(スプリングビューティ)は青空を思わせるような鮮やかな青色の花と、俯き気味に咲く上品な花姿が魅力の園芸品種です。鮮やかな青色の花は、単体では落ち着きのある雰囲気を作りますが、青色の花の他に対比する赤色や黄色の葉や花と合わせるとカラフルで元気な雰囲気のお庭をつくる事も出来ます。
開花時期は晩冬から春、花色は青色、個々の花は鐘形で6個の花被片があり、花序は花茎に1~3個の花を咲かせます。草姿はロゼット状で高さは約15cm × 幅は約15cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は広線形、葉序は根生葉につきます。
シラー・シベリカは学名Scilla siberica、別名「シベリアン・スクィル(Siberian squill)」や「ウッド・スクィル(wood squill)」等とも呼ばれる西ロシア・コーカサス地方・トルコ原産の多年草です。
シラー・シベリカの語源(由来)
- 属名のシラー(Scilla)は古代ギリシャ語の「σκίλλα(skílla)」に由来します。
- 種小名のシベリカ(siberica)はラテン語で「シベリアの」を意味しています。
シラー・シベリカの特徴(魅力)
- シラー・シベリカは俯きにながら咲く気品のある青色(~紫色)の花が魅力です
- ↳品種により白色の花もあります
- 花は6個の花被片が星の様に平開して直径約1~2cmの大きさがあり
- ↳1つの花茎に1個~3個の花がつきます
- ↳花茎はやや赤みを帯び緑色から赤黒色をしています
- 葉は春先に現れ夏に枯れて翌春まで休眠します
- ↳葉は1個の球根に2(~4)個つき
- ↳肉質で光に当たると反射する光沢があります
- こぼれ種から増えやすく
- ↳また球根からも増殖します
シラー・シベリカは地面下に暗赤色~薄黄色をした球根があり、球根からは2~4個の葉と高さ約20cmまで伸びる花茎が生成されます。葉は球根から出る根生葉のみで構成され、葉の色は光沢のある緑色、葉の形は広線形で長さ約10(~15)㎝×幅約0.5(~2)㎝あります。花は花茎が約10(~20)cmまで伸び、花茎には1~3個の花がつき、個々の花は鐘形で直径約1~2cmあり6個の青色の花被片と雄蕊6個と雌蕊があります。花は受粉すると果実(蒴果)が出来て3つに分かれた部屋の中に褐色の種子が入っています。
シラー・シベリカの栽培
園芸では、俯き気味に咲く気品のある花を鑑賞する目的だったり、光沢のある美しい葉を鑑賞する目的だったり、地面を被覆する目的で利用されます。植える場所は花壇の縁どり等として植えられたりしますが、管理のしやすい鉢植えで楽しまれたりします。
シラー・シベリカを育てる際に注意する事は基本的にありません。シラー・ビフォリアは休眠期に長雨で浸水したりすると過湿で球根が腐敗する事もありますが、基本的には環境が合えば放ったらかしでも育つ程に丈夫でお世話も殆ど不要です。