原産:ヨーロッパ 科:キジカクシ(Asparagaceae) 亜科:ツルボ(Scilloideae) 属:シラー/オオツルボ(Scilla) 種:ビフォリア(bifolia) 別名:スキラ・ビフォリア/アルパイン・スクィル(alpine squill)/トゥーリーフ・スクィル(two-leaf squill) 品種:ロゼア(scilla bifolia ‘rosea’) 開花時期:2月~4月(3月に最も開花する) 花の色:桃色● 葉色:緑色● 分類:多年草 草丈:約15cm 誕生花:2月27日/3月13日/3月15日/5月30日/5月31日/6月7日 花言葉:「哀れ」「寂しさ」「辛抱強さ」「多感な心」「変わらない愛」 | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
シラー(ロゼア)は、1個の球根から1~6個の花茎を生成して、花茎にイチゴミルクを思わせる様な桃色の花を2~10個連ねるように咲かせる園芸品種です。柔らかな薄桃色の花は、ふんわりとした優しい雰囲気がありロマンチックな雰囲気のお庭や、お菓子を想像させる様なスイートなお庭等によく合うでしょう。
開花時期は晩冬から春、花色は桃色、個々の花は6個の花被片が平開して直径約1cmあり、花序は小花が1~10個密に集まり総状花序に花を咲かせます。草姿はロゼット状で高さは約15cm × 幅は約15cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は線形、葉序は根生葉につきます。
シラー・ビフォリアは学名Scilla bifolia、別名「スキラ・ビフォリア」や「アルパイン・スクィル(alpine squill)」等とも呼ばれるヨーロッパ原産の多年草です。
シラー・ビフォリアの語源(由来)
- 属名のシラー(Scilla)は古代ギリシャ語の「σκίλλα(skílla)」に由来します。
- 種小名の(bifolia)はラテン語で「2つ」のを意味する「bi」と、ラテン語で「葉」を意味する「folia」の2語からきており、1つの球根から2個(稀に3個)の葉をつける事に由来します。
シラー・ビフォリアの特徴(魅力)
- シラー・ビフォリアは青色(~紫色)の上品でエレガントな花色が魅力です
- ↳品種により桃色や白色もあります
- 花は6個の花被片が星の様に平開して直径約1cmの大きさがあり
- ↳1つの花茎に1個~10個の花がつらなります
- ↳花茎はやや赤みを帯び緑色から赤黒色をしています
- 葉は1個の球根に2(~3)個つき
- ↳種小名の由来にもなっています
- 葉は肉質で光に当たると反射する光沢があります
シラー・ビフォリアは地面下に薄黄色をした直径1~2cmの球根があり、球根からは2~3個の葉と高さ約20cmまで伸びる花茎が生成されます。葉は球根から出る根生葉のみで構成され、葉の色は光沢のある緑色、葉の形は線形で長さ約10(~15)㎝×幅約0.5(~2)㎝あります。花は花茎が約10(~20)cmまで伸び、小花が穂状に約1~10個集まり総状花序をつくり、個々の花は直径約1cmで青色(~紫色)の花被片が6個と雄蕊6個と雌蕊があります。花は受粉すると果実(蒴果)が出来て3つに分かれた部屋の中に褐色の種子が入っています。
シラー・ビフォリアの栽培
シラー・ビフォリアを育てる際に注意する事は基本的にありません。シラー・ビフォリアは休眠期に長雨で浸水したりすると過湿で球根が腐敗する事もありますが、基本的には環境が合えば放ったらかしでも育つ程に丈夫でお世話も殆ど不要です。