プルメリア属(インドソケイ属)の種は約18種があり、園芸でも様々な種と品種が親しまれています。このページでは3種類の原種と、いくつかの園芸品種を紹介しています。
上記の他にも、このページでは育て方や購入する際のリンクも用意しています。よければ、そちらもご活用ください。
■目次
■プルメリア属(インドソケイ属)の簡易比較

学名:Plumeria rubra
生活形:落葉小高木
生育型:直立型・分枝型
樹高:約200~800cm
開花:周年(主な開花期は4月~10月)
花色:赤色・桃色・橙色・黄色・白色
花の芳香:濃厚な甘い香り
葉色:緑色
備考:品種が豊富で花の色がとても多彩です。また葉の先端が尖っている傾向にあります。

学名:Plumeria obtusa
生活形:常緑小高木
生育型:直立型・分枝型
樹高:約300~750cm
開花:5月~10月
花色:黄色・白色
花の芳香:濃厚な甘い香り
葉色:緑色
備考:常緑性で葉が冬に落ちず、また葉の先端が円形です。
■プルメリア属(インドソケイ属)の主な種と園芸品種の紹介
インドソケイ


インドソケイとは!
インドソケイ(学名: Plumeria rubra)は、別名で「プルメリア」「コモン・フランジパニ(common frangipani)」「レッド・フランジパニ(red frangipani)」「レッド・パウシパン(red paucipan)」とも呼ばれるキョウチクトウ科プルメリア属(インドソケイ属)に分類される落葉小高木の種です。
インドソケイの原産地はメキシコ、ベリーズ、コロンビア、コスタリカ、エルサルバドル、グアテマラ、ホンジュラス、ニカラグア、パナマ、ベネズエラで、自生地は熱帯の山地の斜面や岩場、疎林などにあります。
インドソケイの特徴
- 形態:樹高は約200~800cm、生育型は若木の時期は主軸が明瞭な【直立型】ですが、仮軸分枝の性質により開花が始まると主軸が不明瞭になり【分枝型】になります。幹・枝は多肉質で肥厚し膨らみがあり、水分・養分を蓄えています。葉序は互生、葉は長さ約15~50cm、形は長楕円形・倒披針形、革質で光沢あり、色は緑色です。花序は集散花序、ただし花軸・花梗(小花梗)が短いため散形花序または散房花序のような見た目になり、花の形は高杯形、蕾の時期は螺旋状に花冠裂片が巻きますが、開花が進むと平開します。
- ライフサイクル:生活形は落葉小高木です。
- 春:暖かくなってくると新しい芽が芽吹き、開花が始まり、生育旺盛に枝を伸長させながら葉を展開させます。
- 夏:高温期も生育旺盛にぐんぐん成長し、開花の最盛期とも言えます。
- 秋:気温が低くなり始めると生育がやや鈍りますが、この時期も生育期間中で開花も続きます。
- 冬:自生地では乾季に対応し、葉を落とし休眠します。ただし、十分な温度・日当たり・降水量がある熱帯地域ではこの時期も花が咲くこともあります。
- 近縁種との比較:本種は近縁種と比較して、花の色がとても多彩です。また葉の先端が尖っている傾向にあります。
- 葉の魅力:本種の葉は、休眠期等で落ちると同じ箇所から再度生えてこないため、枝先の方に集中して展開し、ロゼット状の見た目になります。またこの葉は約15~50cmと非常に大きく存在感があるため、まるで【ヤシの木】を見ているようなトロピカルな雰囲気を感じさせます。
- 花の装飾性:本種は、枝先に直径約5~7.5cmの大きな花が、約10~60個集まり、ボリューム感のある半球形の花房を形成します。そのため、遠くからでもよく目立つ豪華な花姿が楽しめる植物です。またこの花は蝋質でマットな光沢があるため、宝飾品のような高級感を感じさせ、また暖色の色鮮やかな色彩が南国の果物を想像させるようなトロピカルな雰囲気を醸し出します。そのため、南国をテーマにしたトロピカルなお庭などによく合うでしょう。
- 香りの特徴:本種は開花期(特に夕方から夜)になると、花が数メートル先まで芳香を漂わせます。この芳香は南国の果物の【マンゴー】や【桃】を想像させる濃厚な甘い香りがします。
- 主要な芳香成分:サリチル酸ベンジル(パウダリーでフローラルな甘い香り)・安息香酸ベンジル(フローラルでウッディな甘い香り)・ゲラニオール(ローズに似た華やかな香り)・リナロール(甘く爽やかなフローラル調の香り)などが含まれ、香りに複雑さと奥行きを与えています。
- 主な園芸用途:小道の傍らやテラス、ガーデンファニチャーの周辺に配置して、通行人が通り抜ける際やコーヒーブレイクで休憩する際に、香りを最大限楽しめるようにするのがおすすめです。
- ⚠️毒性⚠️:本種は全草に有毒なアルカロイド類やイリドイド配糖体などを多数含有しています。そのため、誤って摂取した場合は嘔吐・胃痛などの中毒症状を引き起こし、また切り口から出る白色の樹液に触れると皮膚炎を起こす可能性があり、目に入ると激しい痛みや失明を起こすリスクもあります。そのため、小さい子供やペットのいる家庭で栽培する際は注意が必要です。
- ⚠️栽培時の注意⚠️:本種は、多湿・過湿を苦手にしており、特に夏場の高温多湿で根腐れを引き起こし枯れる可能性があります。そのため、土壌の通気性・排水性を高めたり、水やりの頻度に注意が必要です。また熱帯・亜熱帯の植物のため、冬の寒さを苦手にしています。基本的に10度を下回ると株が弱り、氷点下になると枯れるリスクが跳ね上がるため屋内に取り込むなどの対策が必要です。
インドソケイの園芸品種の紹介
●フラメンコ
学名:Plumeria rubra ‘Flamenco’
開花時期:周年(主な開花期は4月~10月)
花の色:濃赤色
葉の色:緑色
樹高:約200~700cm
優美な花形:花弁の縁部分が波打つことで、優美な雰囲気を醸しだします。
色彩効果:濃赤色は、熟成された高級な赤ワインやベルベットの重厚感ある絨毯の色を想像させるため、見る人にプレミアムな感情と、深い情熱を抱かせます。そのため、格調高い雰囲気の【ラグジュアリーなお庭】や、大人の色気を感じさせる【ロマンチックなお庭】を演出するのに役立ちます。
芳香:芳香は南国の果物の【マンゴー】や【桃】を想像させる濃厚な甘い香りがします。
●ボレロ
学名:Plumeria rubra ‘Bolero’
開花時期:周年(主な開花期は4月~10月)
花の色:レッドピンク・橙色・黄色
葉の色:緑色
樹高:約200~700cm
色彩効果:花の色は黄色(橙色)・レッドピンクの複色で、グラデーションのような色彩を生み出します。この配色は、南国の果物のような色彩をしているため、トロピカルなお庭によくあいます。
芳香:芳香は南国の果物の【マンゴー】や【桃】を想像させる濃厚な甘い香りがします。
プルメリア・オブツサ
プルメリア・オブツサとは!
プルメリア・オブツサ(学名: Plumeria obtusa)は、別名で「シンガポール・グレイヴヤード・フラワー(Singapore graveyard flower)」とも呼ばれるキョウチクトウ科プルメリア属(インドソケイ属)に分類される常緑小高木の種です。
プルメリア・オブツサの原産地はメキシコ、ベリーズ、グアテマラ、ホンジュラス、プエルトリコ、南西カリブ海、西インド諸島で、自生地は熱帯の海岸沿いの灌木地帯や岩場などにあります。
プルメリア・オブツサの特徴
- 形態:樹高は約300~750cm、生育型は若木の時期は主軸が明瞭な【直立型】ですが、仮軸分枝の性質により開花が始まると主軸が不明瞭になり【分枝型】になります。幹・枝は多肉質で肥厚し膨らみがあり、水分・養分を蓄えています。葉序は互生、葉は長さ約10~25cm、形は長楕円形・倒披針形で、葉先端は円形、革質で光沢あり、色は緑色です。花序は集散花序、ただし花梗(小花梗)が短いため散形花序または散房花序のような見た目になり、花の形は高杯形、蕾の時期は螺旋状に花冠裂片が巻きますが、開花が進むと平開します。
- ライフサイクル:生活形は常緑小高木です。
- 春:暖かくなってくると新しい芽が芽吹き、生育旺盛に枝を伸長させながら葉を展開し、20度を超えると開花が始まります。
- 夏:高温期も生育旺盛にぐんぐん成長し、開花の最盛期とも言えます。
- 秋:この時期も生育期間中で開花も続きますが、気温が低くなり始めると生育がやや鈍ります。
- 冬:自生地では気温が高く常緑を保ちますが、気温が15度を下回る地域では、葉を落とし半常緑性になります。
- 近縁種との比較:本種は近縁種と比較して、常緑性で葉が冬に落ちず、また葉の先端が円形です。
- 葉の魅力:本種の葉は、休眠期等で落ちると同じ箇所から再度生えてこないため、枝先の方に集中して展開し、ロゼット状の見た目になります。またこの葉は約10~25cmと大きく存在感があるため、まるで【ヤシの木】を見ているようなトロピカルな雰囲気を感じさせます。
- 花の装飾性:本種は、枝先に直径約5~7.5cmの大きな花が枝先に集まり、ボリューム感のある半球形の花房を形成します。そのため、遠くからでもよく目立つ豪華な花姿が楽しめる植物です。またこの花は蝋質でマットな光沢があるため、宝飾品のような高級感を感じさせます。
- 香りの特徴:本種は開花期(特に夕方から夜)になると、花が数メートル先まで芳香を漂わせます。この芳香は【桃】【ココナッツ】【ジャスミン】を想像させる濃厚な甘い香りがします。
- 主要な芳香成分:サリチル酸ベンジル(パウダリーでフローラルな甘い香り)・安息香酸ベンジル(フローラルでウッディな甘い香り)・ゲラニオール(ローズに似た華やかな香り)・リナロール(甘く爽やかなフローラル調の香り)などが含まれ、香りに複雑さと奥行きを与えています。
- 主な園芸用途:小道の傍らやテラス、ガーデンファニチャーの周辺に配置して、通行人が通り抜ける際やコーヒーブレイクで休憩する際に、香りを最大限楽しめるようにするのがおすすめです。
- ⚠️毒性⚠️:本種は全草に有毒なアルカロイド類やイリドイド配糖体などを多数含有しています。そのため、誤って摂取した場合は嘔吐・胃痛などの中毒症状を引き起こし、また切り口から出る白色の樹液に触れると皮膚炎を起こす可能性があり、目に入ると激しい痛みや失明を起こすリスクもあります。そのため、小さい子供やペットのいる家庭で栽培する際は注意が必要です。
- ⚠️栽培時の注意⚠️:本種は、多湿・過湿を苦手にしており、特に夏場の高温多湿で根腐れを引き起こし枯れる可能性があります。そのため、土壌の通気性・排水性を高めたり、水やりの頻度に注意が必要です。また熱帯・亜熱帯の植物のため、冬の寒さを苦手にしています。基本的に10度を下回ると株が弱り、氷点下になると枯れるリスクが跳ね上がるため屋内に取り込むなどの対策が必要です。
プルメリア・アルバ
プルメリア・アルバとは!
プルメリア・アルバ(学名: Plumeria alba)は、別名で「シロバナインドソケイ」「ホワイト・フランジパニ(white frangipani)」とも呼ばれるキョウチクトウ科プルメリア属(インドソケイ属)に分類される落葉小高木の種です。
プルメリア・アルバの原産地は西インド諸島、プエルトリコで、自生地は熱帯の海岸沿いの灌木地帯や岩場などにあります。
プルメリア・アルバの特徴
- 形態:樹高は約450~750cm、生育型は若木の時期は主軸が明瞭な【直立型】ですが、仮軸分枝の性質により開花が始まると主軸が不明瞭になり【分枝型】になります。幹・枝は多肉質で肥厚し膨らみがあり、水分・養分を蓄えています。葉序は互生、葉は長さ約20~45cm、形は長楕円形・線状披針形・倒披針形、縁部分が裏側に巻き、質感は革質、色は緑色です。花序は集散花序、ただし花軸・花梗(小花梗)が短いため散形花序または散房花序のような見た目になり、花の形は高杯形、蕾の時期は螺旋状に花冠裂片が巻きますが、開花が進むと平開し、色は白色を基調として花冠喉部に黄色の2次色が入ります。
- ライフサイクル:生活形は落葉小高木です。
- 春:暖かくなってくると新芽が展開し、生育旺盛に枝を伸長させながら葉を展開させ、開花が始まります。
- 夏:高温期も生育旺盛にぐんぐん成長し、開花の最盛期とも言えます。
- 秋:この時期も生育期間中で開花も続きますが、気温が低くなり始めると生育がやや鈍り、10度を下回ると葉が落ち始めます。
- 冬:自生地では乾季に対応し、葉を落とし休眠します。
- 近縁種との比較:本種は近縁種と比較して、葉が細く裏側に巻く傾向があり、花の色は白色と黄色の複色です。
- 葉の魅力:本種の葉は、休眠期等で落ちると同じ箇所から再度生えてこないため、枝先の方に集中して展開し、ロゼット状の見た目になります。またこの葉は約20~45cmと非常に大きく存在感があるため、まるで【ヤシの木】を見ているようなトロピカルな雰囲気を感じさせます。
- 花の装飾性:本種は、枝先に直径約5~7.5cmの大きな花が集まり、ボリューム感のある半球形の花房を形成します。そのため、遠くからでもよく目立つ豪華な花姿が楽しめる植物です。またこの花は蝋質でマットな光沢があるため、宝飾品のような高級感を感じさせます。
- 香りの特徴:本種は開花期(特に夕方から夜)になると、花が数メートル先まで芳香を漂わせます。この芳香は【柑橘類】や【ジャスミン】を想像させる濃厚な甘い香りがします。
- 主要な芳香成分:サリチル酸ベンジル(パウダリーでフローラルな甘い香り)・安息香酸ベンジル(フローラルでウッディな甘い香り)・リナロール(甘く爽やかなフローラル調の香り)などが含まれ、香りに複雑さと奥行きを与えています。
- 主な園芸用途:小道の傍らやテラス、ガーデンファニチャーの周辺に配置して、通行人が通り抜ける際やコーヒーブレイクで休憩する際に、香りを最大限楽しめるようにするのがおすすめです。
- ⚠️毒性⚠️:本種は全草に有毒なアルカロイド類やイリドイド配糖体などを多数含有しています。そのため、誤って摂取した場合は嘔吐・胃痛などの中毒症状を引き起こし、また切り口から出る白色の樹液に触れると皮膚炎を起こす可能性があり、目に入ると激しい痛みや失明を起こすリスクもあります。そのため、小さい子供やペットのいる家庭で栽培する際は注意が必要です。
- ⚠️栽培時の注意⚠️:本種は、多湿・過湿を苦手にしており、特に夏場の高温多湿で根腐れを引き起こし枯れる可能性があります。そのため、土壌の通気性・排水性を高めたり、水やりの頻度に注意が必要です。また熱帯・亜熱帯の植物のため、冬の寒さを苦手にしています。基本的に10度を下回ると株が弱り、氷点下になると枯れるリスクが跳ね上がるため屋内に取り込むなどの対策が必要です。

