原産:ヨーロッパ/地中海沿岸 科:アオイ(Malvaceae) 亜科:アオイ(Malvoideae) 属:ゼニアオイ/マルバ(Malva) 種:モクアオイ/アルボレア(arborea) 別名:マルバ・アルボレア/ツリー・マロウ(tree mallow) 分類:多年草 草丈:約60~120cm 開花時期:5月~10月(6月~7月が最も開花) 花の色:桃色●紫色● 葉色:緑色● 花言葉: 誕生花: | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
モクアオイは学名Malva arborea、別名「マルバ・アルボレア」や「ツリー・マロウ(tree mallow)」とも呼ばれるヨーロッパおよび地中海沿岸が原産の多年草です。
モクアオイの語源(由来)
- 属名のMalvaの古ラテン語で「ゼニアオイ」を意味する「Malva」からきています。
- 種小名のarboreaの由来は「樹木のような」を意味しており、茎が木質化する事に由来します。
- モクアオイの由来は茎が木質化する事からきています。
モクアオイの特徴(魅力)
- モクアオイは桃色と紫色の2色の花色が魅力です。
- ↳花弁の基部が紫色になり円環状の班になります。
- モクアオイは春から秋までと開花期間が長いです。
- 葉は大きさが最大長さが18cmあり
- ↳葉の形は丸みを帯びて5~7回拳状に浅く裂けます。
- モクアオイは耐塩性が高く100%の海水にも耐え
- ↳葉の腺からは塩を排出しています。
- ↳その為沿岸地域では優位性が高くなり在来種を追いやる可能性があります。
- 袋状の果実は海岸を漂い離れた沿岸地域に移動する事があり
- ↳また種は海水に長時間浸された後でも何年も生存します。
- モクアオイは多年草ですが短命のため数年で枯れる事もあります。
モクアオイの根は直根性で地面に真っ直ぐ伸びる性質があります。茎は若い時は緑色で白色の毛が生えており成熟すると木質化して褐色、草姿は直立で高さ約60~120cmの間で成長します。葉は茎に互生葉序に配置され、葉色は緑色で白色の毛が生え、葉身は腎臓形(心形)で5~7回拳状に浅裂します。花序は茎の頂部付近の葉腋で幾つかの花が束生して、花色は桃色に基部が濃い紫色していて、花の大きさは直径約3~4cmの大きさになり5個の花弁と雄蕊と雌蕊があります。花が終わり受粉すると袋状の果実(分離果)がなり褐色の種子がはいっています。
開花時期は晩春から秋、花色は桃色と紫色、個々の花は5個の花弁があり、花序は葉腋に幾つかの花が集まり束生に咲かせます。草姿は直立で高さ約60(120)cm × 幅は約60(90)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は腎臓形(心形)で5~7回拳状に浅裂して、葉序は互生葉序につきます。
モクアオイの栽培
園芸では、晩春から秋まで持続的に開花する花を鑑賞する目的で育てられる事が多いです。比較的に背が高く成長する事から、花壇の中央等に植えて高さと立体感を出したり、また鉢植えの中でコンパクトに育てて玄関先に飾ったりするといいでしょう。
モクアオイを育てる際に注意する事は基本的にありません。必要に応じて持続的な開花を促すために花がら摘みを行ったり、土が乾燥した場合は水やりを行って下さい。モクアオイは多年草ですが基本的に短命のため数年で枯れる事もあります。