原産:ヨーロッパ/南西アジア/北アフリカ 科:アオイ(Malvaceae) 亜科:アオイ(Malvoideae) 属:ゼニアオイ/マルバ(Malva) 種:ウスベニアオイ(sylvestris) 別名:マルバ・シルベストリス/ブルー・マロウ/コモン・マロウ(common mallow)/ハイ・マロウ(high mallow)/トール・マロウ(tall mallow) 分類:多年草 草丈:約60~120cm 開花時期:4月~10月(5月~7月が最も開花) 花の色:桃色●紫色● 葉色:緑色● 花言葉:「柔和な心」「穏やか」 誕生花:8月3日 | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
ウスベニアオイは学名Malva sylvestris、別名「マルバ・シルベストリス」や「ブルー・マロウ」とも呼ばれるヨーロッパ・南西アジア・北アフリカが原産の多年草です。
ウスベニアオイの語源(由来)
- 属名のMalvaの古ラテン語で「ゼニアオイ」を意味する「Malva」からきています。
- 種小名の(sylvestris)はラテン語で「森林性の」を意味しており自生する場所に由来します。
ウスベニアオイの特徴(魅力)
- ウスベニアオイは背が高くスラリと伸びる草姿が魅力です。
- ウスベニアオイは薄桃色に濃い花脈が通る所が特徴です。
- ↳栽培品種が多く濃い桃色や濃い紫色等の花色があります
- ウスベニアオイは春から秋までと開花期間が長い所が魅力です。
- 葉は丸みを帯び水掻きのある掌の様に3~7回拳状に裂けます。
- ヨーロッパの幾つかの地域では葉がサラダや茹で野菜として食べられていました。
- 低メンテナンスで基本的に放ったらかしで育てる事が出来ます。
- ウスベニアオイは多年草ですが短命のため1~数年で枯れてしまいます。
ウスベニアオイの根は直根性で地面に真っ直ぐ伸びる性質があります。茎は緑色で白色の毛が疎らに生えており、草姿は直立もしくは傾伏茎(地面を這い途中で立ち上がる)で高さ約60~120cmの間で成長します。葉は茎に互生葉序に配置され、葉色は緑色で白色の毛が生え、葉の大きさは長さ約2(10)cm幅約2(10)cmあり、葉身は腎臓形(心形)で3~7回拳状に浅裂~中裂します。花序は腋生して2~4個集まり、花の色は桃色もしくは紫色で花脈は暗紫色になり、個々の花は5個の花弁と雄蕊と雌蕊があります。花が終わり受粉すると袋状の果実(分離果)がなり褐色の種子がはいっています。
開花時期は春から秋、花色は桃色や紫色があり、個々の花は5個の花弁があり、花序は腋生に花を咲かせます。草姿は直立もしくは傾伏で高さ約60(120)cm × 幅は約60(90)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は腎臓形(心形)で3~7回拳状に浅裂~中裂して、葉序は互生葉序につきます。
ウスベニアオイの栽培
園芸では、晩春から秋まで持続的に開花する花を鑑賞する目的で育てられる事が多いです。比較的に背が高く成長する事から、花壇の中央等に植えて高さと立体感を出したり、また鉢植えの中でコンパクトに育てて玄関先に飾ったりするといいでしょう。
ウスベニアオイを育てる際に注意する事は基本的にありません。必要に応じて持続的な開花を促すために花がら摘みを行ったり、土が乾燥した場合は水やりを行って下さい。ウスベニアオイは多年草ですが基本的に短命のため1年~3年で枯れる事もあります。