原産:ヨーロッパ/南西アジア 科:アオイ(Malvaceae) 亜科:アオイ(Malvoideae) 属:ゼニアオイ/マルバ(Malva) 種:ジャコウアオイ/モスカータ(moschata) 別名:マルバ・モスカータ/ムスク・マロウ(musk mallow) 品種:ロゼア(malva moschata ‘rosea’) 分類:多年草 草丈:約60~90cm 開花時期:5月~10月(6月~7月が最も開花) 花の色:桃色●白色〇 葉色:緑色● 花言葉:「柔和」「温厚」 誕生花:8月3日 | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
ジャコウアオイ(ロゼア)はふんわりした柔らかな桃色の花色と、ほんのりと香る麝香の香りが魅力の園芸品種です。
開花時期は春から秋、花色は桃色、個々の花は直径約3~5cmで5個の花弁があり、花序は腋生もしくは総状花序に花を咲かせます。草姿は直立で高さ約60(90)cm × 幅は約30(60)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は5回拳状深裂して再度1~2回羽状に裂け、葉序は互生葉序につきます。
ジャコウアオイは学名Malva moschata、別名「マルバ・モスカータ」や「ムスク・マロウ(musk mallow)」とも呼ばれるヨーロッパおよび南西アジア原産の多年草です。
ジャコウアオイイの語源(由来)
- 属名のMalvaの古ラテン語で「ゼニアオイ」を意味する「Malva」からきています。
- 種小名のmoschataは「麝香」を意味しており花の香りに由来します。
- ジャコウアオイの由来は花に「麝香(ジャコウ)」を思わせる香りがある所からきています。
- 英名ムスク・マロウ(musk mallow)は麝香(musk)のゼニアオイ(mallow)を意味しており、麝香の香りがするゼニアオイの植物を意味します。
ジャコウアオイの特徴(魅力)
- ジャコウアオイは和名や英名からも分かる通り花に麝香の香りがある所が特徴です。
- ジャコウアオイは晩春から秋までと開花期間が長い所が魅力で
- ↳桃色や白色等の花を咲かせます。
- 葉は雪の結晶の様に5~7回拳状に裂け非常に装飾的です。
- 幾つかの地域では花や葉が食用としてサラダ等にされます。
- 低メンテナンスで基本的に放ったらかしで育てる事が出来ます。
- ジャコウアオイは多年草ですが短命のため数年で枯れてしまいます。
ジャコウアオイの根は直根性で地面に真っ直ぐ伸びる性質があります。茎は緑色で白色の毛が生えており、草姿は直立で高さ約30~90cmの間で成長します。葉は茎に互生葉序に配置され、葉色は緑色で白色の毛が生え、葉の大きさは長さ約2(8cm)幅約2(8)cmあり、葉身は5~7回拳状に深裂して1~2回羽状に裂けます。花序は腋生もしくは総状花序をつくり、花の色は桃色もしくは紫色か白色、花の直径は約3~5cmあり、5個の花弁と雄蕊と雌蕊があります。花が終わり受粉すると袋状の果実(分離果)がなり約10~16の種子がはいっています。
ジャコウアオイの栽培
園芸では、花からほんのり香る麝香の香りを楽しむ目的だったり、晩春から秋まで持続的に開花する花を鑑賞する目的で育てられる事が多いです。茎はスラリと伸びて腰の辺りまで背が高くなるため、花壇の中央等に植えて高さと立体感を出したり、また鉢植えの中でコンパクトに育てて玄関先に飾ったりするといいでしょう。
ジャコウアオイを育てる際に注意する事は基本的にありません。必要に応じて持続的な開花を促すために花がら摘みを行ったり、土が乾燥した場合は水やりを行って下さい。ジャコウアオイは多年草ですが基本的に短命のため2年~3年で枯れる事もあります。