原産:日本 科:イネ(Poaceae) 属:ウラハグサ(hakonechloa) 種:ウラハグサ(macra) 一般名:フウチソウ 別名:ウラハグサ/ハコネグラス(Hakone Grass)/ジャパニーズ・フォレスト・グラス(Japanese Forest Grass) 品種:キンウラハグサ(hakonechloa macra ‘aureola’) 開花時期:9月~11月 花の色:緑色●黄色● 葉色:緑色●黄色● 分類:多年草(宿根草) 草丈:約45cm 誕生花:7月23日 花言葉:「未来」 | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
キンウラハグサは緑色に色鮮やかな黄色の班が入り、美しいイエローリーフとして楽しめる園芸品種です。色鮮やかなイエローリーフは、単体でもお庭を明るく彩りポジティブな雰囲気を作りますが、対比する赤色や青色の葉や花と合わせるとカラフルで元気な雰囲気のお庭をつくる事も出来ます。
開花時期は秋から晩秋(中秋に最も咲く)、花色は緑色もしくは黄色、小穂が集まり円錐花序に花を咲かせます。草姿はロゼット状で高さ約45cm × 幅は約60cmまで成長します。葉色は緑色と黄色、葉身は披針形です。
フウチソウ(ウラハグサ)は学名hakonechloa macra、別名「ハコネグラス(Hakone Grass)」や「ジャパニーズ・フォレスト・グラス(Japanese Forest Grass)」とも呼ばれる日本固有の多年草です。
フウチソウ(ウラハグサ)の語源(由来)
- 属名のhakonechloaの由来は、日本の「箱根」を意味する「hakone」と、古代ギリシャ語で「葉」を意味する「χλόη(khlóē)」の2語からきており、箱根付近に自生している葉っぱを意味しています。
- 種小名のmacraは古代ギリシャ語で「大きい」「長い」を意味する「μακρός(makrós)」からきています。
- フウチソウの由来は微かな風で揺れる葉の姿からきています。
- ウラハグサの由来は葉の表面と裏面が逆さになっている所からきており、本来であれば裏面にあるはずの葉裏が表面に出ている葉の姿から名付けられています。
フウチソウ(ウラハグサ)の特徴(魅力)
- フウチソウは中央から外側へと優雅に広がる草姿が美しく
- ↳地面を広く被覆する事から優れた縁取りやグランドカバーとなります。
- ↳ただし宿根草のため冬になると葉がなくなります。
- 茎は節で曲がる傾向にあるためアーチ状になり
- ↳葉は同一方向を向いて広がるため洗練された草姿を見せます。
- ↳また細い茎と葉は「竹」を思わせる見た目をしているため日本庭園風のお庭にもよくあいます。
- 幾つかの品種では葉に黄色や赤色の班が入るためカラーリーフにもなり
- ↳色鮮やかなイエローリーフはお庭を明るく彩り対比を活かして青色や赤色の花・葉と組み合わせるとカラフルなお庭をつくります。
- 丈夫でメンテナンス性の低さから放ったらかしでも育てられます。
- 耐陰性が強くシェードガーデンにも利用可能です。
フウチソウ(ウラハグサ)は他のイネ科同様に叢生型で、地面下を長く伸びる根茎をもちます。茎は長さ約30~70cmあり、節で曲がる傾向があるため弧状に広がる草姿をつくります。葉は基部で捻れる様にして表裏が逆になり、葉色は緑色や黄色や赤色があり、葉の大きさは長さ約10(~25)cmがあり、葉身は披針形です。花は秋から晩秋にかけて咲き、長さ1~2cmの小穂を円錐花序に咲かせます。
フウチソウ(ウラハグサ)の栽培
園芸では、放射状に広がる優雅な草姿を鑑賞する目的だったり、黄色や赤色等の葉色をもつ品種をカラーリーフとして楽しむ目的だったり、地面を広く覆う事から地被植物として利用されたりします。そのため、花壇や小道等の縁どりに利用される事が多く、また管理がしやすい鉢植えに植えて様々な場所で楽しまれたりします。
フウチソウ(ウラハグサ)を育てる際に注意する事は基本的にありません。夏の暑さや冬の寒さに強く丈夫で、一度活着すれば水やりや肥料を与える事が基本的に不要になるため、放ったらかしでも育ちます。