原産:マレーシア 科:ショウガ(Zingiberaceae) 属:ハナミョウガ(alpinia) 種:プルプラータ(purpurata) 英名:レッドジンジャー(red ginger) 別名:アルピニア・プルプラータ/赤花❁ジャングル・キング(Jungle King)/桃花❁ジャングル・クイーン(Jungle Queen) 開花時期:6月~10月(理想的な環境であれば周年) 花色:赤色●桃色●白色〇 葉色:緑色● 分類:多年草 草丈:約100~700cm 誕生花:8月16日 花言葉:「一日だけの恋」「あなたを信じます」 用途:開花の長い花/背の高い花 | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
レッドジンジャーは学名alpinia purpurata、別名「アルピニア・プルプラータ」や「ジャングル・キング(Jungle King)」とも呼ばれるマレーシア原産の多年草です。
レッドジンジャーの語源(由来)
- 属名のalpiniaは、イタリアの医師で植物学者のプロスペロ・アルピーニ(Prospero Alpino)への献名です。
- 種小名のpurpurataは「紫色」を意味しており、花色に由来します。
- 英名レッドジンジャー(red ginger)の由来は、その名前の通り「赤色(red)」の花を咲かせる「生姜(ginger)」の仲間です。
レッドジンジャーの特徴(魅力)
- レッドジンジャーは肉質の塊根から直立する茎(偽茎)を何本も出し群生します。
- レッドジンジャーは初夏から秋までと開花期間が長い所が魅力です。
- ↳ただし1つの茎(偽茎)に1個の花(花序)しか咲きません。
- ↳非常に大きく成長するため庭の印象を決めるような景観植物になります。
- 花色は赤色・桃色・白色の3色があり
- ↳赤花は別名「Jungle King」桃色は別名「Jungle Queen」と呼ばれます。
- レッドジンジャーの花はカット後の寿命が長く切り花として人気があります。
- ↳切り花取引の為に生産もされています。
- 葉は大きなものでは長さが80cmに達する事もあり
- ↳優雅に葉は広がり雄大な雰囲気をつくります。
- 基本的に寒さに弱いため冬場の管理には注意が必要です。
レッドジンジャーは地面下に塊根があり群生する様にひろがります。茎の様に見える部分は葉鞘が重なりあったもので偽茎と呼ばれ、高さ約100~700cmの間で成長します。葉は茎(偽茎)に互生する様に配置され、葉色は緑色、葉の大きさは長さ約30(80)cm幅は約10(~22)cmあり、葉身は楕円形をしています。花序には花の様な赤色の苞があり各苞には数個の花が付き、個々の花は白色で筒状、側面に花弁のような仮雄しべ2個と花粉をもつ雄蕊1個があり、雌蕊も1個あります。果実は蒴果で直径約2~3cmあり、熟すと裂けて中から種子が出てきます。
開花時期は初夏から秋(理想的な環境では周年)、花色は赤色と桃色、白色があり、個々の花は筒状、花序は赤色(~桃色)の苞ごとに数個の花がきます。草姿は直立で根茎により広がり高さ約100~700cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は楕円形、葉序は互生葉序の様につきます。
レッドジンジャーの栽培
園芸では、初夏から秋まで長く開花する大きく華やかな赤色(~桃色)の花を鑑賞する目的だったり、優雅に広がる大きな葉を鑑賞する目的で育てられます。非常に背が高くなり幅も大きく広がる事から景観植物として花壇や植え込みで育てられる事もありますが、寒さに弱いため管理のしやすい鉢植えの中でコンパクトに育てられる事もあります。
レッドジンジャーを育てる際に注意する事は「乾燥」と「冬の寒さ」です。レッドジンジャーは乾燥すると葉が茶色く枯れやすいため、有機物のたっぷり入る保水性のある土壌に植えたり、必要に応じて水やりをする事が大切です。また基本的に冬の寒さに耐えられないため、冬場は屋内に入れるなどの対策が必要でしょう。