エピスシアは属の中に約12種がありますが、一般に園芸で親しまれている種は幾つかの種とその園芸品種です。例えば、園芸品種が多く種小名の由来にもなる銅色の葉色が魅力的なエピスシア(クプレアタ)、葉脈に入る薄緑色と褐色の2色の葉色と種小名の由来になる薄紫色の花色が魅力のエピスシア(リラキナ)等が親しまれています。
エピスシア属の種ごとの育て方は写真か育て方をクリックすると出てくる為よかったらそちらをご覧下さい!
このページでは主な種の種類と特徴、園芸品種の種類と特徴を紹介しています。
エピスシアの主な種の目次 | |
①エピスシア(クプレアタ) 開花時期:4月~10月(理想的な環境では通年) | ②エピスシア(リラキナ) 開花時期:5月~8月 |
原産:中央・南アメリカ
学名:Episcia cupreata
草丈:約15~30cm
分類:常緑多年草
開花時期:4月~10月(理想的な環境では通年)
花色:赤色●桃色●橙色●黄色●
葉色:緑色●桃色●茶色●白色〇
耐暑性:強い
耐寒性:弱い
誕生花:11月12日
花言葉:「可憐」「強調」「子まめ」「可愛い女性」
用途:開花期間長い/グランドカバー/カラーリーフ
特徴:エピスシア(クプレアタ)は学名Episcia cupreata、別名「フレーム・バイオレット(flame violet)」とも呼ばれる中央・南アメリカ原産の常緑多年草です。
エピスシア(クプレアタ)の語源(由来)
- 属名のEpisciaはギリシャ語で「陰影」を意味する「επισκισς(episkios)」からきており、自生している場所に由来します。
- 種小名のcupreataは「銅色」を意味する「copper」からきており、葉色に由来しています。
エピスシア(クプレアタ)の特徴(魅力)
- エピスシア(クプレアタ)は種小名の由来にもなる銅色(茶色)の個性的な葉色が魅力です。
- ↳茶色の葉色は素朴な雰囲気をつくり遠い昔を思い出させる様な「ノスタルジックなお庭」やカフェテラスを連想させる様な「渋くオシャレな雰囲気のお庭」等によく合うでしょう。
- 茎は匍匐して伸びるため地面を被覆する植物として利用されたりしますが
- ↳一般的には寒さに弱いため管理のしやすい鉢植えの中で育てられます。
↳鉢植えに植えると茎葉が下垂する優雅な草姿が見られます。 - ↳葉は常緑のため一年を通して楽しめます。
- 花は一般的に春から秋にかけて咲きますが
- ↳理想的な環境では通年開花します。
- 耐陰性があり室内で観葉植物として育てられます
- ↳シェードガーデンにも利用出来ます。
エピスシア(クプレアタ)の茎は肉質で直径約0.5cmあり地面に沿って這うように広がり、節からは不定根が出ます。葉は茎に対して対生葉序に配置され、葉色は緑色や桃色、茶色や白色があり、一般的に葉脈に沿って班が入り複色です。葉は白色の毛が生え皺があり、葉の大きさは長さ約4~12cmあり、葉身は卵形もしくは楕円形で縁部分に鋸歯をもちます。花序は葉腋(腋生)に一個から数個の花をつけて咲き、花は筒状で筒内部は黄色、裂片は5個で赤色や桃色、黄色や橙色をしています。
開花時期は春から秋(理想的な環境であれば通年)、花色は赤色や桃色、黄色や橙色があり、個々の花は筒状で裂片は5個、花序は腋生します。草姿は匍匐して高さ約15(30)cm × 幅は30(60)cmまで成長します。葉色は緑色や桃色、茶色や白色があり、葉身は卵形もしくは楕円形で縁部分に鋸歯があり、葉序は対生葉序につきます。
エピスシア(クプレアタ)の栽培
園芸では、エピスシア(クプレアタ)の個性的な葉色をカラーリーフとして楽しむ目的であったり、優雅に枝垂れる草姿を鑑賞する目的で育てられます。一般的に寒さに弱いため、管理のしやすい鉢植えやハンギングバスケットの中で育てられる事が多く、室内で観葉植物として育てられたり、玄関先等に飾られたりして楽しまれます。また耐陰性が強いため、シェードガーデンにもおすすめです。
エピスシア(クプレアタ)を育てる際に注意する事は「強い日差し」「寒さ」「乾燥」の三つです。エピスシア(クプレアタ)は強い日差しの当たると環境で育てると葉やけを引き起こし葉がボロボロになりやすいため、基本的には日向を避けて管理します。また乾燥すると葉が茶色く枯れやすいため、有機物のたっぷり入る保水性のある土壌に植えたり、必要に応じて水やりをする事が大切です。また基本的に寒さに耐えられないため、冬は10度以上を保てる室内に取り込む必要があります。
原産:中央・南アメリカ
学名:Episcia lilacina
草丈:約10~15cm
分類:常緑多年草
開花時期:5月~8月
花色:桃色●紫色●白色〇
葉色:緑色●茶色●白色〇
耐暑性:強い
耐寒性:弱い
誕生花:11月12日
花言葉:「可憐」「強調」「子まめ」「可愛い女性」
用途:開花期間長い/グランドカバー/カラーリーフ
特徴:エピスシア(リラキナ)は学名Episcia lilacina、別名「フレーム・バイオレット(flame violet)」とも呼ばれる中央・南アメリカ原産の常緑多年草です。
エピスシア(リラキナ)の語源(由来)
- 属名のEpisciaはギリシャ語で「陰影」を意味する「επισκισς(episkios)」からきており、自生している場所に由来します。
- 種小名のlilacinaは「ライラックの」を意味しており花色に由来しています。
エピスシア(リラキナ)の特徴(魅力)
- エピスシア(リラキナ)は種小名の由来にもなる薄紫色の上品な花色が魅力です。
- 葉は濃い緑色(~茶色)と薄緑色の2色の個性的な葉色をしており
- ↳茶色の葉色は素朴な雰囲気をつくり遠い昔を思い出させる様な「ノスタルジックなお庭」やカフェテラスを連想させる様な「渋くオシャレな雰囲気のお庭」等によく合います。
- 茎は匍匐して伸びるため地面を被覆する植物として利用されたりしますが
- ↳一般的には寒さに弱いため管理のしやすい鉢植えの中で育てられます。
↳鉢植えに植えると茎葉が下垂する優雅な草姿が見られます。 - ↳葉は常緑のため一年を通して楽しめます。
- 花は一般的に春から秋にかけて咲きますが
- ↳理想的な環境では通年開花します。
- 耐陰性があり室内で観葉植物として育てられます
- ↳シェードガーデンにも利用出来ます。
エピスシア(リラキナ)の茎は肉質で地面に沿って這うように広がり、節からは不定根が出ます。葉は茎に対して対生葉序に配置され、葉色は濃い緑色(~茶色)で葉脈が薄緑色(~白色)で白色の毛が生えており、葉の大きさは長さ約4~10cmあり、葉身は卵形もしくは楕円形で縁部分に鋸歯をもちます。花序は葉腋(腋生)に花をつけて咲き、花は筒状で裂片は5個あり花色は紫色から桃色、白色をしています。
開花時期は晩春から晩夏、花色は紫色や桃色、白色があり、個々の花は筒状で裂片は5個、花序は腋生します。草姿は匍匐して高さ約10(15)cm × 幅は30(60)cmまで成長します。葉色は緑色や茶色や白色があり、葉身は卵形もしくは楕円形で縁部分に鋸歯があり、葉序は対生葉序につきます。
エピスシア(リラキナ)の栽培
園芸では、エピスシア(リラキナ)の個性的な葉色をカラーリーフとして楽しむ目的であったり、優雅に枝垂れる草姿を鑑賞する目的で育てられます。一般的に寒さに弱いため、管理のしやすい鉢植えやハンギングバスケットの中で育てられる事が多く、室内で観葉植物として育てられたり、玄関先等に飾られたりして楽しまれます。また耐陰性が強いため、シェードガーデンにもおすすめです。
エピスシア(リラキナ)を育てる際に注意する事は「強い日差し」「寒さ」「乾燥」の三つです。エピスシア(リラキナ)は強い日差しの当たると環境で育てると葉やけを引き起こし葉がボロボロになりやすいため、基本的には日向を避けて管理します。また乾燥すると葉が茶色く枯れやすいため、有機物のたっぷり入る保水性のある土壌に植えたり、必要に応じて水やりをする事が大切です。また基本的に寒さに耐えられないため、冬は10度以上を保てる室内に取り込む必要があります。
エピスシア(リラキナ) |
エピスシア(ピンクスモーク)は葉の縁部分を中心に全体的に桃色の斑が入り、灰緑色と桃色の2色の葉色がロマンチックな雰囲気をつくる魅力的な園芸品種です。高さ約10(15)cm × 幅は30(60)cmまで成長します。 |