アイリス(アヤメ)は属の中に約280種がありますが、一般に園芸で親しまれている種は幾つかの種とその園芸品種です。例えば、園芸品種が6万を超え非常に大きな花を咲かせるドイツアヤメ(ジャーマンアイリス)、非常に丈夫で水やりや肥料を上げる等の手間が殆どかからずほったらかしでも育つアヤメ、ドイツアヤメと同様に園芸品種が非常に豊富にあるハナショウブ、池の中等で育つカキツバタ等が親しまれています。
アイリス(アヤメ)属の種ごとの育て方は写真か育て方をクリックすると出てくる為よかったらそちらをご覧下さい!
このページでは主な種の種類と特徴、園芸品種の種類と特徴を紹介しています。
アイリス(アヤメ)の主な種の目次 | |
![]() 開花時期:4月~5月 | ![]() 開花時期:4月~5月 |
![]() 開花時期:6月~7月 | ![]() 開花時期:5月~6月 |
![]() 開花時期:7月~8月 | ![]() 開花時期:5月~6月 |
![]() 開花時期:7月~8月 |
学名:Iris × germanica
草丈:約60~120cm
分類:多年草
開花時期:4月~5月
花色:赤色●桃色●橙色●黄色●紫色●青色●茶色●黒色●白色〇
葉色:緑色●
耐暑性:強い
耐寒性:強い
誕生花:5月23日/5月29日/6月29日
花言葉:「使者」「情熱」「恋のメッセージ」「燃える思い」
用途:切り花
特徴:ドイツアヤメは学名Iris × germanica、地中海周辺で発生したと考えられている雑種で、恐らくIris pallidaやIris variegataとの交雑でうまれたと考えられています。ドイツアヤメは別名では「ジャーマン・アイリス」や「ベアーデッド・アイリス(bearded iris)」等とも呼ばれる多年草です。
ドイツアヤメの語源(由来)
- 属名のアイリス(Iris)は、ギリシャ神話に出てくる虹の女神(Iris)に因んでおり、花色の変化に富み美しい事に由来します。
- 種小名のgermanicaは「ドイツの」を意味しています。
ドイツアヤメの特徴(魅力)
- ドイツアヤメは外側に垂れ下がる花被片の上に髭を思わせる様な突起物があり
- ↳英名bearded(髭)+iris(アイリス)の由来にもなっています。
- ドイツアヤメは6万を超える栽培品種があり
- ↳花色や花形が非常に豊富にあります。
- 花は直径約8~15cmと非常に大きく豪華な花姿をしており
- ↳外側に大きく垂れ下がる3個の花被片と内側に立ち上がる3個の花被片をもっています。
- 花茎は基本的に上部で何度か分枝します。
- ↳茎の頂部に2個~3個の花を咲かせます。
- 花は切り花としても非常に魅力的です。
- 葉は扇のように開く傾向にあります。
- ドイツアヤメは夏の暑さや冬の寒さに強く丈夫です。
- ↳また肥料や水遣りも殆ど不要なため放ったらかしでも育てられます。
ドイツアヤメは地面下に太い根茎があり横に這い広がります。茎は直立で上部で何回か分枝し、高さ約60~120cmの間で成長します。葉は茎に互生につき、地面から扇状に広がる傾向があり、個々の葉の葉色は緑色でやや白粉を帯び、葉の大きさは長さ約30(~70)cm幅約1(~3.5)cmあり、葉身は剣形をしています。花は晩春から初夏に咲き、1個の花茎の頂部に2~3個の花がつき、個々の花の花色は紫色・青色・桃色・赤色・黄色・橙色・茶色・白色・黒色や複色等の様々あり、花の大きさは直径約8~15cm、花被片は通常6個(八重咲きもある)あり、外側の3個の花被片は大きく放射状に広がって垂れ下がり、内側の花被片は中央で立ち上がります。
開花時期は春から晩春、花色は紫色や青色、赤色や桃色、黄色や橙色、茶色や白色、黒色や複色等があり、個々の花は直径約8~15cmで花被片が6個あり外側の3個の花被片は大きく垂れ下がり内側の3個の花被片は立ち上がり、花序は茎の頂部に2~3個の花を咲かせます。草姿は直立で群生して高さ約60(120)cm × 幅は約30(45)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は剣形、葉序は抱茎(茎を包む様に付く)で互生になります。
ドイツアヤメの切り花の楽しみ方
- 切り花の収穫は朝の涼しい時間帯もしくは夕方におこないましょう。
- 収穫は花の1番上の蕾が開いたばかりの花を収穫すると日持ちがよくなります。
- 水揚げは水切りを行います。
- 花瓶に水と延命剤を入れて花を生けましょう。
- 延命剤の効果によって蕾が開きやすくなったり日持ちが長くなります。
- 管理は必要に応じて数日ごとに水切りと水換えを行いましょう。
- 日持ちは管理の方法でも左右されますが約7日です。
ドイツアヤメの栽培
園芸では、スラリと垂直に伸びる花茎に咲く大きく豪華な紫色(~青色)の花を鑑賞する目的で利用される事が多く、植える場所は日当たりのよい花壇に植えられたり、また強健で放ったらかしでも丈夫に育つ性質から畑の隅っこの方に植えられる事もあります。
ドイツアヤメを育てる際に注意する事は「日当たり良い場所に植える」くらいでです。基本的に一度活着すれば水やりや肥料を与える事が殆ど不要になるため放ったらかしでも育てられます。
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原産:日本/東アジア
学名:Iris sanguinea
草丈:約30~60cm
分類:多年草
開花時期:4月~5月
花色:黄色●紫色●青色●白色〇
葉色:緑色●
耐暑性:強い
耐寒性:強い
誕生花:5月5日/5月10日/6月1日/6月6日
花言葉:「使者」「朗報」「希望」「よい便り」「メッセージ」「神秘的な人」
用途:切り花
特徴:アイリス(アヤメ)は学名Iris sanguinea、別名「アイリス・サングイネア」や「ブラッド・アイリス(Blood Iris)」等とも呼ばれる日本およびアジアが原産の多年草です。日本では北海道から九州まで分布していて、山野や草地等に自生しています。
アイリス(アヤメ)の語源(由来)
- 属名のアイリス(Iris)は、ギリシャ神話に出てくる虹の女神(Iris)に因んでおり、花色の変化に富み美しい事に由来します。
- 種小名のサングイネア(sanguinea)はラテン語で「血赤色の」「血紅色の」を意味しており、花の色に由来します。
- 和名アヤメの由来は諸説ありますが、一般的に花に筋状の「文目(アヤメ)模様」が入る事からきているといわれています。
アイリス(アヤメ)の特徴(魅力)
- アイリス(アヤメ)は外側に3個の垂れ下がる花被片と内側に立ち上がる花被片をもっており
- ↳外側の花被片の基部に黄色と白色の網目状の班がはいる所が特徴です。
- 花茎は基本的に分枝する事がなく
- ↳茎の頂部に2個~3個の花を咲かせます。
- 切り花としても魅力的で1個の花が萎んだ後に再度もう1個花が咲く事があります。
- 葉は花茎と同程度の高さになり倒れる事は殆どありません。
- アイリス(アヤメ)は夏の暑さや冬の寒さに強く丈夫です。
↳また肥料や水遣りも殆ど不要なため放ったらかしでも育てられます。
アイリス(アヤメ)は地面下に太い根茎があり横に這い広がります。葉は抱茎(茎を包む様に付く)で茎に互生につき、地面から垂直に伸びるか途中で折れ曲がり、個々の葉の葉色は緑色、葉の大きさは長さ約30(~60)cm幅約05(~1)cmあり、葉身は剣形をしています。花は晩春から初夏に咲き、1個の花茎の頂部に2~3個の花がつき、個々の花の花色は紫色(~青色)もしくは白色で花脈は濃く外側花被片の基部に黄色と白色の班が入り、花の大きさは直径約6~8cm、外側の3個の花被片は大きく垂れ下がり、内側の花被片は立ち上がり目立ちます。
開花時期は春から晩春、花色は青色や紫色、白色があり、個々の花は外側の3個の花被片は大きく垂れ下がり内側の花被片は立ち上がり目立ち、花序は茎の頂部に2~3個の花を咲かせます。草姿は直立で高さは約30(60)cm × 幅は約30(45)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は剣形、葉序は抱茎(茎を包む様に付く)で互生になります。
アイリス(アヤメ)の栽培
園芸では、スラリと垂直に伸びる花茎に咲く大きく豪華な紫色(~青色)の花を鑑賞する目的で利用される事が多く、植える場所は日当たりのよい花壇に植えられたり、また強健で放ったらかしでも丈夫に育つ性質から畑の隅っこの方に植えられる事もあります。
アイリス(アヤメ)を育てる際に注意する事は「日当たり良い場所に植える」くらいでです。基本的に一度活着すれば水やりや肥料を与える事が殆ど不要になるため放ったらかしでも育てられます。
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学名:Iris ensata var. ensata
草丈:約30~100cm
分類:多年草
開花時期:6月~7月
花色:桃色●黄色●紫色●青色●白色〇
葉色:緑色●
耐暑性:強い
耐寒性:強い
誕生花:5月5日/5月10日/6月8日
花言葉:「優雅」「優しい心」「うれしい知らせ」
用途:
特徴:ハナショウブは学名Iris ensata var. ensata、ノハナショウブを由来とする栽培種で、自然変異したものや、カキツバタやキショウブ等と交配されているものがあります。別名では「ジャパニーズ・ウォーター・アイリス(Japanese Water Iris)」や「ソード・リーブ・アイリス(Sword-Leaved Iris)」等とも呼ばれる多年草です。
ハナショウブの語源(由来)
- 属名のアイリス(Iris)は、ギリシャ神話に出てくる虹の女神(Iris)に因んでおり、花色の変化に富み美しい事に由来します。
- 種小名のensataはラテン語で「剣」を意味する「ensis」からきており、葉の形に由来します。
ハナショウブの特徴(魅力)
- ハナショウブは日本や海外等で広く品種改良がされています。
- ↳そのため様々な種のいい所が集まっており沢山の花色や花形があります。
- ↳花色は青色・紫色・桃色・黄色・白色や複色の絞りなどがあります。
- 花は直径約10~15cmと非常に大きく
- ↳外側に大きく垂れ下がる3個の花被片と内側に大きな3個の花被片があります。
- ↳また品種によっては八重咲きすることもあります。
- 花は非常に豪華なため切り花としても魅力的です。
- ハナショウブは夏の暑さや冬の寒さに強く丈夫です。
- ハナショウブは同属のアヤメと比べると水や肥料を欲しがるため手間が少しかかるかもしれません。
ハナショウブは地面下に太い根茎があり横に這い広がります。葉は抱茎(茎を包む様に付く)で茎に互生につき、地面から垂直に伸びるか途中で折れ曲がり、個々の葉の葉色は緑色、葉の大きさは長さ約30(~100)cm幅約0.5(~3)cmあり、葉身は剣形をしています。花は初夏から夏に咲き、花茎は高さ約30~100cmに伸び、一般的に頂部に1個の花を単頂花序につけ、個々の花の花色は紫色や青色や桃色や黄色や白色があり、花の大きさは直径約10~15cm、外側の3個の花被片は大きく横に垂れ下がり、内側の3個の花被片はノハナショウブと比べ大きく立ち上がるか倒れます。
開花時期は初夏から夏、花色は青色や紫色、桃色や黄色、白色があり、個々の花は外側の3個の花被片は大きく垂れ下がり内側の3個の花被片は立ち上がるか倒れ、花序は茎の頂部に1個の花を単頂花序に咲かせます。草姿は直立で高さは約30(100)cm × 幅は約30(45)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は剣形、葉序は抱茎(茎を包む様に付く)で互生になります。
ハナショウブの栽培
園芸では、非常に大きく大きく豪華な花を鑑賞する目的で育てられたり、切り花を取る目的で育てられる事もあります。育てる際に注意する事は「乾燥」や「栄養不足」です。ノハナショウブは同属の中にあるアヤメと比べると、たくさんの水や肥料を欲しがるため、しっかり花を咲かせるには少し手間がかかるかもしれません。一方で夏の暑さや冬の寒さには強く丈夫で育てやすいです。
原産:日本/東アジア/ロシア
学名:Iris laevigata
草丈:約30~70cm
分類:多年草
開花時期:5月~6月
花色:紫色●青色●
葉色:緑色●
耐暑性:強い
耐寒性:強い
誕生花:4月17日/4月29日
花言葉:「幸運」「幸福」「気品」「贈り物」「幸せはあなたのもの」
用途:
特徴:カキツバタは学名Iris laevigata、別名「ラビットイアー・アイリス(rabbit-ear iris)」や「シャロウ・フラワー・アイリス(shallow-flowered iris)」等とも呼ばれる日本および東アジア、ロシアが原産の多年草です。日本では北海道から九州まで分布していて、湿地や池沼等に自生しています。
カキツバタの語源(由来)
- 属名のアイリス(Iris)は、ギリシャ神話に出てくる虹の女神(Iris)に因んでおり、花色の変化に富み美しい事に由来します。
- 種小名のlaevigataは「滑らか」を意味します。
- 和名カキツバタは、花が衣服を染める染料として利用されていたことから、以前は「書き付け花」と呼ばれていていました。それが転訛(訛り)して現在の呼び名になったといわれています。
カキツバタの特徴(魅力)
- カキツバタは湿地や池沼等に自生しています。
- ↳水生植物のため水深5~15cmの水を張った池で育てられます。
- 花の直径が約12cm以内と非常に大きく
- ↳外側に大きく垂れ下がる3個の花被片と内側に尖った花被片が立ち上がります。
- ↳外側の花被片には基部に白色の線状の班が入ります。
- 花の汁は衣服を染める染料として利用されていました。
- ↳非常に豪華な花は切り花としても魅力的です。
- 花茎は最大70cmまでスラリと伸び茎の頂部に1~3個の花を咲かせます。
カキツバタは地面下に太い根茎があり横に這い広がります。葉は抱茎(茎を包む様に付く)で茎に互生につき、地面から垂直に伸びるか途中で折れ曲がり、個々の葉の葉色は緑色、葉の大きさは長さ約30(~70)cm幅約2(~3)cmあり、葉身は剣形をしています。花は晩春から初夏に咲き、花茎は高さ約40~70cmに伸び、頂部に2~3個の花をつけ、個々の花の花色は紫色(~青色)で外側花被片の基部に白色(薄黄色)の鋭い班が入り、花の大きさは直径12cm以内、外側の3個の花被片は大きく垂れ下がり、内側の花被片は長さ6cm以内で立ち上がります。
開花時期は晩春から初夏、花色は青色や紫色、個々の花は外側の3個の花被片は大きく垂れ下がり内側の花被片は立ち上がり、花序は茎の頂部に2~3個の花を咲かせます。草姿は直立で高さは約40(70)cm × 幅は約30(45)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は剣形、葉序は互生になります。
原産:日本/東アジア/ロシア
学名:Iris ensata
草丈:約40~100cm
分類:多年草
開花時期:7月~8月
花色:紫色●青色●白色〇
葉色:緑色●
耐暑性:強い
耐寒性:強い
誕生花:5月5日/5月10日/6月8日
花言葉:「優雅」「優しい心」「うれしい知らせ」
用途:
特徴:ノハナショウブは学名Iris ensata、別名「ジャパニーズ・ウォーター・アイリス(Japanese Water Iris)」や「ソード・リーブ・アイリス(Sword-Leaved Iris)」等とも呼ばれる日本および東アジア、ロシアが原産の多年草です。日本では北海道から九州まで分布していて、水辺や湿り気のある野原等に自生しています。
ノハナショウブの語源(由来)
- 属名のアイリス(Iris)は、ギリシャ神話に出てくる虹の女神(Iris)に因んでおり、花色の変化に富み美しい事に由来します。
- 種小名のensataはラテン語で「剣」を意味する「ensis」からきており、葉の形に由来します。
- 和名ノハナショウブの由来は、「野生」に生える「ハナショウブ」を意味しており、ハナショウブはノハナショウブの栽培種です。
ノハナショウブの特徴(魅力)
- ノハナショウブは花の直径が約10cmと非常に大きく
- ↳外側に大きく垂れ下がる3個の花被片と内側に目立たない立ち上がる3個の花被片があります。
- ↳非常に豪華な花は切り花としても魅力的です。
- 花茎は最大100cmまでスラリと伸び茎の頂部に1個の花を咲かせます。
- ノハナショウブは夏の暑さや冬の寒さに強く丈夫です。
- ノハナショウブは同属のアヤメと比べると水や肥料を欲しがるため手間が少しかかるかもしれません。
ノハナショウブは地面下に太い根茎があり横に這い広がります。葉は抱茎(茎を包む様に付く)で茎に互生につき、地面から垂直に伸びるか途中で折れ曲がり、個々の葉の葉色は緑色、葉の大きさは長さ約30(~60)cm幅約0.5(~1.5)cmあり、葉身は剣形をしています。花は夏から晩夏に咲き、花茎は高さ約40~100cmに伸び、頂部に1個の花を単頂花序につけ、個々の花の花色は紫色(~青色)で外側花被片の基部に黄色の鋭い班が入り、花の大きさは直径約10cm、外側の3個の花被片は大きく垂れ下がり、内側の3個の花被片は目立たたないものの立ち上がります。
開花時期は夏から晩夏、花色は青色や紫色、個々の花は外側の3個の花被片は大きく垂れ下がり内側の3個の花被片は目立たない程度に立ち上がり、花序は茎の頂部に1個の花を単頂花序に咲かせます。草姿は直立で高さは約40(100)cm × 幅は約30(45)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は剣形、葉序は抱茎(茎を包む様に付く)で互生になります。
ノハナショウブの栽培
園芸では、スラリと垂直に伸びる花茎に咲く大きく豪華な紫色(~青色)の花を鑑賞する目的で育てられたり、切り花を取る目的で育てられる事もあります。
ノハナショウブを育てる際に注意する事は「乾燥」や「栄養不足」です。ノハナショウブは同属の中にあるアヤメと比べると、たくさんの水や肥料を欲しがるため、しっかり花を咲かせるには少し手間がかかるかもしれません。一方で夏の暑さや冬の寒さには強く丈夫で育てやすいです。
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原産:西アジア/ヨーロッパ
学名:Iris pseudacorus
草丈:約100~150cm
分類:多年草
開花時期:5月~6月
花色:黄色●
葉色:緑色●
耐暑性:強い
耐寒性:強い
誕生花:
花言葉:
用途:
特徴:キショウブは学名Iris pseudacorus、別名「イエロー・アイリス(yellow iris)」や「ウォーター・フラッグ(water flag)」等とも呼ばれる西アジアおよびヨーロッパが原産の多年草です。日本にも観賞用として明治時代に渡来したものが帰化しています。
キショウブの語源(由来)
- 属名のアイリス(Iris)は、ギリシャ神話に出てくる虹の女神(Iris)に因んでおり、花色の変化に富み美しい事に由来します。
- 種小名のpseudacorusは「擬似」「本当の様に見える」を意味する「pseudo」と、「ショウブ」を意味する「Acorus」の2語からきており、ショウブに似ている事に由来しています。
キショウブの特徴(魅力)
- キショウブは湿地や池沼等に自生しています。
- ↳水生植物のため水深5~20cmの水を張った池で育てられます。
- ↳根茎は長期の乾燥にも耐えますが花には期待出来ないかもしれません。
- 花の直径が約7.5cm以内と非常に大きく花色は黄色をしており
- ↳1つの花茎に4~12個の沢山の花を咲かせます。
- ↳非常に豪華な花は切り花としても魅力的です。
- 花茎は最大150cmまでスラリと伸び非常に背が高くなります。
キショウブは地面下に太い根茎があり横に這い広がります。葉は抱茎(茎を包む様に付く)で茎に互生につき、地面から垂直に伸び成熟すると弧状に曲がる、個々の葉の葉色は緑色、葉の大きさは長さ約40(~100)cm幅約2(~3)cmあり、葉身は剣形をしています。花は晩春から初夏に咲き、花茎は高さ約100(~150)cmに伸び、頂部に4~12個の花をつけ、個々の花の花色は黄色で外側花被片の基部に茶色の班が入り、花の大きさは直径約7~9cm、外側の3個の花被片は長さ約5(~7.5)cmで大きく垂れ下がり、内側の花被片は内向きにつきます。
開花時期は晩春から初夏、花色は黄色、個々の花は外側の3個の花被片は大きく垂れ下がり内側の花被片は上向きにつき、花序は茎の頂部に4~12個の花を咲かせます。草姿は直立で群生して高さは約100(150)cm × 幅は約60(90)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は剣形、葉序は互生になります。
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原産:ヨーロッパ/中央アジア
学名:Iris sibirica
草丈:約60~120cm
分類:多年草
開花時期:4月~6月
花色:紫色●青色●黄色●白色〇
葉色:緑色●
耐暑性:強い
耐寒性:強い
用途:
特徴:コアヤメは学名Iris sibirica、別名「シベリアン・アイリス(Siberian iris)」等とも呼ばれるヨーロッパおよび中央アジアが原産の多年草です。
コアヤメの語源(由来)
- 属名のアイリス(Iris)は、ギリシャ神話に出てくる虹の女神(Iris)に因んでおり、花色の変化に富み美しい事に由来します。
- 種小名のsibiricaはラテン語で「シベリアの」を意味しています。
コアヤメの特徴(魅力)
- コアヤメはアヤメと非常に似ていますが
- ↳コアヤメは花茎が1~3回枝分かれしていますが、アヤメは基本的に枝分かれしません。
- ↳コアヤメは1つの花茎に2(~5)個の花が付きますが、アヤメは2(~3)個の花がつきます。
- コアヤメは外側に3個の垂れ下がる花被片と内側に立ち上がる花被片をもっており
- ↳外側の花被片の基部に黄色と白色の網目状の班がはいる所が特徴です。
- 切り花としても非常に魅力的です。
- 葉は花茎より短く垂直に伸びて倒れる事は殆どありません。
- コアヤメは夏の暑さや冬の寒さに強く丈夫です。
↳また肥料や水遣りも殆ど不要なため放ったらかしでも育てられます。
コアヤメは地面下に太い根茎があり横に這い広がります。葉は抱茎(茎を包む様に付く)で茎に互生につき、地面から垂直に伸びるか途中で折れ曲がり、個々の葉の葉色は緑色、葉の大きさは長さ約30(~80)cm幅約05(~1)cmあり、葉身は剣形をしています。花は晩春から初夏に咲き、花茎は1~3回枝分かれして頂部に2~5個の花がつき、個々の花の花色は一般的に青色もしくは紫色で、品種により黄色や白色があり、花脈は濃く外側花被片の基部に黄色と白色の班が入り、花の大きさは直径約6~7cm、外側の3個の花被片は大きく垂れ下がり、内側の花被片は立ち上がり目立ちます。
開花時期は春から晩春、花色は青色や紫色、黄色や白色があり、個々の花は外側の3個の花被片は大きく垂れ下がり内側の花被片は立ち上がり目立ち、花序は茎の頂部に2~5個の花を咲かせます。草姿は直立で高さは約60(120)cm × 幅は約30(45)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は剣形、葉序は互生になります。
コアヤメの栽培
園芸では、スラリと垂直に伸びる花茎に咲く大きく豪華な紫色(~青色)の花を鑑賞する目的で利用される事が多く、植える場所は日当たりのよい花壇に植えられたり、また強健で放ったらかしでも丈夫に育つ性質から畑の隅っこの方に植えられる事もあります。
コアヤメを育てる際に注意する事は「日当たり良い場所に植える」くらいでです。基本的に一度活着すれば水やりや肥料を与える事が殆ど不要になるため放ったらかしでも育てられます。
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