カキドオシ(グレコマ)は属の中に約7種があり、園芸でも様々な種と品種が親しまれています。このページでは幾つかの原種と、数種類の園芸品種等を紹介しています。
上記の他にも、このページでは育て方へのリンクや購入方法のリンクなども用意しているため、そちらもよければご活用下さい。
■目次
■カキドオシ(グレコマ)の主な種と園芸品種の紹介
カキドオシ
カキドオシとは!?
カキドオシの学名は Glechoma hederacea subsp. grandis 、別名では「レンセンソウ」「カントリソウ」「グラウンド・アイビー(ground-ivy)」「クリーピング・チャーリー(creeping charlie)」などとも呼ばれる多年草です。
カキドオシの原産地は日本・台湾・中国・朝鮮・シベリア、日本では北海道・本州・四国・九州に分布しており、自生地は草原や土手や道端などにあります。
カキドオシの特徴
- 花の特徴:花序は輪散花序で、花軸の節ごとに花梗の短い集散花序がつき、集散花序は1から3個の花がついており真ん中の花が咲いた後に側面の花が咲く。花の色は薄い紫色・紫色の2色からなり、花弁の中に紫色の斑点が入る。紫色の斑点はネクターガイド(花蜜標識)として働いており、蜜蜂などの花粉媒介者を引き寄せる働きがある。
- 葉の装飾性:葉の形状は丸みのあるハート形をしているため可愛らしさがあり、また品種により葉の中に白色・桃色の班が入る事があります。そのため、明るさや可愛らしさを感じさせるカラーリーフとしてたのしむ事ができます。
- 草姿:茎は柔軟で匍匐して広がる性質があり、また開花期には茎が直立して伸びて花を咲かせる事もあります。
地被植物・ハンギング仕立て:茎は匍匐して広がり節から不定根や芽を出して成長します。そのため、地面を覆う地被植物(グランドカバー)として利用出来ます。また茎は柔軟で枝垂れる性質もあるため、ハンギングバスケットや斜面に植えると茎が枝垂れる優雅な草姿も楽しめます。
食用:茎葉は乾燥させてお湯で蒸らしお茶として飲まれることがあります。また春の若い茎葉は柔らかで、食べやすいため和え物などにして食べられることもあります。
カキドオシの園芸品種の紹介