原産:日本/東アジア/ロシア
科:キク(Asteraceae)
属:アキノキリンソウ/ソリダコ(Solidago)
種:ミヤマアキノキリンソウ(virgaurea subsp. leiocarpa)
別名:コガネギク
開花時期:7月~9月
花の色:黄色●
葉色:緑色●
分類:多年草
草丈:約15~60cm
誕生花:8月13日/10月19日
花言葉:「警戒」「警告」「予防」「用心」「安心」
用途:
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
ミヤマアキノキリンソウとは!?
ミヤマアキノキリンソウの学名Solidago virgaurea subsp. leiocarpa、別名では「コガネギク」とも呼ばれる日本および東アジアとロシアを原産とする多年草です。日本では北海道と本州中部地方以北に分布して、亜高山帯から高山帯の草地や砂礫等に自生しています。
ミヤマアキノキリンソウの語源(由来)
- 属名のSolidagoはラテン語で「完全な」を意味する「solidus」と、接尾辞で「状態」を意味する「ago」の2語からきており、以前は傷薬として利用されていた事に由来しています。
- ミヤマアキノキリンソウの由来は「深山」に自生する「アキノキリンソウ」からきています。
- ↳アキノキリンソウの由来は「秋(アキ)」に「キリンソウ」の様な花を咲かせる所からきています。
ミヤマアキノキリンソウの特徴(魅力)
- ミヤマアキノキリンソウは高山に自生するタイプのアキノキリンソウです。
- ミヤマアキノキリンソウは花(頭花)が茎の頂部に密に集まる傾向があります。
- ↳アキノキリンソウは花(頭花)が茎の頂部で疎らに集まります。
- 花は切り花や茶花として楽しまれます。
- 高山帯に自生して涼しい環境を好む事から育てる際は夏の暑さ対策をしっかり行う必要があります。
ミヤマアキノキリンソウの茎の色は緑色もしくはやや赤みを帯び、直立に伸びて高さ約15(~60)cmに成長します。葉は基部から出る根生葉もしくは茎に対して互生葉序に配置され、葉の長さは約3(~8)cm、葉身は披針形や楕円形もしくは卵形(根生葉)で縁部分に鋸歯があります。花序は花(頭花)が茎の頂部に総状花序に集まり、個々の花(頭花)は直径約1.5cmの大きさで、黄色の舌状花と黄色の筒状花が集まります。
開花時期は夏から秋、花色は黄色、個々の花(頭花)は舌状花と筒状花が組み合わさり、花序は花(頭花)が総状花序に集まり咲きます。草姿は直立で高さ約15(60)cm × 幅は約15(60)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は披針形もしくは卵形で縁部分に鋸歯があり、葉序は互生葉序につきます。
アキノキリンソウ(ソリダコ)の主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。
アキノキリンソウ(ソリダコ)の珍しい種類、主な種と園芸品種の紹介【2022】
ミヤマアキノキリンソウの育て方
花壇の土づくり
ミヤマアキノキリンソウは日光のよく当たる場所で最もよく成長します。ただし暑さの厳しい地域では、暑さや乾燥を避けるため西日の当たらない半日影で育てた方がよい事もあります。植える場所は地域に合わせて直射日光が6時間以上当たる日向もしくは、午前中のみ日が当たる半日影で育てましょう。
ミヤマアキノキリンソウは肥沃さはそれほど必要とせず、水捌けの良い土壌を好みます。植付けの前に土壌診断を行い、必要に応じて通気性を高めるパーライトや軽石等を入れ、肥沃さと膨軟性を高める堆肥等の改良用土を入れて土壌を改善しましょう。
鉢土づくり
ミヤマアキノキリンソウは日光のよく当たる場所で最もよく成長します。ただし夏の暑さを苦手にしているため、春と秋と冬は直射日光が6時間以上あたる日向で管理して、夏場は暑さ対策の為に西日の当たらない半日影もしくは間接光のみが当たる涼しい日陰で管理しましょう。
培養土は通気性の良い草花や山野草の培養土で育てられます。自作する場合は通気性がよく適度に肥沃な培養土で育てましょう。
培養土の例
- 赤玉土3割+鹿沼土3割+腐葉土4割+元肥
水やりの仕方
ミヤマアキノキリンソウの水やりの頻度は環境(植える場所や土質)にも左右されますが、基本的には土の表面が乾いてきたタイミングで行うといいでしょう。
肥料の与え方
ミヤマアキノキリンソウは栄養の乏しい土壌でも問題なく育ち基本的に肥料を必要としませんが、鉢植え等で育てている場合は栄養が足りなくなる事もあるため春に軽く肥料を与える事も出来ます。
肥料の与え方
- 肥料は基本的に不要ですが、与える場合は春に施肥しましょう。
- ↳必要に応じて水でゆっくり溶けて長く効く緩効性肥料を置き肥します。
剪定のやり方
ミヤマアキノキリンソウの剪定は基本的に不要です。
夏越しする方法
ミヤマアキノキリンソウは夏の暑さや多湿を苦手にしています。
ミヤマアキノキリンソウの夏越し対策
- 暑さ乾燥対策として日向にある場合は直射日光が当たる場所から移動します。
- ↳木陰や軒下等の間接光のみが当たるような場所に移動してあげましょう。
- また長雨による多湿も苦手にしているため、長雨に当たらない場所に移動したり、土の排水性を高めておくといいでしょう。
冬越しする方法
Hardiness:
ミヤマアキノキリンソウは耐寒性が高く冬越しの準備をする必要は基本的にありません。
挿し木や株分けで増やす
ミヤマアキノキリンソウは挿し木や株分けによって増やす事ができます。
播種で増やす
ミヤマアキノキリンソウの種蒔の方法
播種時期:
発芽適温:約
発芽日数:
発芽条件:
植物の病気
ミヤマアキノキリンソウの病気
ミヤマアキノキリンソウの害虫
- ハモグリバエ
- アブラムシ