ニシキギ(ユオニマス)は属の中に約142種がありますが、一般に園芸で親しまれている種は幾つかの種とその園芸品種です。例えば、日本全土に自生していて主に生垣として利用されておりカラーリーフとしても親しまれるマサキ、ツル性の茎には気根があり樹木や物体に張り付く事で上へと登る事ができるツルマサキ、秋の紅葉が非常に美しいニシキギ、秋から冬にかけてなる果実が非常に装飾的なセイヨウマユミ等が親しまれています。
ニシキギ(ユオニマス)属の種ごとの育て方は写真か育て方をクリックすると出てくる為よかったらそちらをご覧下さい!
このページでは主な種の種類と特徴、園芸品種の種類と特徴を紹介しています。
マサキの特徴や園芸品種
原産:日本/中国/朝鮮
学名:Euonymus japonicus
草丈:約200~800cm
分類:常緑小高木
開花時期:5月~7月
果実時期:11月~2月
花色:黄色●緑色●白色〇
葉色:緑色●黄色●白色〇
耐暑性:強い
耐寒性:強い
誕生花:1月31日
花言葉:厚遇/円満
用途:カラーリーフ/日陰植物
マサキとは!?
マサキは学名Euonymus japonicus、別名では「オオバマサキ」や「ジャパニーズ・スピンドル(Japanese spindle)」等とも呼ばれる日本および朝鮮、中国に自生する常緑小高木です。日本では北海道・本州・四国・九州・沖縄の全土に分布して林縁等に自生しています。
マサキの語源(由来)
- 属名のeuonymusは古代ギリシャ語で「良い」を意味する「εὖ(eû)」と、古代ギリシャ語で「名前」を意味する「ὄνομα(ónoma)」の2語からなり、「縁起が良い」「評判が良い」等を意味しますが、実際は実が有毒なため皮肉をこめて付けられたとも言われています。
- 別の説ではギリシャ神話に出てくる復讐の女神の母である「Euonyme」に由来するとも言われます。
- 種小名のjaponicusは「日本の」を意味しており、自生地に由来します。
マサキの特徴(魅力)
- マサキは生垣として高い人気があります。
- マサキの葉は常緑のため一年を通して鑑賞価値が保たれます。
- マサキの葉は光沢があり濃い緑色をしています。
- 葉色は日陰ほど濃くなります。
- 幾つかの品種では葉の色が白色(~黄色)のためカラーリーフとして楽しまれます。
- マサキは剪定に非常に強く剪定する事で葉の密度も高くなります。
- マサキの花は白色(~薄緑色)で小さく目立ちません。
- また花の数も少ないため鑑賞価値は低く重要視されません。
- マサキの果実は白色(~薄黄色)の球形で熟すと赤橙色の種子が放出されます。
- 果実(種子)は有毒(嘔吐・下痢等)なため食べられません。
- マサキは海岸に近い林縁等に自生しており高い耐塩性があります。
- そのため海辺の庭の生け垣としておすすめです。
マサキの茎は木質で樹皮は褐色もしくは灰褐色をしています。茎は直立して枝分かれがよく高さ約200(~800)cmの間で成長します。葉序は対生葉序、葉色は通常光沢のある緑色ですが品種により白色(~黄色)があります。葉身の大きさは長さ約3(~7)cm、葉身の形は楕円形もしくは倒卵形です。花序は集散花序、個々の花は直径約0.5cm、白色(~薄緑色)の花弁4個、緑色の雄蕊4個。花後の果実は白色の蒴果で直径約0.6(~8)cmの球形で、熟すと4裂して赤橙色の種子を放出します。
マサキの栽培方法
園芸では、庭や家を囲い人の侵入・暴風・騒音対策等として生垣として利用する目的や、幾つかの品種で見られる黄色や白色の葉をカラーリーフとして楽しむ目的で育てられる事が多いです。
マサキを育てる際に注意する事は基本的にありません。夏の暑さや冬の寒さに強く丈夫で、一度活着すれば水やりや肥料を与える事が基本的に不要になるため、放ったらかしでも育ちます。
マサキの主な園芸品種
マサキ(ホワイトスパイヤー)は一般的なマサキと比べて高さが最大40cmと非常に背が低く、茎(幹・枝)が直立して円柱状に伸びる樹形をつくります。そのため、小さな花壇や植え込みで育てやすく、また鉢植えでも育てやすい所が魅力です。
マサキ(ホワイトスパイヤー)の葉は安定して白色(~薄黄色)の班が入り、一年を通して色褪せることなくカラーリーフとして楽しめます。明るい雰囲気をつくる白色の葉は、清潔感を感じさせたり神聖な物(天使等)を感じさせるため、手入れがよくされた綺麗なお庭や明るいお庭等によくあうでしょう。
マサキ(ハピネス)は一般的なマサキと比べて高さが最大60cmで幅が約75cmと比較的に背が低く、コンパクトな樹形をつくります。そのため、小さな花壇や植え込みで育てやすく、また鉢植えでも育てやすい所が魅力です。
マサキ(ハピネス)の若い芽(葉)は薄黄色から鮮やかな黄色をしており、成熟すると濃い緑色へと色変わりします。色鮮やかな黄色の葉色は、非常にフレッシュで明るい雰囲気をつくるため、爽やかで明るいお庭をつくる時や、赤色や青色等の複数の花を組み合わせカラフルなお庭をつくる時等におすすめの品種です。
マサキ(キンマサキ)は一般的なマサキと同様に高さ200~400cmと背が高くなり、直立する樹形をつくります。そのため、植え込み等に並べ生垣として利用される事が多いです。
マサキ(キンマサキ)の葉のふち部分に色鮮やかな黄色の班(覆輪)が入ります。色鮮やかな黄色の葉色は、非常にフレッシュで明るい雰囲気をつくるため、爽やかで明るいお庭をつくる時や、赤色や青色等の複数の花を組み合わせカラフルなお庭をつくる時等におすすめの品種です。
ツルマサキの特徴や園芸品種
原産:日本/朝鮮/中国/フィリピン
学名:Euonymus fortunei
草丈:約200~2000cm
分類:常緑ツル性木本/常緑低木
開花時期:6月~7月
花色:黄色●緑色●白色〇
葉色:緑色●黄色●白色〇紫色●
耐暑性:強い
耐寒性:強い
花言葉:気長に努力
用途:カラーリーフ/グランドカバー/壁面緑化
ツルマサキとは!?
ツルマサキは学名Euonymus fortunei、別名では「リュウキュウツルマサキ」や「ウィンター・クリーパー(winter creeper)」等とも呼ばれる日本および朝鮮、中国、フィリピンに自生する常緑ツル性木本もしくは常緑低木です。日本では北海道・本州・四国・九州・沖縄の全土に分布して林縁等に自生しています。
ツルマサキの語源(由来)
- 属名のeuonymusは古代ギリシャ語で「良い」を意味する「εὖ(eû)」と、古代ギリシャ語で「名前」を意味する「ὄνομα(ónoma)」の2語からなり、「縁起が良い」「評判が良い」等を意味しますが、実際は実が有毒なため皮肉をこめて付けられたとも言われています。
- 別の説ではギリシャ神話に出てくる復讐の女神の母である「Euonyme」に由来するとも言われます。
- 種小名のfortuneiはスコットランドの植物収集家のRobert Fortuneへの献名です。
- ツルマサキの由来は茎が「ツル(性質)」の「マサキ(属)」を意味します。
ツルマサキの特徴(魅力)
- ツルマサキの茎はツル性もしくは品種により低木の様に成長します。
- 茎は気根(付着根)を出して樹木や物体に根を張り付け茎を支える事ができます。
- 茎(ツル)が人工の構造物を覆う事で自然との境界が曖昧になりナチュラルな景観を楽しむことが出来ます。
- ツルマサキは登る資材がない場合は地被植物として成長します。
- ツルマサキの葉は通常光沢のある緑色です。
- 幾つかの品種では葉の色が白色や黄色や紫色をしているためカラーリーフとしても楽しまれます。
- ツルマサキの花は白色(~薄緑色)で小さく目立ちません。
- また花の数も少ないため鑑賞価値は低く重要視されません。
- ツルマサキの果実は白色(~薄黄色)の球形で熟すと赤橙色の種子が放出されます。
- 果実(種子)は有毒(嘔吐・下痢等)なため食べられません。
ツルマサキはツル植物(他の樹木や物体を支えして高いところへ伸びる)もしくは高さ100cm程度の低木か地被植物となります。茎の色は若い時は緑色で成熟すると褐色になります。ツル植物として成長する場合は茎から気根(付着根)を出して樹木や物体に張り付き、自らの茎を支えながら高さ約200(~2200)cmまで成長します。葉序は対生葉序、葉色は通常光沢のある緑色ですが品種により白色や黄色、紫色があります。葉身の大きさは長さ約31.5(~6)cm、幅約0.7(~3)cm、葉身の形は楕円形(~長楕円形)もしくは円形です。花序は集散花序、個々の花は直径約0.5cm、白色(~薄緑色)の花弁4個、緑色の雄蕊4個。花後の果実は白色の蒴果で直径約0.5(~0.6)cmの球形で、熟すと4裂して赤橙色の種子を放出します。
ツルマサキの栽培方法
園芸では、一般的に壁面やトレリス等にツルを這わせて人工物を覆う自然(ナチュラル)な景観を楽しむ目的で育てられる事が多いですが、品種によっては低木の様に育ったり、また登る資材等がない場合は地面を這うため地被植物(グランドカバー)として育てられたりします。その他にも幾つかの品種では黄色や白色等の葉があるためカラーリーフとしても楽しまれます。
ツルマサキを育てる際に注意する事は基本的にありません。夏の暑さや冬の寒さに強く丈夫で、一度活着すれば水やりや肥料を与える事が基本的に不要になるため、放ったらかしでも育ちます。
ツルマサキの主な園芸品種
ツルマサキ(シルバークィーン)は高さが最大100~300cmと比較的にコンパクトな樹形をしており、低木もしくはツル植物として成長します。低木として育てる場合は開花後に剪定(切り戻し)を行いながら育てるとよく、ツル植物として育てる場合はラティス等を準備して育てるとよいかもしれません。
マサキ(ホワイトスパイヤー)の葉は安定して白色(~薄黄色)の班が入り、一年を通して色褪せることなくカラーリーフとして楽しめます。明るい雰囲気をつくる白色の葉は、清潔感を感じさせたり神聖な物(天使等)を感じさせるため、手入れがよくされた綺麗なお庭や明るいお庭等によくあうでしょう。
ツルマサキ(エメラルドゴールド)は一般的なツルマサキと比べて高さが最大50~100cmと背が低く、横へと広がる傾向が強いです。そのため生垣やトピアリーとして楽しまれたり管理のしやすい鉢植え等で楽しまれる事が多いです。
マサキ(エメラルドゴールド)の葉は安定して鮮やかな黄色の班が入り、一年を通して色褪せることなくカラーリーフとして楽しめます。色鮮やかな黄色の花色は、非常にフレッシュで明るい雰囲気をつくるため、爽やかで明るいお庭をつくる時や、赤色や青色等の複数の花を組み合わせカラフルなお庭をつくる時等におすすめの品種です。
ツルマサキ(エメラルドガイディ)は一般的なツルマサキと比べて高さが最大50~100cmと背が低く、横へと広がる傾向が強いです。そのため生垣やトピアリーとして楽しまれたり、地被植物(グランドカバー)として利用されたり、またツル植物として楽しむ場合はラティス等を準備して育てられたり、管理のしやすい鉢植えに植えてこんもり茂りながらふち部分から垂れる樹形が楽しまれたりします。
マサキ(エメラルドガイディ)の葉は安定して白色(~薄黄色)の班が入り、一年を通して色褪せることなくカラーリーフとして楽しめます。明るい雰囲気をつくる白色の葉は、清潔感を感じさせたり神聖な物(天使等)を感じさせるため、手入れがよくされた綺麗なお庭や明るいお庭等によくあうでしょう。
ツルマサキ(ハーレクイーン)は一般的なツルマサキと比べて高さが最大60cmと非常に背が低く、横へと広がる傾向が強いです。そのため生垣やトピアリーとして楽しまれたり、地被植物(グランドカバー)として利用されたり、管理のしやすい鉢植えに植えてこんもり茂りながらふち部分から垂れる樹形が楽しまれたりします。
マサキ(ハーレクイーン)は新芽が白色(~薄黄色)をしていて、成熟するにつれて緑色と白色の2色の葉色になり、最後に完全な緑色の葉となります。明るい雰囲気をつくる白色の葉は、清潔感を感じさせたり神聖な物(天使等)を感じさせるため、手入れがよくされた綺麗なお庭や明るいお庭等によくあうでしょう。
ニシキギの特徴や園芸品種
ニシキギの茎の翼 ニシキギの花 ニシキギの紅葉
原産:日本/朝鮮/中国
学名:Euonymus alatus
草丈:約100~400cm
分類:落葉低木
開花時期:5月~6月
花色:黄色●緑色●白色〇
葉色:緑色●赤色●
耐暑性:強い
耐寒性:強い
誕生花:10月16日
花言葉:危険な遊び/あなたの定め/あなたの魅力を心に刻む
用途:カラーリーフ
ニシキギとは!?
ニシキギは学名euonymus alatus、別名では「カミソリノキ」や「ウィング・スピンドル(winged spindle)」等とも呼ばれる日本および朝鮮、中国に自生する落葉低木です。日本では北海道・本州・四国・九州に分布して丘陵や山野等に自生しています。
ニシキギの語源(由来)
- 属名のeuonymusは古代ギリシャ語で「良い」を意味する「εὖ(eû)」と、古代ギリシャ語で「名前」を意味する「ὄνομα(ónoma)」の2語からなり、「縁起が良い」「評判が良い」等を意味しますが、実際は実が有毒なため皮肉をこめて付けられたとも言われています。
- 別の説ではギリシャ神話に出てくる復讐の女神の母である「Euonyme」に由来するとも言われます。
- 種小名のalatusはラテン語で「翼」を意味する「āla」からきており、茎に「翼がある」事に由来します。
- ニシキギの由来は紅葉する葉が「錦(ニシキ)」を思わせる所から来ています。
ニシキギの特徴(魅力)
- ニシキギは秋に紅葉した後に落葉する落葉低木です。
- 真っ赤に紅葉する葉は「錦(ニシキ)」を連想させるため和名の由来にもなります。
- 紅葉を目的として育てる場合は日当たりの悪い場所で育てると葉色が桃色やクリーム色と上手く色付かない事もあるため注意が必要です。
- ニシキギは茎に扁平な翼があります。
- 冬になると特に葉は落葉するため茎の翼が際立ち独特な雰囲気をつくります。
- 翼がある茎は個性的な形をしている事から花材として利用される事もあります。
- ニシキギの花は白色(~薄緑色)で小さく目立ちません。
- また花の数も少ないため鑑賞価値は低く重要視されません。
- ニシキギの果実は赤色(桃色)の長球形で熟すと赤橙色の種子が放出されます。
- ニシキギは庭木として育てられたり底の浅い鉢植えで盆栽に仕立てられ育てられます。
- ニシキギは夏の暑さ冬の寒さに強く肥料も基本的に不要なため放ったらかしで育てる事も可能です。
ニシキギの茎は木質で樹皮は褐色もしくは灰褐色をしており、扁平な翼が付きます。茎は直立して枝分かれがよく高さ約100(~400)cmの間で成長します。葉序は対生葉序、葉色は緑色で秋になると赤色に紅葉します。葉身の大きさは長さ約2.5(~6)cm、幅約0.5(~2.5)cm、葉身の形は楕円形もしくは卵形(~倒卵形)です。花序は葉腋から幾つもの集散花序を出します。個々の花は白色(~薄緑色)の花弁4個、緑色の雄蕊4個。花後の果実は赤色(桃色)の蒴果で長球形で、熟すと4裂して赤橙色の種子を放出します。
ニシキギの栽培方法
ニシキギを育てる際に注意する事は基本的にありません。夏の暑さや冬の寒さに強く丈夫で、一度活着すれば水やりや肥料を与える事が基本的に不要になるため、放ったらかしでも育ちます。
ニシキギの主な園芸品種
セイヨウマユミの特徴や園芸品種
原産:ヨーロッパ
学名:Euonymus europaeus
草丈:約300~600cm
分類:落葉低木
開花時期:4月~6月
花色:黄色●緑色●白色〇
葉色:緑色●黄色●赤色●
耐暑性:強い
耐寒性:強い
用途:
セイヨウマユミとは!?
セイヨウマユミは学名Euonymus europaeus、別名では「ヨーロピアン・スピンドル(European spindle)」や「コモン・スピンドル(common spindle)」等とも呼ばれるヨーロッパ原産の落葉低木です。
セイヨウマユミの語源(由来)
- 属名のeuonymusは古代ギリシャ語で「良い」を意味する「εὖ(eû)」と、古代ギリシャ語で「名前」を意味する「ὄνομα(ónoma)」の2語からなり、「縁起が良い」「評判が良い」等を意味しますが、実際は実が有毒なため皮肉をこめて付けられたとも言われています。
- 別の説ではギリシャ神話に出てくる復讐の女神の母である「Euonyme」に由来するとも言われます。
- 種小名のeuropaeusはラテン語で「ヨーロッパ」を意味します。
セイヨウマユミの特徴(魅力)
- セイヨウマユミは秋に大量に作られる果実を鑑賞する目的で育てられます。
- 果実は鮮やかな赤色(~桃色)をしていて熟すと橙色の種子を放出します。
- 果実は有毒なアルカロイドを含むため基本的に食べられません。
- セイヨウマユミは秋に紅葉した後に落葉する落葉低木です。
- 秋になると葉は赤色(~赤紫色)もしくは黄色に紅葉します。
- セイヨウマユミの花は白色(~薄緑色)で小さく目立たないため鑑賞価値は低く重要視されません。
- セイヨウマユミは一般的に果実や紅葉する葉を鑑賞する目的で庭木として育てられますが生垣として利用される事もあります。
- セイヨウマユミは夏の暑さ冬の寒さに強く肥料も基本的に不要なため放ったらかしで育てる事も可能です。
セイヨウマユミの茎は木質で樹皮は褐色もしくは灰褐色をしています。茎は直立して枝分かれがよく高さ約300(~600)cmの間で成長します。葉序は対生葉序、葉色は緑色で秋になると黄色もしくは赤色(~赤紫色)に紅葉します。葉身の大きさは長さ約3(~8)cm、幅約1(~3)cm、葉身の形は楕円形もしくは卵形(~倒卵形)です。花序は集散花序です。個々の花は白色(~薄緑色)の花弁4個、緑色の雄蕊4個。花後の果実は直径1(~1.5)cmの長球形の赤色(~桃色)の蒴果で、熟すと4裂して橙色の種子を放出します。
セイヨウマユミの栽培方法
セイヨウマユミを育てる際に注意する事は基本的にありません。夏の暑さや冬の寒さに強く丈夫で、一度活着すれば水やりや肥料を与える事が基本的に不要になるため、放ったらかしでも育ちます。
セイヨウマユミの主な園芸品種
ツリバナの特徴や園芸品種

原産:日本/中国/朝鮮
学名:Euonymus oxyphyllus
草丈:約100~400cm
分類:落葉低木
開花時期:4月~6月
花色:黄色●緑色●白色〇
葉色:緑色●黄色●白色〇
耐暑性:強い
耐寒性:強い
誕生花:
花言葉:
用途:
ツリバナとは!?
ツリバナは学名Euonymus oxyphyllus、別名では「タンザワツリバナ」や「コリアン・スピンドルツリー(Korean spindle tree)」等とも呼ばれる日本および中国、朝鮮が原産の落葉低木です。日本では北海道・本州・四国・九州に分布して丘陵や山野等に自生しています。
ツリバナの語源(由来)
- 属名のeuonymusは古代ギリシャ語で「良い」を意味する「εὖ(eû)」と、古代ギリシャ語で「名前」を意味する「ὄνομα(ónoma)」の2語からなり、「縁起が良い」「評判が良い」等を意味しますが、実際は実が有毒なため皮肉をこめて付けられたとも言われています。
- 別の説ではギリシャ神話に出てくる復讐の女神の母である「Euonyme」に由来するとも言われます。
- 種小名のoxyphyllusはラテン語で「鋭い」「酸」を意味する「oxy」と、ラテン語で「葉」を意味する「phyllus」の2語からなります。
- ツリバナの由来は著しく長い花柄に吊り下がりながら咲く花の姿からきています。
ツリバナの特徴(魅力)
- ツリバナは花柄の長さが4(~15)cmと著しく長く吊り下がる様にして花が咲きます。
- その花姿から和名の「ツリバナ」の由来にもなっています。
- ツリバナは他の多くのニシキギ属の植物(花弁4個)と比べて花弁が5個と多めです。
- 花は白色(~薄緑色)で小さく目立たないため鑑賞価値は低く重要視されません。
- ツリバナの果実は鮮やかな赤色をしていて熟すと5裂に裂けて橙色の種子を放出します。
- ツリバナは秋に紅葉した後に落葉する落葉低木です。
- 秋になると葉は赤色(~赤紫色)もしくは黄色に紅葉します。
ツリバナの茎は木質で樹皮は褐色もしくは灰褐色をしています。茎は直立して枝分かれがよく高さ約100(~400)cmの間で成長します。葉序は対生葉序、葉色は緑色で秋になると黄色もしくは赤色(~赤紫色)に紅葉します。葉身の大きさは長さ約3(~12)cm、幅約3.5(~5)cm、葉身の形は楕円形もしくは卵形(~倒卵形)です。花序は集散花序で長さ約4(~15)cmの長い花柄があります。個々の花の大きさは直径約0.6(~0.8)cm、白色(~薄緑色)の花弁5個、緑色の雄蕊5個あります。花後の果実は直径約1.2cmの球形の赤色の蒴果で、熟すと5裂して橙色の種子を放出します。
ツリバナの栽培方法
ツリバナを育てる際に注意する事は基本的にありません。夏の暑さや冬の寒さに強く丈夫で、一度活着すれば水やりや肥料を与える事が基本的に不要になるため、放ったらかしでも育ちます。
ツリバナの主な園芸品種
オオツリバナの特徴や園芸品種

原産:日本/中国/朝鮮
学名:Euonymus planipes
草丈:約100~300cm
分類:落葉低木
開花時期:4月~6月
花色:黄色●緑色●白色〇
葉色:緑色●黄色●赤色●
耐暑性:普通
耐寒性:強い
用途:
オオツリバナとは!?
オオツリバナは学名Euonymus planipes、別名では「フラットストーク・スピンドル(flat-stalked spindle)」等とも呼ばれる日本および中国、朝鮮が原産の落葉低木です。
オオツリバナの語源(由来)
- 属名のeuonymusは古代ギリシャ語で「良い」を意味する「εὖ(eû)」と、古代ギリシャ語で「名前」を意味する「ὄνομα(ónoma)」の2語からなり、「縁起が良い」「評判が良い」等を意味しますが、実際は実が有毒なため皮肉をこめて付けられたとも言われています。
- 別の説ではギリシャ神話に出てくる復讐の女神の母である「Euonyme」に由来するとも言われます。
オオツリバナの特徴(魅力)
- オオツリバナはツリバナと同様に長い花柄があり吊り下がる様に花と果実を付けます。
- オオツリバナの果実は鮮やかな赤色をしていて熟すと4裂に裂けて橙色の種子を放出します。
- 果実は直立約2cmと大きく装飾的なため鑑賞目的で育てられます。
- オオツリバナの花は白色(~薄緑色)で小さく目立たないため鑑賞価値は低く重要視されません。
- オオツリバナは秋に紅葉した後に落葉する落葉低木です。
- 秋になると葉は赤色(~赤紫色)もしくは黄色に紅葉します。
オオツリバナの茎は木質で樹皮は褐色もしくは灰褐色をしています。茎は直立して枝分かれがよく高さ約150(~300)cmの間で成長します。葉序は対生葉序、葉色は緑色で秋になると黄色もしくは赤色(~赤紫色)に紅葉します。葉身の形は楕円形もしくは卵形(~倒卵形)です。花序は集散花序です。個々の花の白色(~薄緑色)の花弁4個、緑色の雄蕊4個あります。花後の果実は直径約1.2cmの球形の赤色の蒴果で、熟すと4裂して橙色の種子を放出します。