リンドウ(ゲンチアナ)は属の中に約359~400種がありますが、一般に園芸で親しまれている種は幾つかの種とその園芸品種です。例えば、日本原産で切り花にも利用される色鮮やかな青色の花が魅力的なリンドウ、地面を被覆するように緩やかに広がり開花時は湖面を連想させる様な美しい青色の花を咲かせるチャボリンドウ、園芸品種が多く青色の花の他にも桃色の花や白色の花も咲かせるトウワタリンドウ等が親しまれています。
リンドウ(ゲンチアナ)属の種ごとの育て方は写真か育て方をクリックすると出てくる為よかったらそちらをご覧下さい!
このページでは主な種の種類と特徴、園芸品種の種類と特徴を紹介しています。
リンドウ(ゲンチアナ)の主な種の目次
リンドウの特徴や園芸品種
- 原産:日本
- 学名:Gentiana scabra var. buergeri
- 草丈:約20~100cm
- 分類:多年草
- 開花時期:9月~11月
- 花色:紫色●青色●白色〇
- 葉色:緑色●
- 耐暑性:普通
- 耐寒性:強い
- 誕生花:8月31日/9月16日/9月28日/10月20日
- 花言葉:勝利/誠実/貞節/正義感/淋しい愛情/あなたの悲しみに寄り添う/悲しんでいる時のあなたを愛する
- 用途:切り花
リンドウとは!?
リンドウは学名Gentiana scabra var. buergeri、別名では「イヤミグサ(胃病み草)」や「ジャパニーズ・ゲンチアン(Japanese gentian)」などとも呼ばれる日本原産の多年草です。日本では本州・四国・九州に分布しており、山地や草原などに自生しています。
リンドウの語源(由来)
- 属名のGentianaはイリュリアの王ゲンティウス(Gentius)に因んで名付けられています。
- ゲンティウス(Gentius)はゲンチアナ・ルテアから薬効(強壮効果)を発見したと言われています。
- 種小名のscabraはラテン語で「粗い」や「不均一」等を意味しており、茎や葉を触るとざらざらとしている事に由来しています。
- リンドウの由来は漢名の竜胆からきており、竜胆を日本語の音読みして、後に転訛したものです。
リンドウの特徴(魅力)
- リンドウは秋に開花する花を鑑賞したり切り花として収穫して楽しむ目的で育てられる植物です。
- 花は茎の頂部付近で密に集まり、上向きに口を開けるように開花する個性的な花姿をしています。
- 花色は青色(~紫色)で染みのように緑色のスポットが入ります。
- 緑色のスポット部分には葉緑体があり、葉と同様に光合成を行っている事が最近の研究で発見されています。
- 切り花はカット後の日持ちが約5~7日ありスラリと真っ直ぐ伸びる茎の頂部に集まり咲く花姿が魅力的です。
- 葉の形は細長く披針形をしており「笹の葉」などに例えられます。
- リンドウは太いひげ根が漢方薬の原料などに使われており、生薬名は「竜胆/龍胆」と呼ばれています。
- 竜胆には健胃効果(胃液分泌)などがあるとされています。
リンドウは草丈が約20(~100)cm、茎は直立もしくは斜上に伸びます。葉序は対生葉序、葉柄は無く抱茎(葉身の基部が広くなり茎の両側を抱く状態)、葉色は緑色、葉身の大きさは長さ約4(~12)cm、幅約1(~3)cm、葉身の形は披針形です。花序は頂花もしくは腋性で茎の頂部に密に集まり咲きます。花は長さ約3(~6)cm、花冠は鐘形で裂片は5個、花冠の色は青色(~紫色)で緑色の小さなスポットが入り、雄蕊は5個、雌蕊は1個あります。果実は蒴果(複数の心皮からなり果皮が裂開して種子を放出する)、蒴果は楕円形、 熟すと褐色になり縦に2裂に割れます。種子は長さ約0.2cm、種子の色は淡褐色です。
リンドウの切り花の楽しみ方
- リンドウの収穫は朝の涼しい時間帯もしくは夕方におこないましょう。
- 収穫は茎頂部の花が2個以上開花してきたタイミングでおこないます。
- 収穫したら水揚げを悪くする葉を出来るだけ取り除きます。
- 水揚げ水折りを行いましょう。
- 管理場所は出来るだけ低温環境(糖の消費や蒸散が抑えられる)で楽しみましょう。
- 管理は数日(約1~3日)ごとに水折りと水換えを行いましょう。
- 萎れた花を手で丁寧に摘み取ると蕾の花が咲きやすくなります。
- 日持ちは管理の方法でも左右されますが5~7日程度です。
水折り
水折りとは水中の中に茎を沈めて、茎の根元から約5cm上の部分に両手の指を付けて、ポキッと茎を折る水揚げ方法です。水折りはハサミと相性の悪い植物や、茎が硬い植物、茎の繊維が多い植物等に向きます。水折りする事で茎の繊維の多くが剥き出しになり水揚げもよくなります。水折りを行う目的は「細菌」「空気」「その他」が原因で茎が詰まり水揚げが悪くなってる部分を、水の中で切り戻して正常な状態に戻し水揚げを改善する事です。水折りは水の中で茎を切るため導管内に気泡が入りにくいメリットがあります。
リンドウの園芸品種の紹介
- ホソバリンドウ (Gentiana scabra var. buergeri f. stenophylla)は一般的なリンドウと比べて葉の幅が細い所が特徴です。
- シロバナリンドウ (Gentiana scabra var. buergeri f. albiflora)は白い花を咲かせる珍しいリンドウです。
チャボリンドウの特徴や園芸品種
- 原産:中央・南ヨーロッパ
- 学名:Gentiana acaulis
- 草丈:約10cm
- 分類:多年草
- 開花時期:5月~6月
- 花色:青色●
- 葉色:緑色●
- 耐暑性:普通
- 耐寒性:強い
- 用途:グランドカバー
チャボリンドウとは!?
チャボリンドウは学名Gentiana acaulis、別名では「ゲンチアナ・アカウリス」や「ステムレス・ゲンチアン(stemless gentian)」などとも呼ばれる中央・南ヨーロッパ原産の多年草です。
チャボリンドウの語源(由来)
- 属名のGentianaはイリュリアの王ゲンティウス(Gentius)に因んで名付けられています。
- ゲンティウス(Gentius)はゲンチアナ・ルテアから薬効(強壮効果)を発見したと言われています。
- 種小名のacaulisはラテン語で「茎がない」「茎が短い」を意味しており、花が葉の上に座る様に咲く姿に由来すると言われています。
チャボリンドウの特徴(魅力)
- チャボリンドウは春に一斉に開花する鮮やかな青色の花、地面を覆うようにマット状広がる草姿が魅力の植物です。
- 草姿はロゼット状でマット状に緩やかに広がります。
- 花は春から初夏にかけて地面を覆うように一斉に開花して湖面を連想させるような美しい景観をつくります。
- 花は葉に乗っかるように開花して上向きに口を開けるように咲きます。
- 花は植物の中では珍しい鮮やかな青色をしており筒内部は緑色もしくは濃い青色のスポットが入ります。
チャボリンドウは高さ約10cm、幅は約50cm、草姿はマット状に広がります。葉序は根生葉もしくは対生葉序、葉色は緑色、葉身は長さ約2(~3.5)cm、葉身の形は卵形もしくは披針形です。花序は頂花で1個、花冠の色は青色(筒内部に緑色もしくは濃い青色のスポットがある)、花冠の形は鐘形で裂片は5個、雄蕊は5個、雌蕊は1個あります。果実は蒴果(複数の心皮からなり果皮が裂開して種子を放出する)、蒴果は熟すと縦に2裂に割れます。種子は楕円形で色は淡褐色です。
チャボリンドウの園芸品種の紹介
ゲンチアナの特徴や園芸品種
- 原産:中央・南ヨーロッパ
- 学名:Gentiana lutea
- 草丈:約100~200cm
- 分類:多年草
- 開花時期:7月~9月
- 花色:黄色●
- 葉色:緑色●
- 耐暑性:普通
- 耐寒性:強い
- 用途:
ゲンチアナとは!?
ゲンチアナは学名Gentiana lutea、別名では「ゲンチアナ・ルテア」や「グレートイエロー・ゲンチアン(great yellow gentian)」などとも呼ばれる中央・南ヨーロッパが原産の多年草です。
ゲンチアナの語源(由来)
- 属名のGentianaはイリュリアの王ゲンティウス(Gentius)に因んで名付けられています。
- ゲンティウス(Gentius)はゲンチアナ・ルテアから薬効(強壮効果)を発見したと言われています。
- 種小名のluteaはラテン語で「粘土」「黄色の」を意味しており、花の色に由来します。
ゲンチアナの特徴(魅力)
- ゲンチアナは色鮮やかな黄色の花色や、ダンギクのように節ごとに多数の小花が集まり円環状に咲く個性的な花姿などが魅力の植物です。
- 花は夏から秋にかけて色鮮やかな黄色の小花を節ごとに多数集まり咲きます。
- 花は5~7個の裂片が大きく裂け基部で繋がっており全体としてふさふさとした見た目をつくります。
- 葉は下部にいくほど大きくなり長さ約30cmに達する事もあります。
- ゲンチアナの太い根は古くから薬用ハーブとして利用されており、独特な苦味から清涼飲料水やアルコール飲料水等の原料として利用されることもあります。
- ゲンティウス(Gentius)はゲンチアナ・ルテア(Gentiana lutea)から薬効(強壮効果)を発見したと言われており、属名の由来にもなっています。
ゲンチアナは草丈が約100(~200)cm、茎は直立に伸びます。葉序は対生葉序、葉色は緑色、葉身の大きさは長さ約10(~30)cm、幅約4(~12)cm、葉身の形は卵形もしくは楕円形か披針形です。花序は腋性で無事ごとに多数の花が集まり咲きます。花色は黄色、花は細長い裂片が5(~7)個、雄蕊は5個、雌蕊は1個あります。果実は蒴果(複数の心皮からなり果皮が裂開して種子を放出する)、蒴果は熟すと縦に2裂に割れます。種子は楕円形で色は薄褐色です。
ゲンチアナの園芸品種の紹介
トウワタリンドウの特徴や園芸品種
- 原産:ヨーロッパ
- 学名:Gentiana asclepiadea
- 草丈:約60~90cm
- 分類:多年草
- 開花時期:7月~9月
- 花色:青色●
- 葉色:緑色●
- 耐暑性:普通
- 耐寒性:強い
- 用途:
トウワタリンドウとは!?
トウワタリンドウは学名Gentiana asclepiadea、別名では「ウィロー・ゲンチアン(willow gentian)」などとも呼ばれるヨーロッパ原産の多年草です。
トウワタリンドウの語源(由来)
- 属名のGentianaはイリュリアの王ゲンティウス(Gentius)に因んで名付けられています。
- ゲンティウス(Gentius)はゲンチアナ・ルテアから薬効(強壮効果)を発見したと言われています。
- 種小名のasclepiadeaはギリシャ神話に出てくる医学の神のアスクレピウス(Asclepius)に由来します。
トウワタリンドウの特徴(魅力)
- トウワタリンドウは鮮やかな青色の花が穂状に並び咲く花姿や、茎がしばしば弧状に垂れ優雅に広がる草姿などが特徴の園芸品種です。
- 茎は直立もしくはしばしば弧状に曲がり枝垂れるように優雅に広がり花を咲かせる事があります。
- 花は植物の中では珍しい鮮やかな青色をしており、花は茎に並ぶように穂状に咲きます。
- 茎に穂状に並び、上向きに口を開けるように開花する個性的な花姿をしています。
- 花色は青色が一般的ですが、リンドウ属の中では珍しい桃色や白色の品種などもあります。
トウワタリンドウは草丈が約60(~90)cm、茎は直立もしくは上部で弧状に曲がり枝垂れる事があります。葉序は対生葉序、葉色は緑色、葉身の形は披針形です。花序は総状花序、花は長さ約5cm、花冠は鐘形で裂片は5個、花弁の色は青色(~紫色)、雄蕊は5個、雌蕊は1個あります。果実は蒴果(複数の心皮からなり果皮が裂開して種子を放出する)、蒴果は楕円形、 熟すと褐色になり縦に2裂に割れます。
トウワタリンドウの園芸品種の紹介
- アルバ(gentiana asclepiadea ‘alba’)はリンドウの中でも珍しい白色の花を咲かせる園芸品種です。
- ピンクカスケード(gentiana asclepiadea ‘pink cascade’)はリンドウの中でも珍しい桃色の花を咲かせる園芸品種です。
ゲンチアナ・ベルナの特徴や園芸品種
- 原産:ヨーロッパ/アジア
- 学名:Gentiana verna
- 草丈:約10cm
- 分類:多年草
- 開花時期:4月~6月
- 花色:青色●
- 葉色:緑色●
- 耐暑性:普通
- 耐寒性:強い
- 用途:
ゲンチアナ・ベルナとは!?
ゲンチアナ・ベルナは学名Gentiana verna、別名では「スプリング・ゲンチアン(spring gentian)」などとも呼ばれるヨーロッパおよびアジアが原産の多年草です。
ゲンチアナ・ベルナの語源(由来)
- 属名のGentianaはイリュリアの王ゲンティウス(Gentius)に因んで名付けられています。
- ゲンティウス(Gentius)はゲンチアナ・ルテアから薬効(強壮効果)を発見したと言われています。
- 種小名のvernaは「春」を意味しており、開花時期に由来します。
ゲンチアナ・ベルナの特徴(魅力)
- ゲンチアナ・ベルナは春に一斉に開花する鮮やかな青色の花、緩やかにマット状広がる草姿が魅力の植物です。
- 花は筒部が細く、花先が大きく裂け裂片が5個あり、星を思わせる形をしています。
- 花は春から初夏にかけて地面を覆うように一斉に開花して湖面を連想させるような花姿を見せます。
ゲンチアナ・ベルナは高さ約10cm、草姿はマット状に緩やかに広がります。葉序は根生葉もしくは対生葉序、葉色は緑色、葉身は卵形もしくは披針形か楕円形です。花序は頂花で1個、花冠の色は青色(筒内部に緑色もしくは濃い青色のスポットがある)、花は長さ約2(~2.5)cm、幅は約2cm、花は筒状で裂片は5個、雄蕊は5個、雌蕊は1個あります。果実は蒴果(複数の心皮からなり果皮が裂開して種子を放出する)、蒴果は熟すと縦に2裂に割れます。種子は楕円形で色は褐色です。
ハルリンドウの特徴や園芸品種
- 原産:日本
- 学名:Gentiana thunbergii
- 草丈:約5~15cm
- 分類:越年草
- 開花時期:3月~5月
- 花色:青色●
- 葉色:緑色●
- 耐暑性普通:
- 耐寒性:強い
- 誕生花:3月16日
- 花言葉:高貴/誠実/清潔な人
- 用途:
ハルリンドウとは!?
ハルリンドウは学名Gentiana thunbergii、別名では「春竜胆」や「ゲンチアナ・ツンベルギー」などとも呼ばれる日本原産の越年草です。日本では本州・四国・九州に分布しており、山野や湿地などに自生しています。
ハルリンドウの語源(由来)
- 属名のGentianaはイリュリアの王ゲンティウス(Gentius)に因んで名付けられています。
- ゲンティウス(Gentius)はゲンチアナ・ルテアから薬効(強壮効果)を発見したと言われています。
- 種小名のthunbergiiは、スウェーデンの植物学者で博物学者のカール・ペーテル・ツンベルク(Carl Peter Thunberg)への献名です。
- ハルリンドウ(春竜胆)の由来は春に咲くリンドウからきています。
ハルリンドウの特徴(魅力)
- ハルリンドウは春に開花する花を鑑賞する目的で育てられる植物です。
- 草姿はロゼット状で長さ3cmまでの葉を基部から放射状に広げます。
- 茎葉は1cm未満と短く目立ちません。
- 花は短い茎の頂部に1個の花をつけ上向きに開花します。
- ハルリンドウの萼は反り返らず、萼が反り返るフデリンドウと区別する際に参考にされます。
- ハルリンドウは茎頂に1個の花が咲きますが、フデリンドウは数個の花が咲きます。
ハルリンドウは草丈が約5(~15)cm、草姿はロゼット状、茎は直立して下部で分枝します。葉序は根生葉もしくは対生葉序、葉色は緑色、根生葉の葉身は長さ約1(~3)cm、根生葉の葉身の形は卵形、茎葉の葉身は長さ約0.8cm、葉身の形は披針形です。花序は頂花、萼片は反り返らず、花の長さ約2(~3)cm、花冠の色は青色、花冠の形は鐘形で裂片は5個、雄蕊は5個、雌蕊は1個あります。果実は蒴果(複数の心皮からなり果皮が裂開して種子を放出する)、蒴果は 熟すと縦に2裂に割れます。種子は長さ約0.1cm、種子の色は淡褐色です。
トウヤクリンドウの特徴や園芸品種
- 原産:日本/アジア/北アメリカ
- 学名:Gentiana algida
- 草丈:約10~15cm
- 分類:多年草
- 開花時期:8月~9月
- 花色:緑色●白色〇
- 葉色:緑色●
- 耐暑性:弱い
- 耐寒性:強い
- 用途:
トウヤクリンドウとは!?
トウヤクリンドウは学名Gentiana algida、別名では「ホワイトウィシュ・ゲンチアン(Whitish Gentian)」や「アークティック・ゲンチアン(Arctic Gentian)」などとも呼ばれる日本およびアジア、北アメリカが原産の多年草です。日本では本州(中部以北)・北海道に分布しており、高山の砂礫地などに自生しています。
トウヤクリンドウの語源(由来)
- 属名のGentianaはイリュリアの王ゲンティウス(Gentius)に因んで名付けられています。
- ゲンティウス(Gentius)はゲンチアナ・ルテアから薬効(強壮効果)を発見したと言われています。
- 種小名のalgidaはラテン語で「寒い」を意味します。
トウヤクリンドウの特徴(魅力)
- トウヤクリンドウは夏に緑色の小さなスポットの入る白色花を咲かせます。
- 花は直立に伸びる茎に2~3個つき筒状で上向きに開花します。
- 花色は青色の花色が多いリンドウの中では珍しく白色(~薄黄色)をしており緑色の小さな斑点がはいります。
トウヤクリンドウは草丈が約5(~15)cm、草姿はロゼット状、茎は直立します。葉序は根生葉もしくは対生葉序、葉色は緑色、葉身は長さ約3(~5)cm、葉身の形は披針形です。花は2(~3)個つき、花の長さ約2(~3)cm、花の色は白色(~薄黄色)で緑色の斑が入り、花冠は鐘形で裂片は5個、雄蕊は5個、雌蕊は1個あります。果実は蒴果(複数の心皮からなり果皮が裂開して種子を放出する)、蒴果は 熟すと縦に2裂に割れます。種子の形は楕円形、種子の色は淡褐色です。