- 原産:北アメリカ
- 科:アジサイ(Hydrangeaceae)
- 属:アジサイ/ハイドランジア(Hydrangea)
- 種:アメリカノリノキ(arborescens)
- 別名:アメリカアジサイ/スムース・ハイドランジア(smooth hydrangea)/ワイルド・ハイドランジア(wild hydrangea)/セブンバーク(sevenbark)
- 品種:アナベルジャンボ(hydrangea arborescens ‘Abetwo’)
- 開花時期:5月~7月
- 花の色:白色〇緑色●
- 葉の色:緑色●
- 分類:落葉低木
- 草丈:約100~150cm
- 誕生花:
- 花言葉:ひたむきな愛
- 用途:日陰植物/生垣/切り花
- 購入方法:楽天で購入
目次 | ||
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花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
アナベルジャンボとは!?
アナベルジャンボは、アナベルと比べて太く丈夫な茎をもっているため倒伏しにくい特徴があります。花は非常に巨大で直径30cmに達することもあります。そのため、開花期間中は、庭園などの広い空間でも一際目立つフォーカルポイントとして働きます。花は装飾花のみで構成されており、装飾花の大きさは普通のアジサイよりも小さく直径約1~2cmしかありません。そのため、繊細でふんわりした柔らかな外観をしており、雪玉や綿菓子を連想させる事があります。花の色は白色、白色は、光を最も反射するため明るい印象を与えたり、また汚れのない清潔な印象を与えたりします。そのため、明るく輝くような雰囲気のお庭や、清潔感のある洗練された雰囲気のお庭などを作りたい時におすすめの品種です。樹形は株立ち状、高さ約100(~150)cm、幅は約100(~150)cmまで成長します。
アメリカノリノキとは!?
アメリカノリノキは学名Hydrangea arborescens、別名では「アメリカアジサイ」や「スムース・ハイドランジア」とも呼ばれる北アメリカ原産の落葉低木です。
アメリカノリノキの語源(由来)
- 属名のHydrangeaは、古代ギリシア語で「水」を意味する「ὕδωρ(húdōr)」と、「容器」を意味する「ἀγγεῖον(angeîon)」の2語からきており、水を入れるカップの様な形状をした果実の形に由来すると言われています。
- 種小名のarborescensは「木になる」「木のような」を意味しています。
- アメリカノリノキの由来はアメリカから来たノリノキ(ノリウツギ)からきています。
アメリカノリノキの特徴(魅力)
- アメリカノリノキは日本のアジサイの様にPHで花色が変化する事がありません。また装飾花が小さく多数集まるためふんわりとした花姿をしており、直径最大30cmの巨大な花を咲かせます。
- アメリカノリノキは樹皮が薄く何層にもなっており、剥がれると独特な色合いとなるため別名ではseven(7つ) + bark(樹皮)と呼ばれています。
- アメリカノリノキの花は野生では装飾花が全くないか少数の装飾花しかありません。
- アナベル等の園芸品種は逆に装飾花のみで構成されており、直径30cmにも達する巨大な花を咲かせます。
- 装飾花は雄蕊・雌蕊が不完全なため果実を作らない小花で、花弁(萼片)が大きく発達しており非常に目立ちます。ただし直径約1~2cmほどと、日本のアジサイと比べると小さめです。
- 日本のアジサイの装飾花は普通2.5cmあります。※最大6cm
- 小花が小さく多数咲く事から「雪玉」や「綿菓子」などを連想させるようなふんわりした花姿が観察できます。
- アメリカノリノキの花色は、日本のアジサイと違って土壌のPHに影響されません。
- 樹形は株立ち状で、地際から多数の茎を伸ばします。
- 茎は直立する傾向が強く、殆ど枝分かれしないため、雑多な印象を与える事は少ないです。
- アメリカノリノキの葉は長さ約8~18cmと非常に大きく、ハート形(心形)をしている事もあります。
- アメリカノリノキの花は収穫して切り花やドライフラワーなど、フラワーアレンジメントの素材として利用されます。
- 花は非常に大きく豪華なため、切り花を部屋に飾ることで華やかな印象を与えます。
- アメリカノリノキは日本のアジサイと比べて花弁の水分量が少なく乾燥しやすいためドライフラワーにしやすい所が魅力です。
- 花は着色液に漬け込むことでブリザードフラワーとして楽しむ事ができます。
- アメリカノリノキは自然な樹形を生かしたインフォーマルな生垣として利用利用する事ができます。
- アメリカノリノキの生垣は他の生垣と比べて花を楽しめる所が魅力です。
- 葉は落葉性のため、冬になるとややオープンな構造になり目隠し効果が薄れるかもしれません。
- アメリカノリノキの生垣の植え付け間隔は約100~200cm、アメリカノリノキの品種の成熟した時の大きさによって変わってきます。
- 成熟時のアメリカノリノキの幅が200cmなら植え付け間隔は200cm前後です。
- アメリカノリノキは基本的に丈夫で育てやすい植物です。
- ただし強い日差しによって葉焼け(葉の先端や縁部分等が褐色に変色して萎れや落葉を招く症状)を引き起こしたり、乾燥によって萎れるなど弱る事もあるため植え付け場所には注意が必要です。
アメリカノリノキの樹高は約100(~300)cm、樹形は株立ち状(地際付近から幹・枝が立ち上がる茂る樹形)で丸みを帯びます。茎は殆ど枝分かれする事なく直立もしく斜上して、樹皮の色は灰褐色もしくは赤褐色、樹皮は層状で薄く剥がれます。
葉序は対生葉序、葉色は緑色、葉柄は1.5(~8.5)cm、葉身の大きさは長さ約8(~18)cm、幅約2.5(~12)cm、葉身の形は心形もしくは広卵形、縁部分に鋸歯があります。
花序は散房花序、散房花序は大きさが4(~15)cm、形は半球状もしくは球状に咲きます。散房花序は小花が約100(~500)個つき、両性花のみもしくは少数の装飾花で構成されます。※園芸品種は装飾花のみで構成される事もあり、花序は直径約30cmに達します。装飾花は直径約1(~2)cm、萼片は3(~5)個あります。両性花は直径約0.2cm、4~5個の花弁がつきます。果実は蒴果(複数の心皮からなり果皮が裂開して種子を放出する)、蒴果は半球形です。
アメリカノリノキの切り花の楽しみ方
- 切り花の収穫は朝の涼しい時間帯もしくは夕方におこないましょう。
- 収穫のタイミングは花が完全に開いた所で行います。
- 茎に付いた葉は水揚げを悪くするため必要な分を除いて全て取り外しましょう。
- 水揚げは水切りもしくは燃焼を行い、深水してしっかり水揚げを行います。
- 水切りした場合は茎の中の綿も取り除き、茎の外側の表皮も少し削ぎ落として吸水部分を増やしましょう。
- アジサイは水揚げが悪いことで知られています。水切りして切り戻しても上手く水揚げしない事もあるため、出来るだけ水揚げしやすいようにしておく事も大切です。
- 水切りした場合は茎の中の綿も取り除き、茎の外側の表皮も少し削ぎ落として吸水部分を増やしましょう。
- 花瓶に水と延命剤を入れて花を生けましょう。
- 延命剤の効果は高く日持ちが著しく長くなる傾向にあります。
- 管理は必要に応じて数日ごとに水切りもしくは燃焼を行い、水換えも同時に行いましょう。
- 日持ちは管理の方法でも左右されますが約7~10日です。
水切り法
水切り法とは、切り花の切り口を水の中に付けた状態で切り戻しを行い、切り口の更新を行う水揚げ方法です。
水切りは、特定の植物または特定の条件を除いた、殆どの植物に行われている、最も一般的な水揚げ方法になります。
水切りは、水の中で茎を切るため導管内に気泡が入りにくいメリットがあります。また水切りを行うことで「微生物」「空気」「その他」が原因で詰まっている茎を取り除くため、切り口からの水揚げ正常に戻ります。
水切りの方法
切り花の切り口を水の中に浸けます。水の中につけた状態で、切口の根元から上に1~5cm程度を取り除くつもりで、ハサミを使って斜めにカットします。
切り口部分を斜めにすることで、吸水部分が広がり、水揚げの効果が高まります。
燃焼法
燃焼法とは、切り花の切り口の先端を火で炙り炭化させた後に、冷水に漬けて、吸水を改善する水揚げ方法です。※水切りなどをしても、水揚げが上手くいかない場合等に行われます。
燃焼は、導管内にある空気を熱で膨張させて外に押し出す効果があり、また熱のショックで一気に吸水する効果があります。また火で熱するため、切り口部分の雑菌が死滅して、微生物の影響が抑えられます。
燃焼は湯揚げと原理が似ていますが、燃焼な向いているのは、茎が硬く水揚げが悪い花材等に向きます。水分を多く含んでいて柔らかい茎の花材には向きません。
燃焼の方法
- 切り花の花や葉が熱気で弱らないように、濡れた新聞紙で切り花を覆います。ただし、切り口の部分は火につけるため、茎の下部は濡れた新聞紙から出しておきましょう。
- 切り口の根元から上に1~5cm程度を取り除くつもりで、ハサミを使って斜めにカットします。
- 切り口の先端(約1~3cm)を火で炙り、炭化するまで待ちます。
- 切り口が炭化したら、火から離して、冷水の中に2時間程度浸けて水揚げします。
- 水揚げが終わったら必要に応じて水切りを行い花瓶に生けて楽しみます。
深水法
深水法とは、深い水の中に切り花を漬けて水揚げする方法です。※水切りなどをしても、水揚げが上手くいかない場合等に行われます。
深水は、深い水の中に切り花をつけるため、水圧が高まり、水上がりがとてもよくなります。また茎や葉からも水分を吸水するため、萎れが素早く改善します。
深水は水の吸い上げが弱い花材(バラ・ダリア・ラナンキュラス等)でよく行われます。また茎や葉が繊細な植物で深水をすると傷むため、基本的に茎葉が丈夫な花材で行います。
深水のやり方
- バケツの中に切り花が半分程度浸かる程度の水をいれておきます。
- 切り花を新聞紙で包みながら、花や葉が潰れない程度で、しっかり立つように固定して、茎の下部数cmを新聞紙から出しておきます。
- 切り花の切り口を水の中につけた状態で、切口の根元から上に1~5cm程度を取り除くつもりで、ハサミを使って斜めにカットします。
- バケツの中に切り花が半分以上浸かる様にして入れておき、水揚げのため一から数時間程度放置します。
- 水揚げが終わったら花瓶の中に生けて楽しみます。
アメリカノリノキのドライフラワーの楽しみ方
- アメリカノリノキのドライフラワーの収穫時期は梅雨明けの7月頃以降がいいでしょう。
- 開花したばかりの色鮮やかな花よりも少し時間が経ち色褪せてきた花の方が上手くいきます。
- 茎を好みの長さで剪定ハサミで切って収穫して下葉を取り除きましょう。
- アメリカノリノキは、ドライ・イン・ウォーター法もしくはハンギング法でドライフラワーが作れます。
- ドライ・イン・ウォーター法は花瓶に少し水を入れて、収穫したアメリカノリノキをさしておき徐々に乾燥させる方法です。
- ハンギング法は花を逆さに吊るして乾燥させる方法です。
ハンギング法
ハンギング法とは、植物を壁や天井等から吊り下げて自然乾燥でドライフラワーをつくる方法です。ハンギング法は最も一般的に利用されるドライフラワーを作る手順で、用意する物も花材以外には殆ど要らず手軽に作れる所が魅力です。手順は花の茎の下部を固定する物(麻紐・洗濯バサミ等)で抑えて、逆さにし壁や天井から吊り下げます。管理する場所は基本的に直射日光の当たらない涼しく乾燥した場所です。乾燥させる時間は2~4週間程度で、自然乾燥させます。
アメリカノリノキのブリザードフラワーの楽しみ方
- ブリザードフラワーに必要なものを準備します。
- 脱色液・着色液・容器2個・新聞紙(キッチンペーパーも可)・手袋(加工液に触れると手が荒れるため)・ピンセット(加工液に触れると手が荒れるため)・新鮮な花材を準備します。
- アジサイの花から小花を数個付けた状態で取り外します。
- 容器の長さに合わせて長さをハサミで切って調節しましょう。
- 容器の中に脱水・脱色液を入れます。
- 脱水・脱色液の中にアジサイの小花数個をピンセットで摘み、空気が入らないようにしっかり漬け込みます。
- 製品ラベルに従いおおよそ数時間~1日漬け込んだままにしましょう。
- 脱水・脱色液の中にアジサイの小花数個をピンセットで摘み、空気が入らないようにしっかり漬け込みます。
- 脱水・脱色液を漬け込んだアジサイを容器の中からピンセットで取り出します。
- 脱水・脱色液に漬け込んだアジサイを、新聞紙(キッチンペーパー)の上に一旦置いて、液を少し落とします。
- 容器の中に着色液を入れます。
- 脱水・脱色液の染みこんだアジサイをピンセットで摘み、着色液の中に空気が入らないようにしっかりアジサイを漬け込みましょう。
- 製品ラベルに従いおおよそ数時間~数日漬け込みます。
- 脱水・脱色液の染みこんだアジサイをピンセットで摘み、着色液の中に空気が入らないようにしっかりアジサイを漬け込みましょう。
- 容器の中から着色液の染み込んだアジサイをピンセットで取り出します。
- 新聞紙(キッチンペーパー)の上に着色したアジサイを広げて直射日光のない風通しのよい場所で乾燥させましょう。
おすすめの加工液
アメリカノリノキの園芸品種の紹介
楽天で購入 アナベル(Hydrangea arborescens ‘annabelle’)は、花が非常に巨大で直径30cmに達することもあります。そのため、開花期間中は、庭園などの広い空間でも一際目立つフォーカルポイントとして働きます。花は装飾花のみで構成されており、装飾花の大きさは普通のアジサイよりも小さく直径約1~2cmしかありません。そのため、繊細でふんわりした柔らかな外観をしており、雪玉や綿菓子を連想させる事があります。花の色は明るいライムグリーンから綺麗な白色へと変化します。ライムグリーンと白色は爽やかで清潔感を感じさせるため、上品な雰囲気があるエレガントガーデンや、神聖な雰囲気があるギリシャガーデン等によく合うでしょう。アナベルの花は水分が少なく乾燥しやすいです。そのため、ドライフラワーやブリザーブドフラワーなどに加工して、フラワーアレンジメントなどによく利用されます。樹形は株立ち状、高さ約100(~150)cm、幅は約100(~180)cmまで成長します。 | 楽天で購入 スウィート・アナベル(Hydrangea arborescens ‘sweet annabelle’)は、装飾花の裏側が濃い桃色(紫色)・装飾花の表側が薄い桃色(白色)をしています。そのため、咲き初めは花全体が濃い桃色をしていますが、徐々に花が開くと表側の白色の部分が表面に出てきて、花全体が濃い桃色と白色の二色で入り交じります。花は他のアナベルと同様に巨大で30cmに達する事もあり、装飾花は直径約1~2cmしかありません。そのため、花は巨大でありながら、繊細でふんわりとした柔らかな雰囲気を作ります。樹形は株立ち状、高さ約100(~120)cm、幅は約100(~120)cmまで成長します。 |
楽天で購入 ピンク・アナベル(Hydrangea arborescens ‘pink annabelle’)は、装飾花の裏側が鮮やかな桃色・装飾花の表側が薄い桃色をしています。そのため、咲き初めは花全体が鮮やかな桃色をしていますが、徐々に花が開くと表側の薄い桃色の部分が表面に出てきて、花全体が鮮やかな桃色と薄い桃色の二色で入り交じります。花は他のアナベルと同様に巨大で30cmに達する事もあり、装飾花は直径約1~2cmしかありません。そのため、花は巨大でありながら、繊細でふんわりとした柔らかな雰囲気を作ります。樹形は株立ち状、高さ約100(~150)cm、幅は約100(~150)cmまで成長します。 | 楽天で購入 ライム・アナベル(Hydrangea arborescens ‘lime annabelle’)は、咲き始めはライムグリーンをしていて、徐々に綺麗な白色へと花色が変わる園芸品種です。花は他のアナベルと同様に巨大で30cmに達する事もあり、装飾花は直径約1~2cmしかありません。そのため、花は巨大でありながら、繊細でふんわりとした柔らかな雰囲気を作ります。樹形は株立ち状、高さ約100(~150)cm、幅は約100(~150)cmまで成長します。 |
楽天で購入 ルビー・アナベル(Hydrangea arborescens ‘ruby annabelle’)は、装飾花の裏側が濃い赤色・装飾花の表側が薄い赤色をしています。そのため、咲き初めは花全体が濃い赤色をしていますが、徐々に花が開くと表側の薄い赤色の部分が表面に出てきて、花全体が濃い赤色と薄い赤色の二色で入り交じります。濃い赤色は「情熱的」「大人の女性」を連想させるため、女性的でフェミニンな印象を与えるエレガントガーデンや、ラグジュアリーな印象を与えるお庭を作りたい時などおすすめの品種です。花は他のアナベルと同様に巨大で30cmに達する事もあり、装飾花は直径約1~2cmしかありません。そのため、花は巨大でありながら、繊細でふんわりとした柔らかな雰囲気を作ります。樹形は株立ち状、高さ約100(~150)cm、幅は約100(~150)cmまで成長します。 | 楽天で購入 インクレディボール(Hydrangea arborescens ‘incrediball’)の特徴は、直径30cmに達する巨大な花房と、巨大な花房を支える丈夫な茎をもつ所です。花は丸い球形をしているため可愛らしい外観をしています。また花は直径が30cmに達する事もあるため、庭園などの広い空間でもフォーカルポイントとして働かせる事が可能です。花の色は白色、白色は古くから神事や神様の色として使用してきました、そのため神聖な雰囲気や清浄な印象を与える事があります。従って、ギリシャ神話を想像させるギリシャ庭園や、上品で清潔感のあるエレガントガーデン等におすすめの品種です。樹形は株立ち状、高さ約100(~150)cm、幅は約100(~150)cmまで成長します。 |
千草園芸・楽天で購入 ピコティシャルマン(hydrangea arborescens ‘picotee Charmant’ )は、装飾花の裏側が桃色・装飾花の表側が白色をしています。そのため、咲き初めは花全体が桃色をしていますが、徐々に花が開くと表側の白色の部分が表面に出てきて、花全体が桃色と白色の二色で入り交じります。桃色と白色の二色の花色は、大人っぽく上品な雰囲気と、子供っぽく可愛らしい雰囲気が同居します。そのため、フェミニンな雰囲気のあるエレガントガーデンや、上品な雰囲気のあるロマンチックガーデンなどにおすすめする品種です。樹形は株立ち状、高さ約100(~150)cm、幅は約100(~150)cmまで成長します。 | 日本花卉ガーデンセンター annex・楽天で購入 ヘイズ・スターバースト(hydrangea arborescens ‘hayes starbust’)は、装飾花が八重咲きするため、普通のアジサイよりも華やかな印象を与える園芸品種です。花序は散房花序、散房花序は直径約20cm、形はやや不定形な半球状をしており、殆どが装飾花で構成されています。装飾花は八重咲き、装飾花の萼片は細長く先端が尖り、萼片の色はクリーム色から白色をしています。樹形は株立ち状、高さ約100(~150)cm、幅は約100(~150)cmまで成長します。 |
楽天で購入 アナベルジャンボ(hydrangea arborescens ‘Abetwo’)は、アナベルと比べて太く丈夫な茎をもっているため倒伏しにくい特徴があります。花は非常に巨大で直径30cmに達することもあります。そのため、開花期間中は、庭園などの広い空間でも一際目立つフォーカルポイントとして働きます。花は装飾花のみで構成されており、装飾花の大きさは普通のアジサイよりも小さく直径約1~2cmしかありません。そのため、繊細でふんわりした柔らかな外観をしており、雪玉や綿菓子を連想させる事があります。花の色は白色、白色は、光を最も反射するため明るい印象を与えたり、また汚れのない清潔な印象を与えたりします。そのため、明るく輝くような雰囲気のお庭や、清潔感のある洗練された雰囲気のお庭などを作りたい時におすすめの品種です。樹形は株立ち状、高さ約100(~150)cm、幅は約100(~150)cmまで成長します。 | 千草園芸・楽天で購入 ル・マニフィークは、ほんのりと桃色に染まる白色の柔らかな花色と、フワッとボリュームよく咲く半球状のボリュームある花姿が魅力の園芸品種です。樹形は株立ち状、高さ約100(~150)cm、幅は約100(~150)cmまで成長します。 |
アジサイ(ハイドランジア)の主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。
アジサイ(ハイドランジア)の珍しい種類、主な種と園芸品種の紹介【2022】
アナベルジャンボの育て方
花壇の土づくり
日当たり
アナベルジャンボは日向(直射日光6時間以上)から半日影(直射日光3~5時間)で育てられます。ただし夏の暑さの厳しい地域では、強い日差しで葉焼けを引き起こしたり、乾燥で萎れやすくなりったりして、生育不良になりやすいため、西日の当たらない半日影で育てた方が良いでしょう。
土壌の土質
アナベルジャンボは通気性と保水性のバランスがよく水分が均一に保たれる状態にあり、また有機物(腐植)がしっかり入る肥沃な土壌を好みます。そのため植え付け前にしっかり土壌診断を行い、通気性と保水性のバランスがよい肥沃な壌土に改善してから植え付けを行いましょう。
- 土を掘る時に土が硬い場合は作土層が十分でない可能性があります。
- スコップで土を深くまで掘り返し石等を取り除きます。
- 適度に濡れた土を、手にとり握って土塊を作り、通気性・保水性などを診断します。
- 手のひらを開き土の塊がバラバラと崩れる場合は通気性と排水性の高い砂壌土や砂土に近い土壌です。栄養の乏しい土壌や乾燥に強い植物にむきます。
- 保水性を改善したい場合は保水性を高める用土(堆肥や黒土など)を入れると良いでしょう。
- 手のひらを開いても土の塊は崩れず、土塊を軽く指で押すと崩れる場合は通気性と保水性のバランスが良い壌土に近い土壌です。幅広い植物に向く土壌です。
- 植物に合わせて保水性を好む植物であれば保水性を高める用土(黒土なバーミキュライト等)を入れたり、乾燥を好む植物であれば排水性や通気性を高める用土(川砂やパーライトなど)を入れましょう。
- 手のひらを開いても土の塊が崩れず、指で押しても崩れる感じがない場合は粘土質で水捌けが悪い土壌の可能性があります。必要に応じて排水性・通気性を高める用土(川砂・パーライト等)を混和しましょう。
- 手のひらを開き土の塊がバラバラと崩れる場合は通気性と排水性の高い砂壌土や砂土に近い土壌です。栄養の乏しい土壌や乾燥に強い植物にむきます。
- 土壌に入る有機物の量を診断しましょう。土の色を見て、有機物が沢山入る肥沃な土の場合は有機物(腐植)が多く含むため土の色が黒っぽくなります。一方で有機物(腐植)が少ない場合は土の色が薄くなります。
- 土壌の状態とバランスを見ながら、2割から3割を目安に堆肥(腐葉土・バーク堆肥等)を土壌に混和しましょう。
鉢土づくり
日当り
アナベルジャンボは日向(直射日光6時間以上)から半日影(直射日光3~5時間)で育てられます。ただし夏の暑さの厳しい地域では、強い日差しで葉焼けを引き起こしたり、乾燥で萎れやすくなりったりして、生育不良になりやすいため、西日の当たらない半日影で育てた方が良いでしょう。
培養土
アナベルジャンボは一般的な草花の培養土で育てられます。自作する場合は通気性と保水性のバランスが良く肥沃な培養土で育てましょう。
- 赤玉土(小粒・中粒)+腐葉土=6:4
- 黒土+腐葉土+パーライト(極小粒)=5:3:2
水やりの仕方
アナベルジャンボは茎葉の健康な成長や大きな花を咲かせる為にも、生育期間中は十分な水分を必要とします。過剰な水分の含まれるジメジメとした土壌はよくないですが、水分が均一に含まれる状態を好むため、土壌の表面が乾燥してきたら水をしっかり与えるようにしましょう。
肥料の与え方
アナベルジャンボの肥料は、晩冬から早春に1回、花後に1回、計2回行います。基本的に肥沃な土壌を好むことから、晩冬から早春は堆肥と寒肥を与え、花後には翌年の開花のためお礼肥を与えましょう。
アナベルジャンボの寒肥と堆肥の与え方
- 寒肥は晩冬から早春に与える肥料です。
- 肥料の種類は、肥沃な土を好むため有機肥料(配合肥料)が理想ですが、緩効性肥料でも問題ありません、成分は水平型肥料(肥料成分がバランスよく入る)を選びましょう。
- 寒肥は株元から少し離れた場所に穴を掘り肥料を入れるか置き肥しましょう。
- 有機肥料の場合は匂い等で虫がよってくる可能性があるため、株から少し離した場所に穴を掘り肥料を与えた方が良いでしょう。
- 緩効性肥料の場合は株の近くの土の上に置く、置き肥で問題ありません。
- 堆肥とは有機物が微生物により分解された肥料もしくは土壌改良材です。生態サイクルのない庭の花壇や鉢植えは、風雨や微生物の働き等により、土壌が年々劣化していき土が硬くなったり水はけが悪くなったりします。堆肥には【化学性・物理性・生物性】を高める効果があり、劣化した土を肥沃(植物の生育がよく生産性が高い土)な土に変える働きがあります。
- 堆肥は寒肥を与える時期(初冬から早春の間)に、寒肥と一緒に与えると良いでしょう。株から少し離れた場所に堆肥(腐葉土もしくは牛糞堆肥等)を盛ってマルチングするか、穴を掘って堆肥を埋めましょう。
アナベルジャンボのお礼肥の与え方
- アナベルジャンボのお礼肥は開花後の初夏から夏に行います。
- お礼肥は翌年の開花のため株を充実させる目的で有機肥料(発酵油カス)もしくは配合肥料を与えると良いでしょう。追肥に近いため、効果が早く出る発酵済みのものがおすすめです。
- 有機肥料は匂い等で虫がよってくる可能性があるため、株から少し離れた場所に穴を掘り肥料を入れて土を上から被せましょう。
おすすめの発酵油カス
剪定のやり方
アナベルジャンボを剪定する目的は樹形を整える目的だったり、花の大きさや数などを調整する目的で行われます。また日本のアジサイと違い新枝に花が咲くため、剪定の時期や方法が少し違う所も気をつけるポイントです。
アナベルジャンボの剪定方法
剪定時期は晩冬から早春(2月~3月)です。
大きな花を少数咲かせたい場合は茎に前年の芽を2つだけ残して強く切り戻し剪定を行います。
中程度の花をある程度咲かせたい場合は茎に前年の芽を4つ残して切り戻し剪定を行います。
小さな花を沢山咲かせたい場合は前年の花を取り除き全体的に軽く切り戻して形を整えます。
夏越しする方法
アナベルジャンボは夏の暑さでも問題なく成長しますが、強い日差しで葉焼け(葉の縁部分や一部が褐色に変色して萎れや落葉を招く症状)を引き起こしたり、乾燥により株全体が萎れ元気がなくなることがあります。そのため必要に応じて夏越し対策を行いましょう。
アナベルジャンボの夏越し対策
- 西日の当たる環境は【強い暑さ・強い日差し・乾燥】などの複合的なストレスがかかり、茎葉が枯れたり萎れたりして株が弱りやすくなるため避けた方が良いでしょう。
- 鉢植えであれば西日の当たらない場所に移動します。
- 地植えであれば西日の当たらない場所に植えたり遮光ネットを利用したりしましょう。
- 乾燥を苦手にしていることから土の表面が乾燥してきたら水やりをしっかり行います。
- 特に鉢植えで育てている場合は、乾燥がより早くなるため注意が必要です。
冬越しする方法
Hardiness:3b~9a
アナベルジャンボは冬になると葉を落としますが、寒さに強く基本的に冬越し対策は不要です。
挿し木や株分けで増やす
アメリカノリノキは挿し木によって増やす事ができます。
- アメリカノリノキの挿し木時期は熟枝挿し(晩冬から早春)もしくは半熟枝(初夏)が適します。
- 挿し穂の長さ約15cmにわけます。
- 挿し穂の下部の葉を取り除き、上部の葉は残しますが、大きいため葉の半分をカットしましょう。
- 熟枝挿しの場合は葉がありません。
- 茎の下部分を斜めにカットして吸水部分を広くします。
- 挿し穂用の無菌の培養土を準備します。切り口を下にして培養土の中に挿し穂を挿します。
- 明るい日陰で土壌が完全に乾燥しない様に水やりを行いながら管理しましょう。
播種で増やす
アメリカノリノキの種蒔の方法
播種時期:
発芽適温:約
発芽日数:
発芽条件:
植物の病気
アメリカノリノキの病気
- うどん粉病
- 斑点病
- 炭素病
- ウィルス病
アメリカノリノキの害虫
- ハダニ
- スリップス
- アブラムシ