- 原産:日本/東アジア
- 科:バラ(Rosaceae)
- 属:シモツケ(Spiraea)
- 種:シモツケ(japonica)
- 別名:キシモツケ/ジャパニーズ・メドウスウィート(Japanese meadowsweet)/ジャパニーズ・スパイリーア(Japanese spiraea)
- 品種:ライムマウンド(Spiraea japonica ‘Limemound’)
- 開花時期:5月~7月
- 花の色:桃色●
- 葉の色:緑色●黄色●
- 分類:落葉低木
- 草丈:約50~100cm
- 誕生花:6月14日/7月4日
- 花言葉:無駄/無益/実らぬ恋/整然とした愛/はかなさ
- 用途:カラーリーフ/グランドカバー/生垣
目次 | ||
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花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
シモツケ(ライムマウンド)とは!?
シモツケ(ライムマウンド)は、マウンド状に広がる樹形と、爽やかな印象を与えるイエローグリーンの明るい葉色が魅力の園芸品種です。花は桃色、桃色の花と黄色の葉は相性もよく、綺麗な対比を生み出すため明るくカラフルな雰囲気をつくります。樹形は株立ち状、高さ約50(~100)cm、幅約100(~150)cmに成長します。
シモツケとは!?
シモツケは学名Spiraea japonica、別名では「キシモツケ」や「ジャパニーズ・メドウスウィート(Japanese meadowsweet)」等とも呼ばれる日本及び東アジア原産の落葉低木です。日本では本州・四国・九州に分布しており、日当たりの良い山地や草地などに自生しています。
シモツケの語源(由来)
- 属名のSpiraeaは古代ギリシャ語で「螺旋」「ひねり」を意味する「σπεῖρα(speira)」からきており、果実が螺旋状なることに由来すると言われています。
- 種小名のjaponicaは「日本の」を意味しており、自生地に由来します。
シモツケの特徴(魅力)
- シモツケは非常に小さな小花が半球状に集まり開花するボリュームある花姿と、赤色や桃色に色づく色鮮やかな花色が魅力の植物です。
- 園芸では花を鑑賞する目的で庭木として育てられたり、等間隔に並べ自然の樹形の生垣として利用されたりします。
- 樹形は株立ち状で、地際から何本も細い茎が伸びて広がります。
- 株は全体的に丸みを帯びる傾向があり、高さ幅ともに同程度の大きさになります。
- 花は散房状(花柄が茎下部ほど長く茎頂部ほど短い)に小花が集まるため、半球状の盛り上がる花の形をつくります。
- 花の雌蕊は非常に長く花冠から突出しているため「雲」や「霞」を連想させるような、ふわふわとした柔らかな外観をつくります。
- 葉はふつう緑色ですが、明るく爽やかな印象を与える黄色の葉色や、カジュアルで開放感のある印象を与える橙色の葉色等があるため、品種を選んでカラーリーフとして楽しむ事も出来ます。
- シモツケの生垣は、とりあえず境界を示すインフォーマルな生垣として使われる事が多く、フォーマルな生垣に求められることが多い【目隠し効果・騒音対策】などの機能はあまりありません。
- シモツケの生垣は、自然に広がる優雅な樹形や花や葉色を楽しむ事ができます。
- シモツケの生垣の植え付け間隔は成熟時の横幅を目安にして約60~200cmの間隔をとりましょう。
- シモツケは夏の暑さ冬の寒さに強いです。
- また地植えしている場合は水やりも肥料も基本的に不要になるため放ったらかしで育てる事も可能です
シモツケの樹高は約100(~200)cm、幅は約100(~200)cm、樹形は株立ち状(地際付近から幹・枝が立ち上がる茂る樹形)です。茎は直立もしくは斜上して、樹皮の色は赤褐色もしくは灰褐色になり、樹皮は古くなると縦に割れます。
葉序は互生葉序、葉色は緑色、葉柄はあり、葉身の大きさは長さ約1(~8)cm、幅約2(~4)cm、葉身の形は楕円形もしくは卵形か披針形、縁部分に重鋸歯があります。
花序は複散房花序、複散房花序は半球状に小花が多数集まります。花は直径約0.3(~0.6)cm、花弁の色は白色・桃色・赤色、花弁の数は5個、雄蕊の数は25(~30)個、雌蕊は5個です。
果実は袋果(1枚の心皮からなり、成熟すると果皮は乾燥して、癒合してできた縫合線から縦に裂けて種子を放出します)です。袋果は長さ約0.2(~0.3)cm、形は球形、色は黄褐色です。
シモツケの園芸品種の紹介
- シロバナ(shirobana)は、ひとつの株の中に赤色・桃色・白色の3色の花が入り交じるため、美しいグラデーションをつくる魅力的な園芸品種です。赤色・桃色・白色の色の花は、上品で清潔感を感じさせる中に可愛らしい印象や華やかな印象を与えます。そのためポップで明るいお庭や可愛らしいロマンチックなお庭などによく合うでしょう。樹形は株立ち状、高さ約50(~100)cm、幅約50(~150)cmに成長します。
- ゴールドフレーム(Spiraea japonica ‘goldflame’)は、季節により変化する葉をカラーリーフとして楽しむ園芸品種です。葉色は、春に温もりを感じさせるような赤橙色の葉色で現れ、成熟するにつれてライムグリーンへと変化して、落葉する前の秋に赤色へと紅葉します。花は鮮やかな桃色をしており、樹形は株立ち状、高さ約60(~75)cm、幅約50(~100)cmに成長します。
- マジックカーペット(Spiraea japonica ‘magic carpet’)は、魔法のように変化していく葉色から主にカラーリーフとして利用されており、またカーペットのように広がる樹形から地被植物として花壇の縁どりや植え込みのグランカバーなどに利用出来る園芸品種です。葉の色は春から秋にかけて季節により変化し、春は赤橙色、夏は黄色、秋は紅葉した赤色へと変わります。樹形は株立ち状、高さ約30(~50)cm、幅約50(~100)cmに成長します。
- ファイヤーライト(Spiraea japonica ‘firelight’)は、季節により葉色が【赤橙色→緑色→赤色】へと変化するため主にカラーリーフとして楽しまれる園芸品種です。葉色は、春に温もりを感じさせるような赤橙色の葉色で現れ、成熟するにつれて緑色へと変化して、落葉する前の秋に赤色へと紅葉します。花は複散房花序、桃色の小花が半球状に集まり、樹形は株立ち状、高さ約50(~120)cm、幅約50(~100)cmに成長します。
- ゴールデンプリンス(Spiraea japonica ‘golden princess’)は、葉全体が黄色の葉色になるため、明るく爽やかな印象を与えるカラーリーフとして楽しめる園芸品種です。また晩春から夏にかけて咲く桃色の花は、黄色の葉との相性もよく、綺麗な対比を生み出すため明るくカラフルな雰囲気をつくります。樹形は株立ち状、高さ約50(~100)cm、幅約50(~100)cmに成長します。
- シロバナシモツケ(Spiraea japonica ‘albiflora’)は、その名前からも分かる通り白花を咲かせるシモツケの園芸品種です。白色の美しい花色は汚れのない清潔な印象を与えたり、輝いている様な明るい印象を与えたりします。そのため、明るく清潔感のあるお庭や、洗練された品の良いお庭などにおすすめです。樹形は株立ち状、高さ約50(~100)cm、幅約50(~100)cmに成長します。
- キャンドルライト(Spiraea japonica ‘candlelight’)は、ネオンライトのように強く目を引く鮮やかな桃色の花色と、明るく爽やかな印象を与える黄色の葉色が魅力の園芸品種です。桃色の花と黄色の葉は相性もよく、綺麗な対比を生み出すため明るくカラフルな雰囲気をつくります。樹形は株立ち状、高さ約30(~60)cm、幅約50(~100)cmに成長します。
- ダブルプレイ・レッド(Spiraea japonica ‘double play red’)は、丸みを帯び成長する習慣(決まりのように繰り返す癖)と、色鮮やかな赤い花色が魅力の園芸品種です。色鮮やかな赤色の花は、遠くからでも目を引き付ける効果があり、また気分を高揚させるなどの効果もあります。そのため、華やかでポップな雰囲気のある明るいお庭や、愛情や情熱を感じさせるような魅惑的なお庭などによく合うでしょう。樹形は株立ち状、高さ約50(~100)cm、幅約50(~100)cmに成長します。
- ダブルプレイ・ピンク(Spiraea japonica ‘double play pink’)は、丸みを帯び成長する習慣(決まりのように繰り返す癖)と、明るい桃色の花色が魅力の園芸品種です。鮮やかな桃色の花色は、ガールズパーティーや果物の色を連想させるため、華やかな印象や可愛らしい印象を与えます。そのため明るくポップな雰囲気のお庭や、柔らかでロマンチックな雰囲気のお庭などによくあうでしょう。樹形は株立ち状、高さ約50(~100)cm、幅約50(~100)cmに成長します。
- ライムマウンド(Spiraea japonica ‘Limemound’)は、マウンド状に広がる樹形と、爽やかな印象を与えるイエローグリーンの明るい葉色が魅力の園芸品種です。花は桃色、桃色の花と黄色の葉は相性もよく、綺麗な対比を生み出すため明るくカラフルな雰囲気をつくります。樹形は株立ち状、高さ約50(~100)cm、幅約100(~150)cmに成長します。
- ゼンスピリット・ゴールド(Spiraea japonica ‘zen spirit gold’)は、コンパクトに丸みを帯びて成長する習慣(決まりのように繰り返す癖)があるため鉢植えでも育てやすく、また植え込みの縁どりなどに最適です。また春から夏にかけては黄色の葉色で、秋に黄金色へと変化する葉色をもつため明るい印象を与えるカラーリーフとして使えます。花は薄桃色をしており、黄色の葉との相性もよく美しい対比を生み出します。樹形は株立ち状、高さ約20(~40)cm、幅約20(~40)cmに成長します。
- ホワイトゴールド(spiraea japonica ‘white gold’)は、輝くように明るい印象を与える白色の花と、明るく開放的な印象を与える黄色の葉が魅力の園芸品種です。白色と黄色の2色は、清潔感や洗練された印象を与えたり、明るく爽やかな印象を与えたりします。樹形は株立ち状、高さ約50(~100)cm、幅約50(~100)cmに成長します。
- ネオンフラッシュ(Spiraea japonica ‘neon flash’)は、殆ど赤色にも見える濃い桃色の花色が魅力の園芸品種です。ネオンライトを思わせるような鮮やかな桃色の花は、強く目を引き付ける力があります。そのため明るくてポップな印象を与えるカラフル(様々な色を組み合わせる)なお庭や、愛情や情熱を感じさせるような魅惑的なお庭などによく合うでしょう。樹形は株立ち状、高さ約50(~100)cm、幅約50(~100)cmに成長します。
- アンソニー ウォータラー(Spiraea japonica ‘anthony waterer’)は、若葉で見られる赤みを帯びる葉の色と、鮮やかな桃色の花色が魅力の園芸品種です。樹形は株立ち状、高さ約60(~90)cm、幅約90(~120)cmに成長します。
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シモツケの主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。
シモツケの珍しい種類、主な種とおすすめの園芸品種の紹介【2020】
シモツケ(ライムマウンド)の育て方
花壇の土づくり
日当たり
シモツケ(ライムマウンド)は日光のよく当たる場所で最も生産性が高まり沢山の花を咲かせます。そのため直射日光が6時間以上あたる日向が理想です。また直射日光が3時間から5時間の半日影までで育てられます。
作土層
シモツケ(ライムマウンド)がしっかり根を張り健康な成長するには、十分な深さの作土層(表層にある柔らかな土)が必要です。深さ約30cmまでスコップを使い穴を掘り、根張りを邪魔したり保水性や栄養の保持を悪くする石やゴミ等を取り除いておきましょう。
土壌の土質
シモツケ(ライムマウンド)は通気性と保水性のバランスがよく肥沃な壌土を好みます。基本的には幅広い土壌で育てる事が出来ますが、粘土質な土壌は生育不良を引き起こす可能性があるため避けた方がよいでしょう。植え付け前にしっかり土壌診断を行い、通気性と保水性のバランスがよく肥沃な壌土に改善してから植え付けを行いましょう。
- 土を掘る時に土が硬い場合は作土層が十分でない可能性があります。
- スコップで土を深くまで掘り返し石等を取り除きます。
- 適度に濡れた土を、手にとり握って土塊を作り、通気性・保水性などを診断します。
- 手のひらを開き土の塊がバラバラと崩れる場合は通気性と排水性の高い砂壌土や砂土に近い土壌です。栄養の乏しい土壌や乾燥に強い植物にむきます。
- 保水性を改善したい場合は保水性を高める用土(堆肥や黒土など)を入れると良いでしょう。
- 手のひらを開いても土の塊は崩れず、土塊を軽く指で押すと崩れる場合は通気性と保水性のバランスが良い壌土に近い土壌です。幅広い植物に向く土壌です。
- 植物に合わせて保水性を好む植物であれば保水性を高める用土(黒土なバーミキュライト等)を入れたり、乾燥を好む植物であれば排水性や通気性を高める用土(川砂やパーライトなど)を入れましょう。
- 手のひらを開いても土の塊が崩れず、指で押しても崩れる感じがない場合は粘土質で水捌けが悪い土壌の可能性があります。必要に応じて排水性・通気性を高める用土(川砂・パーライト等)を混和しましょう。
- 手のひらを開き土の塊がバラバラと崩れる場合は通気性と排水性の高い砂壌土や砂土に近い土壌です。栄養の乏しい土壌や乾燥に強い植物にむきます。
- 土壌に入る有機物の量を診断しましょう。土の色を見て、有機物が沢山入る肥沃な土の場合は有機物(腐植)が多く含むため土の色が黒っぽくなります。一方で有機物(腐植)が少ない場合は土の色が薄くなります。
- 土壌の状態とバランスを見ながら、2割から3割を目安に堆肥(腐葉土・バーク堆肥等)を土壌に混和しましょう。
鉢土づくり
日当り
シモツケ(ライムマウンド)は日光のよく当たる場所で最も生産性が高まり沢山の花を咲かせます。そのため直射日光が6時間以上あたる日向が理想です。また直射日光が3時間から5時間の半日影までで育てられます。
培養土
シモツケ(ライムマウンド)は一般的な草花の培養土で育てられます。自作する場合は通気性と保水性のバランスが良く肥沃な培養土で育てましょう。
- 赤玉土(小粒・中粒)+腐葉土=6:4
- 赤玉土(小粒・中粒)+鹿沼土(小粒)+腐葉土=4:2:4
水やりの仕方
生育初期
シモツケ(ライムマウンド)は、活着するまでの生育初期は茎葉が萎れやすいため、土が乾燥しないように水やりをしっかり行いましょう。活着後は、ある程度の干ばつに耐えるほど乾燥に強くなります。逆に多湿になると蒸れて病気になりやすくなるため注意が必要になるでしょう。
地植え
シモツケ(ライムマウンド)は乾燥に強いため、地植えしている場合は極端に乾燥する場合を除いて、基本的には降水のみで育てられます。ただし土の中に指を入れて湿り気がない場合、葉や茎が萎れている場合は直ちに水やりを行いましょう。
鉢植え
シモツケ(ライムマウンド)を鉢植えで育てる場合は土の乾燥が早くなるため、定期的な水やりが必要になります。ただし水やりを行い過ぎてジメジメとした環境が続くと根腐れしてしまうため、土が乾いてきたタイミングで水やりを行うといいでしょう。
肥料の与え方
シモツケ(ライムマウンド)はある程度、有機物を含んだ肥沃な土壌であれば多くの肥料を必要としません。基本的には地植えで育てる場合は、肥料は不要です。ただし栄養の乏しい土壌で育てる場合、鉢植えで育てる場合などは栄養が足りなくなる事があるため毎年晩冬もしくは早春に肥料(寒肥)を与えましょう。
寒肥の与え方
- 寒肥は晩冬から早春に与える肥料です。
- 肥料は肥効が長く続く緩効性肥料や有機肥料(配合肥料等)を選び、成分は水平型肥料(肥料成分がバランスよく入る)を選びましょう。
- 寒肥の与え方は株元から少し離れた場所に穴を掘り肥料を入れるか置き肥しましょう。
- 緩効性肥料の場合は株元から少し離れた場所に置き肥しましょう。
- 有機肥料の場合は匂い等で虫がよってくる可能性があるため、穴を掘り肥料を与えた方が良いでしょう。
- 堆肥とは有機物が微生物により分解された肥料もしくは土壌改良材です。生態サイクルのない庭の花壇や鉢植えは、風雨や微生物の働き等により、土壌が年々劣化していき土が硬くなったり水はけが悪くなったりします。堆肥には【化学性・物理性・生物性】を高める効果があり、劣化した土を肥沃(植物の生育がよく生産性が高い土)な土に変える働きがあります。
- 堆肥は寒肥を与える時期(初冬から早春の間)に、寒肥と一緒に与えると良いでしょう。株から少し離れた場所に堆肥(腐葉土もしくは牛糞堆肥等)を盛ってマルチングするか、穴を掘って堆肥を埋めましょう。
剪定のやり方
シモツケ(ライムマウンド)を剪定する目的は、行儀の良い丸みを帯びた樹形をつくる所と、生産性の衰えた古い枝を剪定して、生産性の高い新しい枝の成長を促す所にあります。またシモツケは新枝に花が咲くため、剪定により株を若返らせることは、沢山の花を咲かせる事にも繋がります。
シモツケの剪定は晩冬から早春に1回、花が終わった後に1回の計2回行います。晩冬から早春は強めに剪定しても、春からの強い成長で、すぐに回復するため、やや強めに剪定して樹形をつくります。花が終わった後は、軽めに剪定して、2番花を楽しんだり、また樹形を整える目的でおこないます。
シモツケの剪定方法
- 晩冬から早春(2月~3月)の剪定
- 剪定のやり方
- 剪定は半球形の樹形をつくるように「バッサバッサ」と刈り込み剪定を行いましょう。剪定の量は株全体の大きさの半分を目安にします。
- 株を大きくしたい場合や、沢山の小さめの花を咲かせたい場合は切り戻しを軽めにします。
- 株を小さくコンパクトにしたい場合や、大きな花を咲かせたい場合は強く切り戻します
- 刈り込み剪定が終わったら、株全体を観察して枯れた茎・損傷した茎(折れてる茎等)・病気の茎を探して、これを根元から間引き剪定して取り除きましょう。
- 何故ならこれらの不要な茎を残すと、日当りや風通しを阻害したり、エネルギーが分散したりするため、健康に成長している茎に悪影響を及ぼしやすいからです。
- 剪定は半球形の樹形をつくるように「バッサバッサ」と刈り込み剪定を行いましょう。剪定の量は株全体の大きさの半分を目安にします。
- 花が咲いた後(6月頃)の剪定
- 剪定のやり方
- 花が終わったら花がら摘みをかねて軽く切り戻ししましょう。花がらを摘む事で、種子づくりに向かうエネルギーが、次の花芽に向かうため2番花が咲きやすくなります。
- 花が完全に終わったら花がら摘みもかねて、全体の外観を整えるように表面を軽く刈り込みましょう。
夏越しする方法
シモツケ(ライムマウンド)は夏の暑さに強いため基本的には夏越し対策不要です。
冬越しする方法
Hardiness:4a~8b
シモツケ(ライムマウンド)は耐寒性が高く冬越しの準備をする必要は基本的にはありません。
挿し木や株分けで増やす
シモツケは挿し木によって増やす事ができます。
挿し木の方法
- シモツケの挿し木時期は初夏から夏が適します。
- 挿し穂の茎は弾力があり健康な部分をカットしましょう。
- 挿し穂 の長さ約7~10cmにわけします。
- 挿し穂の下部の葉を取り除き上部の葉を残します。
- 茎の下部分を斜めにカットして吸水部分を広くします。
- 挿し穂の切り口を水の中に30分程浸けて水揚げを行います。
- 挿し穂用の無菌の培養土を準備します。
- 水揚げした挿し穂の切り口に発根促進剤をつけます。
- 切り口を下にして培養土の中に挿し穂を挿します。
- 明るい日陰で土壌が完全に乾燥しない様に水やりを行いながら管理しましょう。
播種で増やす
シモツケの種蒔の方法
播種時期:
発芽適温:約
発芽日数:
発芽条件:
植物の病気
シモツケの病気
- うどんこ病
シモツケの害虫
- カイガラムシ