シャクナゲはシャクナゲ亜属の中に種が約140種がありますが、一般に園芸で親しまれていのは、原種をもとに日本や西洋で交雑された日本シャクナゲや西洋シャクナゲ、また日本に自生する原種のシャクナゲ等です。
シャクナゲ亜属の種ごとの育て方は写真か育て方をクリックすると出てくる為よかったらそちらをご覧下さい!
このページでは主な種の種類と特徴、園芸品種の種類と特徴を紹介しています。
シャクナゲの主な種の目次
シャクナゲの特徴
- 原産:
- 学名:Rhododendron subg. Hymenanthes
- 草丈:約50~2000cm
- 分類:常緑低木/常緑高木
- 開花時期:4月~6月
- 花色:赤色●桃色●橙色●黄色●紫色●白色〇
- 葉色:緑色●黄色●白色〇
- 耐暑性:普通
- 耐寒性:強い
- 誕生花:2月20日/5月8日/6月5日
- 花言葉:危険/用心/警戒/注意する
- 用途:カラーリーフ
シャクナゲとは!?
シャクナゲは学名Rhododendron subg. Hymenanthes、一般的にはツツジ属シャクナゲ亜属の無鱗片シャクナゲ節の総称として呼ばれています。ただし有鱗片シャクナゲのうち、ヒカゲツツジやエゾムラサキツツジ等もシャクナゲに含まれることもあります。
シャクナゲの語源(由来)
- 属名のRhododendronは古代ギリシア語で「バラ」を意味する「ῥόδον(rhodon)」と、古代ギリシア語で「木」を意味する「δένδρον(dendron)」の二語からなります。
- 亜属名のHymenanthesは古代ギリシア語で「皮膚」「膜」を意味する「Hymen」と、古代ギリシア語で「花」を意味する「anthes」の2語からなります。
- シャクナゲの由来は「石南花」からきており、石南花を「シャクナンゲ」と呼んでいたものが、転化してシャクナゲになったと言われています。
シャクナゲの特徴(魅力)
- シャクナゲは一般的に枝先に多数の花が房状に集まりボリューミーに咲く花姿をしており、葉に鱗状毛を持たないツツジ属シャクナゲ亜属の無鱗片シャクナゲ節の植物をさしています。
- ただし葉裏に鱗状毛をもつエゾムラサキツツジやヒカゲツツジ等も有鱗片シャクナゲとして無鱗片シャクナゲと同様に、シャクナゲとして扱われる事もあります。
- シャクナゲの樹形はブッシュでよく枝分かれする傾向にあり、高さ50cm程の常緑低木から2000cmまでの常緑高木の種まであります。
- 花は散形花序、枝先に多数の花が溢れるようにつき、球状の形をしたボリューミーな花姿をつくります。
- 1個の花は5~8個の花弁が合着した合弁花で漏斗形もしくは鐘形をしています。
- シャクナゲは花色が非常に豊富にあり、また複色で絞り模様が入る事があるため、お庭の雰囲気に合わせて花色や花模様を選ぶことが出来る所も魅力です。
- シャクナゲは雄蕊の数が10~20個あります。
- シャクナゲの葉はつや消しされたかのような色合いをしており、質感は革質で集めです。
- 葉は長楕円形で、非常に長く数十センチの長さになります。
- 葉は鱗状毛がありませんが、1部のシャクナゲ(エゾムラサキツツジ・ヒカゲツツジ等)では葉裏に鱗状毛があります。
- シャクナゲは葉に有毒成分であるグラヤノトキシン等を含んでいます。
- そのため間違えて摂取した場合、吐き気や下痢、痙攣や呼吸困難等の症状を引き起こす可能性があります。
- シャクナゲは日本シャクナゲと西洋シャクナゲに分けられる事があります。
- 日本シャクナゲは日本に自生する原種を元に作出されたものです。
- 西洋シャクナゲとは日本とアジアに自生するシャクナゲを元に西洋で品種改良されて作出された園芸品種です。
シャクナゲの原種の種類
- アズマシャクナゲ(Rhododendron degronianum)は日本を原産とする常緑低木です。日本では本州の中部地方・関東地方・東北地方に分布しており、高山帯の林内や稜線上などに自生しています。樹高は200~400cm、葉は長楕円形、葉の長さ約5~15cm、葉の表面は緑色で無毛、葉の裏面は淡褐色の毛が密生します。開花時期は5月~6月、花序は散形花序、枝の頂部に5~12個を密につけ、花の形は漏斗形、花の色は蕾の時に鮮やかな桃色をしており、徐々に色が薄れていきます。樹高は200~400cmまで成長します。
- ツクシシャクナゲ(Rhododendron japonoheptamerum var. japonoheptamerum)は日本を原産とする常緑低木です。日本では本州(紀伊半島)・四国・九州に分布しており、深山の林内に自生しています。樹高は約300~400cm、葉序は互生葉序、葉は長楕円形、葉の長さ約15cmまで、葉の表面は緑色で無毛、葉の裏面は赤褐色の毛がビロード状に密生します。開花時期は5月~6月、花序は散形花序、花の形は7個の花弁が合着する漏斗形、花の大きさは直径約4~5cm、花の色は蕾の時に鮮やかな桃色をしており、徐々に色が薄れていきます。
- ホンシャクナゲ(Rhododendron japonoheptamerum var. hondoense)はツクシシャクナゲの変種で、日本を原産とする常緑低木です。日本では本州(新潟以西)・四国に分布しており、深山の岩場などに自生しています。樹高は150~700cm、葉序は互生葉序(枝先に集まる傾向がある)、葉は長楕円形、葉の長さ約8(~18)cm、幅は約1.5(~5)cm、葉の表面は緑色で無毛、葉の裏面は薄褐色の軟毛が薄く生える。開花時期は4月~6月、花序は散形花序、花は直径約5cm、花の形は7~8個の花弁が合着する漏斗形、花の色は桃色から白色です。
- ホソバシャクナゲ(Rhododendron makinoi)は別名「エンシュウシャクナゲ」とも呼ばれる日本原産の常緑低木です。日本では本州の静岡県から愛知県に分布しており、日当たりの良い山地の岩場などに自生しています。樹高は約100~200cm、葉序は互生葉序(枝先に集まる傾向がある)、葉は狭楕円形、葉の長さ約7(~18)cm、幅は約1(~2)cm、葉の表面は緑色で無毛、葉の裏面は褐色の枝状毛が生える。開花期は5月、花序は散形花序、枝の頂部に約5~10個の花が密に集まり、花は5個の花弁が合着する漏斗形、大きさは直径約4~5cm、花の色は濃い桃色の蕾から桃色の花が咲きます。
- ヤクシマシャクナゲ(Rhododendron yakushimanum)は日本原産の常緑低木です。日本では屋久島の山岳高知に自生しています。樹高は約50~150cm、葉序は互生葉序(枝先に集まる傾向がある)、葉は狭楕円形、葉の長さ約7(~14)cm、幅は約2(~3)cm、葉の表面は緑色で無毛、葉の裏面は褐色のビロード状の毛が生える。開花時期は5月~6月、花序は散形花序、枝先に花が密に集まり、花は直径約4cm、形は5個の花弁が合着する合弁花で鐘形、花の色は桃色の蕾から花が開き徐々に白色へと変化していきます。
- キバナシャクナゲ(Rhododendron aureum)は日本および東アジアを原産とする常緑低木です。日本では北海道・本州(中部地方)に分布しており、高山帯に自生する高山植物です。また高山植物のため一般的なシャクナゲと比べて暑さに弱い傾向が強いです。花はほんのりと黄色を帯びる白色で、樹高は約30~40cmまで地面を這うように成長します。
- ハクサンシャクナゲ(Rhododendron brachycarpum)は日本および朝鮮を原産とする常緑低木です。日本では本州・四国・九州に分布しており、高山帯に自生します。名前の由来は石川県と岐阜県にある白山からきており、白山に多く自生している事からきています。花は白色で、薄らと桃色の絞り模様が入ることもあります。樹高は50~300cmまで成長します。
シャクナゲの園芸品種の紹介
- スイートハートは、強肩で育てやすいと言われるスーパーローディーの中の1品種です。スイートハートは花弁のふち部分に鮮やかな桃色の覆輪が入る所が特徴で、中央に向かうにつれて薄い桃色から白色の花色になるため、全体として可愛らしい印象を与える花色をしています。花序は散形花序、枝先に約25個の中輪の花が集まり球状の花姿をつくり、花の形は花弁が5個の合弁花で漏斗形、花色は白色に桃色の覆輪が入ります。
- ウェディングブーケは、強肩で育てやすいと言われるスーパーローディーの中の1品種です。ウェディングブーケは、鮮やかな桃色の蕾から、ほんのりと桃色に染まる白色の花を咲かせる園芸品種です。花序は散形花序、枝先に約20個の花が集まり球状の花姿をつくり、花の形は花弁が5個の合弁花で漏斗形、花色は桃色の蕾から白色の花が開きます。
- ジョイフルデーは、強肩で育てやすいと言われるスーパーローディーの中の1品種です。ジョイフルデーは、節間の詰まったこんもりとした美しい樹形をしているため鉢植え等でも育てやすく、また花弁の先端が三角形に尖るため洗練された印象を与える花姿となっており、鮮やかな桃色の蕾から、ほんのりと桃色に染まる白色の花色が可愛らしい印象を与える園芸品種です。花序は散形花序、枝先に花が集まり球状の花姿をつくり、花の形は花弁が5個の合弁花で漏斗形、花色は桃色の蕾から白色の花が開きます。
- パープルドームは、強肩で育てやすいと言われるスーパーローディーの中の1品種です。パープルドームは、ジョイフルデーとパープルスレンダーの交配品種で、上品な印象を与える赤紫色の花色と、目立つ濃いブロッチが魅力です。花序は散形花序、枝先に花が集まり球状の花姿をつくり、花の形は花弁が5個の合弁花で漏斗形、花色は紫色で筒内部に点状の濃い紫色のスポットが入ります。
- パープルスプレンダーは上品な印象を与える紫色の花色と、筒内部に入る濃い紫色のスポットが特徴の園芸品種です。花序は散形花序、枝先に密に花が集まり球状の花姿をつくり、花の形は花弁が5個の合弁花で漏斗形、花色は紫色で筒内部に点状の濃い紫色のスポットが入ります。樹高は約100~150cmに成長します。
- ミセスフジイは、強肩で育てやすいと言われるスーパーローディーの中の1品種です。ミセスフジイは、一般的なシャクナゲと比べ病気や暑さにとても強く、生育旺盛な所が特徴です。また花弁のふち部分がフリル状に優雅に波打つためフリルドレスの様な華やかな雰囲気をつくり、桃色の覆輪と白色の2色の花色が、全体として可愛らしい印象を与える魅力的な園芸品種です。花序は散形花序、枝先に密に花が集まり球状の花姿をつくり、花の形は花弁が5個の合弁花で漏斗形、花色は白色で縁部分に鮮やかな桃色の覆輪が入ります。
- マリアンは、強肩で育てやすいと言われるスーパーローディーの中の1品種です。マリアンは茎が直立する性質があり、あまり大きく成長しない事から小さな花壇や鉢植えでも育てやすい所が魅力です。また花はふち部分が優雅に波打つためフリルドレスのような華やかな雰囲気をつくり、鮮やかな赤橙色のブロッチと、鮮やかな桃色の花色が明るく可愛らしい印象を与えます。花序は散形花序、枝先に約20個の花が集まり球状の花姿をつくり、花の形は花弁が5個の合弁花で漏斗形、花色は桃色で赤橙色のスポットがはいります。
- 桃色吐息は、強肩で育てやすいと言われるスーパーローディーの中の1品種です。桃色吐息は鮮やかな桃色の蕾が開花するにしたがって徐々に薄い桃色、白色へと変化していく花色が魅力です。桃色の花色は、可愛らしい印象やふんわりとした優しい雰囲気をつくるため、心が癒される様な優しい雰囲気のお庭や、甘くロマンチックな雰囲気のお庭などによくあうでしょう。花序は散形花序、枝先に10数個の花が集まり球状の花姿をつくり、花の形は花弁が5個の合弁花で漏斗形、花色は桃色から白色へと変化していきます。
- ピーチパイは、強肩で育てやすいと言われるスーパーローディーの中の1品種です。ピーチパイはやや扁平なドーナツの様な花姿をつくる傾向にあり、花弁の外側が鮮やかな桃色、内側が薄い桃色をしており、濃淡がグラデーションのような花色の変化をもたらす魅力的な園芸品種です。花序は散形花序、枝先に花が集まり扁平な球状の花姿をつくり、花の形は花弁が5個の合弁花で漏斗形、花色は桃色です。
- ピンクサファイアは、強肩で育てやすいと言われるスーパーローディーの中の1品種です。ピンクサファイアは他のシャクナゲと比較しても綺麗な球状に咲く美しい花姿が魅力です。また花弁のふち部分が優雅に波打つためフリルドレスのような華やかな外観をつくり、鮮やかな桃色とほんのり桃色に染まる白色の2色の花色が可愛らしい印象を与える魅力的な園芸品種です。花序は散形花序、枝先に約20個の花が集まり球状の花姿をつくり、花の形は花弁が5個の合弁花で漏斗形、花色は桃色から白色です。
- プロミネンスは、強肩で育てやすいと言われるスーパーローディーの中の1品種です。プロミネンスは1個1個の花が大輪のため豪華な花姿をしており、また殆ど色褪せしない真っ赤な花色が華やかな印象を与える魅力的な園芸品種です。花序は散形花序、枝先に約20個の中大輪の花が集まり球状の花姿をつくり、花の形は花弁が5個の合弁花で漏斗形、花色は赤色です。
- ネリアーブレッドは強肩で育てやすいと言われるスーパーローディーの中の1品種です。ネリアーブレッドは花の大きさが中輪で球状に美しく咲く洗練された花姿と、殆ど色褪せしない真っ赤な花色が魅力的な園芸品種です。花序は散形花序、枝先に中輪の花が集まり球状の花姿をつくり、花の形は花弁が5個の合弁花で漏斗形、花色は赤色です。
- クリソマニカムは、シャクナゲの中では珍しい鮮やかな黄色の花を咲かせる園芸品種です。鮮やかな黄色の花は、明るく開放的な印象を与えたり、レモンのような爽やかな印象を与えたりします。そのため気分が向上する様な爽やかで明るいお庭や、様々な花色を組み合わせたカラフルなお庭などにおすすめです。花序は散形花序、枝先に密に花が集まり球状の花姿をつくり、花の形は花弁が5個の合弁花で漏斗形、花色は黄色です。
- 舞娘は、花弁のふち部分がフリル状に波打つため舞い踊る様な華やかな花の形をしており、花色は鮮やかな紫色の蕾から、ほんのり紫色に染まる白色の花を咲かせる園芸品種です。花序は散形花序、枝先に密に花が集まり球状の花姿をつくり、花の形は花弁が5個の合弁花で漏斗形、花色は紫色もしくは白色をしており、筒内部に黄色の点状のスポットが入ります。
- 奥早出は、花のふち部分を彩る鮮やかな桃色の覆輪と、花弁の中心を彩る薄い桃色(白色)の2色の花色が特徴の園芸品種です。鮮やかな桃色の花色は、遠くからでも目を引き付ける魅力があるため、明るくてポップな印象を与えるカラフル(様々な色を組み合わせる)なお庭や、愛情を感じさせるようなロマンチックなお庭などによく合います。花序は散形花序、枝先に密に花が集まり球状の花姿をつくり、花の形は花弁が5個の合弁花で漏斗形、花色は桃色もしくは白色をしています。
- サフロンクイーンは、明るく開放的な印象を与える鮮やかな黄色の花色が魅力の園芸品種です。花序は散形花序、枝先に密に花が集まり球状の花姿をつくり、花の形は花弁が5個の合弁花で漏斗形、花色は黄色です。樹高は約100~150cmに成長します。
- かぐや姫は、蕾の時は鮮やかな桃色をしており、花が開き咲き進むにつれて、花色がほんのり桃色に染まる白色へと変化していく園芸品種です。白色に近い薄桃色の花色は「いちごみるく」や「わたがし」等を連想させるため、甘く柔らかな印象を与えます。そのため、心が癒される様な優しい雰囲気のお庭や、ロマンチックなお庭などにオススメです。
- ハイドンハンターは、花弁のふち部分が優雅に波打ちフリルドレスの様な豪華な花姿をつくる所が魅力です。また鮮やかな桃色の花色は、華やかな印象や可愛らしい印象を与えるため、明るくてポップな印象を与えるカラフル(様々な色を組み合わせる)なお庭や、愛情を感じさせるようなロマンチックなお庭などによく合います。花序は散形花序、枝先に密に花が集まり球状の花姿をつくり、花の形は花弁が5個の合弁花で漏斗形、花色は桃色をしています。
- 紫炎は、花の筒内部に濃い紫色のブロッチが入り、また透き通るような印象を与える紫色と白色の花色のグラデーションが魅力的な園芸品種です。花序は散形花序、枝先に密に花が集まり球状の花姿をつくり、花の形は花弁が5個の合弁花で漏斗形、花色は紫色もしくは白色です。
- 初雪は、合着する花弁が7個あり、清潔感や輝くような印象を与える真っ白な花色が魅力的な園芸品種です。花序は散形花序、枝先に密に花が集まり球状の花姿をつくります。花序は散形花序、枝先に花が集まり球状の花姿をつくり、花の形は花弁が7個の合弁花で漏斗形、花色は白色です。
- サッフォーは、色鮮やかな赤紫色のブロッチと、真っ白な花弁の色の組み合わせが上品な印象や洗練された印象を与える魅力的な園芸品種です。花序は散形花序、枝先に密に花が集まり球状の花姿をつくります。花の形は花弁が5個の合弁花で漏斗形、花色は白色で濃い赤紫色のブロッチが入ります。
- カレントリプレットは、大輪で豪華な印象を与える花姿と、透き通るようなレモンイエローの爽やかな花色が魅力の園芸品種です。花序は散形花序、枝先に密に花が集まり球状の花姿をつくります。花の形は花弁が7個の合弁花で漏斗形、花色は黄色です。
- バルカンは遠くからでも目をひくような鮮やかな赤色の花色が魅力的な園芸品種です。花序は散形花序、枝先に密に花が集まり球状の花姿をつくります。花の形は花弁が5個の合弁花で漏斗形、花色は赤色です。
- アンジェリカは、花のふち部分が鮮やかな桃色をしており、花中央に向かい徐々に白色へと変化するグラデーションのような変化のある花色が魅力の園芸品種です。花序は散形花序、枝先に密に花が集まり球状の花姿をつくります。花の形は花弁が5個の合弁花で漏斗形、花色は桃色もしくは白色です。
- フィリスコーンは、花の直径が非常に大きいため豪華な雰囲気をつくり、またほんのりと黄色に染まる白色の花色が爽やかな印象を与える園芸品種です。花序は散形花序、枝先に密に花が集まり球状の花姿をつくります。花の形は花弁が5個の合弁花で漏斗形、花色は薄い黄色もしくは白色です。
- ウィリアムキングは、花の直径が大きいため豪華で華やかな雰囲気をつくり、またほんのり黄色に染まる柔らかな花色が爽やかな印象を与える魅力的な園芸品種です。花序は散形花序、枝先に密に花が集まり球状の花姿をつくります。花の形は花弁が7個の合弁花で漏斗形、花色は黄色です。
- モーニングマジックは、蕾の時は鮮やかな桃色をしており、花が開き咲き進むにつれて、花色がほんのり桃色に染まる白色へと変化していく園芸品種です。またひとつの花序の中に桃色と白色の花が入り交じるため、美しいグラデーションをつくります。花序は散形花序、枝先に密に花が集まり球状の花姿をつくります。花の形は花弁が5個の合弁花で漏斗形、花色は桃色もしくは白色です。
- サチコは、花弁のふち部分が優雅に波打ちドレスの様な華やかな外観をつくる所と、透明感を感じさせるような薄い桃色から白色の可愛らしい花色が魅力の園芸品種です。花序は散形花序、枝先に密に花が集まり球状の花姿をつくります。花の形は花弁が7個の合弁花で漏斗形、花色は桃色もしくは白色です。
- マキターズプライズは、遠くからでも目をひく発色のよい鮮やかな赤色の花が魅力の園芸品種です。花序は散形花序、枝先に密に花が集まり球状の花姿をつくります。花の形は花弁が5個の合弁花で漏斗形、花色は赤色です。
- パーシーワイズマン、蕾の時は鮮やかな桃色をしており、花が開き咲き進むにつれて、花色がクリーム色へと変化していく園芸品種です。また花色が変化する時に絞り模様のように桃色の花色が残るため、クリーム色と桃色の個性的な花模様が楽しめる所も魅力です。花序は散形花序、枝先に密に花が集まり球状の花姿をつくります。花の形は花弁が5個の合弁花で漏斗形、花色は桃色からクリーム色へと変化します。
- ぼんぼりは、花の裂片が浅いため全体的に丸くコロンとした可愛らしい外観をしており、また花のふち部分に桃色の覆輪が入るため、白色と桃色のツートンカラーの可愛らしい印象の花を楽しめる園芸品種です。花序は散形花序、枝先に密に花が集まり球状の花姿をつくります。花の形は花弁が5個の合弁花で漏斗形、花色は桃色もしくは白色です。
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※スーパーローディーとは!?
スーパーローディーは、赤塚植物園が1981年より半世紀近くかけて西洋シャクナゲと日本のシャクナゲの交配を重ねて、出来るだけ悪い環境で育てながら更に交配を重ねて、生き残った強肩なシャクナゲで作出された園芸品種です。そのため、普通の西洋シャクナゲと比べて強肩で夏の暑さや日差しに耐える強さがあり、日本の環境で育てやすいシャクナゲとなっています。
またスーパーローディーは園芸品種としての美しさにも拘られています。育種・選抜においては、花色が美しく花付きが良いもの、葉の大きさと形状が揃い色が光沢のあるもの、樹形は節間が短くボリュームのある外観をしており鉢植え等でも育てやすいコンパクトなもの等が選抜されて選ばれているようです。