- 原産:北アメリカ/中央アメリカ
- 科:シソ(Lamiaceae)
- 属:サルビア/アキギリ(Salvia)
- 種:microphylla/greggii/jamensis
- 英名:チェリーセージ(cherry sage)
- 品種:ミラージュ・バーガンディー(Salvi greggii ‘mirageBurgundy’)
- 開花時期:4月~11月
- 花の色:赤色●紫色●
- 葉の色:緑色●
- 分類:常緑低木
- 草丈:約40cm
- 誕生花:10月5日/11月5日/12月18日
- 花言葉:知恵/尊敬/家族愛/良い家族/燃える思い
- 用途:開花期間長い/カラーリーフ/香りが良い
目次 | ||
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花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
チェリーセージ(ミラージュ・バーガンディー)とは!?
チェリーセージ(ミラージュ・バーガンディー)は花の色が赤紫色をしています。赤紫色は上品さや優雅さなどを想像させます。そのため、優雅をテーマにして作られるエレガントガーデンなどにおすすめの品種です。
チェリーセージ(ミラージュ・シリーズ)とは!?
チェリーセージ(ミラージュ・シリーズ)は、一般的なチェリーセージと比べて草丈が40cm程度にしかならないため、小さな花壇の中や鉢植えの中でも育てやすい所が魅力です。また枝分かれがとても多いため花の数が多く、株を覆うように沢山の花が咲きます。そのため、狭いお庭などで楽しみたい場合やボリュームある花姿を楽しみたい場合などにおすすめのシリーズです。
ミラージュ・シリーズの品種
- チェリーレッドの濃い赤色の花は「情熱的」「大人の女性」を連想させる色です。そのため、女性的でフェミニンな印象を与えるエレガントガーデンや、ラグジュアリーな印象を与えるお庭を作りたい時などおすすめの品種です。
- ブルーは花の色が濃い青紫色をしており、深い闇や貴族の高貴さなどを想像させる事があります。そのため、魔法の世界を想像させるテーマガーデンや、高貴な雰囲気をつくるエレガントガーデンや格式高いお庭などにおすすめです。
- バーガンディーは花の色が赤紫色をしています。赤紫色は上品さや優雅さなどを想像させます。そのため、優雅をテーマにして作られるエレガントガーデンなどにおすすめの品種です。
- ホットピンクは花の色が赤みを帯びた桃色をしています。赤みを帯びた桃色は、艶やかで色っぽい雰囲気を感じさせる事があります。そのため、大人っぽく悪戯っぽい印象を与えるお庭を作りたい時におすすめの品種です。
- ピンクは花の色が鮮やかな桃色です。鮮やかな桃色は派手でネオンサインのように非常に良く目立ちます。そのため、明るく元気な雰囲気をつくるカラフルなカラーガーデンなどにおすすめの品種です。
- ローズバイカラーは花の色が桃色と白色の二色で構成されています。桃色と白色は、上品さと優しさを感じさせるため、フェミニンな雰囲気をつくるロマンチックガーデンや、可愛らしさがあるエレガントガーデン等におすすめの品種です。
- ソフトピンクは花の色が薄い桃色です。桃色は「女性的」「優しさ」「柔らかさ」「可愛らしさ」等をイメージさせる色です。そのため、女性的で可愛らしい印象を与えるロマンチックガーデンなどにおすすめする品種になります。
- バイオレットは花の色が鮮やかな紫色です。紫色は古くから貴族や王族などが権威性を示す目的で使用していた色です、そのため貴族のような高貴でエレガントな雰囲気をお庭の中につくり出すことが可能です。
- ホワイトは花の色が純白です。白色は古くから神事や神様の色として使用してきました、そのため神聖な雰囲気や清浄な印象を与える事があります。従って、ギリシャ神話を想像させるギリシャ庭園や、上品で清潔感のあるエレガントガーデン等によくあいます。
チェリーセージとは!?
チェリーセージとは、サルビア属の中にあるグレギー種(S.greggii)とミクロフィラ種(S.microphylla)とヤメンシス種(S.jamensis)の三種を含めた総称です。原産地は北アメリカおよびメキシコにあり、常緑低木として成長します。
チェリーセージの語源(由来)
- 属名のSalviaの語源は、ラテン語で「安全」「健康」「安心」を意味する「salvus」や、ラテン語で「賢者(sage)」を意味する「salvia」や、ラテン語で「安全にする」「健康にする」等を意味する「salvere」等からきています。
- チェリーセージの由来は花や葉にサクランボを思わせるような香りがある事からきています。
チェリーセージの特徴(魅力)
- チェリーセージは、その名前からも分かる通り「サクランボ」のような香りが葉にあります。また花は春から晩秋にかけて長くお庭を彩り続けるため、お庭の印象を決める植物として利用できます。
- チェリーセージの中のグレギー種(S.greggii)やミクロフィラ種(S.microphylla)は交雑しやすく、また他の種と交雑する事もあります。一般的に交雑した雑種はチェリーセージの品種として扱われます。
- 樹形は叢生、叢生は根元から複数の茎を出し、茎は細いため繊細な雰囲気をつくり、茎は緩やかに広がりながら、ふんわりとしたドーム状の外観をつくります。
- そのため、園芸では花壇の中でボリュームを出す植物として利用されたり、自然風の生垣として利用されたりします。
- 葉は他のサルビアと比べて小振り、一般的に葉の長さが2.5cmほどと小さく、また葉と葉の間に空間があるため、繁茂しているような雑多な印象を与えず、繊細な雰囲気をつくる事が出来ます。
- 葉の色はふつう緑色ですが、園芸品種の中には開放的で爽やかな黄色の葉や、明るく輝くような白色の葉色をもっている品種もあるため、品種を選べばカラーリーフとして楽しむことも可能です。
- 葉には「サクランボ」や「ミント」を想像させる甘く心地よい香りがあります。触れると香りが広がるため、小道の脇やガーデンファニチャーの近くなどに植えて、触った時に香りを楽しめる状態にしておくと良いかもしれません。
- 開花期間がとても長く、晩春から晩秋まで長く花を咲かせ続ける事が出来るため、お庭の雰囲気をつくる花として取り入れたい植物のひとつです。
- 花は小振りで、一個一個の花が離れて疎らにつくため、控えめな印象を与えます。そのため、楚々とした可憐な雰囲気をつくります。
- 花の色が非常に豊富にあるため、お庭の雰囲気に合わせて品種選びが出来ます。例えば、桃色の花はロマンチックガーデンによく合い、紫色の花はエレガントガーデンによく合います。
- 花にはサクランボのような心地よい香りがあり、エディブルフラワーとして花弁をサラダなどに入れて利用される事があります。
- 花は蜜源として蝶々や花蜂を引き寄せる働きがあります。そのため、開花期間中は蜜を求めて花の周りを元気に飛び回る花蜂や、優雅に翔ぶ蝶々を観察する事が出来ます。
- 自生地のメキシコでは薬用植物として栽培されており、ハーブティーの素材として葉が使用されます。
- チェリーセージは、低メンテナンスで維持管理がしやすく、丈夫で育てやすいため、初心者におすすめの植物です。
チェリーセージの草丈は約60(~130)cm、樹形は叢生、茎は直立、分枝は斜上します。茎の色は緑色または下部は木質化して褐色です。
葉序は対生葉序、葉色は緑色、葉身の大きさは多様ですが長さ2.5cm以下が多い、葉身の形は卵形、葉のふち部分に鋸歯があります。
花序は節に一個の花がつく総状花序または複数の花がつく輪散花序です。萼は鐘形、萼の色は緑色または紫色です。花冠は唇形花、唇形花は上唇と下唇があり、上唇は筒状で真っ直ぐ伸び、下唇は広く垂れ下がり裂片は三個(中央の裂片が浅裂片)または裂片が四個、花冠の色は赤色・桃色・黄色・橙色・青色・紫色・白色があります。
チェリーセージの園芸品種の紹介
サルビアの主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。
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チェリーセージ(ミラージュ・バーガンディー)の育て方
花壇の土づくり
日当り
チェリーセージ(ミラージュ・バーガンディー)は、日光のよく当たる場所で最もよく成長して沢山の花を咲かせます。そのため基本的には日向(直射日光が6時間以上)で育てましょう。また半日影(直射日光3時間~5時間)までで育てる事が可能です。
日当たりが適切な環境で育てる事で光合成が活発に行われるため、株の生育が良くなり、花付きや花の大きさも良くなります。そのため、適切な日当たりに植えてあげる事が非常に重要になります。
土壌の土質
チェリーセージ(ミラージュ・バーガンディー)は、土質をあまり選ばずに育てられますが、通気性と排水性が良く、適度に肥沃な土壌を好みます。そのため、植え付けの前に土壌診断を行い、通気性・排水性を良くしておき、腐葉土などを入れて適度に肥沃な土壌に改良しておきましょう。
土壌診断と改善の行い方
- 土を掘る時に土が硬い場合は作土層が十分でない可能性があります。
- スコップで土を深くまで掘り返し石等を取り除きます。
- 適度に濡れた土を、手にとり握って土塊を作り、通気性・保水性などを診断します。
- 手のひらを開き土の塊がバラバラと崩れる場合は通気性と排水性の高い砂壌土や砂土に近い土壌です。栄養の乏しい土壌や乾燥に強い植物にむきます。
- 保水性を改善したい場合は保水性を高める用土(堆肥や黒土など)を入れると良いでしょう。
- 手のひらを開いても土の塊は崩れず、土塊を軽く指で押すと崩れる場合は通気性と保水性のバランスが良い壌土に近い土壌です。幅広い植物に向く土壌です。
- 植物に合わせて保水性を好む植物であれば保水性を高める用土(黒土なバーミキュライト等)を入れたり、乾燥を好む植物であれば排水性や通気性を高める用土(川砂やパーライトなど)を入れましょう。
- 手のひらを開いても土の塊が崩れず、指で押しても崩れる感じがない場合は粘土質で水捌けが悪い土壌の可能性があります。必要に応じて排水性・通気性を高める用土(川砂・パーライト等)を混和しましょう。
- 手のひらを開き土の塊がバラバラと崩れる場合は通気性と排水性の高い砂壌土や砂土に近い土壌です。栄養の乏しい土壌や乾燥に強い植物にむきます。
- 土壌に入る有機物の量を診断しましょう。土の色を見て、有機物が沢山入る肥沃な土の場合は有機物(腐植)が多く含むため土の色が黒っぽくなります。一方で有機物(腐植)が少ない場合は土の色が薄くなります。
- 土壌の状態とバランスを見ながら、2割から3割を目安に堆肥(腐葉土・バーク堆肥等)を土壌に混和しましょう。
鉢土づくり
日当り
チェリーセージ(ミラージュ・バーガンディー)は、日光のよく当たる場所で最もよく成長して沢山の花を咲かせます。そのため基本的には日向(直射日光が6時間以上)で育てましょう。また半日影(直射日光3時間~5時間)までで育てる事が可能です。
培養土
チェリーセージ(ミラージュ・バーガンディー)は、一般的な草花の培養土で育てられます。自作する場合は通気性が良く適度に肥沃な培養土で育てましょう。
培養土の配合例
- 赤玉土(小粒・中粒)+腐葉土=6:4
- 赤玉土(小粒・中粒)+パーライト+腐葉土=4:2:4
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- super grade Ⅱの培養土はサラサラとした粒状の用土のみで構成されており堆肥が使用されていない所が特徴です。
- 堆肥が使われていないため、昆虫や微生物湧きにくく、お部屋でも使いやすいです。
- 堆肥が原因で夏場に蒸れる事がないため、多湿で植物が弱りにくくなります。
- 培養土は擬似団粒構造を形成しており優れた保水性・排水性・通気性・保肥力があります。
- 培養土の中には保水剤(CMC)が配合されているため水持ちがよく管理が楽になります。
- 培養土に含まれる赤玉土は焼きが入り硬質なため、劣化しにくく繰り返して何度でも使えます。
- 赤玉土には肥料も含有しているため植物の成長が良くなります。
- 肥料は3種類配合されており植物の成長段階に応じて非常に長く放出されます。
- 堆肥は入っていませんが、質の良い腐植酸が配合されているため、地力の高い肥沃な培養土となっています。
水やりの仕方
地植え
チェリーセージ(ミラージュ・バーガンディー)は乾燥に強いため、地植えしている場合は極端に乾燥する場合を除いて、基本的には降水のみで育てられます。雨が長く降らない場合、指を入れて土壌の表面(2~5cm)が乾燥している場合、葉や茎が萎れている場合などは、必要に応じて水やりを行いましょう。
水やりの量は、土壌内に新鮮な酸素を行き渡らせる目的もあるため、一度に与える水の量はたっぷりと与えてください。
鉢植え
チェリーセージ(ミラージュ・バーガンディー)を鉢植えで育てる場合は土の乾燥が早くなるため、定期的な水やりが必要になります。ただし水やりを行い過ぎてジメジメとした環境が続くと根腐れしてしまうため、土の表面(数cm)が乾いてきたタイミングで水やりを行うといいでしょう。
水やりの量は、土壌内に新鮮な酸素を行き渡らせる目的もあるため、一度に与える水の量はたっぷりと与えてください。
水やりのチェックを簡単にするオススメの道具
- 水やりチェッカー(サスティ)とは、視覚的に分かりやすく色の変化で水やりのタイミングを教えてくれる水分計です。
- 白色(水やり必要)・青色(水やり不要)
- 水やりチェッカー(サスティ)は世界で初めて家庭用水分計で「PF値」が採用されています。PF値は、殆どの植物の生育に阻害がない有効水分域の中のPF2.0付近で色が変わるように設計されているため、水やりの失敗を減らします。
- PF2.0は、どんな土や多肉・観葉植物・草花にも対応しますが、乾燥に強い多肉植物では色変わり後に若干の猶予があり、乾燥に弱い草花では色変わり後は直ぐに水やりをした方が良いかもしれません。
- PF値とは、土壌の水分が毛管力によって引き付けられている強さの程度を表している数値で、これを使う事で土壌の湿り具合や植物への水やりのタイミングが分かるようになります。殆どの植物にとって利用しやすいPF値は1.7~2.3の間にあります。常にPF値が1.7より下の値にあると、多湿を嫌う多肉などは湿潤すぎて根腐れを引き起こしやすくなったり、PF値が2.3より上にあると乾燥が苦手な草花などは水枯れを引き起こしやすくなります。
- 水やり三年と言われるプロでも難しい水やり作業が、水やりチェッカー(サスティ)を使うだけで安心して行えるようになります。
- 水やりチェッカー(サスティ)は水やりが難しい植物(ラン・多肉)にも対応しています。
- 中芯は6ヶ月~9ヶ月経つと水やりをしても青色に変化しなくなるため、変化がなくなったら中芯の交換が必要になります。
肥料の与え方
チェリーセージ(ミラージュ・バーガンディー)は、栄養の乏しい土壌でも問題なく育ちます。基本的にある程度の肥沃な土壌で育てていれば肥料を必要としません。
土壌の栄養が乏しい花壇の中で育てていたり、培養土の劣化や栄養がなくなるのが早い鉢植えで育ている場合は、必要に応じて堆肥を入れたり、春に肥料を与えましょう。
堆肥の与え方
- 堆肥とは有機物が微生物により分解された肥料もしくは土壌改良材です。生態サイクルのない庭の花壇や鉢植えは、風雨や微生物の働き等により、土壌が年々劣化していき土が硬くなったり水はけが悪くなったりします。堆肥には【化学性・物理性・生物性】を高める効果があり、劣化した土を肥沃(植物の生育がよく生産性が高い土)な土に変える働きがあります。
- 地植えの場合は初冬から早春に株から少し離れた場所に堆肥(腐葉土もしくは牛糞堆肥等)を盛ってマルチングするか、穴を掘って堆肥を入れましょう。
- 株分けや植え替えを行う時に土壌改良して植え直しても問題ありません。
- 鉢植えの場合は、植え替えを行います。鉢から株を取り出して、風雨で劣化した古い土を軽く落とし、長い根や腐った根も軽く切り詰めます。株が大きい場合は株分けもしましょう。土は新しい物を使うか、古い土を再利用する場合は2~5割ほど新しい土を混ぜます。鉢の中に新しい土と株を植え直したら完成です。
- 地植えの場合は初冬から早春に株から少し離れた場所に堆肥(腐葉土もしくは牛糞堆肥等)を盛ってマルチングするか、穴を掘って堆肥を入れましょう。
追肥の与え方
- 追肥は成長の始まる春に与えます。
- 追肥は肥効が緩やかで長く続く緩効性肥料を選びましょう。
- 緩効性肥料などの固形肥料を与える場合は、袋に規定された量を一度だけ施します。
剪定のやり方
チェリーセージ(ミラージュ・バーガンディー)は、早春と夏の終わりに年二回の切り戻し剪定を行います。
春の剪定とは!?
チェリーセージの春の剪定とは、越冬後に行う剪定です。冬の間に枯れた茎の撤去と、株全体の切り戻しを行います。メリットは「日当たり風通しの改善」「病気予防」「株の老化の遅延」「生産性の向上」等があります。
剪定を行う事で、ひょろひょろとした伸びた長い枝が減り外観が良くなり、コンパクトで形状の整った樹形となります。また生産性の高い新枝が伸びるため花付きもよくなります。
- 春の剪定のやり方
- 冬の間に完全に枯れてしまった茎を根元から剪定して取り除きます。
- 株全体の若返りを計るために地面から高さ約10cmの場所で、株の切り戻し剪定します。
生育期間中の剪定とは!?
チェリーセージの生育期間中の剪定とは、生育期間中に切り戻し剪定を行う事です。切り戻し剪定を行う事で「徒長を防ぐ」「外観を整える」「生産性の高い枝を伸ばす」「花の数を増やす」などのメリットがあります。一方で、切り戻しで花芽も落としてしまうため、開花が数週間遅れたり、高さが出ない等のデメリットがあります。そのため、必要に応じて剪定を行うと良いでしょう。
- 生育期間中の剪定のやり方
- 切り戻し剪定の時期は、晩春と晩夏の二回、または晩夏に一回だけ行われます。
- 剪定は株の半分を目安にして半円を描き形状を整えるようにして、株全体を切り戻し剪定します。
冬越しする方法
Hardiness:7b~8a
チェリーセージ(ミラージュ・バーガンディー)は、耐寒性が高いため、暖地や平地であれば地植えで越冬させる事が可能です。ただし寒さの厳しい地域や寒冷地では枯れてしまう事があるため、必要に応じて冬越し対策が必要になります。
冬越し対策
- 屋外で育てている場合は、霜が降りる前に霜対策として不織布などを被せます。
- また霜が降りる前に株を掘り起こして鉢植えに植え直した後に、軒下に移動したり、温室に移動するなどして管理する事も可能です。
- 鉢植えで育てている場合は、霜の当たらない軒下に移動したり、凍結が心配な場合は屋内や温室に移動したりするとよいでしょう。
挿し木や株分けで増やす
チェリーセージは挿し木や株分けによって増やす事ができます。
挿し木の方法
- チェリーセージの挿し木時期は晩春から初夏が適します。
- 挿し穂の茎は弾力があり健康な部分をカットしましょう。
- 挿し穂の長さ約7~10cmにわけます。
- 挿し穂の下部の葉を取り除き上部の葉を残します。
- 茎の下部分を斜めにカットして吸水部分を広くします。
- 挿し穂用の無菌の培養土を準備します。
- 切り口を下にして培養土の中に挿し穂を挿します。
- 明るい日陰で土壌が完全に乾燥しない様に水やりを行いながら管理しましょう
株分け手順
- チェリーセージの株分け時期は早春もしくは秋が最適です。
- スコップを使い株を掘りあげます。
- 株から少し土を落として根と芽の位置を確認します。
- 根に数個の芽を残すようにしてナイフやハサミ等を使い個々に切り分けましょう。
- 株分けした株は、必要な場所に植え直して水をたっぷり与えます。