- 原産:
- 科:アオイ(Malvaceae)
- 属:ハイビスカス/フヨウ(Hibiscus)
- 種:タイタンビカス(Hibiscus x taitanbicus)
- 品種:アルテミス
- 開花時期:6月~9月
- 花の色:桃色●赤色●白色〇
- 葉の色:緑色●
- 香り:
- 分類:多年草
- 被覆方法:
- 草丈:約100cm
- 用途:背が高い花/エスニックガーデン
- 購入方法:タイタンビカス・アルテミスを楽天で購入
目次 | ||
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花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
タイタンビカス(アルテミス)とは!?
タイタンビカス(アルテミス)は、他のタイタンビカスと比べて早咲き性があるため、花が少し早めから楽しめます。また花は直径が18cm前後ありながら、一株で200個近く花が咲く事があります。そのため、開花期間中はお庭の中で高い存在感を感じさせます。
花の色は桃色・白色・赤色、花弁の基部に赤色の班が入り、花弁の縁部分を中心に桃色の班がはいります。草姿は株立ち状になり、高さ約100cmに成長します。
タイタンビカスとは!?
タイタンビカスは学名Hibiscus x taitanbicus、赤塚植物園で北アメリカが原産のアメリカフヨウ(Hibiscus moscheutos)と北アメリカが原産のモミジアオイ(Hibiscus coccineus)が交配されてうまれた雑種の多年草です。
タイタンビカスの語源(由来)
- 属名のHibiscusは古代ギリシア語の「ἰβίσκος(ibiskos)」に由来します。
タイタンビカスの特徴(魅力)
- タイタンビカスは、赤塚植物園でアメリカフヨウとモミジアオイが交配されて育種された雑種の多年草(宿根草)です。
- 花の大きさや形・成長習慣などアメリカフヨウに似ていますが、アメリカフヨウよりも葉が分裂する傾向にあるようです。ただし、モミジアオイのように葉が完全に五個に分かれて分裂するわけではありません。
- 樹形は株立ち状、春になると地面から多数の新芽を出します。茎は直立に成長して最大250cmまでの高さになり、分枝は斜上に広がりピラミッド状になります。
- 基本的に毎年春に新しく成長するため、茎は真っ直ぐ伸びて行儀のよい成長をします。そのため、洗練された印象を与えやすく、あまり雑多な印象を与えません。
- 葉の形は卵形または葉縁部分が浅裂(~深裂)して裂片が三個あります。アメリカフヨウよりも葉縁部分に切れ込みが入る傾向が強いようです。
- 開花は初夏から秋にかけて、暑さで花が少なくなる季節もよく花が咲くため、夏のお庭に欠かせない植物のひとつです。
- ジャパンフラワーセレクションで優秀賞を受賞したタイタンビカス・エルフやタイタンビカス・アフロディーテは、一株で200輪近くの花を咲かせるようです。そのため、開花期間中は沢山の花を楽しむことが出来ます。
- 花は直径が約10~25cmと非常に巨大なため遠くからでもよく目立ち、ハイビスカス特有の花柱が突出する花姿がトロピカルな雰囲気を演出します。ただし、花弁と相対して花柱が短いため、他のハイビスカスと比べると花柱の突出をあまり感じないかもしれません。
- 花は花弁が五個、花弁は倒卵形または広卵形で、花弁の先端が半円形または平らになり、花弁同士は重なります。そのため、花全体は丸い形をしている事が多いです。
- 花は他のハイビスカスと同様に一日花です。花は一般的に朝方に開花した後に、夕方頃に萎れて、そのまま散っていきます。
タイタンビカスの草丈は約100(~250)cm、草姿は株立ち状、地面から複数の茎を出します。茎は直立、分枝は斜上、茎の色は緑色または赤みを帯びます。
葉序は互生葉序、葉色は緑色、葉身の形は卵形または葉縁部分が浅裂(~深裂)して、鋸歯をもちます。
花序の腋生、腋生は茎の上部の枝の節に花をつけます。花の大きさは約10~25cm、花の形は鐘形状、花弁は五個、花弁の形は倒卵形または広倒卵形、花の色は赤色・桃色・白色がある。雌蕊は花柱が花の中央から長く突出しており、雄蕊が雌蕊の周りに多数付きます。花は一日花のため、朝に開花したら夕方には萎んでしまい散ります。
タイタンビカスの園芸品種の紹介
楽天で購入 エルフは、ジャパンフラワーセレクションのガーデニング部門で優秀賞を受賞した品種です。花は中心部に班が入らず、真っ白な花色をしており、花の直径が20cmを越えます。花は巨大でありながら一株で200個近く咲くため、初夏から秋にかけて開花期間中は次々と花が咲き、豪華な花姿を楽しめる園芸品種です。草姿は株立ち状になり、高さ約200~250cmに成長します。 | 楽天で購入 ピーチホワイトは、花の直径が20cmを越えることがありながら、一株で200個近く花が咲く事があります。そのため、開花期間中はお庭の中で高い存在感を感じさせます。花の色は白色と濃い赤色で花の中心部に濃い赤色の班がはいります。白色と濃い赤色は清潔感と上品さを演出するため、華やかさと気品を演出することが可能です。草姿は株立ち状になり、高さ約200~250cmに成長します。 |
楽天で購入 フレアは、花の直径が20cmを越えることがありながら、一株で200個近く花が咲く事があります。そのため、開花期間中はお庭の中で高い存在感を感じさせます。花の色は鮮やかな赤色、赤色は、華やかな印象や情熱的で愛情深い印象を与えるため、人の心を惹き付けるようなチャーミングなお庭や、明るくカラフルなお庭などによくあいます。草姿は株立ち状になり、高さ約200~250cmに成長します。 | 楽天で購入 ウラノスは、花の直径が25cmを越えることがあり非常に巨大です。そのため、開花期間中はお庭の中で高い存在感と豪華さを感じさせる事ができます。花の色は鮮やかな赤色から赤ピンク色、赤ピンク色は、可愛らしい印象やポップな雰囲気をつくる事から、ロマンチックな雰囲気のお庭や、カラフルで明るいお庭などによくあいます。草姿は株立ち状になり、高さ約200~250cmに成長します。 |
楽天で購入 カシオペアは、花の直径が20cm前後ありながら、一株で200個近く花が咲く事があります。そのため、開花期間中はお庭の中で高い存在感を感じさせます。花の色は桃色と赤色の二色で、花の中心部に赤色の丸い斑点がはいります。赤色と桃色は、どちらも「女性的」「愛情」を感じさせる色です。そのため、可愛いをテーマにした可愛いお庭や、愛をテーマにしたロマンチックガーデンなどにおすすめです。草姿は株立ち状になり、高さ約100cmに成長します。 | 楽天で購入 ヘルメスは、花の直径が20cm前後ありながら、一株で200個近く花が咲く事があります。そのため、開花期間中はお庭の中で高い存在感を感じさせます。花の色は、ほんのりと桃色に染まる白色で、花の中心部に赤色の班が入ります。白色と赤色は、白色が派手な印象を与える赤色を強く引き立てるため、遠くからでも視線を引きつける力強さと華やかさがあります。そのため、明るく元気な印象を与えるカラーガーデンなどにおすすめの品種です。草姿は株立ち状になり、高さ約100cmに成長します。 |
楽天で購入 シルフィードは、花の直径が20cm前後ありながら、一株で200個近く花が咲く事があります。そのため、開花期間中はお庭の中で高い存在感を感じさせます。花の色は真っ白で中心部にも班が入りません。白色は穢れのなさや明るさを演出することができるため、ウェディングガーデンやエレガントガーデンなどにピッタリな品種です。草姿は株立ち状になり、高さ約100cmに成長します。 | 楽天で購入 プレアデスは、花の直径が20cm前後ありながら、一株で200個近く花が咲く事があります。そのため、開花期間中はお庭の中で高い存在感を感じさせます。花の色は鮮やかな桃色と赤色、花の中心部に赤色の班が入ります。赤色と桃色は、どちらも「女性的」「愛情」を感じさせる色です。そのため、可愛いをテーマにした可愛いお庭や、愛をテーマにしたロマンチックガーデンなどにおすすめです。草姿は株立ち状になり、高さ約100cmに成長します。 |
楽天で購入 イカロスは、花の直径が18cm前後ありながら、一株で200個近く花が咲く事があります。そのため、開花期間中はお庭の中で高い存在感を感じさせます。花の色は鮮やかな赤色、赤色は華やかな印象や情熱的で愛情深い印象を与えるため、人の心を惹き付けるようなチャーミングなお庭や、明るくカラフルなお庭などによく合うでしょう。草姿は株立ち状になり、高さ約100cmに成長します。 | 赤塚植物園 楽天市場店 ・楽天で購入 アルテミスは、他のタイタンビカスと比べて早咲き性があるため、花が少し早めから楽しめます。また花は直径が18cm前後ありながら、一株で200個近く花が咲く事があります。そのため、開花期間中はお庭の中で高い存在感を感じさせます。花の色は桃色・白色・赤色、花弁の基部に赤色の班が入り、花弁の縁部分を中心に桃色の班がはいります。草姿は株立ち状になり、高さ約100cmに成長します。 |
楽天で購入 イリスは、花の直径が18cm前後ありながら、一株で200個近く花が咲く事があります。そのため、開花期間中はお庭の中で高い存在感を感じさせます。花の色は桃色と赤色、花の中心部に赤色の班が入ります。赤色と桃色は、どちらも「女性的」「愛情」を感じさせる色です。そのため、可愛いをテーマにした可愛いお庭や、愛をテーマにしたロマンチックガーデンなどにおすすめです。草姿は株立ち状になり、高さ約200~250cmに成長します。 | 赤塚植物園 楽天市場店 ・楽天で購入 ネオンは、花の直径が18cm前後ありながら、一株で200個近く花が咲く事があります。そのため、開花期間中はお庭の中で高い存在感を感じさせます。花の色は赤ピンク色、赤ピンク色は可愛らしい印象やポップな雰囲気をつくる事から、ロマンチックな雰囲気のお庭や、カラフルで明るいお庭などによく合うでしょう。草姿は株立ち状になり、高さ約200~250cmに成長します。 |
赤塚植物園 楽天市場店・楽天で購入 ティンカーベルは、他のタイタンビカスと比べて早咲き性があるため、花が少し早めから楽しめます。花は直径が12cm前後とやや小振りですが、一株で200個近くの花が咲きます。そのため、開花期間中はお庭の中で高い存在感を感じさせます。花の色は、ほんのりと桃色に染まる白色で、花の中心部に赤色の班が入ります。草姿は株立ち状になり、高さ約50~60cmに成長します。 | 楽天で購入 ピーターパンは、花の直径が12cm前後とやや小振りですが、一株で200個近くの花が咲きます。そのため、開花期間中はお庭の中で高い存在感を感じさせます。花の色は鮮やかな赤色、赤色は華やかな印象や情熱的で愛情深い印象を与えるため、人の心を惹き付けるようなチャーミングなお庭や、明るくカラフルなお庭などによく合うでしょう。草姿は株立ち状になり、高さ約50~60cmに成長します。 |
楽天で購入 ウェンディは、花の直径が12cm前後とやや小振りですが、一株で200個近くの花が咲きます。そのため、開花期間中はお庭の中で高い存在感を感じさせます。花の色は桃色と赤色、花の中心部に赤色の班が入ります。赤色と桃色は、どちらも「女性的」「愛情」を感じさせる色です。そのため、可愛いをテーマにした可愛いお庭や、愛をテーマにしたロマンチックガーデンなどにおすすめです。草姿は株立ち状になり、高さ約50~60cmに成長します。 | アフロディーテは、ジャパンフラワーセレクションのガーデニング部門の入賞品種です。花は中心部に濃い赤色の班が入り、赤ピンク色をしています、花の直径が20cmを越えます。花は巨大でありながら一株で200個近く咲くため、初夏から秋にかけて開花期間中は次々と花が咲き、豪華な花姿を楽しめる園芸品種です。草姿は株立ち状になり、高さ約150cmに成長します。 |
ハイビスカス(フヨウ)の主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。
タイタンビカス(アルテミス)の育て方
花壇の土づくり
日当り
タイタンビカス(アルテミス)は、日光のよく当たる場所で最もよく成長して沢山の花を咲かせます。そのため基本的には日向(直射日光が6時間以上)で育てましょう。また半日影(直射日光3時間~5時間)までで育てる事が可能ですが、花の数が著しく減る事があったり、病気になりやすくなる事があります。
日当たりが適切な環境で育てる事で光合成が活発に行われるため、株の生育が良くなり、花付きや花の大きさも良くなります。そのため、適切な日当たりに植えてあげる事が非常に重要になります。
土壌の土質
タイタンビカスは、自生地が湿地や河川の近くにあり、やや湿り気のある保水性が高い土壌を好みます。
そのため、植え付けの前に土壌診断を行い、通気性と保水性のバランスを改善したり、腐葉土等の有機物をしっかり入れて肥沃な土壌にした方が良いでしょう。
土壌診断と改善の行い方
- 土を掘る時に土が硬い場合は作土層が十分でない可能性があります。
- スコップで土を深くまで掘り返し石等を取り除きます。
- 適度に濡れた土を、手にとり握って土塊を作り、通気性・保水性などを診断します。
- 手のひらを開き土の塊がバラバラと崩れる場合は通気性と排水性の高い砂壌土や砂土に近い土壌です。栄養の乏しい土壌や乾燥に強い植物にむきます。
- 保水性を改善したい場合は保水性を高める用土(堆肥や黒土など)を入れると良いでしょう。
- 手のひらを開いても土の塊は崩れず、土塊を軽く指で押すと崩れる場合は通気性と保水性のバランスが良い壌土に近い土壌です。幅広い植物に向く土壌です。
- 植物に合わせて保水性を好む植物であれば保水性を高める用土(黒土やバーミキュライト等)を入れたり、乾燥を好む植物であれば排水性や通気性を高める用土(川砂やパーライトなど)を入れましょう。
- 手のひらを開いても土の塊が崩れず、指で押しても崩れる感じがない場合は粘土質で水捌けが悪い土壌の可能性があります。必要に応じて排水性・通気性を高める用土(川砂・パーライト等)を混和しましょう。
- 手のひらを開き土の塊がバラバラと崩れる場合は通気性と排水性の高い砂壌土や砂土に近い土壌です。栄養の乏しい土壌や乾燥に強い植物にむきます。
- 土壌に入る有機物の量を診断しましょう。土の色を見て、有機物が沢山入る肥沃な土の場合は有機物(腐植)が多く含むため土の色が黒っぽくなります。一方で有機物(腐植)が少ない場合は土の色が薄くなります。
- 土壌の状態とバランスを見ながら、2割から3割を目安に堆肥(腐葉土・バーク堆肥等)を土壌に混和しましょう。
植付け時の注意点
タイタンビカスは、しっかり根を張り健康な成長するために、十分な深さの作土層(表層にある柔らかな土)が必要です。苗(根鉢)の1.5~2倍の深さまでスコップを使い穴を掘り、根張りを邪魔したり保水性や栄養の保持を悪くする石やゴミ等を取り除いておきましょう。
植付け方法は標準植えで行います。
鉢土づくり
日当り
タイタンビカス(アルテミス)は、日光のよく当たる場所で最もよく成長して沢山の花を咲かせます。そのため基本的には日向(直射日光が6時間以上)で育てましょう。また半日影(直射日光3時間~5時間)までで育てる事が可能ですが、花の数が著しく減る事があったり、病気になりやすくなる事があります。
培養土
タイタンビカスは、一般的な草花の培養土で育てられます。自作する場合は通気性が良く適度に肥沃な培養土で育てましょう。
培養土の配合例
- 赤玉土(小粒・中粒)+腐葉土=6:4
鉢植えで育てる際の注意点
タイタンビカスは他のハイビスカスの仲間と同様に生育旺盛で、根の回りが早い植物です。そのため、鉢植えで育てる場合は2年~3年に1度の頻度で鉢植えから植物を出して植え替えを行いましょう。
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- super grade Ⅱの培養土はサラサラとした粒状の用土のみで構成されており堆肥が使用されていない所が特徴です。
- 堆肥が使われていないため、昆虫や微生物湧きにくく、お部屋でも使いやすいです。
- 堆肥が原因で夏場に蒸れる事がないため、多湿で植物が弱りにくくなります。
- 培養土は擬似団粒構造を形成しており優れた保水性・排水性・通気性・保肥力があります。
- 培養土の中には保水剤(CMC)が配合されているため水持ちがよく管理が楽になります。
- 培養土に含まれる赤玉土は焼きが入り硬質なため、劣化しにくく繰り返して何度でも使えます。
- 赤玉土には肥料も含有しているため植物の成長が良くなります。
- 肥料は3種類配合されており植物の成長段階に応じて非常に長く放出されます。
- 堆肥は入っていませんが、質の良い腐植酸が配合されているため、地力の高い肥沃な培養土となっています。
水やりの仕方
タイタンビカス(アルテミス)は、湿り気のある土壌を好みます。そのため、基本的には湿り気のある土壌を保つようにしましょう。
水やりの頻度と与え方
水やりの頻度は環境(植える場所や土質)にも左右されますが、基本的には土の表面が乾いてきたタイミングで水やりを行うといいでしょう。水やりは、土壌内に新鮮な酸素を行き渡らせる目的もあるため、一度に与える水の量はたっぷりと与えてください。
水やりのチェックを簡単にするオススメの道具
- 水やりチェッカー(サスティ)とは、視覚的に分かりやすく色の変化で水やりのタイミングを教えてくれる水分計です。
- 白色(水やり必要)・青色(水やり不要)
- 水やりチェッカー(サスティ)は世界で初めて家庭用水分計で「PF値」が採用されています。PF値は、殆どの植物の生育に阻害がない有効水分域の中のPF2.0付近で色が変わるように設計されているため、水やりの失敗を減らします。
- PF2.0は、どんな土や多肉・観葉植物・草花にも対応しますが、乾燥に強い多肉植物では色変わり後に若干の猶予があり、乾燥に弱い草花では色変わり後は直ぐに水やりをした方が良いかもしれません。
- PF値とは、土壌の水分が毛管力によって引き付けられている強さの程度を表している数値で、これを使う事で土壌の湿り具合や植物への水やりのタイミングが分かるようになります。殆どの植物にとって利用しやすいPF値は1.7~2.3の間にあります。常にPF値が1.7より下の値にあると、多湿を嫌う多肉などは湿潤すぎて根腐れを引き起こしやすくなったり、PF値が2.3より上にあると乾燥が苦手な草花などは水枯れを引き起こしやすくなります。
- 水やり三年と言われるプロでも難しい水やり作業が、水やりチェッカー(サスティ)を使うだけで安心して行えるようになります。
- 水やりチェッカー(サスティ)は水やりが難しい植物(ラン・多肉)にも対応しています。
- 中芯は6ヶ月~9ヶ月経つと水やりをしても青色に変化しなくなるため、変化がなくなったら中芯の交換が必要になります。
肥料の与え方
タイタンビカス(アルテミス)を肥沃な土壌で育てている場合は、定期的な肥料が無くても育てられます。ただし株をしっかり成長させて、沢山の花を咲かせたい場合には定期的な肥料が必要です。
タイタンビカスは、多くのハイビスカスの仲間と同様に肥料の三要素(窒素・リン・カリ)の中のカリ成分を好みます。そのため、肥料を選ぶ時はカリが多めに含まれる水平型肥料や谷型肥料を選びましょう。
また健康な葉や花の成長を促すため鉄やマグネシウムなどの微量要素も必要になります。そのため、それらが含まれる有機肥料などを選ぶのも良いでしょう。
肥料と堆肥の与え方
- 肥料の与え方
- 肥料を与える時期
- 春から秋にかけて生育期間中です。
- 肥料の選び方
- 有機肥料または化成肥料を選びます。
- 肥料の成分は窒素・リン・カリが等分の【水平型】またはカリが多めに入る【谷型】を選びます。
- 肥料の与え方
- 有機肥料を与える場合は、土に剥き出しにすると分解が遅くなったり、虫が寄ってくる事もあるため、基本は土の中に埋めます。株元から少し離れた場所(枝先の下に新しい根があり肥料の吸収効率が最も良い)に穴を掘り肥料を埋めましょう。※地面にそのまま置き肥する場合もあります。
- 化成肥料の場合も株元から少し離れた場所に置き肥します。置き肥とは地面に埋めずにそのまま地面の上に置く肥料です。袋に規定された量を約1~3ヶ月ごとに施します。
- 堆肥の与え方(鉢植えは植え替え)
- 堆肥とは有機物が微生物により分解された肥料もしくは土壌改良材です。生態サイクルのない庭の花壇や鉢植えは、風雨や微生物の働き等により、土壌が年々劣化していき土が硬くなったり水はけが悪くなったりします。堆肥には【化学性・物理性・生物性】を高める効果があり、劣化した土を肥沃(植物の生育がよく生産性が高い土)な土に変える働きがあります。
- 地植えの場合は初冬から早春に株から少し離れた場所に堆肥(腐葉土もしくは牛糞堆肥等)を盛ってマルチングするか、穴を掘って堆肥を入れましょう。
- 鉢植えの場合は、植え替えを行います。鉢から株を取り出して、風雨で劣化した古い土を軽く落とし、長い根や腐った根も軽く切り詰めます。株が大きい場合は株分けもしましょう。土は新しい物を使うか、古い土を再利用する場合は2~5割ほど新しい土を混ぜます。鉢の中に新しい土と株を植え直したら完成です。
- 堆肥とは有機物が微生物により分解された肥料もしくは土壌改良材です。生態サイクルのない庭の花壇や鉢植えは、風雨や微生物の働き等により、土壌が年々劣化していき土が硬くなったり水はけが悪くなったりします。堆肥には【化学性・物理性・生物性】を高める効果があり、劣化した土を肥沃(植物の生育がよく生産性が高い土)な土に変える働きがあります。
剪定のやり方
タイタンビカス(アルテミス)は冬になると地上部が枯れてしまいます。そのため、晩秋または翌年の春までに地上部を剪定して取り除きます。
剪定を行うことで、枯れ枝が芽の成長を邪魔したり、太陽の光を遮る事を防ぎます。
挿し木や株分けで増やす
タイタンビカスは挿し木や株分けによって増やす事ができます。
挿し木の方法
- 挿し木時期は発根率の高い晩春から初夏頃が適します。
- 挿し穂の茎は弾力があり健康な部分をカットしましょう。
- 挿し穂 の長さ約10~20cmにわけます。
- 挿し穂の下部の葉を取り除き上部の葉を残します。
- 茎の下部分を斜めにカットして吸水部分を広くします。
- 挿し穂用の無菌の培養土を準備します。
- 切り口を下にして培養土の中に挿し穂の1/3程を挿します。
- 明るい日陰で土壌が完全に乾燥しない様に水やりを行いながら管理しましょう。
株分け手順
- 株分け時期は早春もしくは秋が最適です。
- スコップを使い株を掘りあげます。
- 株から少し土を落として根と芽の位置を確認します。
- 根に数個の芽を残すようにしてナイフやハサミ等を使い個々に切り分けましょう。
- 株分けした株は、必要な場所に植え直して水をたっぷり与えます。