- 科:ゴマハノクサ(Scrophulariaceae)
- 属:ブッドレア/フジウツギ(Buddleja)
- 品種:モーニングミスト(buddleja ‘morning mist’)
- 別名:シルバーミスト(Buddleja ‘silver anniversary’)
- 開花時期:6月~10月
- 花の色:橙色●白色〇
- 葉の色:緑色●白色〇
- 香り:花
- 分類:落葉低木
- 被覆方法:
- 草丈:約100~150cm
- 用途:カラーリーフ
- 庭のスタイル:ロマンチックガーデン/かわいいお庭/スイーツガーデン
- 購入方法:モーニングミストを楽天で購入
目次 | ||
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花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
ブッドレア(モーニングミスト)とは!?
- ブッドレア(モーニングミスト)は、別名では「シルバーアニバサリー」とも呼ばれる品種で、1997年に英国の育種家のPeter Mooreによって、Buddleja loricataとBuddleja crispaが交配されて作出されました。
- モーニングミストの特徴は白色の毛で覆われた茎や葉にあり、また一般的なブッドレアよりも遥かにコンパクトで育てやすい所も魅力です。
- 開花は夏から秋、花序は複合花序で円錐型に花が集まります。花の色は白色で花冠の中心部が橙色になります。
- 茎や葉は白色の毛で覆われているため白色の外観をしています。ただし、白色の毛は風雨などによって毛が落ちるため、シルバーリーフとして長く楽しみたい場合は雨の当たらない環境などで育ててあげると良いかもしれません。
- 白色は古くから神事や神様の色として使用してきました、そのため神聖な雰囲気や清浄な印象を与える事があります。従って、ギリシャ神話を想像させるギリシャ庭園や、上品で清潔感のあるエレガントガーデン等によくあいます。
- 草姿はブッシュ状、株の高さは約100~150cm、株の幅は約100~150cmに成長します。
ブッドレアのその他の園芸品種の紹介
シルバーアニバーサリーは、1997年に英国の育種家のPeter Mooreによって、Buddleja loricataとBuddleja crispaが交配されて作出された園芸品種です。 シルバーアニバーサリーの特徴は白色の毛で覆われた茎や葉にあり、また一般的なブッドレアよりも遥かにコンパクトで育てやすい所も魅力です。 開花は夏から秋、花序は複合花序で円錐型に花が集まります。花の色は白色で花冠の中心部が橙色になります。 茎や葉は白色の毛で覆われているため白色の外観をしています。ただし、白色の毛は風雨などによって毛が落ちるため、シルバーリーフとして長く楽しみたい場合は雨の当たらない環境などで育ててあげると良いかもしれません。白色は古くから神事や神様の色として使用してきました、そのため神聖な雰囲気や清浄な印象を与える事があります。従って、ギリシャ神話を想像させるギリシャ庭園や、上品で清潔感のあるエレガントガーデン等によくあいます。 草姿はブッシュ状、株の高さは約100~150cm、株の幅は約100~150cmに成長します。 |
ブッドレア(バタフライブッシュ)の主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。
ブッドレア(モーニングミスト)の育て方
花壇の土づくり
日当り
ブッドレア(モーニングミスト)は、日光のよく当たる場所で最もよく成長して沢山の花を咲かせます。そのため基本的には日向(直射日光が6時間以上)で育てましょう。また半日影(直射日光3時間~5時間)までで育てる事が可能ですが、花の数が少なくなります。
日当たりが適切な環境で育てる事で光合成が活発に行われるため、株の生育が良くなり、花付きや花の大きさも良くなります。そのため、適切な日当たりに植えてあげる事が非常に重要になります。
土壌の土質
ブッドレア(モーニングミスト)は、水捌けがよい土壌であれば土質は殆ど選びません。基本的には通気性・排水性・保水性のバランスが良く、適度に肥沃な土壌で育てると良いでしょう。
注意することは水捌けの悪い場所で育てたり、粘土質な土壌で育てる事です。水分が停滞するような土壌で育てると根腐れを引き起こして生育不良になったり、枯れたりすることがあります。
そのため、植え付けの前に土壌診断を行い、土壌の通気性を良くしたり、通気性と保水性のバランスを改善したり、腐葉土等の有機物を入れて適度に肥沃な土壌にした方が良いでしょう。
土壌診断と改善の行い方
- 土を掘る時に土が硬い場合は作土層が十分でない可能性があります。
- スコップで土を深くまで掘り返し石等を取り除きます。
- 適度に濡れた土を、手にとり握って土塊を作り、通気性・保水性などを診断します。
- 手のひらを開き土の塊がバラバラと崩れる場合は通気性と排水性の高い砂壌土や砂土に近い土壌です。栄養の乏しい土壌や乾燥に強い植物にむきます。
- 保水性を改善したい場合は保水性を高める用土(堆肥や黒土など)を入れると良いでしょう。
- 手のひらを開いても土の塊は崩れず、土塊を軽く指で押すと崩れる場合は通気性と保水性のバランスが良い壌土に近い土壌です。幅広い植物に向く土壌です。
- 植物に合わせて保水性を好む植物であれば保水性を高める用土(黒土やバーミキュライト等)を入れたり、乾燥を好む植物であれば排水性や通気性を高める用土(川砂やパーライトなど)を入れましょう。
- 手のひらを開いても土の塊が崩れず、指で押しても崩れる感じがない場合は粘土質で水捌けが悪い土壌の可能性があります。必要に応じて排水性・通気性を高める用土(川砂・パーライト等)を混和しましょう。
- 手のひらを開き土の塊がバラバラと崩れる場合は通気性と排水性の高い砂壌土や砂土に近い土壌です。栄養の乏しい土壌や乾燥に強い植物にむきます。
- 土壌に入る有機物の量を診断しましょう。土の色を見て、有機物が沢山入る肥沃な土の場合は有機物(腐植)が多く含むため土の色が黒っぽくなります。一方で有機物(腐植)が少ない場合は土の色が薄くなります。
- 土壌の状態とバランスを見ながら、2割から3割を目安に堆肥(腐葉土・バーク堆肥等)を土壌に混和しましょう。
植付け時の注意点
ブッドレア(モーニングミスト)はしっかり根を張り健康な成長するために、十分な深さの作土層(表層にある柔らかな土)が必要です。スコップを使い土壌を深さ30cm以上まで穴を掘り、根張りを邪魔したり保水性や栄養の保持を悪くする石やゴミ等を取り除いておきましょう。
楽天で人気の高いおすすめの堆肥
鉢土づくり
日当り
ブッドレア(モーニングミスト)は、日光のよく当たる場所で最もよく成長して沢山の花を咲かせます。そのため基本的には日向(直射日光が6時間以上)で育てましょう。また半日影(直射日光3時間~5時間)までで育てる事が可能ですが、花の数が少なくなります。
培養土
ブッドレア(モーニングミスト)は、一般的な培養土で育てられます。自作する場合は通気性が良く適度に肥沃な培養土で育てましょう。
培養土の配合例
- 赤玉土(小粒・中粒)+腐葉土=6:4
- 赤玉土(小粒・中粒)+パーライト+腐葉土=4:2:4
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- super grade Ⅱの培養土はサラサラとした粒状の用土のみで構成されており堆肥が使用されていない所が特徴です。
- 堆肥が使われていないため、昆虫や微生物湧きにくく、お部屋でも使いやすいです。
- 堆肥が原因で夏場に蒸れる事がないため、多湿で植物が弱りにくくなります。
- 培養土は擬似団粒構造を形成しており優れた保水性・排水性・通気性・保肥力があります。
- 培養土の中には保水剤(CMC)が配合されているため水持ちがよく管理が楽になります。
- 培養土に含まれる赤玉土は焼きが入り硬質なため、劣化しにくく繰り返して何度でも使えます。
- 赤玉土には肥料も含有しているため植物の成長が良くなります。
- 肥料は3種類配合されており植物の成長段階に応じて非常に長く放出されます。
- 堆肥は入っていませんが、質の良い腐植酸が配合されているため、地力の高い肥沃な培養土となっています。
水やりの仕方
ブッドレア(モーニングミスト)は比較的に耐乾性があるため、地植えしている場合は水やりをせずに育てることも可能です。
ただしブッドレアは、やや湿り気のある土壌で生産性が最も高まるため、土壌の状態を見ながら、やや湿り気のある土壌に保つ方が良いでしょう。 ただし、何時までも水分が停滞するジメジメした環境は根腐れを引き起こすため注意が必要です。
水やりの頻度と与え方
水やりの頻度は環境(植える場所や土質)にも左右されますが、基本的には土の表面が乾いてきたタイミングで水やりを行うといいでしょう。水やりは、土壌内に新鮮な酸素を行き渡らせる目的もあるため、一度に与える水の量はたっぷりと与えてください。
水やりのチェックを簡単にするオススメの道具
- 水やりチェッカー(サスティ)とは、視覚的に分かりやすく色の変化で水やりのタイミングを教えてくれる水分計です。
- 白色(水やり必要)・青色(水やり不要)
- 水やりチェッカー(サスティ)は世界で初めて家庭用水分計で「PF値」が採用されています。PF値は、殆どの植物の生育に阻害がない有効水分域の中のPF2.0付近で色が変わるように設計されているため、水やりの失敗を減らします。
- PF2.0は、どんな土や多肉・観葉植物・草花にも対応しますが、乾燥に強い多肉植物では色変わり後に若干の猶予があり、乾燥に弱い草花では色変わり後は直ぐに水やりをした方が良いかもしれません。
- PF値とは、土壌の水分が毛管力によって引き付けられている強さの程度を表している数値で、これを使う事で土壌の湿り具合や植物への水やりのタイミングが分かるようになります。殆どの植物にとって利用しやすいPF値は1.7~2.3の間にあります。常にPF値が1.7より下の値にあると、多湿を嫌う多肉などは湿潤すぎて根腐れを引き起こしやすくなったり、PF値が2.3より上にあると乾燥が苦手な草花などは水枯れを引き起こしやすくなります。
- 水やり三年と言われるプロでも難しい水やり作業が、水やりチェッカー(サスティ)を使うだけで安心して行えるようになります。
- 水やりチェッカー(サスティ)は水やりが難しい植物(ラン・多肉)にも対応しています。
- 中芯は6ヶ月~9ヶ月経つと水やりをしても青色に変化しなくなるため、変化がなくなったら中芯の交換が必要になります。
肥料の与え方
ブッドレア(モーニングミスト)は、ある程度の肥沃な土壌で育てていれば多くの肥料を必要としません。
肥料は、土壌の栄養が乏しい花壇の中で育てていたり、培養土の劣化や栄養がなくなるのが早い鉢植えで育ている場合、必要に応じて堆肥と肥料が必要になります。
肥料と堆肥の与え方
- 堆肥の与え方
- 堆肥とは有機物が微生物により分解された肥料もしくは土壌改良材です。生態サイクルのない庭の花壇や鉢植えは、風雨や微生物の働き等により、土壌が年々劣化していき土が硬くなったり水はけが悪くなったりします。堆肥には【化学性・物理性・生物性】を高める効果があり、劣化した土を肥沃(植物の生育がよく生産性が高い土)な土に変える働きがあります。
- 地植えの場合は初冬から早春に株から少し離れた場所に堆肥(腐葉土もしくは牛糞堆肥等)を盛ってマルチングするか、穴を掘って堆肥を入れましょう。
- 鉢植えの場合は、植え替えを行います。鉢から株を取り出して、風雨で劣化した古い土を軽く落とし、長い根や腐った根も軽く切り詰めます。土は新しい物を使うか、古い土を再利用する場合は2~5割ほど新しい土を混ぜます。鉢の中に新しい土と株を植え直したら完成です。
- 堆肥とは有機物が微生物により分解された肥料もしくは土壌改良材です。生態サイクルのない庭の花壇や鉢植えは、風雨や微生物の働き等により、土壌が年々劣化していき土が硬くなったり水はけが悪くなったりします。堆肥には【化学性・物理性・生物性】を高める効果があり、劣化した土を肥沃(植物の生育がよく生産性が高い土)な土に変える働きがあります。
- 肥料の与え方
- 肥料を与える時期
- 植物が休眠中の冬から晩冬に行います。
- 肥料の選び方
- 有機肥料または緩効性肥料を選びましょう。
- 肥料の与え方
- 有機肥料を与える場合は、土に剥き出しにすると分解が遅くなったり、虫が寄ってくる事もあるため、基本は土の中に埋めます。株元から少し離れた場所(枝先の下に新しい根があり肥料の吸収効率が最も良い)に穴を掘り肥料を埋めましょう。※地面にそのまま置き肥する場合もあります。
- 緩効性肥料の場合は株元から少し離れた場所に置き肥します。置き肥とは地面に埋めずにそのまま地面の上に置く肥料です。
剪定のやり方
ブッドレア(モーニングミスト)は、園芸で楽しむ場合は毎年の剪定が欠かせません。何故なら、生育旺盛で直ぐに大きくなるため管理が難しくなったり、枝が乱雑になり見た目が悪くなったりします。また古い枝は若い枝に比べて花の生産性が著しく落ちるからです。
剪定をしなくても育てられますが、上記を改善したい場合は剪定が必須になります。
早春の剪定とは!?
ブッドレアの早春の剪定とは、株が越冬して新しい成長が始まる前に行う剪定です。
剪定を行う事で、新しい成長が促されて沢山の花を咲かせる事に繋がり、また株の大きさを制御することが出来ます。そのため、普通は必ず行います。
- 剪定のやり方
- 春からの成長が始まる前の早春から春に剪定を行います。
- 株全体の若返りを計るために地面から高さ15~30cm程の部分で強く切り戻し剪定を行います。
- 強く切り戻し剪定をすることで、初めの成長は真っ直ぐなるため乱雑な樹形になりにくいです。
開花期間中の剪定とは!?
ブッドレアの開花期間中の剪定は花がら摘み、または切り戻し剪定を行います。
ブッドレアは花がら摘みを行わないと、花がらが何時までも残り見た目が悪いです。また種をつくる品種の場合はこぼれ種で広がるリスクや、種子に栄養がまわり花の数が減ることがあります。
- 剪定のやり方
- 花が咲き終わった花房を見つけたら、花房の下、枝分かれした部分まで戻り、その上で剪定してます。
- ただし枝分かれした枝は斜上に伸びるため、花がら摘みをした後は奔放な樹形となりやすいです。また一番花と比べて二番花・三番花はどんどん小さくなります。