アニソドンテアは属の中に約20種がありますが、一般に園芸で親しまれている種は幾つかの種とその園芸品種です。例えば、アニソドンテア(カペンシス)は開花期間が長くハイビスカスのような花を咲かせる事から園芸でも人気があります。また複数の種や品種が交配された雑種の園芸品種等も親しまれています。
アニソドンテア属の種ごとの育て方は写真か育て方をクリックすると出てくる為よかったらそちらをご覧下さい!
このページでは主な種の種類と特徴、園芸品種の種類と特徴を紹介しています。
目次
アニソドンテア(カペンシス)の特徴や園芸品種
- 原産:南アフリカ
- 学名:Anisodontea capensis
- 草丈:約100~150cm
- 分類:低木
- 開花時期:4月~11月(理想的な環境では周年)
- 花色:赤色●桃色●
- 葉色:緑色●
- 耐暑性:強い
- 耐寒性:普通
- 誕生花:11月20日・12月28日
- 花言葉:今日限り・優しい感受性
- 用途:開花期間長い/生垣
- 購入方法:アニソンドンテアを楽天で購入
アニソドンテア(カペンシス)とは!?
アニソドンテア(カペンシス)は学名Anisodontea capensis、単に「アニソドンテア」と呼ぶ場合はこの種をさしている事が多く、別名では「サクラアオイ」や「アフリカン・マロウ(African mallow)」等とも呼ばれる南アフリカが原産の低木です。
アニソドンテア(カペンシス)の語源(由来)
- 属名のanisodonteaは古代ギリシア語て「不平等」「等しくない」を意味する「ἄνισος (ánisos)」と、古代ギリシア語で「歯」を意味する「ὀδούς (odoús)」の2語で構成されており、恐らく葉縁部分がギザギザとしている事に由来します。
- 種小名のcapensisは南アフリカのケープ州を意味しています。
アニソドンテア(カペンシス)の特徴(魅力)
- アニソドンテア(カペンシス)は、ハイビスカスの花を小さくしたような可愛らしい花と、開花期間の長さ、トライデントを想像させるような裂片が3個ある葉の形等が特徴の植物です。
- 樹形はブッシュ状、茎は下部からよく枝分かれして、茎葉が密に茂るため、温暖な地域では生垣として利用される事もあります。
- 葉は葉縁部分が浅裂から深裂するため裂片が3個あり、トライデントのようなカッコイイ外観をしています。
- 開花期間がとても長く、理想的な環境では周年、通常は春から晩秋まで夏も休みなく花が咲きます。そのため長く花を楽しみたい人におすすめの植物です。
- 花はハイビスカスに似ていて花柱が突出する個性的な花姿をしています。ただし花の大きさは直径が2.5cm程度と小振りです。
- 花の色は桃色と赤色、花弁の基部に赤色の脈が入ります。
アニソドンテア(カペンシス)の樹高は約100(~150)cm、株張り約100cm、樹形はブッシュ状、茎は下部からよく分枝して、分枝は直立または斜上に広がります。茎の色は緑色または赤みを帯び、茎が成熟すると灰褐色または褐色になります。
葉序は互生葉序、葉色は緑色、葉柄はあり、葉身の長さ約2(~6.5)cm、幅は約2(~5)cm、葉身の形は卵形、葉縁部分が掌状に浅裂または深裂して裂片が3個あり、鋸歯があります。
花序の総状花序、花の大きさは約2.5cm、花の形はバラ形花冠で5個の花弁が浅い皿状に開き、花弁の形は広倒卵形または倒三角形、花の色は桃色または赤色で花弁の基部に赤色の脈が入ります。雌蕊の花柱は約1cm、雄蕊は雌蕊の周りに多数付き、雄蕊の葯は暗紫色または黒色です。
果実は分離果(1個の雌蕊が複数の子房を持っており、熟すと各心皮に離れて縦に割れ各部が分離する果実をいいます。分離した果実は分果と呼ばれます)です。
アニソドンテア(カペンシス)の園芸品種の紹介
日本花卉ガーデンセンター annex 育て方・楽天で購入 サンレモクィーンは樹高が50cm程度とコンパクトに成長するため鉢植えの中や小さな花壇の中でも育てやすい特徴があります。花はハイビスカスを小さくしたような花が春から晩秋にかけて咲きます。花の色は桃色と赤色、赤色と桃色は、どちらも「女性的」「愛情」を感じさせる色です。そのため、可愛いをテーマにした可愛いお庭や、愛をテーマにしたロマンチックガーデンなどにおすすめです。 | 育て方・楽天で購入 |