ホウライショウは属の中に約71種があり、園芸でも様々な種と品種が親しまれています。このページでは8種類の原種と、8種類の園芸品種を紹介しています。
上記の他にも、このページでは育て方や購入する際のリンクも用意しています。よければ、そちらもご活用ください。
■目次
■ホウライショウの簡易比較

学名:Monstera deliciosa
生活形:多年草
草丈:約500~2000cm
開花:夏頃
花色:黄色・クリーム色・白色
葉色:緑色・黄色・白色
生育型:ツル型
備考:この植物は、 熱帯雨林の森林の中で樹木にツルから出る気根を付着させ登攀しながら成長する半着生植物です。日本では、観葉植物として栽培されていますが、株は非常に巨大になるため、多くの場合で、ツル性の茎を剪定しながらコンパクトに管理されます。本種の最大の魅力は、葉のサイズが巨大で25~100cmほどにもなり、強い存在感を感じさせる点や、葉縁部が羽状分裂したり、葉の中に窓のように穿孔が開く事で個性的な雰囲気を醸し出す点にあります。そのため、インテリアとしてお部屋に飾ると、生い茂る葉がジャングルの中にいるような雰囲気を醸し出します。日本の栽培環境で花が開花する事は稀なため、果実を楽しむ事は出来ませんが、自生地では開花後に実る果実を収穫して、パイナップルやバナナの香りがする甘いフルーツとして食べられる事があります。日本では、一般的に葉を鑑賞する目的で屋内で楽しまれます。
学名:Monstera adansonii var. Laniata
生活形:多年草
草丈:約100~500cm
開花:夏頃
花色:淡い黄色・白色
葉色:緑色・黄色・白色
生育型:ツル型
備考:この植物は、 熱帯雨林の森林の中で樹木にツルから出る気根を付着させ登攀しながら成長する半着生植物です。近縁で観葉植物として高い人気のあるホウライショウ(学名: Monstera deliciosa)と比べて、本種は葉が小振りで葉縁部に切れ込みが入らない点が特徴となります。またモンステラ・アダンソニー(Monstera adansonii)と比べると葉の中の楕円形の穿孔(穴)の数が非常に多く入るため、虫食いされたような独特な外観を作り出すところが魅力となります。観葉植物として鉢植えで栽培した場合、全長は基本的に100cm程に収まるためインテリアとしても管理がしやすく、葉も比較的に小振りで扱いやすいためツル植物やハンギング仕立てで楽しみやすい点も魅力です。耐陰性も非常に高くLuxが500(暗めの室内)ほどあればギリギリ生存し、Luxが2500以上(レース越しの窓辺)であれば屋内でも健康に栽培する事が可能です。

学名:
生活形:多年草
草丈:約100~500cm
開花:夏頃
花色:淡い黄色・白色
葉色:緑色・黄色・白色
生育型:ツル型
備考:この植物は、 熱帯雨林の中で樹木にツルから出る気根を付着させ登攀しながら成長する半着生植物です。近縁で観葉植物として高い人気のあるホウライショウ(学名: Monstera deliciosa)と比べて、本種は葉が小振りで葉縁部に切れ込みが入らない点が特徴となります。また葉の中の楕円形の穿孔(穴)は成熟するに連れて数が増えて、非常に多く穴が空くため、窓が沢山開いているような独特な外観を作り出します。観葉植物として鉢植えで栽培した場合は、基本的に全長は100cm程に収まるためインテリアとしても管理がしやすく、葉も比較的に小振りで扱いやすいためツル植物やハンギング仕立てで楽しみやすい点も魅力です。耐陰性も非常に高くLuxが500(暗めの室内)ほどあればギリギリ生存し、Luxが2500以上(レース越しの窓辺)であれば屋内でも健康に栽培する事が可能です。
学名:Monstera obliqua
生活形:多年草
草丈:約100~200cm
開花:春・夏
花色:黄色・クリーム色
葉色:緑色
生育型:ツル型
備考:この植物は、 熱帯雨林の中で樹木にツルから出る気根を付着させ登攀しながら成長する半着生植物です。最大の特徴は、葉の質感が紙のように薄くて、葉の中に入る穿孔(穴)が成熟するに伴い非常に大きくなり、葉の面積の殆どが穴だらけになり、穴は不定形で捻れ網目状の独特な外観となります。また人気の高いホウライショウ(学名: Monstera deliciosa)と比べて、本種は葉縁部に切れ込みが入らず、葉が小さいため狭い空間でも栽培しやすい点も魅力です。観葉植物として鉢植えで栽培した場合は、基本的に全長は100cm程に収まるためインテリアとしても管理がしやすく、ツル植物やハンギング仕立てでも楽しみやすいです。耐陰性も非常に高くLuxが500(暗めの室内)ほどあればギリギリ生存し、Luxが2500以上(レース越しの窓辺)であれば屋内でも健康に栽培する事が可能です。
学名:Monstera karsteniana
同義語:Philodendron opacum
生活形:多年草
草丈:約100~500cm
葉色:緑色
生育型:ツル型
備考:この植物は、 熱帯の森林の中で樹木にツルから出る気根を付着させ登攀しながら成長する半着生植物です。このような特性を持っている事から、栽培される際も屋内で台の上を這わせたり、ツル性の茎を枝垂れさせたり、誘引資材を準備してツルを誘引して壁面などを這わせたり、様々な方法で仕立てられ楽しまれています。葉の色は濃い緑色で、表面に強い光沢があります。そのため、 エメラルドのような美しさがあるカラーリーフとして楽しむ事ができます。また耐陰性も高いため、お部屋の中のインドアグリーンとして楽しみやすい植物です。
学名:Monstera esqueleto
生活形:多年草
草丈:約100~300cm
葉色:緑色
生育型:ツル型
備考:この植物は、 熱帯雨林の中で樹木に着生してツルから出る気根を付着させ登攀して成長する着生植物です。最大の特徴は、成熟した葉のサイズが100cmを超える事があり強い存在感を感じさせる所や、また葉の葉脈を残すように穿孔(穴)が大きく開くため、葉の見た目は骨を想像させる独特な外観をしている所などにあり、その外観から海外ではスケルトン・モンステラ(Skeleton Monstera)と呼ばれて親しまれています。耐陰性も非常に高くLuxが500(暗めの室内)ほどあればギリギリ生存し、Luxが2500以上(レース越しの窓辺)であれば屋内でも健康に栽培する事が可能です。
学名:Monstera standleyana
生活形:多年草
草丈:約100~600cm
開花:夏頃
花色:黄色・クリーム色
葉色:緑色・黄色・白色
生育型:ツル型
備考:この植物は、 熱帯雨林の中で樹木にツルから出る気根を付着させ登攀しながら成長する半着生植物です。最大の特徴は、他のモンステラ属のように葉の縁部分に切れ込みがなく葉の中に穿孔がない点、葉が小振りで園芸品種の中には白色・黄色の斑が入る点、葉柄は殆ど全長に渡り葉鞘がある点などにあります。生育型はツル型になり、茎が他物に支えられながら成長するためツル植物として仕立てられたり、また茎が柔軟なためハンギング仕立てでも楽しみやすいです。耐陰性も非常に高くLuxが500(暗めの室内)ほどあればギリギリ生存し、Luxが2500以上(レース越しの窓辺)であれば屋内でも健康に栽培する事が可能です。
学名:Monstera siltepecana
生活形:多年草
草丈:約100~250cm
開花:夏頃
花色:黄色・クリーム色・白色
葉色:緑色・白色
生育型:ツル型
備考:この植物は、 熱帯雨林の中で樹木にツルから出る気根を付着させ登攀しながら成長する半着生植物です。最大の特徴は、幼葉の時期は葉のサイズが小さくハート形をしており、葉脈間に目立つ白色の斑が入るため美しいシルバーリーフとして楽しめる点にあります。また成葉になると多くのモンステラ属で見られるような、葉が大きく 穿孔(穴)の空いた独特な存在感ある葉姿を楽しめます。生育型はツル型で、茎が他物に支えられながら成長するためツル植物として仕立てられたり、また茎が柔軟なためハンギング仕立てでも楽しみやすいです。耐陰性も非常に高くLuxが500(暗めの室内)ほどあればギリギリ生存し、Luxが2500以上(レース越しの窓辺)であれば屋内でも健康に栽培する事が可能です。
■ホウライショウの主な種と園芸品種の紹介
ホウライショウ



ホウライショウとは!
ホウライショウ(学名: Monstera deliciosa)は、別名では「モンステラ・デリシオサ」「スイスチーズ・プラント(Swiss cheese plant)」「スプリットリーフ・フィロデンドロン(split-leaf philodendron)」「デリシャスモンスター(delicious monster)」「フルーツ・サラダプラント(fruit salad plant)」とも呼ばれるサトイモ科モンステラ属の多年草です。
ホウライショウの原産地はメキシコと中央アメリカ、自生地は標高約400~2600mの山地の森林にあり、地面の他に樹木などにも根を張る半着生植物です。
ホウライショウの特徴
- ホウライショウの魅力:この植物は、 熱帯雨林の森林の中で樹木にツルから出る気根を付着させ登攀しながら成長する半着生植物です。日本では、観葉植物として栽培されていますが、株は非常に巨大になるため、多くの場合で、ツル性の茎を剪定しながらコンパクトに管理されます。本種の最大の魅力は、葉のサイズが巨大で25~100cmほどにもなり、強い存在感を感じさせる点や、葉縁部が羽状分裂したり、葉の中に窓のように穿孔が開く事で個性的な雰囲気を醸し出す点にあります。そのため、インテリアとしてお部屋に飾ると、生い茂る葉がジャングルの中にいるような雰囲気を醸し出します。日本の栽培環境で花が開花する事は稀なため、果実を楽しむ事は出来ませんが、自生地では開花後に実る果実を収穫して、パイナップルやバナナの香りがする甘いフルーツとして食べられる事があります。日本では、一般的に葉を鑑賞する目的で屋内で楽しまれます。
- 草姿:生育型はツル型で、茎は基本的に柔軟で自立せずに、自生地では樹木を支えにして成長します。ツルは茎から発生する気根のうち付着根を、他物に付着させて支えにしながら上へと成長して、全長は約500~2000cmまでになります。
- 葉の特徴:葉は葉柄が非常に長く、基部に成長点を保護する葉鞘をもちます。この葉鞘は成長に伴い普通は茎から剥がれますが、乾燥した葉鞘だけ茎の方に残ることもあります。葉のサイズは長さ約20~100cm、幅は約25~75cmと非常に巨大で強い存在感があります。葉には幼葉と成葉があり、幼葉は単葉の心形ですが、成葉は分裂葉になり、成長過程で切れ込みが深くなり羽状浅裂から羽状深裂します。また葉身の中の穿孔(穴)も、成長過程で徐々に多くなります。このように葉の面積を減らす事は、熱帯雨林の強風やスコールで風雨を受け流して葉が破れるのを防いだり、下葉にも光が届くようにしていると考えられています。葉の色は基本的に緑色の単色、ただし園芸品種の中には黄色や白色の斑入りもあるため、カラーリーフとして楽しむ事も可能です。
- ツル植物:ホウライショウは生育型がツル型で、他物を支えながら成長する植物です。ツル植物の中でも、節から発生する気根(付着根)を他物に付着させて、自らを支えながら成長する植物となります。そのため、園芸でツル植物として仕立て栽培する場合はヘゴ支柱・ココスティック・パネルなどを準備して、これに誘引しながら栽培するとよいでしょう。
フラワーアレンジメント:ホウライショウは茎・葉を葉物として切り花やアレンジメントの素材に利用する事ができます。ホウライショウの茎・葉は水挿しで増やす事ができる事からも分かる通り、切り花にして適切に水換えをすれば非常に長くその美しさを楽しめて、また花瓶の中で根を張る事も多いため、水に挿したたままインテリアとして成長過程を観察することも可能です。さらに、アレンジメントの中にこの植物を加えると、ボリューム感と熱帯のジャングルような雰囲気を添えることができます。
- インドアグリーン:ホウライショウは、熱帯雨林の林床や樹木の上に自生しており、この生育環境から非常に高い耐陰性があります。そのため、屋内の太陽の間接光しか届かない場所でも栽培する事が可能です。また太陽の光が当たらないような環境でも、最低500Luxあれば枯らさずに栽培可能になり、また2500~10000Luxあれば健康な成長を促し育てる事が可能となります。適切な範囲の光量の元で育てる事で、茎が徒長して葉が疎らになったり、葉色が薄くなったり、ストレスで斑が消えるなどのリスクを減らす事ができます。
- 空気清浄効果:ホウライショウは密閉された空間の中で、ホルムアルデヒド、トリクロロエチレン、ベンゼンなどの有害物質を除去する事がNASAが行った研究で報告されています。これらの物質はシックハウス症候群(目のチカチカ・鼻水・喉の痛みや咳)を引き起こす事で知られているため、観葉植物と栽培すると健康な生活にも寄与するでしょう。
ホウライショウの園芸品種の紹介
イエローモンスター
学名:Monstera deliciosa ‘yellow monster’
葉の色:緑色・クリーム色
全長:
備考:葉の色は緑色とクリーム色の複色で、葉の中にクリーム色の散斑がはいります。そのため、インテリアとしてお部屋に飾ると明るい雰囲気をつくるカラーリーフとしても楽しめます。
タイコンステレーション
学名:Monstera deliciosa ‘Thai Constellation’
葉の色:緑色・白色
全長:
備考:葉の色は緑色と白色の複色で、葉の中に白色の散斑がはいります。そのため、インテリアとしてお部屋に飾ると清潔感や神聖さを感じさせるカラーリーフとしても楽しめます。
ホワイトタイガー

学名:Monstera deliciosa ‘white tiger’
葉の色:緑色・白色
全長:
備考:葉の色は緑色と白色の複色で、葉の中に白色の点状・刷毛込み状・切斑状の散斑がはいります。そのため、インテリアとしてお部屋に飾ると清潔感や神聖さを感じさせるカラーリーフとしても楽しめます。
モンステラ・ラニアータ
モンステラ・ラニアータとは!
モンステラ・ラニアータ(学名: Monstera adansonii var. Laniata)は、別名では「スイスチーズ・プラント(Swiss cheese plant)」とも呼ばれるサトイモ科モンステラ属の多年草です。
モンステラ・ラニアータの原産地は中央アメリカと南アメリカ、自生地は熱帯・亜熱帯の森林にあり、地面の他に樹木などにも根を張る半着生植物です。
モンステラ・ラニアータの特徴
- モンステラ・ラニアータの魅力:この植物は、 熱帯雨林の森林の中で樹木にツルから出る気根を付着させ登攀しながら成長する半着生植物です。近縁で観葉植物として高い人気のあるホウライショウ(学名: Monstera deliciosa)と比べて、本種は葉が小振りで葉縁部に切れ込みが入らない点が特徴となります。またモンステラ・アダンソニー(Monstera adansonii)と比べると葉の中の楕円形の穿孔(穴)の数が非常に多く入るため、虫食いされたような独特な外観を作り出すところが魅力となります。観葉植物として鉢植えで栽培した場合、全長は基本的に100cm程に収まるためインテリアとしても管理がしやすく、葉も比較的に小振りで扱いやすいためツル植物やハンギング仕立てで楽しみやすい点も魅力です。耐陰性も非常に高くLuxが500(暗めの室内)ほどあればギリギリ生存し、Luxが2500以上(レース越しの窓辺)であれば屋内でも健康に栽培する事が可能です。
- 草姿:生育型はツル型で、茎は基本的に柔軟で自立せずに、自生地では樹木を支えにして成長します。ツルは茎から発生する気根のうち付着根を、他物に付着させて支えにしながら上へと成長して、全長は約100~500cmまでになります。
- 葉の特徴:葉は葉柄が非常に長く、基部に成長点を保護する葉鞘をもちます。葉のサイズは長さ約20~55cm、幅は約15~40cmと巨大で強い存在感があります。葉の概形は卵形または広卵形で、基本的に葉縁部に切れ込みは入りませんが、穿孔(穴)が広がり葉縁部が裂けることもあります。基本種のモンステラ・アダンソニー(Monstera adansonii)と比べて、変種のモンステラ・ラニアータ(Monstera adansonii var. Laniata)は葉の中に入る穿孔は多めで、穿孔は基本的に楕円形をしてます。葉の色は基本的に緑色の単色、ただし園芸品種の中には黄色や白色の斑入りもあるため、カラーリーフとして楽しむ事も可能です。
- ツル植物:モンステラ・ラニアータは生育型がツル型で、他物を支えながら成長する植物です。ツル植物の中でも、節から発生する気根(付着根)を他物に付着させて、自らを支えながら成長する植物となります。そのため、園芸でツル植物として仕立て栽培する場合はヘゴ支柱・ココスティック・パネルなどを準備して、これに誘引しながら栽培するとよいでしょう。
- 枝垂れ植物:モンステラ・ラニアータは、茎が非常に柔軟で地表を張ったり、壁面から真っ直ぐ下に下垂する性質があります。そのため、ハンギング鉢などに植えると鉢縁から滝のように枝垂れる草姿が鑑賞できます。
- フラワーアレンジメント:モンステラ・ラニアータは茎・葉を葉物として切り花やアレンジメントの素材に利用する事ができます。茎・葉は水挿しで増やす事ができる事からも分かる通り、切り花にして適切に水換えをすれば非常に長くその美しさを楽しめて、また花瓶の中で根を張る事も多いため、水に挿したたままインテリアとして成長過程を観察することも可能です。さらに、アレンジメントの中にこの植物を加えると、ボリューム感と熱帯のジャングルような雰囲気を添えることができます。
- インドアグリーン:モンステラ・ラニアータは、熱帯雨林の林床や樹木の上に自生しており、この生育環境から非常に高い耐陰性があります。そのため、屋内の太陽の間接光しか届かない場所でも栽培する事が可能です。また太陽の光が当たらないような環境でも、最低500Luxあれば枯らさずに栽培可能になり、また2500~10000Luxあれば健康な成長を促し育てる事が可能となります。適切な範囲の光量の元で育てる事で、茎が徒長して葉が疎らになったり、葉色が薄くなったり、ストレスで斑が消えるなどのリスクを減らす事ができます。
- 空気清浄効果:モンステラ・ラニアータは密閉された空間の中で、ホルムアルデヒド、トリクロロエチレン、ベンゼンなどの有害物質を除去する働きがあります。これらの物質はシックハウス症候群(目のチカチカ・鼻水・喉の痛みや咳)を引き起こす事で知られているため、観葉植物と栽培すると健康な生活にも寄与するでしょう。
モンステラ・ラニアータの園芸品種の紹介
ミントバリエガータ
学名:Monstera laniata ‘mint variegated’
葉の色:緑色・白色(クリーム色)
草丈:
備考:葉の中に白色からクリーム色の切斑が入り、明るさを感じさせるカラーリーフとして楽しめる品種です。
マドカズラ

マドカズラとは!
マドカズラ(学名: Monstera friedrichsthalii)は、別名では「モンステラ・フリードリヒスターリー」「スイスチーズ・プラント(Swiss cheese plant)」とも呼ばれるサトイモ科モンステラ属の多年草です。
マドカズラの原産地は中央アメリカと南アメリカ、自生地は熱帯・亜熱帯の森林にあり、地面の他に樹木などにも根を張る半着生植物です。
マドカズラの特徴
- マドカズラの魅力:この植物は、 熱帯雨林の中で樹木にツルから出る気根を付着させ登攀しながら成長する半着生植物です。近縁で観葉植物として高い人気のあるホウライショウ(学名: Monstera deliciosa)と比べて、本種は葉が小振りで葉縁部に切れ込みが入らない点が特徴となります。また葉の中の楕円形の穿孔(穴)は成熟するに連れて数が増えて、非常に多く穴が空くため、窓が沢山開いているような独特な外観を作り出します。観葉植物として鉢植えで栽培した場合は、基本的に全長は100cm程に収まるためインテリアとしても管理がしやすく、葉も比較的に小振りで扱いやすいためツル植物やハンギング仕立てで楽しみやすい点も魅力です。耐陰性も非常に高くLuxが500(暗めの室内)ほどあればギリギリ生存し、Luxが2500以上(レース越しの窓辺)であれば屋内でも健康に栽培する事が可能です。
- 草姿:生育型はツル型で、茎は基本的に柔軟で自立せずに、自生地では樹木を支えにして成長します。ツルは茎から発生する気根のうち付着根を、他物に付着させて支えにしながら上へと成長して、全長は約100~500cmまでになります。
- 葉の特徴:葉は葉柄が非常に長く、基部に成長点を保護する葉鞘をもちます。葉の概形は卵形または広卵形で、基本的に葉縁部に切れ込みは入りませんが、穿孔(穴)が広がり葉縁部が裂けることもあります。 葉の中に入る穿孔は成熟度により増え、穿孔は基本的に楕円形をしてます。葉の色は基本的に緑色の単色、ただし園芸品種の中には黄色や白色の斑入りもあるため、カラーリーフとして楽しむ事も可能です。
- ツル植物:マドカズラは生育型がツル型で、他物を支えながら成長する植物です。ツル植物の中でも、節から発生する気根(付着根)を他物に付着させて、自らを支えながら成長する植物となります。そのため、園芸でツル植物として仕立て栽培する場合はヘゴ支柱・ココスティック・パネルなどを準備して、これに誘引しながら栽培するとよいでしょう。
- 枝垂れ植物:マドカズラは、茎が非常に柔軟で地表を張ったり、壁面から真っ直ぐ下に下垂する性質があります。そのため、ハンギング鉢などに植えると鉢縁から滝のように枝垂れる草姿が鑑賞できます。
- フラワーアレンジメント:マドカズラは茎・葉を葉物として切り花やアレンジメントの素材に利用する事ができます。茎・葉は水挿しで増やす事ができる事からも分かる通り、切り花にして適切に水換えをすれば非常に長くその美しさを楽しめて、また花瓶の中で根を張る事も多いため、水に挿したたままインテリアとして成長過程を観察することも可能です。さらに、アレンジメントの中にこの植物を加えると、ボリューム感と熱帯のジャングルような雰囲気を添えることができます。
- インドアグリーン:マドカズラは、熱帯雨林の林床や樹木の上に自生しており、この生育環境から非常に高い耐陰性があります。そのため、屋内の太陽の間接光しか届かない場所でも栽培する事が可能です。また太陽の光が当たらないような環境でも、最低500Luxあれば枯らさずに栽培可能になり、また2500~10000Luxあれば健康な成長を促し育てる事が可能となります。適切な範囲の光量の元で育てる事で、茎が徒長して葉が疎らになったり、葉色が薄くなったり、ストレスで斑が消えるなどのリスクを減らす事ができます。
- 空気清浄効果:マドカズラは密閉された空間の中で、ホルムアルデヒド、トリクロロエチレン、ベンゼンなどの有害物質を除去する働きがあります。これらの物質はシックハウス症候群(目のチカチカ・鼻水・喉の痛みや咳)を引き起こす事で知られているため、観葉植物と栽培すると健康な生活にも寄与するでしょう。
マドカズラの園芸品種の紹介
モンステラ・オブリクア
モンステラ・オブリクアとは!
モンステラ・オブリクア(学名: Monstera obliqua)は、別名では「ウィンドウ・リーフ・モンステラ(Window-Leaf Monstera)」とも呼ばれるサトイモ科モンステラ属の多年草です。
モンステラ・オブリクアの原産地は中央アメリカと南アメリカ、自生地は熱帯・亜熱帯の森林にあり、地面の他に樹木などにも根を張る半着生植物です。
モンステラ・オブリクアの特徴
- モンステラ・オブリクアの魅力:この植物は、 熱帯雨林の中で樹木にツルから出る気根を付着させ登攀しながら成長する半着生植物です。最大の特徴は、葉の質感が紙のように薄くて、葉の中に入る穿孔(穴)が成熟するに伴い非常に大きくなり、葉の面積の殆どが穴だらけになり、穴は不定形で捻れ網目状の独特な外観となります。また人気の高いホウライショウ(学名: Monstera deliciosa)と比べて、本種は葉縁部に切れ込みが入らず、葉が小さいため狭い空間でも栽培しやすい点も魅力です。観葉植物として鉢植えで栽培した場合は、基本的に全長は100cm程に収まるためインテリアとしても管理がしやすく、ツル植物やハンギング仕立てでも楽しみやすいです。耐陰性も非常に高くLuxが500(暗めの室内)ほどあればギリギリ生存し、Luxが2500以上(レース越しの窓辺)であれば屋内でも健康に栽培する事が可能です。
- 草姿:生育型はツル型で、茎は基本的に柔軟で自立せずに、自生地では樹木を支えにして成長します。ツルは茎から発生する気根のうち付着根を、他物に付着させて支えにしながら上へと成長して、全長は約100~200cmまでになります。
- 葉の特徴:葉は葉柄が非常に長く、基部に成長点を保護する葉鞘をもちます。葉の概形は卵形・披針形・楕円形で、葉の中に入る穿孔(穴)が入る。穿孔は成熟度により増えたり大きくなり、概形は基本的に楕円形をしてますが、大きく成長すると不定形になり捻れたりもする。葉の色は基本的に緑色の単色です。
- ツル植物:モンステラ・オブリクアは生育型がツル型で、他物を支えながら成長する植物です。ツル植物の中でも、節から発生する気根(付着根)を他物に付着させて、自らを支えながら成長する植物となります。そのため、園芸でツル植物として仕立て栽培する場合はヘゴ支柱・ココスティック・パネルなどを準備して、これに誘引しながら栽培するとよいでしょう。
- 枝垂れ植物:モンステラ・オブリクアは、茎が非常に柔軟で地表を張ったり、壁面から真っ直ぐ下に下垂する性質があります。そのため、ハンギング鉢などに植えると鉢縁から滝のように枝垂れる草姿が鑑賞できます。
- フラワーアレンジメント:モンステラ・オブリクアは茎・葉を葉物として切り花やアレンジメントの素材に利用する事ができます。茎・葉は水挿しで増やす事ができる事からも分かる通り、切り花にして適切に水換えをすれば非常に長くその美しさを楽しめて、また花瓶の中で根を張る事も多いため、水に挿したたままインテリアとして成長過程を観察することも可能です。さらに、アレンジメントの中にこの植物を加えると、ボリューム感と熱帯のジャングルような雰囲気を添えることができます。
- インドアグリーン:モンステラ・オブリクアは、熱帯雨林の林床や樹木の上に自生しており、この生育環境から非常に高い耐陰性があります。そのため、屋内の太陽の間接光しか届かない場所でも栽培する事が可能です。また太陽の光が当たらないような環境でも、最低500Luxあれば枯らさずに栽培可能になり、また2500~10000Luxあれば健康な成長を促し育てる事が可能となります。適切な範囲の光量の元で育てる事で、茎が徒長して葉が疎らになったり、葉色が薄くなったり、ストレスで斑が消えるなどのリスクを減らす事ができます。
- 空気清浄効果:モンステラ・オブリクアは密閉された空間の中で、ホルムアルデヒド、トリクロロエチレン、ベンゼンなどの有害物質を除去する働きがあります。これらの物質はシックハウス症候群(目のチカチカ・鼻水・喉の痛みや咳)を引き起こす事で知られているため、観葉植物と栽培すると健康な生活にも寄与するでしょう。
モンステラ・オブリクアの園芸品種の紹介
モンステラ・カルステニアナ
モンステラ・カルステニアナとは!
モンステラ・カルステニアナ(学名: Monstera karsteniana)は、同義語でフィロデンドロン・オパカム(学名: Philodendron opacum)とも呼ばれるサトイモ科モンステラ属またはフィロデンドロン属の多年草です。
モンステラ・カルステニアナの原産地はコロンビア、コスタリカ、エクアドル、ニカラグア、パナマ、自生地は熱帯の森林にあります。
モンステラ・カルステニアナの特徴
- モンステラ・カルステニアナの魅力:この植物は、 熱帯の森林の中で樹木にツルから出る気根を付着させ登攀しながら成長する半着生植物です。このような特性を持っている事から、栽培される際も屋内で台の上を這わせたり、ツル性の茎を枝垂れさせたり、誘引資材を準備してツルを誘引して壁面などを這わせたり、様々な方法で仕立てられ楽しまれています。葉の色は濃い緑色で、表面に強い光沢があります。そのため、 エメラルドのような美しさがあるカラーリーフとして楽しむ事ができます。また耐陰性も高いため、お部屋の中のインドアグリーンとして楽しみやすい植物です。
- 草姿:生育型はツル型で、茎は基本的に柔軟で自立せずに、自生地では樹木を支えにして成長します。ツルは茎から発生する気根のうち付着根を、他物に付着させて支えにしながら上へと成長して、全長は約100~500cmまでになります。
- 葉の特徴:葉の概形な単葉の卵形で、葉の色は濃い緑色、葉の質感は凹凸と光沢があり、光が当たると反射して輝いているように見えます。そのため、宝飾品のエメラルドのような美しさを感じさせます。
- ツル植物:モンステラ・カルステニアナは生育型がツル型で、他物を支えながら成長する植物です。ツル植物の中でも、節から発生する気根(付着根)を他物に付着させて、自らを支えながら成長する植物となります。そのため、園芸でツル植物として仕立て栽培する場合はヘゴ支柱・ココスティック・パネルなどを準備して、これに誘引しながら栽培するとよいでしょう。
- 枝垂れ植物:モンステラ・カルステニアナは、茎が非常に柔軟で地表を張ったり、壁面から真っ直ぐ下に下垂する性質があります。そのため、ハンギング鉢などに植えると鉢縁から滝のように枝垂れる草姿が鑑賞できます。
- インドアグリーン:モンステラ・カルステニアナは、熱帯雨林の林床や樹木の上に自生しており、この生育環境から非常に高い耐陰性があります。そのため、屋内の太陽の間接光しか届かない場所でも栽培する事が可能です。また太陽の光が当たらないような環境でも、最低500Luxあれば枯らさずに栽培可能になり、また2500~10000Luxあれば健康な成長を促し育てる事が可能となります。適切な範囲の光量の元で育てる事で、茎が徒長して葉が疎らになったり、葉色が薄くなったり、ストレスで斑が消えるなどのリスクを減らす事ができます。
モンステラ・カルステニアナの園芸品種の紹介
モンステラ・エスケレート
モンステラ・エスケレートとは!
モンステラ・エスケレート(学名: Monstera esqueleto)は、別名では「スケルトン・モンステラ(Skeleton Monstera)」とも呼ばれるサトイモ科モンステラ属の多年草です。
モンステラ・エスケレートは、以前までモンステラ・エピプレムノイデス(Monstera epipremnoides)と同じものとして扱われていましたが、現在は全く別の種として判明しており、野生から採取された種であると考えられています。ただし、野生個体の分布は不明で、中南米の熱帯雨林の樹木の下部に着生してツルで成長する着生植物です。
モンステラ・エスケレートの特徴
- モンステラ・エスケレートの魅力:この植物は、 熱帯雨林の中で樹木に着生してツルから出る気根を付着させ登攀して成長する着生植物です。最大の特徴は、成熟した葉のサイズが100cmを超える事があり強い存在感を感じさせる所や、また葉の葉脈を残すように穿孔(穴)が大きく開くため、葉の見た目は骨を想像させる独特な外観をしている所などにあり、その外観から海外ではスケルトン・モンステラ(Skeleton Monstera)と呼ばれて親しまれています。耐陰性も非常に高くLuxが500(暗めの室内)ほどあればギリギリ生存し、Luxが2500以上(レース越しの窓辺)であれば屋内でも健康に栽培する事が可能です。
- 草姿:生育型はツル型で、茎は基本的に柔軟で自立せずに、自生地では樹木を支えにして成長します。ツルは茎から発生する気根のうち付着根を、他物に付着させて支えにしながら上へと成長して、全長は約100~300cmまでになります。
- 葉の特徴:葉は葉柄が非常に長く、基部に成長点を保護する葉鞘をもちます。葉の概形は卵形で、葉の中に穿孔(穴)が入る。穿孔は基本的に葉脈間に表れれて、成熟度により増えたり大きくなったりして、概形は長楕円形をしてます。成熟した葉は葉脈を残して穴だらけになることも多いため、骨のような見た目になります。
- ツル植物:モンステラ・エスケレートは生育型がツル型で、他物を支えながら成長する植物です。ツル植物の中でも、節から発生する気根(付着根)を他物に付着させて、自らを支えながら成長する植物となります。そのため、園芸でツル植物として仕立て栽培する場合はヘゴ支柱・ココスティック・パネルなどを準備して、これに誘引しながら栽培するとよいでしょう。
- フラワーアレンジメント:モンステラ・エスケレートは茎・葉を葉物として切り花やアレンジメントの素材に利用する事ができます。茎・葉は水挿しで増やす事ができる事からも分かる通り、切り花にして適切に水換えをすれば非常に長くその美しさを楽しめて、また花瓶の中で根を張る事も多いため、水に挿したたままインテリアとして成長過程を観察することも可能です。さらに、アレンジメントの中にこの植物を加えると、ボリューム感と熱帯のジャングルような雰囲気を添えることができます。
- インドアグリーン:モンステラ・エスケレートは、熱帯雨林の林床や樹木の上に自生しており、この生育環境から非常に高い耐陰性があります。そのため、屋内の太陽の間接光しか届かない場所でも栽培する事が可能です。また太陽の光が当たらないような環境でも、最低500Luxあれば枯らさずに栽培可能になり、また2500~10000Luxあれば健康な成長を促し育てる事が可能となります。適切な範囲の光量の元で育てる事で、茎が徒長して葉が疎らになったり、葉色が薄くなったり、ストレスで斑が消えるなどのリスクを減らす事ができます。
- 空気清浄効果:モンステラ・エスケレートは密閉された空間の中で、ホルムアルデヒド、トリクロロエチレン、ベンゼンなどの有害物質を除去する働きがあります。これらの物質はシックハウス症候群(目のチカチカ・鼻水・喉の痛みや咳)を引き起こす事で知られているため、観葉植物と栽培すると健康な生活にも寄与するでしょう。
モンステラ・スタンディアナ
モンステラ・スタンディアナとは!
モンステラ・スタンディアナ(学名: Monstera standleyana)は、別名では「ファイブ・ホールス・プラント(five holes plant)」「フィロデンドロン・コブラ(Philodendron Cobra)」とも呼ばれるサトイモ科モンステラ属の多年草です。
モンステラ・スタンディアナの原産地はコロンビア、コスタリカ、ニカラグア、パナマ、自生地は熱帯・亜熱帯の森林にあり、地面の他に樹木などにも根を張る半着生植物です。
モンステラ・スタンディアナの特徴
- モンステラ・スタンディアナの魅力:この植物は、 熱帯雨林の中で樹木にツルから出る気根を付着させ登攀しながら成長する半着生植物です。最大の特徴は、他のモンステラ属のように葉の縁部分に切れ込みがなく葉の中に穿孔がない点、葉が小振りで園芸品種の中には白色・黄色の斑が入る点、葉柄は殆ど全長に渡り葉鞘がある点などにあります。生育型はツル型になり、茎が他物に支えられながら成長するためツル植物として仕立てられたり、また茎が柔軟なためハンギング仕立てでも楽しみやすいです。耐陰性も非常に高くLuxが500(暗めの室内)ほどあればギリギリ生存し、Luxが2500以上(レース越しの窓辺)であれば屋内でも健康に栽培する事が可能です。
- 草姿:生育型はツル型で、茎は基本的に柔軟で自立せずに、自生地では樹木を支えにして成長します。ツルは茎から発生する気根のうち付着根を、他物に付着させて支えにしながら上へと成長して、全長は約100~600cmまでになります。
- 葉の特徴:葉柄は殆ど全長に渡り成長点を保護する葉鞘がついています。葉の概形は披針形で、多くのモンステラ属にある穿孔や葉縁部分さの切れ込みがありません。葉の色は基本的に緑色の単色ですが、品種によっては黄色や白色もあるためカラーリーフとして楽しめたりします。
- ツル植物:モンステラ・スタンディアナは生育型がツル型で、他物を支えながら成長する植物です。ツル植物の中でも、節から発生する気根(付着根)を他物に付着させて、自らを支えながら成長する植物となります。そのため、園芸でツル植物として仕立て栽培する場合はヘゴ支柱・ココスティック・パネルなどを準備して、これに誘引しながら栽培するとよいでしょう。
- 枝垂れ植物:モンステラ・スタンディアナは、茎が非常に柔軟で地表を張ったり、壁面から真っ直ぐ下に下垂する性質があります。そのため、ハンギング鉢などに植えると鉢縁から滝のように枝垂れる草姿が鑑賞できます。
- フラワーアレンジメント:モンステラ・スタンディアナは茎・葉を葉物として切り花やアレンジメントの素材に利用する事ができます。茎・葉は水挿しで増やす事ができる事からも分かる通り、切り花にして適切に水換えをすれば非常に長くその美しさを楽しめて、また花瓶の中で根を張る事も多いため、水に挿したたままインテリアとして成長過程を観察することも可能です。さらに、アレンジメントの中にこの植物を加えると、ボリューム感と熱帯のジャングルような雰囲気を添えることができます。
- インドアグリーン:モンステラ・スタンディアナは、熱帯雨林の林床や樹木の上に自生しており、この生育環境から非常に高い耐陰性があります。そのため、屋内の太陽の間接光しか届かない場所でも栽培する事が可能です。また太陽の光が当たらないような環境でも、最低500Luxあれば枯らさずに栽培可能になり、また2500~10000Luxあれば健康な成長を促し育てる事が可能となります。適切な範囲の光量の元で育てる事で、茎が徒長して葉が疎らになったり、葉色が薄くなったり、ストレスで斑が消えるなどのリスクを減らす事ができます。
- 空気清浄効果:モンステラ・スタンディアナは密閉された空間の中で、ホルムアルデヒド、トリクロロエチレン、ベンゼンなどの有害物質を除去する働きがあります。これらの物質はシックハウス症候群(目のチカチカ・鼻水・喉の痛みや咳)を引き起こす事で知られているため、観葉植物と栽培すると健康な生活にも寄与するでしょう。
モンステラ・スタンディアナの園芸品種の紹介
モンステラ・シルテペカナ
モンステラ・シルテペカナとは!
モンステラ・シルテペカナ(学名: Monstera siltepecana)は、別名では「シルバーモンステラ(Silver monstera)」とも呼ばれるサトイモ科モンステラ属の多年草です。
モンステラ・シルテペカナの原産地は中央アメリカ、自生地は熱帯・亜熱帯の森林にあり、地面の他に樹木などにも根を張る半着生植物です。
モンステラ・シルテペカナの特徴
- モンステラ・シルテペカナの魅力:この植物は、 熱帯雨林の中で樹木にツルから出る気根を付着させ登攀しながら成長する半着生植物です。最大の特徴は、幼葉の時期は葉のサイズが小さくハート形をしており、葉脈間に目立つ白色の斑が入るため美しいシルバーリーフとして楽しめる点にあります。また成葉になると多くのモンステラ属で見られるような、葉が大きく 穿孔(穴)の空いた独特な存在感ある葉姿を楽しめます。生育型はツル型で、茎が他物に支えられながら成長するためツル植物として仕立てられたり、また茎が柔軟なためハンギング仕立てでも楽しみやすいです。耐陰性も非常に高くLuxが500(暗めの室内)ほどあればギリギリ生存し、Luxが2500以上(レース越しの窓辺)であれば屋内でも健康に栽培する事が可能です。
- 草姿:生育型はツル型で、茎は基本的に柔軟で自立せずに、自生地では樹木を支えにして成長します。ツルは茎から発生する気根のうち付着根を、他物に付着させて支えにしながら上へと成長して、全長は約100~250cmまでになります。
- 葉の特徴:葉は葉柄が非常に長く、基部に成長点を保護する葉鞘をもちます。葉には幼葉と成葉があり、幼葉はサイズが小さく心形(ハート形)で、葉の色は緑色と白色の複色で、葉脈間に白色の斑がはいります。成葉は巨大でサイズが30~60cmになり、形は卵形から広卵形、葉の中に穿孔(穴)が入り独特な外観となります。
- ツル植物:モンステラ・シルテペカナは生育型がツル型で、他物を支えながら成長する植物です。ツル植物の中でも、節から発生する気根(付着根)を他物に付着させて、自らを支えながら成長する植物となります。そのため、園芸でツル植物として仕立て栽培する場合はヘゴ支柱・ココスティック・パネルなどを準備して、これに誘引しながら栽培するとよいでしょう。
- 枝垂れ植物:モンステラ・シルテペカナは、茎が非常に柔軟で地表を張ったり、壁面から真っ直ぐ下に下垂する性質があります。そのため、ハンギング鉢などに植えると鉢縁から滝のように枝垂れる草姿が鑑賞できます。
- フラワーアレンジメント:モンステラ・シルテペカナは茎・葉を葉物として切り花やアレンジメントの素材に利用する事ができます。茎・葉は水挿しで増やす事ができる事からも分かる通り、切り花にして適切に水換えをすれば非常に長くその美しさを楽しめて、また花瓶の中で根を張る事も多いため、水に挿したたままインテリアとして成長過程を観察することも可能です。さらに、アレンジメントの中にこの植物を加えると、ボリューム感と熱帯のジャングルような雰囲気を添えることができます。
- インドアグリーン:モンステラ・シルテペカナは、熱帯雨林の林床や樹木の上に自生しており、この生育環境から非常に高い耐陰性があります。そのため、屋内の太陽の間接光しか届かない場所でも栽培する事が可能です。また太陽の光が当たらないような環境でも、最低500Luxあれば枯らさずに栽培可能になり、また2500~10000Luxあれば健康な成長を促し育てる事が可能となります。適切な範囲の光量の元で育てる事で、茎が徒長して葉が疎らになったり、葉色が薄くなったり、ストレスで斑が消えるなどのリスクを減らす事ができます。
- 空気清浄効果:モンステラ・シルテペカナは密閉された空間の中で、ホルムアルデヒド、トリクロロエチレン、ベンゼンなどの有害物質を除去する働きがあります。これらの物質はシックハウス症候群(目のチカチカ・鼻水・喉の痛みや咳)を引き起こす事で知られているため、観葉植物と栽培すると健康な生活にも寄与するでしょう。