- 原産:南アメリカ
- 科:サトイモ(Araceae)
- 属:モンステラ(Monstera)
- 品種:ヒメモンステラ
- 開花時期:
- 葉の色:緑色●黄色●白色〇
- 香り:
- 分類:多年草
- 草丈:約100~300cm
- 誕生花:9月30日・12月15日
- 花言葉:献身・深い関係・壮大な計画・嬉しい便り
- 用途:カラーリーフ/ツル植物/日陰植物/切り花/エスニックガーデン
- 購入方法:ヒメモンステラを楽天で購入
目次 | ||
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花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
ヒメモンステラとは!?
- ヒメモンステラとは、一般的なモンステラ(Monstera deliciosa)と比べてあまり大きくならない、または高さが100~300cm程度の小型のモンステラに使われている総称です。
- ヒメモンステラの名称はボルシジアナ種(Monstera deliciosa var. borsigiana)・ミニマ種(Monstera minima)・アンダーソニー(Monstera adansonii)等の種や園芸品種によく使われています。
- ヒメモンステラは、一般的に知られているモンステラと比べてツル性の茎が伸びて奔放に広がりにくい傾向があります。そのため、鉢植えの中で管理がしやすく、またコンパクトで行儀よく成長するため洗練された印象を与えやすい所が魅力です。
- 葉は長さが90cmに達することもあるモンステラ(Monstera deliciosa)と比べると小振りになる傾向がありますが、ヒメモンステラは園芸品種が多く葉の形や色のバリエーションがとても豊かです。
- 草姿はツル性ですがモンステラのように奔放に成長することなくコンパクトに成長します。株の高さは約100~300cmです。
モンステラのその他の種と園芸品種
育て方・楽天で購入 ヒメモンステラの名称はボルシジアナ種(Monstera deliciosa var. borsigiana)・ミニマ種(Monstera minima)・アンダーソニー種(Monstera adansonii)・ペルツーサ種(Monstera pertusum)等の種や園芸品種によく使われています。ヒメモンステラは、一般的に知られているモンステラと比べてツル性の茎が伸びて奔放に広がりにくい傾向があります。そのため、鉢植えの中で管理がしやすく、またコンパクトで行儀よく成長するため洗練された印象を与えやすい所が魅力です。葉は長さが90cmに達することもあるモンステラ(Monstera deliciosa)と比べると小振りになる傾向がありますが、ヒメモンステラは園芸品種が多く葉の形や色のバリエーションがとても豊かです。草姿はツル性ですがモンステラのように奔放に成長することなくコンパクトに成長します。株の高さは約100~300cmです。 | 育て方・楽天で購入 ペルツーサは、一般的に知られているモンステラと違って、ツルが180cm程度までにしか伸びないため仕立てやすく、また葉の葉縁部分に切れ込みの幅が広い所が特徴です。葉の大きさは長さ約30~60cm、葉の色は緑色、葉の形は卵形または心形、幼葉は葉の中に穴が空かず、葉が成熟すると葉の葉縁部分に切れ込みが入り羽状深裂します。草姿はツル性、茎からは気根を出して樹木等に浸透または付着しながら上へと成長していきます。気根を浸透または付着させて成長する習慣がある事から、屋外では樹木の傍で育てられたり、また気根の付着しやすいヘゴ支柱やココスティック(トーテムポール)等に誘引して育てられる事もあります。 |
プランチュ 楽天市場店 ジェイドシャトルコックは、一般的に知られているモンステラと違って葉に切れ込みや穴がありません。また葉には濡れたような光沢があり、凹凸が独特な色模様を浮き立たせます。草姿はツル性、茎は柔軟なため地面を匍匐するように広がり、上から下へと下垂する性質もあります。ハンギングバスケットや鉢で育てると、茎葉は縁部分から優雅に枝垂れて壁面を覆うため、人工物と自然が一体化していく場面を演出する事が出来ます。 | youth plants ラニアータは、一般的に知られているモンステラと違って葉の葉縁部分に切れ込みが入らず、葉の中にネズミにかじられたような穴が空きます。 葉の大きさは長さ約20~55cm、葉の色は緑色、葉の形は卵形、幼葉は葉の中に穴が空かず、葉が成熟すると葉の中に穴が沢山空いてきます。草姿はツル性、茎からは気根を出して樹木等に浸透または付着しながら上へと成長していきます。気根を浸透または付着させて成長する習慣がある事から、屋外では樹木の傍で育てられたり、また気根の付着しやすいヘゴ支柱やココスティック(トーテムポール)等に誘引して育てられる事もあります。 |
育て方・楽天で購入 マドカズラは、その名前からも分かる通り葉の中に沢山の穴が空き「窓」のような外観をしている所が特徴です。また一般的に知られているモンステラと違って、ツルが180cm程度までにしか伸びないため仕立てやすいところも魅力になります。 葉の大きさは長さ約20~55cm、葉の色は緑色、葉の形は卵形、幼葉は葉の中に穴が空かず、葉が成熟すると葉の中に穴が沢山空いてきます。草姿はツル性、茎は柔軟なため地面を匍匐するように広がり、上から下へと下垂する性質があり、また茎からは気根を出して樹木等に浸透または付着しながら上へと成長することが出来ます。そのため、ハンギング仕立てにされたり、また気根の付着しやすいヘゴ支柱やココスティック(トーテムポール)等に誘引して育てられる事もあります。 | 緑の風yamashoku モンステラ(オブリクア)は、この植物を紹介される時に葉の面積よりも穴の部分の方が大きいと表現される事があり、葉の中に虫食いを思わせるような不規則な大きな穴が空く所が特徴です。 葉の大きさは長さ約15~35cm、葉の色は緑色、葉の形は卵形、幼葉は葉の中に穴が空かず、葉が成熟すると葉の中に大小様々な大きな穴が沢山空いてきます。草姿はツル性、茎は長さ約150~300cm、茎は柔軟なため地面を匍匐するように広がり、上から下へと下垂する性質があり、また茎からは気根を出して樹木等に浸透または付着しながら上へと成長することが出来ます。そのため、ハンギング仕立てにされたり、また気根の付着しやすいヘゴ支柱やココスティック(トーテムポール)等に誘引して育てられる事もあります。 |
charm モンステラ(スタンディアナ)は、一般的なモンステラと違い、葉が細長くシャープで穴がありません。そのため、カッコよく洗練された見た目をしています。 葉の大きさは長さ約15cm、葉の色は緑色・黄色・白色、葉の形は披針形です。草姿はツル性、茎は長さ約150~500cm、茎は柔軟なため地面を匍匐するように広がり、上から下へと下垂する性質があり、また茎からは気根を出して樹木等に浸透または付着しながら上へと成長することが出来ます。そのため、ハンギング仕立てにされたり、また気根の付着しやすいヘゴ支柱やココスティック(トーテムポール)等に誘引して育てられる事もあります。 | 育て方・楽天で購入 モンステラ(ボルシギアナ)は、モンステラ(Monstera deliciosa)と同じ植物と見なされていますが、園芸ではボルシギアナ(Monstera borsigiana)はモンステラ(Monstera deliciosa)と比較して茎の長さや葉の大きさなどが一回り小さくなる傾向にあります。そのため、園芸ではヒメモンステラとも呼ばれています。 葉の大きさは長さ約30~60cm、葉の色は緑色・黄色・白色、葉の形は心形、幼葉は葉の中に穴が空かず、葉が成熟すると葉の葉縁部分に切れ込みが入り羽状深裂して葉の中に穴が空きます。草姿はツル性、茎は長さ約100~300cm、茎は柔軟なため地面を匍匐するように広がり、上から下へと下垂する性質があり、また茎からは気根を出して樹木等に浸透または付着しながら上へと成長することが出来ます。そのため、ハンギング仕立てにされたり、また気根の付着しやすいヘゴ支柱やココスティック(トーテムポール)等に誘引して育てられる事もあります。 |
育て方・楽天で購入 モンステラ(エクスピラータ)は、葉の中に虫食いを思わせるような不規則な大きな穴が沢山空き、葉の表面の光沢が美しい所が特徴です。 葉の大きさは長さ約15~35cm、葉の色は緑色、葉の形は卵形、葉の中に大小様々な大きな穴が沢山空いてきます。草姿はツル性、茎は長さ約150~300cm、茎は柔軟なため地面を匍匐するように広がり、上から下へと下垂する性質があり、また茎からは気根を出して樹木等に浸透または付着しながら上へと成長することが出来ます。そのため、ハンギング仕立てにされたり、また気根の付着しやすいヘゴ支柱やココスティック(トーテムポール)等に誘引して育てられる事もあります。 | 園芸ネット プラス モンステラ(エスケレート)は、葉の葉縁部分に切れ込みが入らない代わりに、驚くほど大きく細長い穴が空く所が特徴です。そのため、葉の面積よりも穴の方が大きくなる傾向があり、繊細な雰囲気を演出することが出来ます。 葉の大きさは長さ約30~60cm、葉の色は緑色、葉の形は卵形、幼葉は葉の中に穴が空かず、葉が成熟すると葉の中に細長い大きな穴が沢山空いてきます。草姿はツル性、茎は長さ約150~1000cm、茎は柔軟なため地面を匍匐するように広がり、上から下へと下垂する性質があり、また茎からは気根を出して樹木等に浸透または付着しながら上へと成長することが出来ます。そのため、ハンギング仕立てにされたり、また気根の付着しやすいヘゴ支柱やココスティック(トーテムポール)等に誘引して育てられる事もあります。 |
育て方・楽天で購入 班入りマドカズラは、葉の中に緑色と白色(クリーム色)が、くっきりと分かれる切り班が入るマドカズラの園芸品種です。白色または黄色は明るさを強調する色のため、お庭の中に明るい雰囲気を演出したい時などにおすすめの園芸品種です。葉の大きさは長さ約20~55cm、葉の色は緑色、葉の形は卵形、幼葉は葉の中に穴が空かず、葉が成熟すると葉の中に穴が沢山空いてきます。草姿はツル性、茎は柔軟なため地面を匍匐するように広がり、上から下へと下垂する性質があり、また茎からは気根を出して樹木等に浸透または付着しながら上へと成長することが出来ます。そのため、ハンギング仕立てにされたり、また気根の付着しやすいヘゴ支柱やココスティック(トーテムポール)等に誘引して育てられる事もあります。 |
モンステラの主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。
ヒメモンステラの育て方
花壇の土づくり
日当り
ヒメモンステラは、自生地が森林の中などにあります。そのため、基本的には間接光が当たるだけの日陰の中で育てる事が出来ます。
ヒメモンステラは直射日光は必要としません。直射日光も朝の1~2時間程度であれば問題ないですが、それ以上の直射日光が当たる場所で管理すると、光合成能力を超えてしまい葉焼けを引き起こして株が弱りやすくなります。
- 日向とは、直射日光が6時間以上当たる場所です。
- 半日影とは、直射日光が3時間から5時間程度当たる場所です。また基本的には午前中のみ日が当たり午後から日陰になる場所になります。
- 明るい日陰とは、間接光だけが当たる日陰または直射日光が2時間程度までの場所です。
ヒメモンステラは日陰の中の弱い光(500~2500lux)でも生き残ります。ただし成長が停滞しやすいです。株の強い成長や新しい葉を生み出したい場合は、もう少し強い光を当てた方が良いでしょう。※理想的な環境は気温などにも左右されるため、環境に合わせて管理する場所を変えましょう。
光のレベル
- 弱い光:500~2500lux
- 中程度の光:2500~10000lux
- 明るい間接光:10000lux~(直射日光なし)
土壌の土質
ヒメモンステラは、通気性・排水性・保水性のバランスが良く、有機物がしっかり入る肥沃な土壌を好みます。
注意することは粘土質な土壌を避けることです。ある程度の水分を保った土壌で、最もよく成長しますが、水分が停滞するような土壌では根腐れを引き起こします。
そのため、植え付けの前に土壌診断を行い、土壌の通気性と保水性のバランスを改善して、腐葉土等の有機物を入れ肥沃な土壌に改善しましょう。
土壌診断と改善の行い方
- 土を掘る時に土が硬い場合は作土層が十分でない可能性があります。
- スコップで土を深くまで掘り返し石等を取り除きます。
- 適度に濡れた土を、手にとり握って土塊を作り、通気性・保水性などを診断します。
- 手のひらを開き土の塊がバラバラと崩れる場合は通気性と排水性の高い砂壌土や砂土に近い土壌です。栄養の乏しい土壌や乾燥に強い植物にむきます。
- 保水性を改善したい場合は保水性を高める用土(堆肥や黒土など)を入れると良いでしょう。
- 手のひらを開いても土の塊は崩れず、土塊を軽く指で押すと崩れる場合は通気性と保水性のバランスが良い壌土に近い土壌です。幅広い植物に向く土壌です。
- 植物に合わせて保水性を好む植物であれば保水性を高める用土(黒土やバーミキュライト等)を入れたり、乾燥を好む植物であれば排水性や通気性を高める用土(川砂やパーライトなど)を入れましょう。
- 手のひらを開いても土の塊が崩れず、指で押しても崩れる感じがない場合は粘土質で水捌けが悪い土壌の可能性があります。必要に応じて排水性・通気性を高める用土(川砂・パーライト等)を混和しましょう。
- 手のひらを開き土の塊がバラバラと崩れる場合は通気性と排水性の高い砂壌土や砂土に近い土壌です。栄養の乏しい土壌や乾燥に強い植物にむきます。
- 土壌に入る有機物の量を診断しましょう。土の色を見て、有機物が沢山入る肥沃な土の場合は有機物(腐植)が多く含むため土の色が黒っぽくなります。一方で有機物(腐植)が少ない場合は土の色が薄くなります。
- 土壌の状態とバランスを見ながら、2割から3割を目安に堆肥(腐葉土・バーク堆肥等)を土壌に混和しましょう。
楽天で人気の高いおすすめの堆肥
鉢土づくり
日当り
ヒメモンステラは、自生地が森林の中などにあります。そのため、基本的には間接光が当たるだけの日陰の中で育てる事が出来ます。
屋内で管理する場合は、窓辺などの明るい場所に置くとよいでしょう。ただし南向きの窓などで育てる場合は、強い日差しが植物に当たり葉焼けする事もあるため注意が必要です。日差しが強く当たる場合はカーテンやブラインドで光を和らげたり、窓から少し離すと良いかもしれません。
一方で、植物に当たる光量が少ない場合があります。暗い場所では、葉色が悪くなったり、生育が非常に遅くなったり、生育不良で枯れる事があります。植物の健康な成長を促すために、屋内で育てる場合も最低500lux~2500luxの光が当たる場所で管理してあげると良いでしょう。また光に当てる時間も最低でも12時間以上必要です。
光のレベル
- 弱い光:500~2500lux
- 中程度の光:2500~10000lux
- 明るい間接光:10000lux~(直射日光なし)
※照度(lux)を調べる方法は、携帯のアプリや照度計などがあります。携帯のアプリでも手軽に調べられますが、詳しく調べたい方は楽天に売ってある照度計を利用すると良いでしょう。
※照度が少ない場所で育てたい場合は楽天に売ってある植物育成ライトを利用してみるとよいかもしれません。植物育成ライト以外の人工的な照明の光には光合成に必要な波長が僅かにしか含まれない事があるため、十分の照度あると思っても植物がしっかり育たない事もあるため注意が必要です。
培養土
ヒメモンステラは、一般的な観葉植物の培養土で育てられます。
培養土を自作する場合は、通気性・保水性の良さに気をつけたり、鉢を移動することも考えて軽めの用土を使ったり、微生物(カビや細菌等)がわかないように無菌で栄養の少ない土(ピートモス等)を使ったりすると良いでしょう。ただし、軽すぎる培養土をつくると植物を支えられなくなる事もあるため注意してください。
培養土の配合例
- 赤玉土(小粒・中粒)+ピートモス(調整済)+ゼオライト(or 珪酸塩白土)=5:5:適量
- 赤玉土(中粒・小粒)赤玉土(小粒・中粒)+バーミキュライト+ピートモス+バーク堆肥=3+3+3+1
楽天で人気の高い培養土を購入する
- super grade Ⅱの培養土はサラサラとした粒状の用土のみで構成されており堆肥が使用されていない所が特徴です。
- 堆肥が使われていないため、昆虫や微生物湧きにくく、お部屋でも使いやすいです。
- 堆肥が原因で夏場に蒸れる事がないため、多湿で植物が弱りにくくなります。
- 培養土は擬似団粒構造を形成しており優れた保水性・排水性・通気性・保肥力があります。
- 培養土の中には保水剤(CMC)が配合されているため水持ちがよく管理が楽になります。
- 培養土に含まれる赤玉土は焼きが入り硬質なため、劣化しにくく繰り返して何度でも使えます。
- 赤玉土には肥料も含有しているため植物の成長が良くなります。
- 肥料は3種類配合されており植物の成長段階に応じて非常に長く放出されます。
- 堆肥は入っていませんが、質の良い腐植酸が配合されているため、地力の高い肥沃な培養土となっています。
水やりの仕方
ヒメモンステラは、比較的に乾燥に強い植物ですが、やや湿り気のある土壌を好みます。そのため、土壌の状態を見ながら、やや湿り気のある土壌に保つようにしましょう。
ただし、何時までも水分が停滞するジメジメした環境は根腐れを引き起こす原因となるため、土壌の状態を見ながら、水やりを行う必要があります。
水やりの頻度と与え方
水やりの頻度は環境(植える場所や土質)にも左右されますが、基本的には土の表面が乾いてきたタイミングで水やりを行うといいでしょう。水やりは、土壌内に新鮮な酸素を行き渡らせる目的もあるため、一度に与える水の量はたっぷりと与えてください。
湿度を高める
ヒメモンステラは、熱帯に自生する事も分かる通り、基本的には高湿度を好む植物です。
ただ他の熱帯植物のように、湿度が低いから葉が乾燥して損傷したり、葉が落ちるということは少ないです。そのため、高湿度を保つ事が必ず必要というわけではありません。株の健康な成長や綺麗な葉を保つ為に、出来る範囲で湿度を高める対策をしてあげると良いでしょう。
湿度を高める方法一覧
- 霧吹きする
- 植物の葉に直接水を吹きかけることで湿度を上げることができます。週に1回程度の頻度で霧吹きすると良いでしょう。
- 受け皿に水をためる
- トレイの上に綺麗な小石などを置いて、鉢をその上に設置します。鉢に水が触れないようにトレイの中に水を入れましょう。
- 鉢(鉢土)に直接水が触れるとトレイから水を吸水して培養土が極端に湿ります。培養土がジメジメすると根腐れを引き起こす原因になる事があるため注意してください。
- トレイの水が蒸発することで周囲の湿度が上がる仕様です。
- 加湿器を使う
- 加湿器を使うことで簡単に空気中の湿度を調節することができます。
- 観葉植物をグルーピング
- 観葉植物をグルーピングして近くに置く事で、それぞれの植物が放出する蒸散作用で局所的に湿度が高まり周囲に微気候が形成されます。観葉植物を近くに置くだけのため、比較的に簡単に湿度を上げることが出来ます。
水やりのチェックを簡単にするオススメの道具
- 水やりチェッカー(サスティ)とは、視覚的に分かりやすく色の変化で水やりのタイミングを教えてくれる水分計です。
- 白色(水やり必要)・青色(水やり不要)
- 水やりチェッカー(サスティ)は世界で初めて家庭用水分計で「PF値」が採用されています。PF値は、殆どの植物の生育に阻害がない有効水分域の中のPF2.0付近で色が変わるように設計されているため、水やりの失敗を減らします。
- PF2.0は、どんな土や多肉・観葉植物・草花にも対応しますが、乾燥に強い多肉植物では色変わり後に若干の猶予があり、乾燥に弱い草花では色変わり後は直ぐに水やりをした方が良いかもしれません。
- PF値とは、土壌の水分が毛管力によって引き付けられている強さの程度を表している数値で、これを使う事で土壌の湿り具合や植物への水やりのタイミングが分かるようになります。殆どの植物にとって利用しやすいPF値は1.7~2.3の間にあります。常にPF値が1.7より下の値にあると、多湿を嫌う多肉などは湿潤すぎて根腐れを引き起こしやすくなったり、PF値が2.3より上にあると乾燥が苦手な草花などは水枯れを引き起こしやすくなります。
- 水やり三年と言われるプロでも難しい水やり作業が、水やりチェッカー(サスティ)を使うだけで安心して行えるようになります。
- 水やりチェッカー(サスティ)は水やりが難しい植物(ラン・多肉)にも対応しています。
- 中芯は6ヶ月~9ヶ月経つと水やりをしても青色に変化しなくなるため、変化がなくなったら中芯の交換が必要になります。
肥料の与え方
ヒメモンステラは沢山の肥料を必要とする植物ではありませんが、生育期間中に定期的に肥料を与える事で成長が促進されます。
肥料の与え方
- 肥料を与える時期
- 春から夏にかけて生育期間中です。
- 肥料の選び方
- 観葉植物の専用肥料がおすすめです。
- 肥料の与え方
- 液体肥料または固形肥料を、規定された分量で与えましょう。
剪定のやり方
ヒメモンステラは、屋内で育てた場合は、比較的に成長が緩やかなため、あまり剪定を必要としません。
ただし十分な光・水・栄養がある環境ではグングンと大きく成長する事があります。そのため、株の大きさを制御する目的や見た目をよくする目的などで、切り戻し剪定が必要になる事もあります。
- 剪定の時期
- ヒメモンステラは生育期間中であれば何時でも剪定が行えます。ただし強い剪定をする場合は活発な成長が始まる前の早春から春に剪定を行う方が良いでしょう。
- 剪定のやり方
- 傷んだ葉・枯れた葉・病気の葉などがある場合があります。このような葉は健康な葉の成長を阻害するため、出来るだけ茎に近い所で剪定して取り除きます。
- 茎葉が増えすぎて過密になると、鉢が倒れる危険が増えたり、見た目が悪くなったり、風の流れや日当たりを悪くしたりして健康な生育を妨げることがあります。剪定して葉を減らしましょう。剪定の優先順位は株の下の方にある、小さく成長が悪い葉をまず取り除きます。次に過密になっている所の葉または茎を、全体のバランスを見ながら剪定して取り除きましょう。
夏越しする方法
ヒメモンステラは、夏越しが難しい植物ではありません。基本的な育て方に従えば夏越し対策を特段行う必要はありません。
夏越しで重要なポイント
- 基本的には直射日光が当たらない明るい日陰で管理します。
- 土壌が完全に乾燥しないように土壌の状態を見ながら定期的に水やりをおこないます。
- 土壌が何時までも濡れていてジメジメした状態が続くと根腐れを引き起こします。そのため、土壌の保水性・通気性・排水性・保肥力のバランスをよくします。
冬越しする方法
Hardiness:10~11
ヒメモンステラは寒さに弱いため屋外での越冬はむずかしいです。冬越しさせたい場合は、冬越し対策が必要です。
- 鉢植えで育てている場合は、室温が10度以上ある日当りのよい室内に入れて管理しましょう。
- 暖地などの暖かい地域であればカバーを被せるなどの、霜対策を行うだけでも越冬出来る可能性があります。
- 地植えしている場合は、株を掘り起こし鉢植えにして屋内などで管理します。それが難しい場合は、株元に腐葉土などを入れて霜から株元を守り、また株全体に寒冷紗等をかけて寒さや凍結から株を守ります。
挿し木や株分けで増やす
ヒメモンステラは挿し木によって増やす事ができます。
挿し木の方法
- 挿し木時期は発根率の高い晩春から夏頃が適します。
- 挿し穂の茎は弾力があり健康な部分をカットしましょう。
- 挿し穂は節と葉を1個付けた状態で切り分けます。
- 節と節の間にある茎の部分は取り除いても問題ありません。
- 挿し穂用の無菌の培養土またはコップと水を準備します。
- 培養土で繁殖させる場合は節の部分培養土の中に挿します。
- コップに入れた水の中で繁殖させる場合は節の部分を水に付けて、挿し穂が倒れないように固定します。
- 明るい日陰で土壌が完全に乾燥しない様に水やりを行いながら管理しましょう。
播種で増やす
ヒメモンステラの種蒔の方法
播種時期:
発芽適温:約
発芽日数:
発芽条件:
植物の病気
ヒメモンステラの病気
- 立ち枯れ病
- 斑点病
ヒメモンステラの害虫
- ハダニ
- カイガラムシ