パキラは属の中に約47種がありますが、一般に園芸で親しまれている種は幾つかの種とその園芸品種です。例えば、パキラは別名ではラッキーツリーやマネーツリーなどとも呼ばれており縁起のよい植物として人気が高く、また比較的に耐乾性が高くて育てやすい事からパキラ属の中でも最も広く栽培されています。またパキラ(アクアティカ)も別名でマネーツリーやフォーチュンツリーと呼ばれており縁起の良い植物としてパキラに次いで人気の高い観葉植物として親しまれています。
パキラ属の種ごとの育て方は写真か育て方をクリックすると出てくる為よかったらそちらをご覧下さい!
このページでは主な種の種類と特徴、園芸品種の種類と特徴を紹介しています。
目次
パキラの特徴や園芸品種
- 原産:ブラジル
- 学名:Pachira glabra
- 草丈:約400~1800cm
- 分類:常緑高木
- 開花時期:周年
- 花色:黄色●白色〇
- 葉色:緑色●黄色●白色〇
- 耐暑性:普通
- 耐寒性:弱い
- 誕生花:10月28日
- 花言葉:勝利・快活・運を導く・幸運を呼ぶ
- 用途:カラーリーフ/日陰植物
- 購入方法:パキラを楽天で購入
パキラとは!?
パキラは学名Pachira glabra、別名では「パキラ・グラブラ」や「ギニア・ピーナッツ(Guinea peanut)」等とも呼ばれる常緑高木です。原産地はブラジル、自生地は熱帯雨林の中や水路沿い川沿いなどにあります。
パキラの語源(由来)
- 属名のpachiraは南米の国のガイアナで話される言語で、この植物の名前に由来しています。
- 種小名のglabraはラテン語で「無毛」を意味しています。
パキラの特徴(魅力)
- パキラは、一個の葉が分裂して掌状に広がる装飾的な葉の形、花が非常に大きく白色の雄蕊が噴水のように広がる姿が特徴の植物です。
- 英名では「ラッキー・ツリー(lucky tree)」や「マネーツリー(Money Tree)」とも呼ばれており、繁栄や幸運の象徴として人気の高い観葉植物のひとつとなります。そのため、新築祝いに贈ったり、オフィスなどに飾る人も多いようです。
- 樹形は一般的に根元から上部まで幹が一本の単幹ですが、園芸ショップなどでは、複数の茎が編み込まれて販売されている事があります。曰く「幸運が逃げないように閉じ込めている」と表現する人もいます。
- パキラは、野生では高さが1800cmまで成長する事がありますが、栽培環境ではそこまで大きくなることはなく、平均して100~400cm程度になります。また屋内で育てると成長も比較的に緩やかなため育てやすい植物です。
- 樹皮は近縁のパキラ・アクアティカ(Pachira aquatica)と比べて、パキラ(Pachira glabra)は滑らかで緑色を帯びる所が特徴です。
- 葉は一個の葉が掌状に裂けていて、細い小葉が放射状に広がっています。葉と葉の間には光を通す均一な空間を作り、繊細なレース飾りのような見た目をしています。そのため、お洒落な雰囲気を演出するインテリアとして室内を飾ると良いかもしれません。
- 葉の色はふつう緑色ですが、幾つかの品種で白色またはクリーム色の班が入ります。そのため、品種を選べばカラーリーフとしても楽しめます。
- 開花期間は周年ですが、あまり咲きません。
- 花は花弁がバナナのようにカールして開きコイル状になり、花の中心から沢山の雄蕊が噴水のように広がります。雄蕊の色は白色または黄色をしているため、黄色・橙色・赤色・桃色・白色の雄蕊を持っている近縁のグラブラ種(Pachira glabra)と比較する事が出来ます。
- 果実は蒴果(複数の心皮からなり果皮が裂開して種子を放出する)です。パキラ・アクアティカ(Pachira aquatica)と比べて、パキラ(Pachira glabra)は果実や種子が小ぶりで、成熟しても果実の色は緑色をしています。
- アフリカ等の一部地域では、果実の中の種子を食べる目的で栽培されています。種子は茹でたりローストして飲み物にして利用されたりします。
- パキラは耐陰性が高く管理がしやすいため、一般的には屋内で観葉植物として育てられます。一方で栽培する際に注意することは「強光」「冬の寒さ」になります。
- 強光とは、強過ぎる直射日光です。強光に当たると光合成能力を超えてしまい、葉焼け(葉の先端や縁部分等が褐色に変色して萎れや落葉を招く症状)を引き起こす原因となります。基本的に直射日光を必要としません。明るい日陰または間接光が当たる場所で管理しましょう。詳しくは育て方からご覧ください。
- 冬の寒さを苦手にしています。そのため、冬の管理は基本的に屋内で行いましょう。
パキラの樹高は約400(~1800)cm、樹形は通常は単幹(根元から上部まで幹が1本)になり、樹皮の色は緑色を帯びる灰褐色、樹皮の質感は滑らかです。
葉序は互生葉序、葉柄は長く、葉色は緑色、葉身は掌状複葉、掌状複葉は小葉が5(~9)個、小葉の形は楕円形または狭楕円形、葉表面には光沢があります。
花序は腋生または頂花です。花の形は花弁がカールして開き中央から雄蕊が突出します。花弁の形は線形で背面にカールしてコイル状に巻かれる事もあり、花弁の色は黄色または黄緑色です。雄蕊の色は黄色・白色、雌蕊は複合雌蕊、雌蕊の色は白色です。
果実は蒴果(複数の心皮からなり果皮が裂開して種子を放出する)、蒴果の大きさは長さ10(~20)cm、形は楕円形、色は緑色、質感は木質です。蒴果が割れると褐色の種子が出てきます。
パキラの園芸品種の紹介
youth plants 育て方・楽天で購入 ミルキーウェイは、葉の色が緑色とクリーム色、葉の中に不規則にクリーム色の班が入ります。そのため、明るく柔らかな印象を与えるカラーリーフとしても楽しめる園芸品種です。 | 観葉植物の専門店e-RAN 育て方・楽天で購入 ムーンライトは、葉の色が緑色とライムグリーンの二色で構成されていて、葉全体または一部にライムグリーン(黄緑色)の班が入ります。そのため、明るく爽やかな印象を与えるカラーリーフとしても楽しめる園芸品種です。 |
育て方・楽天で購入 ホワイトスターは、葉の色が緑色と白色の二色で構成されていて、葉の葉縁部分を中心に白色の覆輪が入ります。白色は穢れのなさや明るさを演出することができるため、ウェディングガーデンやエレガントガーデンなどにピッタリな品種です。 |
パキラ(アクアティカ)の特徴や園芸品種
- 原産:中央アメリカ/南アメリカ
- 学名:Pachira aquatica
- 草丈:約400~1800cm
- 分類:常緑高木
- 開花時期:
- 花色:赤色●桃色●橙色●黄色●白色〇
- 葉色:緑色●黄色●白色〇
- 耐暑性:普通
- 耐寒性:弱い
- 誕生花:10月28日
- 花言葉:勝利・快活・運を導く・幸運を呼ぶ
- 用途:カラーリーフ/日陰植物
- 購入方法:パキラ(アクアティカ)を楽天で購入
パキラ(アクアティカ)とは!?
パキラ(アクアティカ)は学名Pachira aquatica、別名では「カイエンナッツ」や「フレンチ・ピーナッツ(French peanut)」等とも呼ばれる常緑高木です。原産地は中央アメリカ・南アメリカ、自生地は熱帯雨林の中や湿地の川沿いなどにあります。
パキラ(アクアティカ)の語源(由来)
- 属名のpachiraは南米の国のガイアナで話される言語で、この植物の名前に由来しています。
- 種小名のaquaticaはラテン語で「雨の」「水生の」を意味しており、自生地に由来しています。
パキラ(アクアティカ)の特徴(魅力)
- パキラ(アクアティカ)は、一個の葉が分裂して掌状に広がる装飾的な葉の形、花が非常に大きく赤色の雄蕊が噴水のように広がる姿が特徴の植物です。
- 英名では「フォーチュン・ツリー(Fortune Tree)」や「マネーツリー(Money Tree)」とも呼ばれており、繁栄や幸運の象徴として人気の高い観葉植物のひとつとなります。そのため、新築祝いに贈ったり、オフィスなどに飾る人も多いようです。
- 樹形は一般的に根元から上部まで幹が一本の単幹ですが、園芸ショップなどでは、複数の茎が編み込まれて販売されている事があります。曰く「幸運が逃げないように閉じ込めている」と表現する人もいます。
- パキラ(アクアティカ)は、野生では高さが1800cmまで成長する事がありますが、栽培環境ではそこまで大きくなることはなく、平均して100~400cm程度になります。また屋内で育てると成長も比較的に緩やかなため育てやすい植物です。
- 葉は一個の葉が掌状に裂けていて、細い小葉が放射状に広がっています。葉と葉の間には光を通す均一な空間を作り、繊細なレース飾りのような見た目をしています。そのため、お洒落な雰囲気を演出するインテリアとして室内を飾ると良いかもしれません。
- 葉の色はふつう緑色ですが、幾つかの品種で白色またはクリーム色の班が入ります。そのため、品種を選べばカラーリーフとしても楽しめます。
- 開花期間は周年ですが、あまり咲きません。
- 花は花弁がバナナのようにカールして開きコイル状になり、花の中心から約200~360本の雄蕊が噴水のように広がります。雄蕊の色は黄色・橙色・赤色・桃色を・白色しているため、白色(黄色)の雄蕊を持っている近縁のグラブラ種(Pachira glabra)と比較する事が出来ます。
- 果実は蒴果(複数の心皮からなり果皮が裂開して種子を放出する)で、中に入っている種子をローストして食べる人もいるようです。
- しかし、種子の中にはシクロプロペノイド脂肪酸が含まれているため食用に適さないと主張する人がいます。シクロプロペノイド脂肪酸は、哺乳類に対して発がん性・急性毒性などの幾つかの有害な影響を与える事があります。人間の健康へ与える影響についての研究は不足していますが、ネズミを使った実験では生の種子を食べたネズミが六匹中の五匹が死んだようです。そのため、食べない方が良いでしょう。
- パキラ(アクアティカ)は耐陰性が高く管理がしやすいため、一般的には屋内で観葉植物として育てられます。一方で栽培する際に注意することは「強光」「冬の寒さ」になります。
- 強光とは、強過ぎる直射日光です。強光に当たると光合成能力を超えてしまい、葉焼け(葉の先端や縁部分等が褐色に変色して萎れや落葉を招く症状)を引き起こす原因となります。基本的に直射日光を必要としません。明るい日陰または間接光が当たる場所で管理しましょう。詳しくは育て方からご覧ください。
- 冬の寒さを苦手にしています。そのため、冬の管理は基本的に屋内で行いましょう。
パキラ(アクアティカ)の樹高は約400(~1800)cm、樹形は通常は単幹(根元から上部まで幹が1本)になり、樹皮の色は淡い褐色または灰褐色、樹皮の質感は比較的に滑らかです。
葉序は互生葉序、葉柄は長さ約11(~24)cm、葉色は緑色、葉身は掌状複葉、掌状複葉は小葉が5(~11)個、小葉の長さ約10(~25)cm、小葉の形は楕円形または狭楕円形、葉表面には光沢があります。
花序は腋生または頂花です。花の形は花弁がカールして開き中央から雄蕊が突出します。花弁の長さ15(~30)cm、花弁の形は線形で背面にカールしてコイル状に巻かれる事もあり、花弁の色は黄色または黄緑色です。雄蕊の数は200(~360)個、雄蕊の色は黄色・橙色・赤色・桃色・白色、雌蕊は複合雌蕊、雌蕊の色は暗赤色です。
果実は蒴果(複数の心皮からなり果皮が裂開して種子を放出する)、蒴果の大きさは長さ20(~30)cm、形は楕円形、色は緑色で成熟すると茶色、質感は木質です。蒴果が割れると種子が約10(~25)個出てきます。
パキラ(アクアティカ)の園芸品種の紹介
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