- 原産:フィリピン
- 科:ウコギ(Araliaceae)
- 属:フカノキ/シェフレラ(Schefflera)
- 種:アンガスティフォリア(Schefflera angustifolia)
- 別名:
- 葉の色:緑色●
- 香り:
- 被覆方法:
- 草丈:約100cm~
- 誕生花:1月11日
- 花言葉:実直・とても真面目
- 用途:エスニックガーデン
- 購入方法:シェフレラ(アンガスティフォリア)を楽天で購入
目次 | ||
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花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
シェフレラ(アンガスティフォリア)とは!?
- シェフレラ(アンガスティフォリア)は学名Schefflera angustifolia、原産地はフィリピン、自生地は熱帯雨林の中などにあります。
- アンガスティフォリアは、ラテン語で「細い葉」を意味していることからも分かる通り、一般的なシェフレラと比べて葉がとても細く笹の葉のような外観をしています。
- そのため、スタイリッシュで洗練された印象を与える観葉植物として楽しめます。
- 樹形はツル性またはスクランブリング・シュラブ、野生では他の植物に絡んだり茎を引っ掛けて植物体を固定しながら成長する習慣があります。
- シェフレラ(ヤドリフカノキ)は耐陰性が高く管理がしやすいため、一般的には屋内で観葉植物として育てられます。一方で栽培する際に注意することは「強光」「冬の寒さ」になります。
- 強光とは、強過ぎる直射日光です。強光に当たると光合成能力を超えてしまい、葉焼け(葉の先端や縁部分等が褐色に変色して萎れや落葉を招く症状)を引き起こす原因となります。基本的に直射日光を必要としません。明るい日陰または間接光が当たる場所で管理しましょう。詳しくは育て方からご覧ください。
- 冬の寒さを苦手にしています。そのため、冬の管理は基本的に屋内で行いましょう。
その他の種や園芸品種の紹介
アンガスティフォリアは学名Schefflera angustifolia、原産地はフィリピン、自生地は熱帯雨林の中などにあります。 アンガスティフォリアは、ラテン語で「細い葉」を意味していることからも分かる通り、一般的なシェフレラと比べて葉がとても細く笹の葉のような外観をしています。そのため、スタイリッシュで洗練された印象を与える観葉植物として楽しめます。樹形はツル性またはスクランブリング・シュラブ、野生では他の植物に絡んだり茎を引っ掛けて植物体を固定しながら成長する習慣があります。 | ツピタンサスは学名Schefflera pueckleri、別名では「シェフレラ・ピュックレリ」や「マレット・フラワー(mallet flower)」とも呼ばれる東南アジアが原産の常緑高木です。 ツピタンサスは、葉が掌状に分裂していて、小葉がやや垂れ下がる傾向にある所、英名のマレット・フラワー(mallet flower)の由来にもなる木槌のような個性的な花を咲かせる所などが特徴の植物です。園芸では、葉を鑑賞する目的で観葉植物として育てられるのが一般的です。掌状に分裂しながら小葉が垂れる姿は、優雅な雰囲気を演出するため、オシャレなインテリアとして飾ることが出来ます。 花序は散形円錐花序、花の形は木槌のよう、花の色は緑色です。葉序は互生葉序、葉身は掌状複葉、掌状複葉は小葉が9~13個、小葉の形は狭楕円形、小葉は垂れ下がる傾向がある。株は高さ500~1200cmに成長します。 |
トライアンギュラリスは学名Schefflera triangularis、別名では「ハートの木」のとも呼ばれる常緑低木です。 トライアンギュラリスは、小葉の形がハート形をしているため可愛らしい印象を与えやすく、また他のシェフレラと同様に葉が掌状に分裂しているため装飾的です。そのため、園芸では、葉を鑑賞する目的で観葉植物として育てられています。掌状に分裂して、ハート形の小葉が並ぶ姿は、可愛らしい雰囲気を演出するため、可愛いインテリアとして飾ることが出来ます。 |
シェフレラ(フカノキ)の主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。
シェフレラ(アンガスティフォリア)の育て方
花壇の土づくり
日当り
シェフレラ(アンガスティフォリア)は、間接光が当たるだけの明るい日陰の中で育てる事が出来ます。直射日光は必要としません。直射日光も朝の1~2時間程度であれば問題ないですが、それ以上の直射日光が当たる場所で管理すると、光合成能力を超えてしまい葉焼けを引き起こして株が弱る原因となります。
- 日向とは、直射日光が6時間以上当たる場所です。
- 半日影とは、直射日光が3時間から5時間程度当たる場所です。また基本的には午前中のみ日が当たり午後から日陰になる場所になります。
- 明るい日陰とは、間接光だけが当たる日陰または直射日光が2時間程度までの場所です。
土壌の土質
シェフレラ(アンガスティフォリア)は、通気性・排水性・保水性のバランスが良く、有機物がしっかり入る肥沃な土壌を好みます。
注意することは粘土質な土壌を避けることです。ある程度の水分を保った土壌で、最もよく成長しますが、水分が停滞するような土壌では根腐れを引き起こします。
そのため、植え付けの前に土壌診断を行い、土壌の通気性と保水性のバランスを改善して、腐葉土等の有機物を入れ肥沃な土壌に改善しましょう。
土壌診断と改善の行い方
- 土を掘る時に土が硬い場合は作土層が十分でない可能性があります。
- スコップで土を深くまで掘り返し石等を取り除きます。
- 適度に濡れた土を、手にとり握って土塊を作り、通気性・保水性などを診断します。
- 手のひらを開き土の塊がバラバラと崩れる場合は通気性と排水性の高い砂壌土や砂土に近い土壌です。栄養の乏しい土壌や乾燥に強い植物にむきます。
- 保水性を改善したい場合は保水性を高める用土(堆肥や黒土など)を入れると良いでしょう。
- 手のひらを開いても土の塊は崩れず、土塊を軽く指で押すと崩れる場合は通気性と保水性のバランスが良い壌土に近い土壌です。幅広い植物に向く土壌です。
- 植物に合わせて保水性を好む植物であれば保水性を高める用土(黒土やバーミキュライト等)を入れたり、乾燥を好む植物であれば排水性や通気性を高める用土(川砂やパーライトなど)を入れましょう。
- 手のひらを開いても土の塊が崩れず、指で押しても崩れる感じがない場合は粘土質で水捌けが悪い土壌の可能性があります。必要に応じて排水性・通気性を高める用土(川砂・パーライト等)を混和しましょう。
- 手のひらを開き土の塊がバラバラと崩れる場合は通気性と排水性の高い砂壌土や砂土に近い土壌です。栄養の乏しい土壌や乾燥に強い植物にむきます。
- 土壌に入る有機物の量を診断しましょう。土の色を見て、有機物が沢山入る肥沃な土の場合は有機物(腐植)が多く含むため土の色が黒っぽくなります。一方で有機物(腐植)が少ない場合は土の色が薄くなります。
- 土壌の状態とバランスを見ながら、2割から3割を目安に堆肥(腐葉土・バーク堆肥等)を土壌に混和しましょう。
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鉢土づくり
日当り
シェフレラ(アンガスティフォリア)は、間接光が当たるだけの明るい日陰の中で育てる事が出来ます。直射日光は必要としません。直射日光も朝の1~2時間程度であれば問題ないですが、それ以上の直射日光が当たる場所で管理すると、光合成能力を超えてしまい葉焼けを引き起こして株が弱る原因となります。
屋内で管理する場合は、窓辺などの明るい場所に置くとよいでしょう。ただし南向きの窓などで育てる場合は、強い日差しが植物に当たり葉焼けする事もあるため注意が必要です。日差しが強く当たる場合はカーテンやブラインドで光を和らげたり、窓から少し離すと良いかもしれません。
屋内で育てた場合、植物に当たる光量が少なくなる事があります。光量が少ないと葉色が悪くなったり、生育が非常に遅くなったり、生育不良で枯れる事があります。植物の健康な成長を促すために、屋内で育てる場合は中程度の光を目安にして管理して上げると良いでしょう。※理想的な環境は気温などにも左右されるため、環境に合わせて管理する場所を変えましょう。
光量のレベル
- 弱い光:500~2500lux
- 中程度の光:2500~10000lux
- 明るい間接光:10000lux~(直射日光なし)
- 直射日光:20000~100000lux
※照度(lux)を調べる方法は、携帯のアプリや照度計などがあります。携帯のアプリでも手軽に調べられますが、詳しく調べたい方は楽天に売ってある照度計を利用すると良いでしょう。
※照度が少ない場所で育てたい場合は楽天に売ってある植物育成ライトを利用してみるとよいかもしれません。植物育成ライト以外の人工的な照明の光には光合成に必要な波長が僅かにしか含まれない事があるため、十分の照度あると思っても植物がしっかり育たない事もあるため注意が必要です。
培養土
シェフレラ(アンガスティフォリア)は、一般的な観葉植物の培養土で育てられます。
培養土を自作する場合は、通気性・保水性の良さに気をつけたり、鉢を移動することも考えて軽めの用土を使ったり、微生物(カビや細菌等)がわかないように無菌で栄養の少ない土(ピートモス等)を使ったりすると良いでしょう。ただし、軽すぎる培養土をつくると植物を支えられなくなる事もあるため注意してください。
培養土の配合例
- 赤玉土(小粒・中粒)+ピートモス(調整済)+ゼオライト(or 珪酸塩白土)=5:5:適量
- 赤玉土(中粒・小粒)赤玉土(小粒・中粒)+バーミキュライト+ピートモス+バーク堆肥=3+3+3+1
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- super grade Ⅱの培養土はサラサラとした粒状の用土のみで構成されており堆肥が使用されていない所が特徴です。
- 堆肥が使われていないため、昆虫や微生物湧きにくく、お部屋でも使いやすいです。
- 堆肥が原因で夏場に蒸れる事がないため、多湿で植物が弱りにくくなります。
- 培養土は擬似団粒構造を形成しており優れた保水性・排水性・通気性・保肥力があります。
- 培養土の中には保水剤(CMC)が配合されているため水持ちがよく管理が楽になります。
- 培養土に含まれる赤玉土は焼きが入り硬質なため、劣化しにくく繰り返して何度でも使えます。
- 赤玉土には肥料も含有しているため植物の成長が良くなります。
- 肥料は3種類配合されており植物の成長段階に応じて非常に長く放出されます。
- 堆肥は入っていませんが、質の良い腐植酸が配合されているため、地力の高い肥沃な培養土となっています。
水やりの仕方
シェフレラ(アンガスティフォリア)は、一般的な植物の水やりと同様の対応をおこないます。
水を与え過ぎて、水分が何時までも停滞するジメジメした環境を作ると、植物は根腐れを引き起こして、葉が黄色くなり枯れる原因ともなります。そのため、土壌の状態を見ながら、水やりを行う必要があります。
水やりの頻度と与え方
水やりの頻度は環境(植える場所や土質)にも左右されますが、基本的には土の表面が乾いてきたタイミングで水やりを行うといいでしょう。水やりは、土壌内に新鮮な酸素を行き渡らせる目的もあるため、一度に与える水の量はたっぷりと与えてください。
湿度を高める
シェフレラ(アンガスティフォリア)は、基本的には高湿度を好む植物です。湿度が低い環境では葉が乾燥して損傷したり、葉が落ちる事があります。綺麗な葉を保つ為にも、高い湿度を保った方が良いでしょう。
湿度を高める方法一覧
- 霧吹きする
- 植物の葉に直接水を吹きかけることで湿度を上げることができます。週に1回程度の頻度で霧吹きすると良いでしょう。
- 受け皿に水をためる
- トレイの上に綺麗な小石などを置いて、鉢をその上に設置します。鉢に水が触れないようにトレイの中に水を入れましょう。
- 鉢(鉢土)に直接水が触れるとトレイから水を吸水して培養土が極端に湿ります。培養土がジメジメすると根腐れを引き起こす原因になる事があるため注意してください。
- トレイの水が蒸発することで周囲の湿度が上がる仕様です。
- 加湿器を使う
- 加湿器を使うことで簡単に空気中の湿度を調節することができます。
- 観葉植物をグルーピング
- 観葉植物をグルーピングして近くに置く事で、それぞれの植物が放出する蒸散作用で局所的に湿度が高まり周囲に微気候が形成されます。観葉植物を近くに置くだけのため、比較的に簡単に湿度を上げることが出来ます。
水やりのチェックを簡単にするオススメの道具
- 水やりチェッカー(サスティ)とは、視覚的に分かりやすく色の変化で水やりのタイミングを教えてくれる水分計です。
- 白色(水やり必要)・青色(水やり不要)
- 水やりチェッカー(サスティ)は世界で初めて家庭用水分計で「PF値」が採用されています。PF値は、殆どの植物の生育に阻害がない有効水分域の中のPF2.0付近で色が変わるように設計されているため、水やりの失敗を減らします。
- PF2.0は、どんな土や多肉・観葉植物・草花にも対応しますが、乾燥に強い多肉植物では色変わり後に若干の猶予があり、乾燥に弱い草花では色変わり後は直ぐに水やりをした方が良いかもしれません。
- PF値とは、土壌の水分が毛管力によって引き付けられている強さの程度を表している数値で、これを使う事で土壌の湿り具合や植物への水やりのタイミングが分かるようになります。殆どの植物にとって利用しやすいPF値は1.7~2.3の間にあります。常にPF値が1.7より下の値にあると、多湿を嫌う多肉などは湿潤すぎて根腐れを引き起こしやすくなったり、PF値が2.3より上にあると乾燥が苦手な草花などは水枯れを引き起こしやすくなります。
- 水やり三年と言われるプロでも難しい水やり作業が、水やりチェッカー(サスティ)を使うだけで安心して行えるようになります。
- 水やりチェッカー(サスティ)は水やりが難しい植物(ラン・多肉)にも対応しています。
- 中芯は6ヶ月~9ヶ月経つと水やりをしても青色に変化しなくなるため、変化がなくなったら中芯の交換が必要になります。
剪定のやり方
シェフレラ(アンガスティフォリア)を屋内で育てる場合は、比較的に成長が緩やかなため、あまり剪定を必要としません。
しかし、光量が少ない環境で育てると茎が間延びして葉が少なくなったり、枯れた茎や葉が出てきたりすることがあります。そのため、外観を改善したり、健康な成長を促す為に剪定が必要になる事もあります。
剪定の方法
- 剪定の時期
- シェフレラ(アンガスティフォリア)の剪定に最適な時期は活発な成長が始まる前の早春、夏頃まで行えます。
- 剪定のやり方
- 傷んだ葉・枯れた葉・病気の葉・枯れた茎などは、健康な茎や葉の成長を阻害します。そのため、これらの茎や葉は根元から剪定するか、健康な部分まで戻り茎の途中で切り戻し剪定しましょう。
- 光量が足りないと、茎が間延びして葉の量が減り、徒長枝になる事があります。見た目が悪くなる原因になるため、好みの高さで短く切り戻しましょう。切り戻し剪定する事で、分枝が促されてフサフサとした樹形にもなります。
夏越しする方法
シェフレラ(アンガスティフォリア)は、それほど夏越しが難しい植物ではありません。基本的な育て方に従えば夏越し対策を特段行う必要はありません。
夏越しで重要なポイント
- 基本的には直射日光が当たらない明るい日陰で管理します。
- 土壌が完全に乾燥しないように土壌の状態を見ながら定期的に水やりをおこないます。
- 土壌が何時までも濡れていてジメジメした状態が続くと根腐れを引き起こします。そのため、土壌の保水性・通気性・排水性・保肥力のバランスをよくします。
冬越しする方法
Hardiness:10~11
シェフレラ(アンガスティフォリア)は寒さに弱いため屋外での越冬はむずかしいです。冬越しさせたい場合は、冬越し対策が必要です。
- 鉢植えで育てている場合は、室温が15度以上ある日当りのよい室内に入れて管理しましょう。
- 暖地などの暖かい地域であればカバーを被せるなどの、霜対策を行うだけでも越冬出来る可能性があります。
- 地植えしている場合は、株を掘り起こし鉢植えにして屋内などで管理します。それが難しい場合は、株元に腐葉土などを入れて霜から株元を守り、また株全体に寒冷紗等をかけて寒さや凍結から株を守ります。
挿し木や株分けで増やす
シェフレラ(アンガスティフォリア)は挿し木によって増やす事ができます。
挿し木の方法
- 挿し木時期は発根率の高い晩春から夏頃が適します。
- 挿し穂の茎は弾力があり健康な部分をカットしましょう。
- 挿し穂 の長さ10~15cm程度にわけます。
- 挿し穂の下部の葉を取り除き上部の葉を残します。
- 茎の下部分を斜めにカットして吸水部分を広くします。
- 挿し穂用の無菌の培養土を準備します。
- 切り口を下にして培養土の中に挿し穂の1/3程を挿します。
- 明るい日陰で土壌が完全に乾燥しない様に水やりを行いながら管理しましょう。
播種で増やす
シェフレラ(アンガスティフォリア)の種蒔の方法
播種時期:
発芽適温:約
発芽日数:
発芽条件:
植物の病気
シェフレラ(アンガスティフォリア)の病気
- 斑点細菌病
- さび病
- 根腐れ病
シェフレラ(アンガスティフォリア)の害虫
- カイガラムシ
- ハダニ