- 原産:熱帯アフリカ
- 科:クワ(Moraceae)
- 属:フィカス/イチジク(Ficus)
- 種:カシワバゴムノキ(Ficus lyrata)
- 別名:フィカス・リラータ/フィドル・リーフフィグ(fiddle leaf fig)
- 開花時期:滅多に咲かない
- 花の色:緑色●赤色●
- 葉の色:緑色●
- 香り:
- 分類:常緑高木
- 被覆方法:
- 樹高:約1000~1500cm
- 誕生花:
- 花言葉:永久の幸せ
- 用途:日陰植物/観葉植物
- 購入方法:カシワバゴムノキを楽天で購入
目次 | ||
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花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
カシワバゴムノキとは!?
- カシワバゴムノキは学名Ficus lyrata、別名では「フィカス・リラータ」や「フィドル・リーフフィグ(fiddle leaf fig)」とも呼ばれる熱帯アフリカが原産の常緑高木です。
- カシワバゴムノキの特徴は、葉の形が「カシワ」や「バイオリン」に似ており、葉の大きさが10~45cmと非常に大きく、革のような質感がある所にあります。そのため、強い存在感があり豪華な雰囲気を演出することが出来ます。
- カシワバゴムノキは自生地では1500cm程に成長する事もある樹木ですが、鉢に入れた屋内の環境であれば遥かにコンパクトに成長するため栽培管理は楽です。
- 園芸では、曲がり樹形などにしてユニークな姿を楽しまれたりします。また花言葉が永遠の幸せと縁起のよい言葉のため結婚祝いや新築祝いなどに贈られる事もあるようです。
その他の種や園芸品種の紹介
その他のフィカスの種
フィカス・ウンベラータは学名Ficus umbellata、別名では「ウンベラータ・ツリー・フィグ(Umbrella Tree Fig)」「ジャイアント・ハートリーフ・フィカスツリー(Giant Hart Leaf Ficus Tree)」とも呼ばれる熱帯アフリカが原産の常緑高木です。 フィカス・ウンベラータは近縁のベンジャミンやガジュマルと比べて葉が巨大なため優雅で存在感が強く、また葉の形がハートをしているため可愛らしい雰囲気もつくる植物です。 また花言葉には夫婦愛・永久の愛・すこやかなどの縁起のよい言葉が並びます。そのため結婚祝いや新築祝いなどに贈られる事もあるようです。 | フィカス・アルティシマは学名Ficus altissima、別名では「フィカス・アルテシーマ」や「カウンシル・ツリー(Council Tree)」とも呼ばれる東南アジアが原産の常緑高木です。 フィカス・アルティシマは熱帯の自生地では樹高が30メートルに達する事があり、樹冠が大きく横に広がります。幹や枝からは気根を出すことが多く、気根は成長すると幹や枝と変わらない見た目となります。気根は地面に向かって成長していき、その過程にある岩石や建物などを飲み込みながら成長する事があるため自然の脅威や荒廃を感じさせる樹形となったり、また枝から伸びた気根が木の幹のように何本も乱立する事があるため独特な樹形を作ったりする事があります。また他の樹木に着生すると、着生した樹木を圧倒する程に成長して枯れさせてしまうため、絞め殺し植物とも呼ばれています。 園芸では、葉に黄色の班が入る「イエロージャム」や「ゴールデンジャム」などが栽培されています。自生地では3000cm程に成長する事もある樹木ですが、鉢に入れた屋内の環境であれば遥かにコンパクトに成長するため栽培管理は難しくありません。 |
フランスゴムは学名Ficus rubiginosa、別名では「フランスゴムの木」や「フィカス・ルビギノーサ」とも呼ばれるオーストラリア東部が原産の常緑高木です。 フランスゴムの特徴は葉の裏が錆びた色合いをしている所にあり、ラテン語で「錆びた」を意味する種小名の「rubiginosa」も葉の色に由来しています。※葉には褐色の毛が生えますが日当たりや品種によって褐色の色合いが変わります。また流通名であるフランスゴムの由来はフランス人の植物学者によって発見されたことからきているようです。自生地は熱帯雨林の中や岩の多い場所などにあり、岩の隙間などに着生して、気根を這わせて岩を覆うように成長します。また都市部でもレンガの隙間や岩の隙間などに着生して、気根がこれらを飲み込むように成長する事から自然の脅威や荒廃を感じさせる樹形となる事もあるようです。フランスゴムは自生地では30000cm程に成長する事もある樹木ですが、鉢に入れた屋内の環境であれば遥かにコンパクトに成長するため栽培管理は難しくありません。 園芸では、曲がり樹形にしてユニークな姿を楽しんだり、盆栽などに仕立てられたりして観葉植物として親しまれます。また花言葉が永遠の幸せと縁起のよい言葉のため結婚祝いや新築祝いなどに贈られる事もあるようです。 | カシワバゴムノキは学名Ficus lyrata、別名では「フィカス・リラータ」や「フィドル・リーフフィグ(fiddle leaf fig)」とも呼ばれる熱帯アフリカが原産の常緑高木です。 カシワバゴムノキの特徴は、葉の形が「カシワ」や「バイオリン」に似ており、葉の大きさが10~45cmと非常に大きく、革のような質感がある所にあります。そのため、強い存在感があり豪華な雰囲気を演出することが出来ます。カシワバゴムノキは自生地では1500cm程に成長する事もある樹木ですが、鉢に入れた屋内の環境であれば遥かにコンパクトに成長するため栽培管理は難しくありません。 園芸では、曲がり樹形などにしてユニークな姿を楽しまれたりします。また花言葉が永遠の幸せと縁起のよい言葉のため結婚祝いや新築祝いなどに贈られる事もあるようです。 |
フィカス・ペティオラリスは学名Ficus petiolaris、別名では「ペティオレート・フィグ(petiolate fig)」や「ロックフィグ(rock fig)」とも呼ばれるメキシコが原産の常緑高木です。 フィカス・ペティオラリスの特徴は可愛らしい印象を与えるハートの形をした葉っぱと赤色の葉脈、成熟するにつれて幹の基部で大きく膨らむ塊根にあります。 樹高は栽培環境では300~600cm、自生地では3000cmに達する事があります。樹皮の色は灰白色から淡い赤褐色、葉柄は長く、葉柄の色は緑色からやや赤みを帯びる事があり、葉の形は心形、葉の色は緑色と赤色で葉脈が赤色です。花序は隠頭花序、花の色は緑色に赤色の斑点がつきます。フィカス・ペティオラリスは自生地では3000cm程に成長する事もある樹木ですが、鉢に入れた屋内の環境であれば遥かにコンパクトに成長するため栽培管理は難しくありません。 園芸では盆栽鉢に仕立てられて、球状に膨らむ塊根を観察する目的や、可愛らしい葉っぱを楽しむ目的で栽培されます。 | フィカス・ランフィーは学名Ficus rumphii、別名では「ボダイジュモドキ」とも呼ばれる中国およびインドシナ、マレーシアが原産の常緑高木です。 フィカス・ランフィーの特徴は、葉の幅が広くぽっちゃりとした可愛らしいハート形から広卵形をしている所、樹皮の色が灰白色で美しい所などにあります。園芸では観葉植物としてインドアガーデンで親しまれたり、盆栽に仕立てられたりします。また幾つかの品種では白色または黄色の班が入る品種もあるためカラーリーフとしても親しまれます。 樹高は500~1500cm、樹皮の色は灰白色です。葉の形は心形または広卵形、葉の色は緑色・黄色・白色。花序は隠頭花序、花の色は緑色または紫色です。フィカス・ランフィーは自生地では1500cm程に成長する事もある樹木ですが、鉢に入れた屋内の環境であれば遥かにコンパクトに成長するため栽培管理は難しくありません。 |
フィカス・トライアンギュラリスは学名Ficus triangularis、別名では「トライアングル・フィグ(Triangle Fig)」とも呼ばれる熱帯アフリカが原産の常緑低木です。 フィカス・トライアンギュラリスの特徴は、葉の形が逆三角形(倒三角形)をしている所が特徴です。園芸では葉の縁部分に白色またはクリーム色の覆輪が入るため、葉の中にハートを思わせるような模様が作られます。そのため、可愛らしい印象を与えるカラーリーフとして楽しまれます。 樹高は100~500cm、樹皮の色は灰白色または赤褐色です。葉の形は倒卵形、葉の色は緑色または黄色か白色の班が入ります。花序は隠頭花序、花の色は緑色または赤色です。フィカス・トライアンギュラリスは自生地では500cm程に成長する事もある樹木ですが、鉢に入れた屋内の環境であれば遥かにコンパクトに成長するため栽培管理は難しくありません。 | コバンボダイジュは学名Ficus deltoidea、別名では「フィカス・デルトイデア」や「ミスルトウ・フィグ(mistletoe fig)」とも呼ばれる東南アジアが原産の常緑低木です。 コバンボダイジュの特徴は、葉の形が丸い形(倒卵形)をしており、可愛らしい印象を与えたり、コバンを想像させる所にあり、また葉の色は表面が緑色で裏面が黄色をしています。園芸では丸く可愛らしい葉を鑑賞する目的だったり、幾つかの品種で見られる黄色の葉をカラーリーフとして楽しむ目的などで栽培されます。中国では、この植物の葉の裏側が黄金色をしていることから縁起の良い植物として扱われています。 樹高は100~200cm、樹皮の色は灰白色または薄い赤褐色です。葉の形は倒卵形、葉の色は表面が緑色で裏面は黄色です。花序は隠頭花序、花の色は緑色または赤色か桃色です。 |
フィカス・パルメリーは学名Ficus palmeri、別名では「ロックフィグ(rock fig)」とも呼ばれるメキシコが原産の常緑高木です。 フィカス・パルメリーの特徴は可愛らしい印象を与えるハートの形をした葉っぱと黄緑色の葉脈にあり、成熟するにつれて幹の基部で大きく膨らむ塊根にあります。パルメリー種とペティオラリス種は原産地や成長習慣が非常によく似ており、変種と見られることがあります。比較するとパルメリー種の葉脈は黄緑色ですが、ペティオラリス種は赤色です。 樹高は栽培環境では300~600cm、自生地では3000cmに達する事があります。樹皮の色は灰白色から淡い赤褐色、葉柄は長く、葉柄の色は緑色からやや赤みを帯びる事があり、葉の形は心形、葉の色は緑色です。花序は隠頭花序、花の色は緑色です。フィカス・パルメリーは自生地では3000cm程に成長する事もある樹木ですが、鉢に入れた屋内の環境であれば遥かにコンパクトに成長するため栽培管理は難しくありません。園芸では盆栽鉢に仕立てられて、球状に膨らむ塊根を観察する目的や、可愛らしい葉っぱを楽しむ目的で栽培されます。 |
その他の園芸品種
カシワバゴムノキ(バンビーノ)は、一般的なカシワバゴムノキと比較して樹高が高くならない矮性品種です。そのため、鉢植えの中での管理がとても楽な観葉植物です。 | スイートハートは、葉の縁部分に白色の覆輪が入り、葉の中に緑色の可愛らしいハート模様が浮き出る、トライアンギュラリス種の園芸品種です。 |
フィカス・ゴールドコインは、葉の裏側が強い黄金色になる所が特徴の品種です。中国では葉の裏側が黄金色をしていることから縁起の良い植物として扱われています。 |
フィカス(イチジク)属の主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。
カシワバゴムノキの育て方
花壇の土づくり
日当り
カシワバゴムノキは、間接光のみが当たる明るい日陰、または午前中のみ日が当たる半日影までで育てる事が出来ます。※強い日差しは光合成能力を超えてしまい葉焼けなどを引き起こして株が弱る原因となるため避けた方が良いでしょう。
- 日向とは、直射日光が6時間以上当たる場所です。
- 半日影とは、直射日光が3時間から5時間程度当たる場所です。また基本的には午前中のみ日が当たり午後から日陰になる場所になります。
- 明るい日陰とは、間接光だけが当たる日陰または直射日光が2時間程度までの場所です。
土壌の土質
カシワバゴムノキは、通気性・排水性・保水性のバランスが良く、有機物がしっかり入る肥沃な土壌を好みます。
注意することは粘土質な土壌を避けることです。ある程度の水分を保った土壌で、最もよく成長しますが、水分が停滞するような土壌では根腐れを引き起こします。
そのため、植え付けの前に土壌診断を行い、土壌の通気性と保水性のバランスを改善して、腐葉土等の有機物を入れ肥沃な土壌に改善しましょう。
土壌診断と改善の行い方
- 土を掘る時に土が硬い場合は作土層が十分でない可能性があります。
- スコップで土を深くまで掘り返し石等を取り除きます。
- 適度に濡れた土を、手にとり握って土塊を作り、通気性・保水性などを診断します。
- 手のひらを開き土の塊がバラバラと崩れる場合は通気性と排水性の高い砂壌土や砂土に近い土壌です。栄養の乏しい土壌や乾燥に強い植物にむきます。
- 保水性を改善したい場合は保水性を高める用土(堆肥や黒土など)を入れると良いでしょう。
- 手のひらを開いても土の塊は崩れず、土塊を軽く指で押すと崩れる場合は通気性と保水性のバランスが良い壌土に近い土壌です。幅広い植物に向く土壌です。
- 植物に合わせて保水性を好む植物であれば保水性を高める用土(黒土やバーミキュライト等)を入れたり、乾燥を好む植物であれば排水性や通気性を高める用土(川砂やパーライトなど)を入れましょう。
- 手のひらを開いても土の塊が崩れず、指で押しても崩れる感じがない場合は粘土質で水捌けが悪い土壌の可能性があります。必要に応じて排水性・通気性を高める用土(川砂・パーライト等)を混和しましょう。
- 手のひらを開き土の塊がバラバラと崩れる場合は通気性と排水性の高い砂壌土や砂土に近い土壌です。栄養の乏しい土壌や乾燥に強い植物にむきます。
- 土壌に入る有機物の量を診断しましょう。土の色を見て、有機物が沢山入る肥沃な土の場合は有機物(腐植)が多く含むため土の色が黒っぽくなります。一方で有機物(腐植)が少ない場合は土の色が薄くなります。
- 土壌の状態とバランスを見ながら、2割から3割を目安に堆肥(腐葉土・バーク堆肥等)を土壌に混和しましょう。
楽天で人気の高いおすすめの堆肥
鉢土づくり
日当り
カシワバゴムノキは、間接光のみが当たる明るい日陰、または午前中のみ日が当たる半日影までで育てる事が出来ます。※理想的な環境は気温や湿度などにも左右されるため一概ではありません。
屋内で管理する場合は、窓辺などの明るい場所に置くとよいでしょう。ただし南向きの窓などで育てる場合は、強い日差しが植物に当たり葉焼けする事もあるため注意が必要です。日差しが強く当たる場合はカーテンやブラインドで光を和らげたり、窓から少し離すと良いかもしれません。
屋内で育てた場合、植物に当たる光量が少なくなる事があります。光量が少ないと葉色が悪くなったり、生育が非常に遅くなったり、生育不良で枯れる事があります。植物の健康な成長を促すために、屋内で育てる場合は中程度の光を目安にして管理して上げると良いでしょう。
光量のレベル
- 弱い光:500~2500lux
- 中程度の光:2500~10000lux
- 明るい間接光:10000lux~(直射日光なし)
- 直射日光:20000~100000lux
※照度(lux)を調べる方法は、携帯のアプリや照度計などがあります。携帯のアプリでも手軽に調べられますが、詳しく調べたい方は楽天に売ってある照度計を利用すると良いでしょう。
※照度が少ない場所で育てたい場合は楽天に売ってある植物育成ライトを利用してみるとよいかもしれません。植物育成ライト以外の人工的な照明の光には光合成に必要な波長が僅かにしか含まれない事があるため、十分の照度あると思っても植物がしっかり育たない事もあるため注意が必要です。
培養土
カシワバゴムノキは、一般的な観葉植物の培養土で育てられます。
培養土を自作する場合は、通気性・保水性の良さに気をつけたり、鉢を移動することも考えて軽めの用土を使ったり、微生物(カビや細菌等)がわかないように無菌で栄養の少ない土(ピートモス等)を使ったりすると良いでしょう。ただし、軽すぎる培養土をつくると植物を支えられなくなる事もあるため注意してください。
培養土の配合例
- 赤玉土(小粒・中粒)+ピートモス(調整済)+ゼオライト(or 珪酸塩白土)=5:5:適量
- 赤玉土(中粒・小粒)赤玉土(小粒・中粒)+バーミキュライト+ピートモス+バーク堆肥=3+3+3+1
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- super grade Ⅱの培養土はサラサラとした粒状の用土のみで構成されており堆肥が使用されていない所が特徴です。
- 堆肥が使われていないため、昆虫や微生物湧きにくく、お部屋でも使いやすいです。
- 堆肥が原因で夏場に蒸れる事がないため、多湿で植物が弱りにくくなります。
- 培養土は擬似団粒構造を形成しており優れた保水性・排水性・通気性・保肥力があります。
- 培養土の中には保水剤(CMC)が配合されているため水持ちがよく管理が楽になります。
- 培養土に含まれる赤玉土は焼きが入り硬質なため、劣化しにくく繰り返して何度でも使えます。
- 赤玉土には肥料も含有しているため植物の成長が良くなります。
- 肥料は3種類配合されており植物の成長段階に応じて非常に長く放出されます。
- 堆肥は入っていませんが、質の良い腐植酸が配合されているため、地力の高い肥沃な培養土となっています。
植え替え
カシワバゴムノキは成長が早いため、根詰まりをしやすい傾向にあります。そのため、数年に一度は植え替えを行う必要があります。
植え替えのタイミングは鉢の底にある排水穴から根が出てきたら、植え替えを検討した方が良いでしょう。
また植え替えを行わないと、根詰まりをするため、乾燥が早くなったり、葉が落ちやすくなったりする事があります。上記に合わせてこの症状が出てくるようだったら早めに植え替えを行った方が良いでしょう。
植え替え方法
- 植え替えに適した時期
- カシワバゴムノキが休眠している早春に行うことで、株へのストレスを最小限にします。
- 植え替え手順
- 古い鉢よりも一回り大きな鉢を準備します。
- 古い鉢から株を取り出して、風雨で劣化したり、根の侵食で劣化した古い土を軽く落とします。
- 長い根や腐った根も軽く剪定して切り詰めます。
- 株の土を落として整形したら、鉢の中に新しい培養土と株を植え直します。
- 水を鉢底から溢れる位にたっぷりと与えます。
水やりの仕方
カシワバゴムノキは、基本的にやや湿り気のある土壌を好みます。そのため、土壌の状態を見ながら、やや湿り気のある土壌に保つようにしましょう。
また熱帯に自生する事も分かる通り、基本的に高湿度を好む植物です。湿度が低い環境では葉が乾燥して損傷したり、葉が落ちる事があります。綺麗な葉を保つ為にも、高湿度を保つ事が重要になります。
水やりの頻度と与え方
水やりの頻度は環境(植える場所や土質)にも左右されますが、基本的には土の表面が乾いてきたタイミングで水やりを行うといいでしょう。水やりは、土壌内に新鮮な酸素を行き渡らせる目的もあるため、一度に与える水の量はたっぷりと与えてください。
湿度を高める方法一覧
- 霧吹きする
- 植物の葉に直接水を吹きかけることで湿度を上げることができます。週に1回程度の頻度で霧吹きすると良いでしょう。
- 受け皿に水をためる
- トレイの上に綺麗な小石などを置いて、鉢をその上に設置します。鉢に水が触れないようにトレイの中に水を入れましょう。
- 鉢(鉢土)に直接水が触れるとトレイから水を吸水して培養土が極端に湿ります。培養土がジメジメすると根腐れを引き起こす原因になる事があるため注意してください。
- トレイの水が蒸発することで周囲の湿度が上がる仕様です。
- 加湿器を使う
- 加湿器を使うことで簡単に空気中の湿度を調節することができます。
- 観葉植物をグルーピング
- 観葉植物をグルーピングして近くに置く事で、それぞれの植物が放出する蒸散作用で局所的に湿度が高まり周囲に微気候が形成されます。観葉植物を近くに置くだけのため、比較的に簡単に湿度を上げることが出来ます。
水やりのチェックを簡単にするオススメの道具
- 水やりチェッカー(サスティ)とは、視覚的に分かりやすく色の変化で水やりのタイミングを教えてくれる水分計です。
- 白色(水やり必要)・青色(水やり不要)
- 水やりチェッカー(サスティ)は世界で初めて家庭用水分計で「PF値」が採用されています。PF値は、殆どの植物の生育に阻害がない有効水分域の中のPF2.0付近で色が変わるように設計されているため、水やりの失敗を減らします。
- PF2.0は、どんな土や多肉・観葉植物・草花にも対応しますが、乾燥に強い多肉植物では色変わり後に若干の猶予があり、乾燥に弱い草花では色変わり後は直ぐに水やりをした方が良いかもしれません。
- PF値とは、土壌の水分が毛管力によって引き付けられている強さの程度を表している数値で、これを使う事で土壌の湿り具合や植物への水やりのタイミングが分かるようになります。殆どの植物にとって利用しやすいPF値は1.7~2.3の間にあります。常にPF値が1.7より下の値にあると、多湿を嫌う多肉などは湿潤すぎて根腐れを引き起こしやすくなったり、PF値が2.3より上にあると乾燥が苦手な草花などは水枯れを引き起こしやすくなります。
- 水やり三年と言われるプロでも難しい水やり作業が、水やりチェッカー(サスティ)を使うだけで安心して行えるようになります。
- 水やりチェッカー(サスティ)は水やりが難しい植物(ラン・多肉)にも対応しています。
- 中芯は6ヶ月~9ヶ月経つと水やりをしても青色に変化しなくなるため、変化がなくなったら中芯の交換が必要になります。
肥料の与え方
カシワバゴムノキは、土壌から多くの栄養を吸収するため、栄養(肥料)がなくなるのが早い傾向にあります。そのため生育期間中は定期的に肥料を与える事が必要です。
肥料の与え方
- 肥料を与える時期
- 春から秋にかけて生育期間中です。
- 肥料の選び方
- 観葉植物の専用肥料がおすすめです。
- 肥料の与え方
- 液体肥料または固形肥料を、規定された分量で与えましょう。
剪定のやり方
カシワバゴムノキを屋内で育てた場合は比較的に成長が緩やかですが、それでも成長が早い部類に入ります。そのため大きさを制御する目的などで定期的な剪定が必要になります。
剪定する際は、剪定する量を株全体の三分の一程度に抑えましょう。一気に強い剪定をしてしまうと株に強いストレスがかかり生育不良になる事があります。株を大幅に小さくしたい場合は時間をかけて段階的に剪定してください。
剪定の方法
- 剪定の時期
- カシワバゴムノキの剪定に最適な時期は、成長が止まり休眠している時期の冬から早春です。また成長が早いため、生育期間中も必要に応じて剪定を行います。
- 剪定のやり方
- 枯れた茎や病気にかかった茎などは、健康な成長を阻害します。そのため、これらの茎や葉は根元から剪定するか、健康な部分まで戻り茎の途中で切り戻し剪定しましょう。
- 株が大きくなると、上部が天井に達したり、横に大きく広がり、邪魔になったりする事があります。このような場合は大きさを制御する目的で剪定が必要です。株のバランスを見ながら好みの高さを決めて、葉が付いている節の上部分で切り戻し剪定しましょう。
夏越しする方法
カシワバゴムノキは、それほど夏越しが難しい植物ではありません。基本的な育て方に従えば夏越し対策を特段行う必要はありません。
夏越しで重要なポイント
- 基本的には直射日光が当たらない明るい日陰で管理します。
- 土壌が完全に乾燥しないように土壌の状態を見ながら定期的に水やりをおこないます。
- 土壌が何時までも濡れていてジメジメした状態が続くと根腐れを引き起こします。そのため、土壌の保水性・通気性・排水性・保肥力のバランスをよくします。
冬越しする方法
Hardiness:10~11
カシワバゴムノキは寒さに弱いため屋外での越冬はむずかしいです。冬越しさせたい場合は、冬越し対策が必要です。
- 鉢植えで育てている場合は、室温が15度以上ある日当りのよい室内に入れて管理しましょう。
- 地植えしている場合は、株を掘り起こし鉢植えにして屋内などで管理します。それが難しい場合は、株元に腐葉土などを入れて霜から株元を守り、また株全体に寒冷紗等をかけて寒さや凍結から株を守ります。
挿し木や株分けで増やす
カシワバゴムノキは挿し木によって増やす事ができます。
挿し木の方法
- 挿し木時期は発根率の高い晩春から夏頃が適します。
- 挿し穂の茎は弾力があり健康な部分をカットしましょう。
- 挿し穂 の長さ7~10cm程度にわけます。
- 挿し穂の下部の葉を取り除き上部の葉を残します。
- 茎の下部分を斜めにカットして吸水部分を広くします。
- 挿し穂用の無菌の培養土を準備します。
- 切り口を下にして培養土の中に挿し穂の1/3程を挿します。
- 明るい日陰で土壌が完全に乾燥しない様に水やりを行いながら管理しましょう。
播種で増やす
カシワバゴムノキの種蒔の方法
播種時期:
発芽適温:約
発芽日数:
発芽条件:
植物の病気
カシワバゴムノキの病気
カシワバゴムノキの害虫
- カイガラムシ
- ハダニ