ポリシャスは属の中に約176種がありますが、一般に園芸で親しまれている種は幾つかの種とその園芸品種です。例えば、タイワンモミジは葉が細く繊細な形状をしており行儀よく直立に成長する習慣が魅力です。またポリシャス・フリスビーは葉の形が丸いため可愛らしい印象を与えることが出来ます。
ポリシャス属の種ごとの育て方は写真か育て方をクリックすると出てくる為よかったらそちらをご覧下さい!
このページでは主な種の種類と特徴、園芸品種の種類と特徴を紹介しています。
目次
タイワンモミジの特徴や園芸品種
- 原産:インド
- 学名:polyscias fruticosa
- 草丈:約100~500cm
- 分類:常緑低木
- 開花時期:栽培環境では殆ど咲かない
- 花色:赤色●桃色●橙色●黄色●紫色●青色●緑色●黒色●白色〇
- 葉色:緑色●黄色●紫色●青色●赤色●橙色●白色〇黒色●灰色●
- 耐暑性:強い
- 耐寒性:弱い
- 花言葉:大切な思い出
- 用途:日陰植物/観葉植物/シェードガーデン
- 購入方法:タイワンモミジを楽天で購入
タイワンモミジとは!?
タイワンモミジは学名polyscias fruticosa、別名では「ポリシャス・フルティコサ」や「ミング・アラリア(Ming aralia)」とも呼ばれるインドが原産の常緑低木です。
タイワンモミジの語源(由来)
- 属名のpolysciasは「影が多い」を意味しており、葉が多く影を沢山作る事に由来します。
- 種小名のfruticosaはラテン語で「低木の」「潅木状の」を意味しています。
タイワンモミジの特徴(魅力)
- タイワンモミジは、一個の葉が分裂して細い葉が集まるためフサフサとした葉の姿をしている所と、直立に行儀よく成長する習慣が特徴の植物です。
- 樹形は直立、枝分かれがよく株立ち状に成長します。そのため観葉植物として育てると、ボリュームと強い存在感、また自然な雰囲気を演出することができます。
- 葉は一個の葉が羽状に分裂して細長くシャープな形状の小葉が沢山集まっています。
- そのため、繊細で緻密な雰囲気を演出したり、シャープで洗練された印象をお部屋の中に演出する事が出来ます。
- 花は栽培環境で咲くことは殆どありません。また花は散形円錐花序の複合花序とボリューミーですが、花の色が黄緑色のため目立たず装飾性も殆どありません。
- タイワンモミジは耐陰性が高く管理がしやすいため、一般的には屋内で観葉植物として育てられます。一方で栽培する際に注意することは「強光」「冬の寒さ」になります。
- 強光とは、強過ぎる直射日光です。強光に当たると光合成能力を超えてしまい、葉焼け(葉の先端や縁部分等が褐色に変色して萎れや落葉を招く症状)を引き起こす原因となります。基本的に直射日光を必要としません。明るい日陰または間接光が当たる場所で管理しましょう。詳しくは育て方からご覧ください。
- 冬の寒さを苦手にしています。そのため、冬の管理は基本的に屋内で行いましょう。
タイワンモミジの樹高は約100(~500)cm、樹形は直立、茎はよく枝分かれします。樹皮の色は灰白色または淡い赤褐色です。
葉序は互生葉序、葉柄は長さ約1(~5)cm、葉色は緑色、葉身の形は1~3回羽状複葉、小葉の形は披針形、葉のふち部分には歯牙があります。
花序は散形円錐花序の複合花序、花は雄花と両性花があり、花は花弁が5個、花弁の色は黄色または緑色です。
タイワンモミジの園芸品種の紹介
エレガンス(polyscias fruticosa ‘elegans’)は、パセリを想像させるような装飾的な葉の形が特徴の園芸品種です。 |
ポリシャス・フリスビーの特徴や園芸品種
- 原産:オーストラリア/パプアニューギニア
- 学名:Polyscias balfouriana
- 草丈:約200~600cm
- 分類:常緑小高木
- 開花時期:栽培環境では滅多に咲かない
- 花色:黄色●緑色●
- 葉色:緑色●黄色●白色〇
- 耐暑性:強い
- 耐寒性:弱い
- 花言葉:大切な思い出
- 用途:日陰植物/観葉植物/シェードガーデン
- 購入方法:ポリシャス・フリスビーを楽天で購入
ポリシャス・フリスビーとは!?
ポリシャス・フリスビーは学名Polyscias balfouriana、別名では「ポリシャス・バルフォリアナ」や「ディナープレート・アラリア(dinner plate aralia)」とも呼ばれるオーストラリアおよびパプアニューギニアが原産の常緑小高木です。
ポリシャス・フリスビーの語源(由来)
- 属名のpolysciasは「影が多い」を意味しており、葉が多く影を沢山作る事に由来します。
- 種小名のbalfourianaは、スコットランドの植物学者John Hutton Balfour (1808-1884)への献名です。
- ポリシャス・フリスビーの由来は、葉の形がフリスビーに似ている所から来ていると言われています。
ポリシャス・フリスビーの特徴(魅力)
- ポリシャス・フリスビーは、フリスビーやディナープレートを想像させるような丸くて可愛らしい葉と、直立に行儀よく成長する習慣が特徴の植物です。
- 樹形は直立、枝分かれがよく株立ち状に成長します。そのため観葉植物として育てると、ボリュームと強い存在感、また自然な雰囲気を演出することができます。
- 葉は単葉または、一個の葉が羽状に分裂しています。葉っぱは、ぽっちゃりとした丸形をしており、可愛らしい印象を与えることが出来ます。
- 花は栽培環境で咲くことは殆どありません。また花は散形円錐花序の複合花序とボリューミーですが、花の色が黄緑色のため目立たず装飾性も殆どありません。
- ポリシャス・フリスビーは耐陰性が高く管理がしやすいため、一般的には屋内で観葉植物として育てられます。一方で栽培する際に注意することは「強光」「冬の寒さ」になります。
- 強光とは、強過ぎる直射日光です。強光に当たると光合成能力を超えてしまい、葉焼け(葉の先端や縁部分等が褐色に変色して萎れや落葉を招く症状)を引き起こす原因となります。基本的に直射日光を必要としません。明るい日陰または間接光が当たる場所で管理しましょう。詳しくは育て方からご覧ください。
- 冬の寒さを苦手にしています。そのため、冬の管理は基本的に屋内で行いましょう。
ポリシャス・フリスビーの樹高は約200(~600)cm、樹形は株立ち状、茎は直立します。樹皮の色は灰白色または淡い褐色です。
葉序は互生葉序、葉柄は長さ約5(~20)cm、葉色は緑色、葉身の形は単葉または羽状複葉、単葉の形は広楕円形または心形、小葉の形は円形または広楕円形か心形、葉のふち部分には鋸歯があります。
花序は散形円錐花序の複合花序、花は雄花(花序外側)と両性花があり、花は花弁が5個、花弁の色は黄色または緑色です。
ポリシャス・フリスビーの園芸品種の紹介
観葉植物の専門店e-RAN 育て方・楽天で購入 スーパームーンは、葉の色が緑色と黄色の二色で構成されていて、葉全体または葉脈に黄色の班が入ります。そのため、明るく元気な印象を与えるカラーリーフとして楽しめる園芸品種です。 |
その他の種と園芸品種
ポリシャス(フィリシフォリア)は学名polyscias filicifolia、別名では「ファーンリーフ・アラリア(fern-leaf aralia)」とも呼ばれる常緑低木です。 ポリシャス(フィリシフォリア)の特徴は、シダ植物を想像させるような繊細で装飾性な葉の形と、直立に行儀よく成長する習慣にあります。 樹形は直立、高さ100~500cm程度まで成長することがあり、枝分かれがよく株立ち状になります。そのため観葉植物として育てると、ボリュームと強い存在感があり、また自然な雰囲気を演出することができます。葉は一個の葉が羽状に分裂して細長くシャープな形状の小葉が沢山集まっています。そのため、繊細で緻密な雰囲気を演出したり、シャープで洗練された印象をお部屋の中に演出する事が出来ます。 | ポリシャス(スノープリンセス)は、一般的なポリシャスと比べて樹高が低くコンパクトで、また枝分かれがよく株立ちのようなフサフサとした樹形をつくります。そのため、ボリュームがよくふんわりした柔らかな印象を与えやすいです。 葉の形は羽状複葉、パセリを想像させるようなふさふさとした葉の形をしているため、ふんわりした柔らかな葉姿をつくります。葉の色は緑色とクリーム色、葉の縁部分を中心にクリーム色の覆輪が入るため、明るい雰囲気を演出したり、柔らかで優しい雰囲気を演出したりすることができます。 |