シンゴニウム属の種は約42種があり、園芸でも様々な種と品種が親しまれています。このページでは4種類の原種と、13種類の園芸品種の詳しい特徴を紹介しています。
また上記の他にも、このページでは育て方や購入する際のリンクも用意しています。よければ、そちらもご活用ください。
■目次
■シンゴニウム属の簡易比較

学名:Syngonium podophyllum
生活形:常緑多年草
生育型:ツル型
全長:約100~2000cm
開花:夏
花色:緑色・クリーム色・淡桃色
葉の形(幼葉):矢尻形
葉の形(成葉):鳥足状複葉
葉色:緑色・黄色・桃色・白色
備考:本種は成葉の小葉の数が多い傾向があり、変異が多いため園芸品種が豊富です。
学名:Syngonium erythrophyllum
生活形:常緑多年草
生育型:ツル型
全長:約100~200cm
開花:夏
花色:緑色・クリーム色
葉の形:矢尻形
葉色:濃緑色・緑色・赤色・赤褐色
備考:本種は成葉の小葉の数が3枚と少ない傾向があり、葉の裏面の色が鮮やかな赤色または赤褐色を呈します。
学名:Syngonium wendlandii
生活形:常緑多年草
生育型:ツル型
全長:約100~200cm
開花:夏
花色:緑色・クリーム色
葉の形(幼葉):矢尻形
葉の形(成葉):裂片3枚の分裂葉
葉色:緑色・淡緑色・白色
備考:本種の葉は表面に乳頭状の突起があるためビロードの様な質感があり、また幼葉は主脈とその周辺部が白色をしており中斑のような模様が入ります。
学名:Syngonium angustatum
生活形:常緑多年草
生育型:ツル型
全長:約100~1000cm
開花:夏
花色:緑色・クリーム色・淡桃色
葉の形(幼葉):矢尻形
葉の形(成葉):裂片3~5枚の分裂葉
葉色:緑色・淡緑色
備考:本種の葉は分裂しやすい傾向があり、成葉の小葉の数は通常は3~5枚、それ以上あることもあり、小葉の幅が狭くシャープな外観をしています。
■シンゴニウム属の主な種と園芸品種の紹介
交雑種とその他の品種
シンゴニウム・ポドフィルム

シンゴニウム・ポドフィルムとは!
シンゴニウム・ポドフィルム(学名: Syngonium podophyllum)は、別名で「アローヘッド・プラント(arrowhead plant)」「アローヘッド・バイン(arrowhead vine)」「アロー・フィロデンドロン(arrowhead philodendron)」「アフリカン・エバーグリーン(African evergreen)」「アメリカン・エバーグリーン(American evergreen)」とも呼ばれるサトイモ科シンゴニウム属に分類される常緑多年草の種です。
シンゴニウム・ポドフィルムの原産地はメキシコ、中央アメリカ、南アメリカ北部で、自生地は熱帯の林床や林縁、生態環境は地生または半着生です。
シンゴニウム・ポドフィルムの特徴
- 形態:全長は約100~2000cm、生育型は他物を支えにして成長する【ツル型】になります。葉序は互生、葉身の長さは約10~40cm、葉の概形は幼葉は矢尻形、成葉は鳥足状複葉、葉の色は緑色を基調として葉脈が淡緑色です。花序は肉穂花序、花序の基部に舟形(上部)をした仏炎苞が付き、これは肉穂花序を包むように直立します。
- ライフサイクル:生活形は常緑多年草です。
- 春:暖かくなってくると代謝が活発になり、新芽が展開し、茎も生育旺盛に伸長します。
- 夏:高温期も生育旺盛に成長し、茎を伸長させながら、新しい葉も展開させ、開花が見られます。
- 秋:この時期も生育期間中ですが、気温が低くなり始めると生育がやや鈍ります。
- 冬:温暖な地域では、この時期も茎葉が成長しますが、日本などの寒さが厳しい地域では代謝が落ちて生育がほぼ止まります。
- 近縁種との比較:近縁種と比べて、成葉の小葉の数が多い傾向があり、変異が多いため園芸品種が豊富です。
- 葉の魅力:本種の幼葉はハート型(矢尻形)をしているため、可愛らしい雰囲気を演出できます。また栽培品種の中には黄色や桃色などの斑入りもあるため、品種を選べばカラーリーフとしても楽しめます。
- ツル植物の仕立て:本種は生育型がツル型で、他物にツルの気根を付着させて登攀します。そのため、園芸ではツルを支える園芸資材(ヘゴ支柱・ココスティック・パネル)を準備して栽培すると良いでしょう。
- ハンギング仕立て:本種は茎が比較的柔軟で枝垂れる性質があるため、吊り鉢やコンテナなどに植えると鉢縁から真下に枝垂れる草姿が観賞できます。
- シェードガーデン:本種は耐陰性があるため、明るい日陰での栽培が可能です。ただし、10度を下回る環境では成長が停止して葉が変色して落ちるなど株が弱るため、熱帯・亜熱帯以外での屋外での年間を通じた栽培は難しいです。
- インドアグリーン:本種は非常に高い耐陰性があり、インドアグリーンとして栽培することも可能です。本種を栽培するのに必要な光量の目安は2500~10000Luxまたは46.25~185μmol/m2・sで、生存ラインは500Luxです。そのため、窓際から1m以内のレース越しに太陽光が届く範囲から、太陽光が直接届きませんが太陽の反射光などで十分に明るい場所までで栽培しましょう。
- 空気清浄効果:本種は密閉された空間の中で、シックハウス症候群の原因になる有害物質(ホルムアルデヒド、ベンゼン、トリクロロエチレン、アンモニア、アセトン)を吸収し、分解(植物や土壌微生物など)するなどして空気を綺麗にする効果が期待できます。そのため、観葉植物として栽培すると健康な生活にも寄与するでしょう。
- 毒性⚠️:本種は全草に有毒なシュウ酸カルシウムの針状結晶を含有しており有毒です。樹液は皮膚に付くと炎症を引き起こす可能性があり、粘膜に付くと激しい痛みを伴います。また食べても有毒で【口内の炎症】【嘔吐】等の症状を引き起こす可能性があります。
シンゴニウム・ポドフィルムの園芸品種の紹介
●ゴールデンアリュージョン
学名:Syngonium podophyllum ‘Golden Allusion’
開花時期:夏※栽培環境では滅多に咲かない
葉の形:矢尻形
葉の色:黄色(黄緑色)・緑色・淡い桃色
全長:50cm以上
カラーリーフ:葉の色は黄色(黄緑色)を基調として、緑色のぼかし模様、目立たない淡い桃色の脈斑の模様が入ります。黄色は光を反射しパッと明るくして、心理的にもポジティブで元気な気持ちにさせてくれます。
ツル仕立て:ツルを支える園芸資材(ヘゴ支柱・ココスティック・パネル)を準備して栽培すれば、登攀して成長する姿を鑑賞することが可能です。
●カリフォルニアゴールド
学名:Syngonium podophyllum ‘California Gold’
開花時期:夏
花の色:緑色・クリーム色
葉の形:狭矢尻形・分裂葉(裂片3枚以上)
葉の色:緑色・黄色
全長:50cm以上
カラーリーフ:葉は緑色を基調として、黄色の不規則な斑(切斑・散斑など)が入ります。この配色は、降り注ぐ木漏れ日を見ているようで、明るさを感じさせたり、心身を深くリラックスさせる効果があります。
ツル仕立て:ツルを支える園芸資材(ヘゴ支柱・ココスティック・パネル)を準備して栽培すれば、登攀して成長する姿を鑑賞することが可能です。
●コンフェッティ
学名:Syngonium podophyllum ‘Confetti’
開花時期:夏※栽培環境では滅多に咲かない
葉の形:矢尻形
葉の色:淡緑色・桃色
全長:50cm以上
カラーリーフ:葉の色は淡緑色を基調として、桃色の散斑や切斑の模様が入ります。パステル調の柔らかな色彩は、ふわふわとした優しい雰囲気があり、メルヘンチックな雰囲気を演出するのに役立ちます。
ツル仕立て:ツルを支える園芸資材(ヘゴ支柱・ココスティック・パネル)を準備して栽培すれば、登攀して成長する姿を鑑賞することが可能です。
●シュリンクハート
学名:Syngonium podophyllum ‘Shrink Heart’
開花時期:夏
花の色:緑色・クリーム色
葉の形:矢尻形※縮れています。
葉の色:緑色・白色(白緑色)
全長:約30~50cm
縮れた葉:葉縁部が縮れ、まるでこれから展開する新葉のような個性的な葉姿が楽しめる品種です。
カラーリーフ:葉の色は緑色を基調として、白色(白緑色)の不規則な斑が葉脈とその周辺部に入ります。この配色は、降り注ぐ木漏れ日を見ているようで、明るさを感じさせたり、心身を深くリラックスさせる効果があります。
●フレンチマーブル
学名:Syngonium podophyllum ‘French Marble’
開花時期:夏※栽培環境では滅多に咲かない
葉の形:矢尻形
葉の色:濃緑色・白色
全長:50cm以上
カラーリーフ:葉の色は濃緑色を基調として、白色の切斑と散斑の模様が入ります。白色は明るさと清潔感を演出し、お部屋に飾るとエレガントな雰囲気を醸し出します。
ツル仕立て:ツルを支える園芸資材(ヘゴ支柱・ココスティック・パネル)を準備して栽培すれば、登攀して成長する姿を鑑賞することが可能です。
●ピクシー
学名:Syngonium podophyllum ‘Pixie’
開花時期:夏※栽培環境では滅多に咲かない
葉の形:矢尻形
葉の色:緑色・白色
全長:50cm以上
カラーリーフ:葉の色は緑色を基調として、白色の中斑の模様が入ります。
ツル仕立て:ツルを支える園芸資材(ヘゴ支柱・ココスティック・パネル)を準備して栽培すれば、登攀して成長する姿を鑑賞することが可能です。
●ピンクジュエル
学名:Syngonium podophyllum ‘Pink Jewel’
開花時期:夏※栽培環境では滅多に咲かない
葉の形:矢尻形
葉の色:緑色・褐色・桃色
全長:50cm以上
カラーリーフ:葉の色は緑色・褐色・桃色の複色で、マーブル状の不規則な斑が入ります。
ツル仕立て:ツルを支える園芸資材(ヘゴ支柱・ココスティック・パネル)を準備して栽培すれば、登攀して成長する姿を鑑賞することが可能です。
●ピンクスプラッシュ
学名:Syngonium podophyllum ‘Pink Splash’
開花時期:夏※栽培環境では滅多に咲かない
葉の形:矢尻形・分裂葉(小葉:広楕円形)
葉の色:緑色・桃色
全長:50cm以上
カラーリーフ:葉の色は緑色を基調として、桃色の散斑と切斑の模様が入ります。桃色は見る人の心に「甘さ」や「可愛らしさ」を訴えかける心理効果があるため、恋心を抱かせるようなロマンチックなお部屋や、絵本を切り取ったようなメルヘンチックな世界観のお部屋を演出するのにおすすめです。
ツル仕立て:ツルを支える園芸資材(ヘゴ支柱・ココスティック・パネル)を準備して栽培すれば、登攀して成長する姿を鑑賞することが可能です。
●ピンクスポット
学名:Syngonium podophyllum ‘Pink Spot’
開花時期:夏※栽培環境では滅多に咲かない
葉の形:矢尻形
葉の色:淡緑色(クリーム色)・桃色
全長:50cm以上
カラーリーフ:葉の色は淡緑色(クリーム色)を基調として、桃色の散斑の模様が入ります。パステル調の柔らかな色彩は、ふわふわとした優しい雰囲気があり、メルヘンチックな雰囲気を演出するのに役立ちます。
ツル仕立て:ツルを支える園芸資材(ヘゴ支柱・ココスティック・パネル)を準備して栽培すれば、登攀して成長する姿を鑑賞することが可能です。
●ホワイトバタフライ
学名:Syngonium podophyllum ‘White Butterfly’
開花時期:夏※栽培環境では滅多に咲かない
葉の形:矢尻形
葉の色:淡緑色(白色)・緑色
全長:50cm以上
カラーリーフ:葉の色は緑色と淡緑色(白色)の複色で、葉の中に不規則な斑(中斑・脈斑・ぼかし・覆輪)の模様が入ります。
ツル仕立て:ツルを支える園芸資材(ヘゴ支柱・ココスティック・パネル)を準備して栽培すれば、登攀して成長する姿を鑑賞することが可能です。
●ミルクコンフェッティ
学名:Syngonium podophyllum ‘Milk Confetti’
開花時期:夏※栽培環境では滅多に咲かない
葉の形:矢尻形
葉の色:淡緑色(クリーム色)・桃色
全長:50cm以上
カラーリーフ:葉の色は淡緑色(クリーム色)を基調として、桃色の散斑や切斑の模様が入ります。パステル調の柔らかな色彩は、ふわふわとした優しい雰囲気があり、メルヘンチックな雰囲気を演出するのに役立ちます。
ツル仕立て:ツルを支える園芸資材(ヘゴ支柱・ココスティック・パネル)を準備して栽培すれば、登攀して成長する姿を鑑賞することが可能です。
●ネオン
学名:Syngonium podophyllum ‘Neon’
開花時期:夏※栽培環境では滅多に咲かない
葉の形:矢尻形
葉の色:緑色・桃色・灰桃色
全長:50cm以上
カラーリーフ:葉の色は緑色・桃色・灰桃色の複色で、新葉展開時は桃色をしており、成熟するにつれて灰桃色、緑色へと変化します。そのため、一株の中で複数の色の葉が展開し、可愛らしい雰囲気のあるカラフルな色彩を楽しめます。
ツル仕立て:ツルを支える園芸資材(ヘゴ支柱・ココスティック・パネル)を準備して栽培すれば、登攀して成長する姿を鑑賞することが可能です。
シンゴニウム・エリスロフィルム
シンゴニウム・エリスロフィルムとは!
シンゴニウム・エリスロフィルム(学名: Syngonium erythrophyllum)は、別名で「シンゴニウム・チョコレート」「チョコレート・シンゴニウム(Chocolate Syngonium)」とも呼ばれるサトイモ科シンゴニウム属に分類される常緑多年草の種です。
シンゴニウム・エリスロフィルムの原産地はパナマで、自生地は熱帯の林床や林縁、生態環境は地生または半着生です。
シンゴニウム・エリスロフィルムの特徴
- 形態:全長は約100~200cm、生育型は他物を支えにして成長する【ツル型】になります。葉序は互生、葉身の長さは約10~30cm、葉の概形は矢尻形、葉の色は葉表面は緑色で葉裏面は赤色・赤褐色です。花序は肉穂花序、花序の基部に舟形(上部)をした仏炎苞が付き、これは肉穂花序を包むように直立します。
- ライフサイクル:生活形は常緑多年草です。
- 春:暖かくなってくると代謝が活発になり、新芽が展開し、茎も生育旺盛に伸長します。
- 夏:高温期も生育旺盛に成長し、茎を伸長させながら、新しい葉も展開させ、開花が見られます。
- 秋:この時期も生育期間中ですが、気温が低くなり始めると生育がやや鈍ります。
- 冬:温暖な地域では、この時期も茎葉が成長しますが、日本などの寒さが厳しい地域では代謝が落ちて生育がほぼ止まります。
- 近縁種との比較:近縁種と比べて、本種は成葉の小葉の数が3枚と少ない傾向があり、葉の裏面の色が鮮やかな赤色または赤褐色を呈します。
- 葉の魅力:本種の幼葉はハート型(矢尻形)をしているため、可愛らしい雰囲気を演出できます。また葉の裏面の色が赤色・赤褐色をしているため、葉表面の緑色とのコントラストが楽しめます。
- ツル植物の仕立て:本種は生育型がツル型で、他物にツルの気根を付着させて登攀します。そのため、園芸ではツルを支える園芸資材(ヘゴ支柱・ココスティック・パネル)を準備して栽培すると良いでしょう。
- ハンギング仕立て:本種は茎が比較的柔軟で枝垂れる性質があるため、吊り鉢やコンテナなどに植えると鉢縁から真下に枝垂れる草姿が観賞できます。
- シェードガーデン:本種は耐陰性があるため、明るい日陰での栽培が可能です。ただし、10度を下回る環境では成長が停止して葉が変色して落ちるなど株が弱るため、熱帯・亜熱帯以外での屋外での年間を通じた栽培は難しいです。
- インドアグリーン:本種は非常に高い耐陰性があり、インドアグリーンとして栽培することも可能です。本種を栽培するのに必要な光量の目安は2500~10000Luxまたは46.25~185μmol/m2・sで、生存ラインは500Luxです。そのため、窓際から1m以内のレース越しに太陽光が届く範囲から、太陽光が直接届きませんが太陽の反射光などで十分に明るい場所までで栽培しましょう。
- 空気清浄効果:本種は密閉された空間の中で、シックハウス症候群の原因になる有害物質(ホルムアルデヒド、ベンゼン、トリクロロエチレン、アンモニア、アセトン)を吸収し、分解(植物や土壌微生物など)するなどして空気を綺麗にする効果が期待できます。そのため、観葉植物として栽培すると健康な生活にも寄与するでしょう。
- 毒性⚠️:本種は全草に有毒なシュウ酸カルシウムの針状結晶を含有しており有毒です。樹液は皮膚に付くと炎症を引き起こす可能性があり、粘膜に付くと激しい痛みを伴います。また食べても有毒で【口内の炎症】【嘔吐】等の症状を引き起こす可能性があります。
シンゴニウム・エリスロフィルムの園芸品種の紹介
シンゴニウム・ウェンドランディ
シンゴニウム・ウェンドランディとは!
シンゴニウム・ウェンドランディ(学名: Syngonium wendlandii)は、別名で「シルバー・グーズフッド(Silver Goosefoot)」「ベルベティ・シンゴニウム(Velvety Syngonium)」とも呼ばれるサトイモ科シンゴニウム属に分類される常緑多年草の種です。
シンゴニウム・ウェンドランディの原産地はコスタリカで、自生地は熱帯の林床や林縁、生態環境は地生または半着生です。
シンゴニウム・ウェンドランディの特徴
- 形態:全長は約100~200cm、生育型は他物を支えにして成長する【ツル型】になります。葉序は互生、葉身の長さは約10~20cm、葉の概形は幼葉は矢尻形、成葉は裂片が3枚の分裂葉、裂片の形は披針形・卵形、葉の色は緑色を基調として主脈とその周辺部が淡緑色・白色です。花序は肉穂花序、花序の基部に舟形をした仏炎苞が付き、これは肉穂花序を包むように直立します。
- ライフサイクル:生活形は常緑多年草です。
- 春:暖かくなってくると代謝が活発になり、新芽が展開し、茎も生育旺盛に伸長します。
- 夏:高温期も生育旺盛に成長し、茎を伸長させながら、新しい葉も展開させ、開花が見られます。
- 秋:この時期も生育期間中ですが、気温が低くなり始めると生育がやや鈍ります。
- 冬:温暖な地域では、この時期も茎葉が成長しますが、日本などの寒さが厳しい地域では代謝が落ちて生育がほぼ止まります。
- 近縁種との比較:近縁種と比べて、本種の葉は表面に乳頭状の突起があるためビロードの様な質感があり、また幼葉は主脈とその周辺部が白色をしており中斑のような模様が入ります。
- 葉の魅力:本種は葉表面に、小さな乳頭状の突起があり、これが起因となり高級な織物を思わせるビロードのような質感があります。そのため、インテリアにして飾ると、ラグジュアリーな雰囲気を演出できます。また葉の色は緑色を基調として、白色の斑が入るため上品な雰囲気を演出できます。
- ツル植物の仕立て:本種は生育型がツル型で、他物にツルの気根を付着させて登攀します。そのため、園芸ではツルを支える園芸資材(ヘゴ支柱・ココスティック・パネル)を準備して栽培すると良いでしょう。
- ハンギング仕立て:本種は茎が比較的柔軟で枝垂れる性質があるため、吊り鉢やコンテナなどに植えると鉢縁から真下に枝垂れる草姿が観賞できます。
- シェードガーデン:本種は耐陰性があるため、明るい日陰での栽培が可能です。ただし、10度を下回る環境では成長が停止して葉が変色して落ちるなど株が弱るため、熱帯・亜熱帯以外での屋外での年間を通じた栽培は難しいです。
- インドアグリーン:本種は非常に高い耐陰性があり、インドアグリーンとして栽培することも可能です。本種を栽培するのに必要な光量の目安は2500~10000Luxまたは46.25~185μmol/m2・sで、生存ラインは500Luxです。そのため、窓際から1m以内のレース越しに太陽光が届く範囲から、太陽光が直接届きませんが太陽の反射光などで十分に明るい場所までで栽培しましょう。
- 空気清浄効果:本種は密閉された空間の中で、シックハウス症候群の原因になる有害物質(ホルムアルデヒド、ベンゼン、トリクロロエチレン、アンモニア、アセトン)を吸収し、分解(植物や土壌微生物など)するなどして空気を綺麗にする効果が期待できます。そのため、観葉植物として栽培すると健康な生活にも寄与するでしょう。
- 毒性⚠️:本種は全草に有毒なシュウ酸カルシウムの針状結晶を含有しており有毒です。樹液は皮膚に付くと炎症を引き起こす可能性があり、粘膜に付くと激しい痛みを伴います。また食べても有毒で【口内の炎症】【嘔吐】等の症状を引き起こす可能性があります。
シンゴニウム・ウェンドランディの園芸品種の紹介
●ブラックベルベット
学名:Syngonium wendlandii ‘black velvet’
開花時期:夏
花の色:緑色・クリーム色
葉の形:狭矢尻形・分裂葉(裂片3枚以上)
葉の色:濃緑色・白色
全長:100~200cm
高級感:葉は高級な織物(ベルベット)を思わせる均一に羽毛が立ったような見た目をしています。そのため、インテリアとして部屋に飾るとラグジュアリーな雰囲気を演出できます。
カラーリーフ:葉の色は濃緑色を基調として、白色の細い中斑の模様が入ります。この配色は強い濃淡と明暗を生み出すため、シックな雰囲気を演出できます。
ツル仕立て:ツルを支える園芸資材(ヘゴ支柱・ココスティック・パネル)を準備して栽培すれば、登攀して成長する姿を鑑賞することが可能です。
シンゴニウム・アンガスタツム
シンゴニウム・アンガスタツムとは!
シンゴニウム・アンガスタツム(学名: Syngonium angustatum)は、別名で「アローヘッドバイン(Arrowhead Vine)」とも呼ばれるサトイモ科シンゴニウム属に分類される常緑多年草の種です。
シンゴニウム・アンガスタツムの原産地はメキシコ、中央アメリカで、自生地は熱帯の林床や林縁、生態環境は地生または半着生です。
シンゴニウム・アンガスタツムの特徴
- 形態:全長は約100~1000cm、生育型は他物を支えにして成長する【ツル型】になります。葉序は互生、葉身の長さは約10~30cm、葉の概形は幼葉は矢尻形、成葉は裂片が3枚の分裂葉または5枚以上の鳥足状複葉、葉の色は緑色を基調として葉脈が淡緑色です。花序は肉穂花序、花序の基部に舟形をした仏炎苞が付き、これは肉穂花序を包むように直立します。
- ライフサイクル:生活形は常緑多年草です。
- 春:暖かくなってくると代謝が活発になり、新芽が展開し、茎も生育旺盛に伸長します。
- 夏:高温期も生育旺盛に成長し、茎を伸長させながら、新しい葉も展開させ、開花が見られます。
- 秋:この時期も生育期間中ですが、気温が低くなり始めると生育がやや鈍ります。
- 冬:温暖な地域では、この時期も茎葉が成長しますが、日本などの寒さが厳しい地域では代謝が落ちて生育がほぼ止まります。
- 近縁種との比較:近縁種と比べて、葉が分裂しやすい傾向があり、成葉の小葉の数は通常は3~5枚、それ以上あることもあり、小葉の幅が狭くシャープな外観をしています。
- 葉の魅力:本種の葉(成葉)は分裂葉で全裂し、小葉の幅が狭いため、モミジの葉を見ているようなスタイリッシュなファンシーリーフとして楽しむことができます。
- ツル植物の仕立て:本種は生育型がツル型で、他物にツルの気根を付着させて登攀します。そのため、園芸ではツルを支える園芸資材(ヘゴ支柱・ココスティック・パネル)を準備して栽培すると良いでしょう。
- ハンギング仕立て:本種は茎が比較的柔軟で枝垂れる性質があるため、吊り鉢やコンテナなどに植えると鉢縁から真下に枝垂れる草姿が観賞できます。
- シェードガーデン:本種は耐陰性があるため、明るい日陰での栽培が可能です。ただし、10度を下回る環境では成長が停止して葉が変色して落ちるなど株が弱るため、熱帯・亜熱帯以外での屋外での年間を通じた栽培は難しいです。
- インドアグリーン:本種は非常に高い耐陰性があり、インドアグリーンとして栽培することも可能です。本種を栽培するのに必要な光量の目安は2500~10000Luxまたは46.25~185μmol/m2・sで、生存ラインは500Luxです。そのため、窓際から1m以内のレース越しに太陽光が届く範囲から、太陽光が直接届きませんが太陽の反射光などで十分に明るい場所までで栽培しましょう。
- 空気清浄効果:本種は密閉された空間の中で、シックハウス症候群の原因になる有害物質(ホルムアルデヒド、ベンゼン、トリクロロエチレン、アンモニア、アセトン)を吸収し、分解(植物や土壌微生物など)するなどして空気を綺麗にする効果が期待できます。そのため、観葉植物として栽培すると健康な生活にも寄与するでしょう。
- 毒性⚠️:本種は全草に有毒なシュウ酸カルシウムの針状結晶を含有しており有毒です。樹液は皮膚に付くと炎症を引き起こす可能性があり、粘膜に付くと激しい痛みを伴います。また食べても有毒で【口内の炎症】【嘔吐】等の症状を引き起こす可能性があります。
シンゴニウム・アンガスタツムの園芸品種の紹介




