- 原産:中央・南アメリカ
- 科:サトイモ(Araceae)
- 属:シンゴニウム(Syngonium)
- 種:ウェンドランデ(Syngonium wendlandii)
- 別名:シルバー・グーズフッド(Silver Goosefoot)
- 開花時期:
- 花の色:黄色●緑色●白色〇
- 葉の色:緑色●白色〇
- 香り:
- 分類:多年草
- 草丈:約
- 誕生花:6月30日・9月16日
- 花言葉:喜び・心変わり・ 平和のいのり
- 用途:グランドカバー/枝垂れる植物/ツル植物/観葉植物/日陰植物/エスニックガーデン
- 購入方法:シンゴニウム・ウェンドランデを楽天で購入
目次 | ||
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花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
シンゴニウム・ウェンドランデとは!?
- シンゴニウム・ウェンドランデは学名Syngonium wendlandii、別名では「シルバー・グーズフッド(Silver Goosefoot)」とも呼ばれる中央・南アメリカが原産の多年草です。
- シンゴニウム・ウェンドランデの特徴は、葉の質感がベルベットのような質感があり、濃い緑色と白色の二色の葉色が高級感を感じさせたりラグジュアリーな雰囲気を演出する植物です。
- 草姿はツル性、茎は気根を出して樹木や岩場等に付着しながら登攀することができます。葉の形は矢尻形、葉の色は緑色と白色、花序は肉穂花序です。
- シンゴニウム・ウェンドランデは冬の寒さへの弱さや耐陰性の高さ等から、一般的にインドアグリーンとして親しまれます。
- 茎は柔軟でツル性の成長習慣がある事から、ハンギング仕立てやツル植物としてヘゴ支柱やココスティック(トーテムポール)等に誘引して育てられることもあります。
その他の種と園芸品種の紹介
その他の種
産直花だん屋 育て方・楽天で購入 シンゴニウム・アンガスタツムは学名Syngonium angustatum、メキシコおよび中央アメリカが原産の多年草です。シンゴニウム・アンガスタツムの特徴は、葉が分裂しやすい傾向にあり、単葉の矢尻形または複葉で小葉が3個~5個、小葉が細くシャープなためカッコイイ外観をしている所にあります。そのため、インテリアとしてお部屋に飾る事で洗練された印象を与えたり、カッコイイ印象を与える事ができます。草姿はツル性、茎は気根を出して樹木や岩場等に付着しながら登攀することができます。葉の形は矢尻形、葉の色は緑色と黄色、花序は肉穂花序です。 | 園芸ネット プラス 育て方・楽天で購入 シンゴニウム・ウェンドランデは学名Syngonium wendlandii、別名では「シルバー・グーズフッド(Silver Goosefoot)」とも呼ばれる中央・南アメリカが原産の多年草です。シンゴニウム・ウェンドランデの特徴は、葉の質感がベルベットのような質感があり、濃い緑色と白色の二色の葉色が高級感を感じさせたりラグジュアリーな雰囲気を演出する植物です。草姿はツル性、茎は気根を出して樹木や岩場等に付着しながら登攀することができます。葉の形は矢尻形、葉の色は緑色と白色、花序は肉穂花序です。 |
その他の品種
youth plants 育て方・楽天で購入 シンゴニウム・カリフォルニアゴールドの特徴は、葉の中に黄色のマーブル模様の班が入る所や、葉が大きくて存在感がある所などにあります。そのため、インテリアとしてお部屋に飾る事で明るい印象を与えたり、また葉が大きいため豪華な印象を与える事ができます。 | 園芸ネット プラス 育て方・楽天で購入 シンゴニウム・ブラックベルベットは、葉の質感がベルベットのようで高級感があり、また葉の色が濃い緑色と白色の二色で落ち着いた雰囲気を演出する所が特徴です。そのため、インテリアとしてお部屋に飾ることで、モダンで落ち着いた雰囲気を演出したり、高級感やラグジュアリーな雰囲気を演出したりすることが出来る園芸品種です。 |
シンゴニウムの主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。
シンゴニウム・ウェンドランデの育て方
花壇の土づくり
日当り
シンゴニウム・ウェンドランデは、基本的には間接光のみが当たる明るい日陰で育てます。直射日光も二時間程度であれば耐えることも出来ますが、葉の乾燥を早めたり葉焼けを招いて葉が枯れたり落ちたりしやすくなるため基本的に直射日光は必要としません。
- 日向とは、直射日光が6時間以上当たる場所です。
- 半日影とは、直射日光が3時間から5時間程度当たる場所です。また基本的には午前中のみ日が当たり午後から日陰になる場所になります。
- 明るい日陰とは、間接光だけが当たる日陰または直射日光が2時間程度までの場所です。
土壌の土質
シンゴニウムは、通気性・排水性・保水性のバランスが良く、有機物がしっかり入る肥沃な土壌を好みます。
注意することは粘土質な土壌を避けることです。ある程度の水分を保った土壌で、最もよく成長しますが、水分が停滞するような土壌では根腐れを引き起こします。
そのため、植え付けの前に土壌診断を行い、土壌の通気性と保水性のバランスを改善して、腐葉土等の有機物を入れ肥沃な土壌に改善しましょう。
土壌診断と改善の行い方
- 土を掘る時に土が硬い場合は作土層が十分でない可能性があります。
- スコップで土を深くまで掘り返し石等を取り除きます。
- 適度に濡れた土を、手にとり握って土塊を作り、通気性・保水性などを診断します。
- 手のひらを開き土の塊がバラバラと崩れる場合は通気性と排水性の高い砂壌土や砂土に近い土壌です。栄養の乏しい土壌や乾燥に強い植物にむきます。
- 保水性を改善したい場合は保水性を高める用土(堆肥や黒土など)を入れると良いでしょう。
- 手のひらを開いても土の塊は崩れず、土塊を軽く指で押すと崩れる場合は通気性と保水性のバランスが良い壌土に近い土壌です。幅広い植物に向く土壌です。
- 植物に合わせて保水性を好む植物であれば保水性を高める用土(黒土やバーミキュライト等)を入れたり、乾燥を好む植物であれば排水性や通気性を高める用土(川砂やパーライトなど)を入れましょう。
- 手のひらを開いても土の塊が崩れず、指で押しても崩れる感じがない場合は粘土質で水捌けが悪い土壌の可能性があります。必要に応じて排水性・通気性を高める用土(川砂・パーライト等)を混和しましょう。
- 手のひらを開き土の塊がバラバラと崩れる場合は通気性と排水性の高い砂壌土や砂土に近い土壌です。栄養の乏しい土壌や乾燥に強い植物にむきます。
- 土壌に入る有機物の量を診断しましょう。土の色を見て、有機物が沢山入る肥沃な土の場合は有機物(腐植)が多く含むため土の色が黒っぽくなります。一方で有機物(腐植)が少ない場合は土の色が薄くなります。
- 土壌の状態とバランスを見ながら、2割から3割を目安に堆肥(腐葉土・バーク堆肥等)を土壌に混和しましょう。
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鉢土づくり
日当り
シンゴニウム・ウェンドランデは、基本的には間接光のみが当たる明るい日陰で育てます。直射日光も二時間程度であれば耐えることも出来ますが、葉の乾燥を早めたり葉焼けを招いて葉が枯れたり落ちたりしやすくなるため基本的に直射日光は必要としません。
屋内で管理する場合は、窓辺などの明るい場所に置くとよいでしょう。ただし南向きの窓などで育てる場合は、強い日差しが植物に当たり葉焼けする事もあるため注意が必要です。日差しが強く当たる場合はカーテンやブラインドで光を和らげたり、窓から少し離すと良いかもしれません。
屋内で育てた場合、植物に当たる光が少なくなる事があります。光量が少ないと葉色が悪くなったり、生育が非常に遅くなったり、生育不良で枯れる事があります。植物の健康な成長を促すために、屋内で育てる場合は中程度の光または明るい間接光を目安にして管理して上げると良いでしょう。
照度のレベル
※照度(lux)を調べる方法は、携帯のアプリや照度計などがあります。携帯のアプリでも手軽に調べられますが、詳しく調べたい方は楽天に売ってある照度計を利用すると良いでしょう。
※照度が少ない場所で育てたい場合は楽天に売ってある植物育成ライトを利用してみるとよいかもしれません。植物育成ライト以外の人工的な照明の光には光合成に必要な波長が僅かにしか含まれない事があるため、十分の照度あると思っても植物がしっかり育たない事もあるため注意が必要です。
- 弱い光:500~2500lux
- 中程度の光:2500~10000lux
- 明るい間接光:10000~20000lux
- 直射日光:20000~100000lux
培養土
シンゴニウムは、一般的な観葉植物の培養土で育てられます。
培養土を自作する場合は、通気性・保水性の良さに気をつけたり、鉢を移動することも考えて軽めの用土を使ったり、微生物(カビや細菌等)がわかないように無菌で栄養の少ない土(ピートモス等)を使ったりすると良いでしょう。ただし、軽すぎる培養土をつくると植物を支えられなくなる事もあるため注意してください。
培養土の配合例
- 赤玉土(小粒・中粒)+ピートモス(調整済)+ゼオライト(or 珪酸塩白土)=5:5:適量
- 赤玉土(中粒・小粒)赤玉土(小粒・中粒)+バーミキュライト+ピートモス+バーク堆肥=3+3+3+1
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- super grade Ⅱの培養土はサラサラとした粒状の用土のみで構成されており堆肥が使用されていない所が特徴です。
- 堆肥が使われていないため、昆虫や微生物湧きにくく、お部屋でも使いやすいです。
- 堆肥が原因で夏場に蒸れる事がないため、多湿で植物が弱りにくくなります。
- 培養土は擬似団粒構造を形成しており優れた保水性・排水性・通気性・保肥力があります。
- 培養土の中には保水剤(CMC)が配合されているため水持ちがよく管理が楽になります。
- 培養土に含まれる赤玉土は焼きが入り硬質なため、劣化しにくく繰り返して何度でも使えます。
- 赤玉土には肥料も含有しているため植物の成長が良くなります。
- 肥料は3種類配合されており植物の成長段階に応じて非常に長く放出されます。
- 堆肥は入っていませんが、質の良い腐植酸が配合されているため、地力の高い肥沃な培養土となっています。
植え替え
シンゴニウムは、培養土が劣化したり、成長により根が回るため、数年(1年~3年)に一度は植え替えを行うことが出来ます。
植え替え方法
- 植え替えに適した時期
- 植え替えの適期は、株の素早い回復が見込める春が適しています。
- 植え替え手順
- 植え替えの前日にはしっかり水やりをしておきます。
- 根の回り具合に合わせて、そのままの鉢を使用するか、一回り大きな鉢を使います。
- 古い鉢から株を取り出して、根を優しく解すように、風雨で劣化したり、根の侵食で劣化した古い土を軽く落とします。
- 長い根や腐った根がある場合は、必要に応じて軽く剪定して切り詰めます。
- 鉢の中に新しい培養土と株を入れて植え直します。
- 水を鉢底から溢れる位にたっぷりと与えます。
水やりの仕方
水やり
シンゴニウム・ウェンドランデは基本的にやや湿り気のある土壌を好みます。そのため、土壌の状態を見ながら、やや湿り気のある土壌に保つようにしましょう。
水やりの頻度と与え方
水やりの頻度は環境にも左右されますが、基本的には土の表面から2cm程が乾いてきたら水やりを行うといいでしょう。乾燥の確認は指を入れる、または土の色の変化などを見ることで行えます。また水やりに不安を覚える場合は水やりチェッカー(サスティー)を活用することで、水やりタイミングを間違えることなく行う事が出来ます。
水やりは、土壌内に新鮮な酸素を行き渡らせる目的もあるため、一度に与える水の量はたっぷりと与えてください。
湿度
シンゴニウムは平均的な湿度で問題なく成長しますが、湿度を高く保つ事で成長が良くなります。そのため、出来るだけ高湿度を保つようにしましょう。
湿度を高める方法一覧
- 霧吹きする
- 植物の葉に直接水を吹きかけることで湿度を上げることができます。週に1回程度の頻度で霧吹きすると良いでしょう。
- 受け皿に水をためる
- トレイの上に綺麗な小石などを置いて、鉢をその上に設置します。鉢に水が触れないようにトレイの中に水を入れましょう。
- 鉢(鉢土)に直接水が触れるとトレイから水を吸水して培養土が極端に湿ります。培養土がジメジメすると根腐れを引き起こす原因になる事があるため注意してください。
- トレイの水が蒸発することで周囲の湿度が上がる仕様です。
- 加湿器を使う
- 加湿器を使うことで簡単に空気中の湿度を調節することができます。
- 観葉植物をグルーピング
- 観葉植物をグルーピングして近くに置く事で、それぞれの植物が放出する蒸散作用で局所的に湿度が高まり周囲に微気候が形成されます。観葉植物を近くに置くだけのため、比較的に簡単に湿度を上げることが出来ます。
剪定のやり方
シンゴニウム・ウェンドランデは大きさを制御する目的などで切り戻し剪定が必要になる事があります。
切り戻し剪定とは!?
切り戻し剪定とは、長く伸びすぎたりした茎などを、茎の途中で剪定して形を整える剪定方法です。
切り戻し剪定のメリット
- 切り戻し剪定を行う事で茎の長さなどが均一になり、外観が整います。
- 剪定によって頂芽優勢が崩れ、分枝が促されるため、茎の数が増えて株がボリューミーになり、花の数も増えます。
- 生産性の低い古い茎を切り戻す事で、生産性の高い新しい成長が促されるため、株が若返り、生産性が高まります。
- 茎を切り戻す事で茎の数と葉の数が減るため、株全体または土壌にも日が当たり、日当たりの改善・多湿の改善に寄与します。
切り戻し剪定のデメリット
- 株のボリュームがなくなり、葉の数も減るため、一時的に見た目が悪くなる事があります。
- 一度に沢山の剪定を行うと、植物に強いストレスがかかり、一時的に成長が止まる可能性があります。
- 傷口が病気の感染ルートになる可能性があります。
切り戻し剪定のやり方
- 剪定の時期
- シンゴニウムの剪定は生育期間中であれば何時でも行えますが、剪定後の強い回復が見込める早春から春が最も適します。そのため、強い剪定をしたい場合は早春頃に行うと良いでしょう。
- 剪定のやり方
- 枯れた茎や病気にかかった茎などは、健康な成長を阻害します。そのため、これらの茎や葉は根元から剪定するか、健康な部分まで戻り茎の途中で切り戻し剪定しましょう。
- 茎が長く伸びて邪魔になったりする事があります。このような場合は大きさを制御する目的で剪定が必要です。大きさを制御する目的で好みの長さに切り戻しましょう。
- 茎が間延びした、茎数が少なスカスカした樹形になる事があります。その場合は分枝させたい場所の上で、茎を切り戻し剪定しましょう。
夏越しする方法
シンゴニウム・ウェンドランデは、それほど夏越しが難しい植物ではありません。基本的な育て方に従えば夏越し対策を特段行う必要はありません。
夏越しで重要なポイント
- 基本的には直射日光が当たらない明るい日陰で管理します。
- 土壌が完全に乾燥しないように土壌の状態を見ながら定期的に水やりをおこなう。
- 土壌が何時までも濡れていてジメジメした状態が続くと根腐れを引き起こします。そのため、土壌の保水性・通気性・排水性・保肥力のバランスをよくする。
冬越しする方法
Hardiness:10~11
シンゴニウム・ウェンドランデは寒さに弱いため屋外での越冬はむずかしいです。冬越しさせたい場合は、冬越し対策が必要です。
- 鉢植えで育てている場合は、室温が10度以上ある日当りのよい室内に入れて管理しましょう。
- 地植えしている場合は、株を掘り起こし鉢植えにして屋内などで管理します。それが難しい場合は、株元に腐葉土などを入れて霜から株元を守り、また株全体に寒冷紗等をかけて寒さや凍結から株を守ります。
挿し木や株分けで増やす
シンゴニウム・ウェンドランデは挿し木によって増やす事ができます。
挿し木の方法
- 挿し木時期は春から初夏が適します。
- 挿し穂の茎は弾力があり健康な部分をカットしましょう。
- 挿し穂 の長さ約10~15cmにわけます。
- 挿し穂の下部の葉を取り除き上部の葉を残します。
- 節の部分からよく発根するため節の直ぐ下の部分でカットします。
- 挿し穂用の無菌の培養土を準備します。
- 切り口を下にして培養土の中に挿し穂を挿します。
- 明るい日陰で土壌が完全に乾燥しない様に水やりを行いながら管理しましょう。
水挿しの方法
- 水挿しの時期は春から夏が適します。
- 挿し穂の茎は弾力があり健康な部分をカットしましょう。
- 挿し穂 の長さ約10~15cmにわけます。
- 挿し穂の下部の葉を取り除き上部の葉を残します。
- 節の部分からよく発根するため節の直ぐ下の部分でカットします。
- コップの中に清潔な水を入れます。
- 切り口を下にして水の中に挿し穂を挿します。
- 間接光のみが当たる場所で管理しながら、水を定期的に替えて管理しましょう。
播種で増やす
シンゴニウム・ウェンドランデの種蒔の方法
播種時期:
発芽適温:約
発芽日数:
発芽条件:
植物の病気
シンゴニウム・ウェンドランデの病気
- 斑点病
- 軟腐病
- 炭疽病
シンゴニウム・ウェンドランデの害虫
- ハダニ
- カイガラムシ