- 原産:東南アジア
- 科:キョウチクトウ(Apocynaceae)
- 属:ホヤ/サクララン(Hoya)
- 種:カーリー(Hoya kerrii)
- 別名:シャムサクララン/ハート・ホヤ/ホヤ・ハート(Hoya hearts)/ラッキー・ハート(lucky-heart)/バレンタイン・ホヤ(Valentine’s hoya)
- 品種:ホヤ・カーリー(班入り)
- 開花時期:6月~9月
- 花の色:白色〇赤色●紫色●
- 葉の色:緑色●黄色●白色〇
- 香り:花
- 分類:多年草
- 登攀能力:巻き付き茎
- 茎の長さ:約200~400cm
- 誕生花:
- 花言葉:恋が成就する・幸福の訪れ
- 用途:カラーリーフ/枝垂れる植物の種類/ツル植物/観葉植物の種類/日陰植物の種類/香りが良い/ロマンチックガーデン/かわいいお庭/スイーツガーデン
- 購入方法:ホヤ・カーリー(班入り)を楽天で購入
目次 | ||
| ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
ホヤ・カーリー(班入り)とは!?
ホヤ・カーリー(班入り)は、葉の形がハート形と可愛らしく、葉の中に黄色またはクリーム色の班が入る所が特徴です。そのため、インテリアとしてお部屋の中に飾る事で、明るく可愛らしい雰囲気を演出したり、またロマンチックな気分にさせてくれる園芸品種です。
ホヤ・カーリーとは!?
ホヤ・カーリーの学名はHoya kerrii、別名では「シャムサクララン」や「ハート・ホヤ」等とも呼ばれる東南アジアが原産の多年草です。
ホヤ・カーリーの語源(由来)
- 属名のHoyaはイギリスの園芸家で植物学者のThomas Hoy(1750-1822)への献名です。
- 種小名のkerriiは、アイルランドの医師で植物学者のArthur Francis George Kerr (1877–1942)への献名です。
ホヤ・カーリーの特徴(魅力)
- ホヤ・カーリーの特徴は、茎がツル性でよじ登ったり枝垂れる習慣がある所や、葉の形が可愛らしいハート形をしている所、ハートの葉を葉挿しで楽しめる所、下向きに咲く花が小さなシャンデリアのようなお洒落な雰囲気をつくる所などにあります。
- またホヤ・カーリーはマーケティング戦略のために、ハート・ホヤ、ラッキーハート(lucky heart)、バレンタイン・ホヤ(Valentine’s hoya)等の沢山の別名をもっています。
- 草姿はツル性、茎から出る気根と巻き付き茎を駆使して、他の植物や物体をよじ登る事が出来ます。
- 葉の形はハートの形をしており、葉の質感は多肉質でぷにっとしています。そのため、インテリアとしてお部屋などに飾ると可愛らしい印象を与えたり、ロマンチックな気分にさせてくれたりします。
- ホヤ・カーリーはハートの葉っぱを葉柄からとり、小さな鉢植えに挿して楽しまれる事があります。葉挿しされた姿がとても可愛いためインテリアとして飾るのに魅力的で、またショップ等でもよく販売されています。※ただし葉挿ししても根を伸ばすだけで、葉から茎・葉を出すことは基本的にありません。そのため、しっかりした植物を欲しい場合は挿し木した方が良いでしょう。
- 葉の色は緑色が基調ですが、品種の中には葉の色が黄色や白色もあるため、品種を選べばカラーリーフとして楽しむ事も可能です。
- 開花は夏頃、花序は散形花序で花が傘状に茎の末端に集まり、下向きに開花します。そのため、花姿はシャンデリアを思わせるような優雅な雰囲気をつくります。
- 花は毎年同じ花茎から花を咲かせるため、基本的に花茎を切ることはNGとされています。葉腋から出てきた新しい花茎は、その年に花を咲かせないことがありますが、翌年または翌々年から花をしっかり咲かせます。
- 花の花弁は厚みがあり、蝋細工のような光沢と質感があります。
- 花には香りがあり、香りはジャスミンの花やバニラの香りなどに例えられます。
- ホヤ・カーリーの花言葉は「幸福の訪れ」「恋の成就」です。そのため、大切な人にこの植物を贈ると喜ばれるかもしれません。
ホヤ・カーリーの茎は長さ約200(~400)cm、草姿はツル性(巻き付き茎・気根)、茎は太く、茎の色は緑色または薄い褐色です。
葉序は対生葉序、葉柄は長さ約1(~2)cm、葉身の形は倒腎形、葉の色は緑色、葉の質感は多肉質です。
花序は散形花序、散形花序は直径が約4(~5)cm、茎の末端に花が最大25個集まり半球形の花房をつくります。花は合弁花冠、花の裂片は5個、花の色は白色・紫色・赤色です。
ホヤ・カーリーのよくある質問
葉が黄色くなる原因
- 葉の老化:葉が古くなるとライフサイクルの一環として、古い葉から順番に黄色くなり枯れる事があります。
- 対策は不要ですが見た目が悪いため剪定して取り除くことも出来ます。
- 根腐れ:根腐れは、水のやりすぎ・通気性の悪さ・病原菌などが原因で引き起こされる、植物の根が腐敗する病気です。茎や葉が変色したり、根が黒色になったり、茎が腐敗したり、株の元気がなくなるなどの症状が出ます。
- 対策は、鉢から植物を抜き、腐敗して根を取り除き、病原菌の繁殖してない清潔な培養土に植え替えてあげます。
- 肥焼け:肥焼けは肥料の与え過ぎや、植物に向かない肥料を与える事などで引き起こされる症状です。肥焼けを引き起こすと、葉が変色(黄色・茶色)したり、葉の先端または葉縁部分が枯れたり、葉が落ちたり、根腐れを引き起こしたり、成長が停滞する事があります。
- 対策に関しては育て方から肥料の与え方の欄をご覧ください。
- 強光:強光は光阻害を引き起こして光合成に必要な細胞を壊してしまい、また乾燥や熱によるストレスも高めます。症状には、葉の色が変色して壊死する葉焼けや、萎れや落葉があります。
- 対策に関しては管理場所が間違えてる可能性があります。育て方から日当たりの欄をご覧ください。
葉が茶色になる原因
- 強光:強光は光阻害を引き起こして光合成に必要な細胞を壊してしまい、また乾燥や熱によるストレスも高めます。症状には、葉の色が変色して壊死する葉焼けや、萎れや落葉があります。
- 対策に関しては管理場所が間違えてる可能性があります。育て方から日当たりの欄をご覧ください。
- 水不足:水不足は生育不良・葉の変色(黄色・茶色)・落葉・株の萎れ・枯れ死など、致命的なものも含めて様々な症状を引き起こします。
- 対策は植物に合わせた水やりが必要です。詳しくは育て方から水やりのやり方の欄をご覧ください。
- 根腐れ:根腐れは、水のやりすぎ・通気性の悪さ・病原菌などが原因で引き起こされる、植物の根が腐敗する病気です。茎や葉が変色したり、根が黒色になったり、茎が腐敗したり、株の元気がなくなるなどの症状が出ます。
- 対策は、鉢から植物を抜き、腐敗して根を取り除き、病原菌の繁殖してない清潔な培養土に植え替えてあげます。
- 低温:冬の低温環境に晒されると、株が全体的に弱ったり、葉が変色したり、枯れる事があります。
- 対策は10~15度を下回らない環境で管理すると良いでしょう。詳しくは育て方から冬越しのやり方の欄をご覧ください。
茎や葉が萎れる原因
- 根腐れ:根腐れは、水のやりすぎ・通気性の悪さ・病原菌などが原因で引き起こされる、植物の根が腐敗する病気です。茎や葉が変色したり、根が黒色になったり、茎が腐敗したり、株の元気がなくなるなどの症状が出ます。
- 対策は、鉢から植物を抜き、腐敗して根を取り除き、病原菌の繁殖してない清潔な培養土に植え替えてあげます。
- 水不足:水不足は生育不良・葉の変色(黄色・茶色)・落葉・株の萎れ・枯れ死など、致命的なものも含めて様々な症状を引き起こします。
- 対策は植物に合わせた水やりが必要です。詳しくは育て方から水やりのやり方の欄をご覧ください。
- 強光:強光は光阻害を引き起こして光合成に必要な細胞を壊してしまい、また乾燥や熱によるストレスも高めます。症状には、葉の色が変色して壊死する葉焼けや、萎れや落葉があります。
- 対策に関しては管理場所が間違えてる可能性があります。育て方から日当たりの欄をご覧ください。
ホヤ・カーリーの園芸品種の紹介
ホヤ・ハートは、ホヤ・カーリーの流通名のひとつです。ホヤ・ハートの特徴は、葉の形が可愛らしいハート方をしている所にあります。そのため、インテリアとしてお部屋などに飾ると可愛らしい印象を与えたり、ロマンチックな気分にさせてくれたりします。 ホヤ・ハートは、小さな鉢植えに葉っぱのみで販売していることがあります。ハートの葉だけで販売されているものは、新しい茎や葉を出すことは基本的にありません。葉っぱのみで数年間は鉢の中で生き残る事が可能ですが、しっかりした植物が欲しい場合は茎や葉が付いているものを選んだ方が良いでしょう。 | ホヤ・カーリー(班入り)は、葉の形がハート形と可愛らしく、葉の中に黄色またはクリーム色の班が入る所が特徴です。そのため、インテリアとしてお部屋の中に飾る事で、明るく可愛らしい雰囲気を演出したり、またロマンチックな気分にさせてくれる園芸品種です。 |
ホヤ・カーリー(スプラッシュ)は、葉の形がハート形と可愛らしく、葉の中にクリーム色の点々とした散班が入る所が特徴の園芸品種です。そのため、インテリアとしてお部屋の中に飾る事で、明るく可愛らしい雰囲気を演出したり、またロマンチックな気分にさせてくれます。 |
ホヤ(サクララン)の主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。
ホヤ・カーリー(班入り)の育て方
花壇の土づくり
日当り
ホヤ・カーリー(班入り)は、明るい日陰、または半日影までで育てる事が出来ます。※理想的な環境は気温にも左右されるため、暑い場合は明るい日陰に移動したり、冷涼な場合は半日影に移動してあげると良いでしょう。
- 日向とは、直射日光が6時間以上当たる場所です。
- 半日影とは、直射日光が3時間から5時間程度当たる場所です。また基本的には午前中のみ日が当たり午後から日陰になる場所になります。
- 明るい日陰とは、間接光だけが当たる日陰または直射日光が2時間程度までの場所です。
土壌の土質
ホヤ・カーリー(班入り)は、通気性・排水性・保水性のバランスが良く、有機物がしっかり入る肥沃な土壌を好みます。
注意することは粘土質な土壌を避けることです。ある程度の水分を保った土壌で、最もよく成長しますが、水分が停滞するような土壌では根腐れを引き起こします。
そのため、植え付けの前に土壌診断を行い、土壌の通気性と保水性のバランスを改善して、腐葉土等の有機物を入れ肥沃な土壌に改善しましょう。
土壌診断と改善の行い方
- 土を掘る時に土が硬い場合は作土層が十分でない可能性があります。
- スコップで土を深くまで掘り返し石等を取り除きます。
- 適度に濡れた土を、手にとり握って土塊を作り、通気性・保水性などを診断します。
- 手のひらを開き土の塊がバラバラと崩れる場合は通気性と排水性の高い砂壌土や砂土に近い土壌です。栄養の乏しい土壌や乾燥に強い植物にむきます。
- 保水性を改善したい場合は保水性を高める用土(堆肥や黒土など)を入れると良いでしょう。
- 手のひらを開いても土の塊は崩れず、土塊を軽く指で押すと崩れる場合は通気性と保水性のバランスが良い壌土に近い土壌です。幅広い植物に向く土壌です。
- 植物に合わせて保水性を好む植物であれば保水性を高める用土(黒土やバーミキュライト等)を入れたり、乾燥を好む植物であれば排水性や通気性を高める用土(川砂やパーライトなど)を入れましょう。
- 手のひらを開いても土の塊が崩れず、指で押しても崩れる感じがない場合は粘土質で水捌けが悪い土壌の可能性があります。必要に応じて排水性・通気性を高める用土(川砂・パーライト等)を混和しましょう。
- 手のひらを開き土の塊がバラバラと崩れる場合は通気性と排水性の高い砂壌土や砂土に近い土壌です。栄養の乏しい土壌や乾燥に強い植物にむきます。
- 土壌に入る有機物の量を診断しましょう。土の色を見て、有機物が沢山入る肥沃な土の場合は有機物(腐植)が多く含むため土の色が黒っぽくなります。一方で有機物(腐植)が少ない場合は土の色が薄くなります。
- 土壌の状態とバランスを見ながら、2割から3割を目安に堆肥(腐葉土・バーク堆肥等)を土壌に混和しましょう。
楽天で人気の高いおすすめの堆肥
鉢土づくり
日当り
ホヤ・カーリー(班入り)は、明るい日陰、または半日影までで育てる事が出来ます。※理想的な環境は気温にも左右されるため、暑い場合は明るい日陰に移動したり、冷涼な場合は半日影に移動してあげると良いでしょう。
屋内で管理する場合は、窓辺などの明るい場所に置くとよいでしょう。ただし南向きの窓などで育てる場合は、強い日差しが植物に当たり葉焼けする事もあるため注意が必要です。日差しが強く当たる場合はカーテンやブラインドで光を和らげたり、窓から少し離すと良いかもしれません。
屋内で育てた場合、植物に当たる光が少なくなる事があります。光が少ないと葉色が悪くなったり、生育が非常に遅くなったり、生育不良で枯れる事があります。植物の健康な成長を促すために、屋内で育てる場合は明るい間接光を目安にして管理して上げると良いでしょう。
照度のレベル
※照度(lux)を調べる方法は、携帯のアプリや照度計などがあります。携帯のアプリでも手軽に調べられますが、詳しく調べたい方は楽天に売ってある照度計を利用すると良いでしょう。
※照度が少ない場所で育てたい場合は楽天に売ってある植物育成ライトを利用してみるとよいかもしれません。植物育成ライト以外の人工的な照明の光には光合成に必要な波長が僅かにしか含まれない事があるため、十分の照度あると思っても植物がしっかり育たない事もあるため注意が必要です。
- 弱い光:500~2500lux
- 中程度の光:2500~10000lux
- 明るい間接光:10000~20000lux
- 直射日光:20000~100000lux
培養土
ホヤ・カーリー(班入り)は、一般的な観葉植物の培養土で育てられます。
培養土を自作する場合は、通気性・保水性の良さに気をつけたり、鉢を移動することも考えて軽めの用土を使ったり、微生物(カビや細菌等)がわかないように無菌で栄養の少ない土(ピートモス等)を使ったりすると良いでしょう。ただし、軽すぎる培養土をつくると植物を支えられなくなる事もあるため注意してください。
培養土の配合例
- 赤玉土(小粒・中粒)+ピートモス(調整済)+ゼオライト(or 珪酸塩白土)=5:5:適量
- 赤玉土(中粒・小粒)赤玉土(小粒・中粒)+バーミキュライト+ピートモス+バーク堆肥=3+3+3+1
楽天で人気の高い培養土を購入する
- super grade Ⅱの培養土はサラサラとした粒状の用土のみで構成されており堆肥が使用されていない所が特徴です。
- 堆肥が使われていないため、昆虫や微生物湧きにくく、お部屋でも使いやすいです。
- 堆肥が原因で夏場に蒸れる事がないため、多湿で植物が弱りにくくなります。
- 培養土は擬似団粒構造を形成しており優れた保水性・排水性・通気性・保肥力があります。
- 培養土の中には保水剤(CMC)が配合されているため水持ちがよく管理が楽になります。
- 培養土に含まれる赤玉土は焼きが入り硬質なため、劣化しにくく繰り返して何度でも使えます。
- 赤玉土には肥料も含有しているため植物の成長が良くなります。
- 肥料は3種類配合されており植物の成長段階に応じて非常に長く放出されます。
- 堆肥は入っていませんが、質の良い腐植酸が配合されているため、地力の高い肥沃な培養土となっています。
植え替え
ホヤは成長がとても緩やかなため、基本的に殆ど植え替えがいりません。また根が少し窮屈な状態を好みます。そのため、根詰まりが少し酷くなるようだったら植え替えをして上げると良いでしょう。
水やりの仕方
水やり
ホヤ・カーリー(班入り)は一般的な植物と同様に乾燥と湿潤の繰り返しを好みます。一方でジメジメした過湿が続くと根腐れを引き起こす事があるため、注意が必要でしょう。
水やりの頻度と与え方
水やりの頻度は環境にも左右されますが、基本的には土の表面から2~5cm程が乾いてきたら水やりを行うといいでしょう。乾燥の確認は指を入れる、または土の色の変化などを見ることで行えます。また水やりに不安を覚える場合は水やりチェッカー(サスティー)を活用することで、水やりタイミングを間違えることなく行う事が出来ます。
水やりは、土壌内に新鮮な酸素を行き渡らせる目的もあるため、一度に与える水の量はたっぷりと与えてください。
湿度
ホヤ・カーリー(班入り)は基本的に高湿度を好む植物です。湿度が低い環境では成長が遅かったり、葉が傷む事があります。成長を早めたい時、綺麗な葉を保ちたい時などは、高湿度を保つと良いでしょう。
湿度を高める方法一覧
- 霧吹きする
- 植物の葉に直接水を吹きかけることで湿度を上げることができます。週に1回程度の頻度で霧吹きすると良いでしょう。
- 受け皿に水をためる
- トレイの上に綺麗な小石などを置いて、鉢をその上に設置します。鉢に水が触れないようにトレイの中に水を入れましょう。
- 鉢(鉢土)に直接水が触れるとトレイから水を吸水して培養土が極端に湿ります。培養土がジメジメすると根腐れを引き起こす原因になる事があるため注意してください。
- トレイの水が蒸発することで周囲の湿度が上がる仕様です。
- 加湿器を使う
- 加湿器を使うことで簡単に空気中の湿度を調節することができます。
- 観葉植物をグルーピング
- 観葉植物をグルーピングして近くに置く事で、それぞれの植物が放出する蒸散作用で局所的に湿度が高まり周囲に微気候が形成されます。観葉植物を近くに置くだけのため、比較的に簡単に湿度を上げることが出来ます。
剪定のやり方
ホヤ・カーリー(班入り)は基本的に剪定は不要ですが、大きさを制御する目的、見た目を改善する目的などで切り戻し剪定がされることもあります。
切り戻し剪定のやり方
- 剪定の時期
- ホヤの剪定は生育期間中であれば何時でも行えますが、剪定後の強い回復が見込める早春から春が最も適します。
- 剪定時の注意
- 花は同じ場所から何度も咲くため、木質化した花柄または花軸を剪定するのは避けた方が良いでしょう。
- 剪定のやり方
- 枯れた茎や病気にかかった茎などは、健康な成長を阻害します。そのため、これらの茎や葉は根元から剪定するか、健康な部分まで戻り茎の途中で切り戻し剪定しましょう。
- 茎が長く伸びて邪魔になったりする事があります。このような場合は大きさを制御する目的で好みの長さに切り戻し剪定する事が出来ます。
夏越しする方法
ホヤ・カーリー(班入り)は、それほど夏越しが難しい植物ではありません。基本的な育て方に従えば夏越し対策を特段行う必要はありません。
夏越しで重要なポイント
- 西日の当たらない半日影、または明るい日陰で管理する。
- 土壌が完全に乾燥しないように土壌の状態を見ながら定期的に水やりをおこなう。
- 土壌が何時までも濡れていてジメジメした状態が続くと根腐れを引き起こします。そのため、土壌の保水性・通気性・排水性・保肥力のバランスをよくする。
冬越しする方法
Hardiness:10~11
ホヤ・カーリー(班入り)は寒さに弱いため基本的に屋外での越冬はむずかしいです。冬越しさせたい場合は、冬越し対策が必要です。
- 鉢植えで育てている場合は、室内に入れて管理しましょう。
- 温度が10度を下回ると低温障害を引き起こす可能性が高まるため、基本的には温度が15度以上ある日当りのよい環境で管理しましょう。
- 地植えしている場合は、株を掘り起こし鉢植えにして屋内などで管理します。それが難しい場合は、株元に腐葉土などを入れて霜から株元を守り、また株全体に寒冷紗等をかけて寒さや凍結から株を守ります。
挿し木や株分けで増やす
ホヤ・カーリーは挿し木によって増やす事ができます。
挿し木の方法
- 挿し木時期は発根率の高い晩春から夏頃が適します。
- 挿し穂の茎は弾力があり健康な部分をカットしましょう。
- 挿し穂の長さ7~10cm程度にわけます。
- 挿し穂の下部の葉を取り除き上部の葉を残します。
- 茎の下部分を斜めにカットして吸水部分を広くします。
- 挿し穂用の無菌の培養土を準備します。
- 切り口を下にして培養土の中に挿し穂の1/3程を挿します。
- 明るい日陰で土壌が完全に乾燥しない様に水やりを行いながら管理しましょう。
播種で増やす
ホヤ・カーリーの種蒔の方法
播種時期:
発芽適温:約
発芽日数:
発芽条件:
植物の病気
ホヤ・カーリーの病気
ホヤ・カーリーの害虫
- カイガラムシ