- 原産:アジア
- 科:キョウチクトウ(Apocynaceae)
- 属:マメヅタカズラ/ディスキディア(Dischidia)
- 種:
- 別名:アリ植物(ant plant)/カンガルーポーチ(kangaroo pouch)
- 開花時期:6月~9月
- 花の色:赤色●桃色●橙色●黄色●白色〇
- 葉の色:緑色●黄色●白色〇
- 香り:
- 分類:多年草
- 被覆方法:
- 草丈:約
- 誕生花:
- 花言葉:平和
- 用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物の種類/ツル植物の種類/観葉植物の種類/日陰植物の種類
- 購入方法:ディスキディアを楽天で購入
目次 | ||
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花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
ディスキディアとは!?
ディスキディアの学名はDischidia、ディスキディアは属の中に約116種がある多年草です。原産地はアジアなど、自生地は熱帯の森林地帯などにあります。
ディスキディアの語源(由来)
- 属名のDischidiaはラテン語で「2」を意味する「Dis」と、ラテン語で「破片」を意味する「schidia」の2語で構成されています。
ディスキディアの特徴(魅力)
- ディスキディアは一般的に樹木に着生して成長する植物として知られており、幾つかの種は葉が風船のように膨らみアリと共生関係にあります。
- ディスキディアの特徴は、茎がツル性でよじ登ったり枝垂れる習慣がある所や、葉が風船のように膨らんでいる所などにあります。そのため、園芸でも優雅に下垂する草姿や可愛らしい葉っぱを鑑賞する目的で育てられます。
- 葉は中が空洞で風船のように膨らんだ外観をしており、貯水嚢と呼ばれるユニークな葉の形をしています。そのため、ぷにぷにとした可愛らしい外観を楽しむ目的で、観葉植物として親しまれる事が多いです。
- ディスキディアの幾つかの種(Dischidia complex・Dischidia Major・Dischidia vidaliiなど)は、アリとの共生関係を進化させており、貯水嚢の中をアリが隠れ家として利用したり、またディスキディアは葉の中に収納されている根でアリの排泄物を栄養として吸収したりしています。このような共生関係をもったディスキディアは、アリ植物(ant plant)やカンガルーポーチ(kangaroo pouch)等と呼ばれる事があります。
- ディスキディアは樹木などをよじ登る際に、葉が1列に重なる傾向がある事から、その葉の姿が屋根板に例えられることがあります。
- 開花は夏頃、花序は散形花序で花が傘状に集まり、花は壺形でぷっくりとして可愛らしい外観をしています。
ディスキディアの主な種の紹介
ディスキディア・ペクテノイデスの学名はDischidia pectenoidesまたは同義語でDischidia vidalii、別名では「アリ植物(ant plant)」や「カンガルーポーチ(kangaroo pouch)」とも呼ばれるフィリピンが原産の多年草です。 ディスキディア・ペクテノイデスは、葉の形状が初めは楕円形で、外側の成長が止まり内側の成長が進むことで、葉の中が空洞になる二枚貝のような個性的な葉の形をつくります。ディスキディア・ペクテノイデスの風船のように膨らんだ葉は、一般的に貯水嚢と呼ばれており、貯水嚢の中には根を収納しています。ディスキディア・ペクテノイデスはアリとの共生関係を進化させており、貯水嚢の中をアリが隠れ家として利用したり、またディスキディアは葉の中に収納されている根でアリの排泄物を栄養として吸収したりしています。このような共生関係をもったディスキディア(Dischidia complex・Dischidia Major・Dischidia pectenoidesなど)は、別名でアリ植物(ant plant)やカンガルーポーチ(kangaroo pouch)等とも呼ばれています。 園芸では二枚貝のように膨らむ個性的な葉を鑑賞して楽しむ目的で栽培される事が多いです。またツル性の成長習慣をもっている事から、上から下へと下垂する優雅な草姿を鑑賞する目的で鉢植えやハンギングバスケット等に植えて育てられます。 草姿はツル性、葉序は対生葉序、葉身の形は楕円形または腎形、葉の色は緑色、花序は散形花序、花の形はツボ形、花の色は桃色です。 | ディスキディア・メジャーの学名はDischidia major、別名では「アリ植物(ant plant)」や「カンガルーポーチ(kangaroo pouch)」とも呼ばれるフィリピンが原産の多年草です。 ディスキディア・メジャーは、葉の形状が初めは楕円形で、外側の成長が止まり内側の成長が進むことで、葉の中が空洞になる長さ約6~12cmの袋状の形となります。ディスキディア・メジャーの風船のように膨らんだ葉は、一般的に貯水嚢と呼ばれており、貯水嚢の中には根を収納しています。ディスキディア・メジャーはアリとの共生関係を進化させており、貯水嚢の中をアリが隠れ家として利用しており、またディスキディアは有害な昆虫や植物からアリに守って貰ったり葉の中に収納されている根でアリの排泄物を栄養として吸収したりしています。このような共生関係をもったディスキディア(Dischidia complex・Dischidia Major・Dischidia pectenoidesなど)は、別名でアリ植物(ant plant)やカンガルーポーチ(kangaroo pouch)等とも呼ばれています。 園芸では筒状に膨らむ個性的な葉を鑑賞して楽しむ目的で栽培される事が多いです。またツル性の成長習慣をもっている事から、上から下へと下垂する優雅な草姿を鑑賞する目的で鉢植えやハンギングバスケット等に植えて育てられます。 草姿はツル性、葉序は対生葉序、葉身の形は楕円形、葉の色は緑色、花序は散形花序、花の形はツボ形、花の色は黄色と緑色です。 |
ディスキディア・ルスキフォリアの学名はDischidia ruscifolia、別名では「ミリオンハート(million hearts)」とも呼ばれるフィリピンが原産の多年草です。 ディスキディア・ルスキフォリアの特徴は、葉の形がハート形で多肉質な所や、葉の大きさが非常に小さい所、ツル性に成長する習慣などにあります。そのため、インテリアとしてお部屋に飾ったり、屋外に飾ったりする事で、可愛らしい雰囲気を演出したり、またロマンチックな気分にさせてくれる魅力的な園芸品種です。またツル性の成長習慣をもっている事から、上から下へと下垂する優雅な草姿を鑑賞する目的で鉢植えやハンギングバスケット等に植えて育てられる事が多いです。 草姿はツル性、葉序は対生葉序、葉身の形は腎形または広卵形、葉の色は緑色、花序は散形花序、花の形はツボ形、花の色は白色です。 | ディスキディア・ヌンムラリアの学名はDischidia nummularia、別名では「ボタン・オーキッド(Button Orchid)」とも呼ばれるインド・中国・インドネシア・ラオス・タイ・ベトナム・ミャンマー・マレーシア・オーストラリアが原産の多年草です。 ディスキディア・ヌンムラリアの特徴は、葉の形が円形で多肉質な所、葉の大きさが非常に小さい所、ツル性に成長する習慣などにあります。そのため葉っぱはコインやボタンなどに例えられており、インテリアとしてお部屋に飾ったり、屋外に飾ったりする事で、可愛らしい雰囲気を演出したり、またロマンチックな気分にさせてくれる魅力的な園芸品種です。またツル性の成長習慣をもっている事から、上から下へと下垂する優雅な草姿を鑑賞する目的で鉢植えやハンギングバスケット等に植えて育てられる事が多いです。 草姿はツル性、葉序は対生葉序、葉身の形は円形、葉の色は緑色、花序は散形花序、花の形はツボ形、花の色は白色です。 |
マメヅタカズラの学名はDischidia formosana、別名では「ディスキディア・フォルモサナ」とも呼ばれる多年草です。原産地は日本および台湾ですが、日本では絶滅危惧種に指定されています。 マメヅタカズラの特徴は、葉の形が円形で多肉質な所、葉の大きさが非常に小さい所、ツル性に成長する習慣などにあります。そのためインテリアとしてお部屋に飾ったり、屋外に飾ったりする事で、可愛らしい雰囲気を演出したり、またロマンチックな気分にさせてくれる魅力的な園芸品種です。またツル性の成長習慣をもっている事から、上から下へと下垂する優雅な草姿を鑑賞する目的で鉢植えやハンギングバスケット等に植えて育てられる事が多いです。 草姿はツル性、葉序は対生葉序、葉身の形は円形、葉の色は緑色、花序は散形花序、花の形はツボ形、花の色は白色です。 | ディスキディア・ベンガレンシスの学名はDischidia bengalensis、別名では「ボタン・オーキッド(Button Orchid)」とも呼ばれる東南アジアが原産の多年草です。 ディスキディア・ベンガレンシスの特徴は、葉の形が楕円形でやや肉厚な所、葉の大きさが非常に小さい所、ツル性に成長する習慣などにあります。園芸では、葉に班が入る品種が主に栽培されています。またツル性の成長習慣をもっている事から、上から下へと下垂する優雅な草姿を鑑賞する目的で鉢植えやハンギングバスケット等に植えて育てられる事が多いです。 草姿はツル性、葉序は対生葉序、葉身の形は楕円形、葉の色は緑色、花序は散形花序、花の形はツボ形、花の色は白色です。 |
ディスキディア・インブリカータの学名はDischidia imbricata、東南アジアが原産の多年草です。 ディスキディア・インブリカータは、葉の形状が初めは腎形で、外側の成長が止まり内側の成長が進むことで、葉の中が空洞になる二枚貝のような個性的な葉の形をつくります。 ディスキディア・インブリカータの風船のように膨らんだ葉は、一般的に貯水嚢と呼ばれており、貯水嚢の中には根を収納しています。ディスキディア・インブリカータはアリとの共生関係を進化させており、貯水嚢の中をアリが隠れ家として利用したり、またディスキディアは葉の中に収納されている根でアリの排泄物を栄養として吸収したりしています。園芸ではハート形から二枚貝のように膨らむ個性的な葉を鑑賞して楽しむ目的で栽培される事が多いです。またツル性の成長習慣をもっている事から、茎が張り付きやすい植物や資材の近くで育てられたり、上から下へと下垂する優雅な草姿を鑑賞する目的で鉢植えやハンギングバスケット等に植えて育てられます。 草姿はツル性、葉序は対生葉序、葉身の形は腎形、葉の色は緑色、花序は散形花序、花の形はツボ形、花の色は白色または桃色です。 | ディスキディア・サッカータの学名はDischidia saccata、別名では「アリ植物(ant plant)」や「カンガルーポーチ(kangaroo pouch)」とも呼ばれる東南アジアが原産の多年草です。 ディスキディア・サッカータは、葉の形状が初めは円形または腎形で、外側の成長が止まり内側の成長が進むことで、葉の中が空洞になる二枚貝のような個性的な葉の形をつくります。ディスキディア・サッカータの風船のように膨らんだ葉は、一般的に貯水嚢と呼ばれており、貯水嚢の中には根を収納しています。ディスキディア・サッカータはアリとの共生関係を進化させており、貯水嚢の中をアリが隠れ家として利用したり、またディスキディアは葉の中に収納されている根でアリの排泄物を栄養として吸収したりしています。園芸では二枚貝のように膨らむ個性的な葉を鑑賞して楽しむ目的で栽培される事が多いです。またツル性の成長習慣をもっている事から、茎が張り付きやすい植物や資材の近くで育てられたり、上から下へと下垂する優雅な草姿を鑑賞する目的で鉢植えやハンギングバスケット等に植えて育てられます。 草姿はツル性、葉序は対生葉序、葉身の形は楕円形または円形または腎形、葉の色は緑色、花序は散形花序、花の形はツボ形です。 |
ディスキディア・オバタの学名はDischidia ovata、別名では「ウォーターメロン・ディスキディア(watermelon dischidia)」とも呼ばれるニューギニアおよびオーストラリアが原産の多年草です。 ディスキディア・オバタの特徴は、葉の中にスイカを想像させるような白色の葉脈が入る所が特徴で、葉は楕円形で多肉質なためぷにぷにとした可愛らしい印象も与えます。園芸ではツル性の成長習慣をもっている事から、上から下へと下垂する優雅な草姿を鑑賞する目的で鉢植えやハンギングバスケット等に植えて育てられる事が多いです。 草姿はツル性、葉序は対生葉序、葉身の形は楕円形、葉の色は緑色と白色、花序は散形花序、花の形はツボ形、花の色は橙色と黄色です。 |
ディスキディアの主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。
ディスキディアの育て方
花壇の土づくり
日当り
ディスキディアは、基本的には間接光のみが当たる明るい日陰で育てます。直射日光は葉の乾燥を早めたり葉焼けを招いて葉が枯れたり落ちたりしやすくなるため基本的に直射日光は必要としません。
- 日向とは、直射日光が6時間以上当たる場所です。
- 半日影とは、直射日光が3時間から5時間程度当たる場所です。また基本的には午前中のみ日が当たり午後から日陰になる場所になります。
- 明るい日陰とは、間接光だけが当たる日陰または直射日光が2時間程度までの場所です。
土壌の土質
ディスキディアは、通気性・排水性・保水性のバランスが良く、有機物がしっかり入る肥沃な土壌を好みます。
注意することは粘土質な土壌を避けることです。ある程度の水分を保った土壌で、最もよく成長しますが、水分が停滞するような土壌では根腐れを引き起こします。
そのため、植え付けの前に土壌診断を行い、土壌の通気性と保水性のバランスを改善して、腐葉土等の有機物を入れ肥沃な土壌に改善しましょう。
土壌診断と改善の行い方
- 土を掘る時に土が硬い場合は作土層が十分でない可能性があります。
- スコップで土を深くまで掘り返し石等を取り除きます。
- 適度に濡れた土を、手にとり握って土塊を作り、通気性・保水性などを診断します。
- 手のひらを開き土の塊がバラバラと崩れる場合は通気性と排水性の高い砂壌土や砂土に近い土壌です。栄養の乏しい土壌や乾燥に強い植物にむきます。
- 保水性を改善したい場合は保水性を高める用土(堆肥や黒土など)を入れると良いでしょう。
- 手のひらを開いても土の塊は崩れず、土塊を軽く指で押すと崩れる場合は通気性と保水性のバランスが良い壌土に近い土壌です。幅広い植物に向く土壌です。
- 植物に合わせて保水性を好む植物であれば保水性を高める用土(黒土やバーミキュライト等)を入れたり、乾燥を好む植物であれば排水性や通気性を高める用土(川砂やパーライトなど)を入れましょう。
- 手のひらを開いても土の塊が崩れず、指で押しても崩れる感じがない場合は粘土質で水捌けが悪い土壌の可能性があります。必要に応じて排水性・通気性を高める用土(川砂・パーライト等)を混和しましょう。
- 手のひらを開き土の塊がバラバラと崩れる場合は通気性と排水性の高い砂壌土や砂土に近い土壌です。栄養の乏しい土壌や乾燥に強い植物にむきます。
- 土壌に入る有機物の量を診断しましょう。土の色を見て、有機物が沢山入る肥沃な土の場合は有機物(腐植)が多く含むため土の色が黒っぽくなります。一方で有機物(腐植)が少ない場合は土の色が薄くなります。
- 土壌の状態とバランスを見ながら、2割から3割を目安に堆肥(腐葉土・バーク堆肥等)を土壌に混和しましょう。
楽天で人気の高いおすすめの堆肥
鉢土づくり
日当り
ディスキディアは、基本的には間接光のみが当たる明るい日陰で育てます。直射日光は葉の乾燥を早めたり葉焼けを招いて葉が枯れたり落ちたりしやすくなるため基本的に直射日光は必要としません。
屋内で管理する場合は、窓辺などの明るい場所に置くとよいでしょう。ただし南向きの窓などで育てる場合は、強い日差しが植物に当たり葉焼けする事もあるため注意が必要です。日差しが強く当たる場合はカーテンやブラインドで光を和らげたり、窓から少し離すと良いかもしれません。
屋内で育てた場合、植物に当たる光が少なくなる事があります。光が少ないと葉色が悪くなったり、生育が非常に遅くなったり、生育不良で枯れる事があります。植物の健康な成長を促すために、屋内で育てる場合は基本的には中程度の光が当たる場所で管理を行いましょう。また中程度の光が当たる場所でも育てられます。
照度のレベル
※照度(lux)を調べる方法は、携帯のアプリや照度計などがあります。携帯のアプリでも手軽に調べられますが、詳しく調べたい方は楽天に売ってある照度計を利用すると良いでしょう。
※照度が少ない場所で育てたい場合は楽天に売ってある植物育成ライトを利用してみるとよいかもしれません。植物育成ライト以外の人工的な照明の光には光合成に必要な波長が僅かにしか含まれない事があるため、十分の照度あると思っても植物がしっかり育たない事もあるため注意が必要です。
- 弱い光:500~2500lux
- 中程度の光:2500~10000lux
- 明るい間接光:10000~20000lux
- 直射日光:20000~100000lux
培養土
ディスキディアは、一般的な観葉植物の培養土で育てられます。
培養土を自作する場合は、通気性・保水性の良さに気をつけたり、鉢を移動することも考えて軽めの用土を使ったり、微生物(カビや細菌等)がわかないように無菌で栄養の少ない土(ピートモス等)を使ったりすると良いでしょう。ただし、軽すぎる培養土をつくると植物を支えられなくなる事もあるため注意してください。
培養土の配合例
- 赤玉土(小粒・中粒)+ピートモス(調整済)+ゼオライト(or 珪酸塩白土)=5:5:適量
- 赤玉土(中粒・小粒)赤玉土(小粒・中粒)+バーミキュライト+ピートモス+バーク堆肥=3+3+3+1
楽天で人気の高い培養土を購入する
- super grade Ⅱの培養土はサラサラとした粒状の用土のみで構成されており堆肥が使用されていない所が特徴です。
- 堆肥が使われていないため、昆虫や微生物湧きにくく、お部屋でも使いやすいです。
- 堆肥が原因で夏場に蒸れる事がないため、多湿で植物が弱りにくくなります。
- 培養土は擬似団粒構造を形成しており優れた保水性・排水性・通気性・保肥力があります。
- 培養土の中には保水剤(CMC)が配合されているため水持ちがよく管理が楽になります。
- 培養土に含まれる赤玉土は焼きが入り硬質なため、劣化しにくく繰り返して何度でも使えます。
- 赤玉土には肥料も含有しているため植物の成長が良くなります。
- 肥料は3種類配合されており植物の成長段階に応じて非常に長く放出されます。
- 堆肥は入っていませんが、質の良い腐植酸が配合されているため、地力の高い肥沃な培養土となっています。
植え替え
ディスキディアは成長がとても緩やかなため、基本的に殆ど植え替えがいりません。また根が少し窮屈な状態を好みます。そのため、根詰まりが少し酷くなるようだったら植え替えをして上げると良いでしょう。
水やりの仕方
水やり
ディスキディアは、一般的な植物と同様に乾燥と湿潤の繰り返しを好みます。一方でジメジメした過湿が続くと根腐れを引き起こす事があるため、注意が必要でしょう。
水やりの頻度と与え方
水やりの頻度は環境にも左右されますが、基本的には土の表面から2~5cm程が乾いてきたら水やりを行うといいでしょう。乾燥の確認は指を入れる、または土の色の変化などを見ることで行えます。また水やりに不安を覚える場合は水やりチェッカー(サスティー)を活用することで、水やりタイミングを間違えることなく行う事が出来ます。
水やりは、土壌内に新鮮な酸素を行き渡らせる目的もあるため、一度に与える水の量はたっぷりと与えてください。
湿度
ディスキディアは基本的に高湿度を好む植物です。湿度が低い環境では成長が遅かったり、葉が傷む事があります。成長を早めたい時、綺麗な葉を保ちたい時などは、高湿度を保つと良いでしょう。
湿度を高める方法一覧
- 霧吹きする
- 植物の葉に直接水を吹きかけることで湿度を上げることができます。週に1回程度の頻度で霧吹きすると良いでしょう。
- 受け皿に水をためる
- トレイの上に綺麗な小石などを置いて、鉢をその上に設置します。鉢に水が触れないようにトレイの中に水を入れましょう。
- 鉢(鉢土)に直接水が触れるとトレイから水を吸水して培養土が極端に湿ります。培養土がジメジメすると根腐れを引き起こす原因になる事があるため注意してください。
- トレイの水が蒸発することで周囲の湿度が上がる仕様です。
- 加湿器を使う
- 加湿器を使うことで簡単に空気中の湿度を調節することができます。
- 観葉植物をグルーピング
- 観葉植物をグルーピングして近くに置く事で、それぞれの植物が放出する蒸散作用で局所的に湿度が高まり周囲に微気候が形成されます。観葉植物を近くに置くだけのため、比較的に簡単に湿度を上げることが出来ます。
剪定のやり方
ディスキディアは基本的に剪定は不要ですが、大きさを制御する目的、見た目を改善する目的などで切り戻し剪定がされることもあります。
切り戻し剪定のやり方
- 剪定の時期
- ディスキディアの剪定は生育期間中であれば何時でも行えますが、剪定後の強い回復が見込める早春から春が最も適します。
- 剪定のやり方
- 枯れた茎・葉や病気にかかった茎・葉などは、健康な成長を阻害します。そのため、これらの茎や葉は根元から剪定するか、健康な部分まで戻り茎の途中で切り戻し剪定しましょう。
- 茎が長く伸びて邪魔になったりする事があります。このような場合は大きさを制御する目的で好みの長さに切り戻し剪定する事が出来ます。
冬越しする方法
Hardiness:10~11
ディスキディアは寒さに弱いため基本的に屋外での越冬はむずかしいです。冬越しさせたい場合は、冬越し対策が必要です。
- 鉢植えで育てている場合は、室内に入れて管理しましょう。
- 温度が10度を下回ると低温障害を引き起こす可能性が高まるため、基本的には温度が15度以上ある日当りのよい環境で管理しましょう。
- 地植えしている場合は、株を掘り起こし鉢植えにして屋内などで管理します。それが難しい場合は、株元に腐葉土などを入れて霜から株元を守り、また株全体に寒冷紗等をかけて寒さや凍結から株を守ります。