エキナンサスは属の中に約194種がありますが、一般に園芸で親しまれている種は幾つかの種とその園芸品種です。このページでは様々な種や園芸品種を紹介しています。育て方へのリンクや購入方法のリンクなども用意しているため、そちらもよければご活用下さい。
目次
エキナンサスの特徴や園芸品種
- 学名:Aeschynanthus
- 分類:多年草
- 開花時期:理想的な環境では周年
- 花色:赤色●桃色●橙色●黄色●白色〇
- 葉色:緑色●黄色●白色〇
- 耐暑性:強い
- 耐寒性:弱い
- 花言葉:恥じらい・多くの喜び
- 用途:カラーリーフ/枝垂れる植物の種類/ツル植物の種類/観葉植物の種類/日陰植物の種類
- 購入方法:エキナンサスを楽天で購入
エキナンサスとは!?
エキナンサスの学名はAeschynanthus、エキナンサスは属の中に約194種があり、熱帯および亜熱帯地域に分布する多年草です。
エキナンサスの語源(由来)
- 属名のAeschynanthusは古代ギリシア語で「恥ずかしい」「恥辱」を意味する「αἶσχος(aîskhos)」と、ラテン語で「花」を意味する「anthos」の2語で構成されており、赤面したような赤色の花に由来します。
エキナンサスの特徴(魅力)
- エキナンサスは、熱帯および亜熱帯地域に分布しており、熱帯雨林の樹木や岩面に着生して成長する習慣があり、上から下へと枝垂れる美しい草姿を見せます。
- エキナンサスの特徴は、口紅(lipstick plant)に例えられる個性的な花姿にあり、萼から開花する花は口紅のチューブを想像させます。
- 草姿はツル性、茎は柔軟で基本的に自立せず、上から下へと下垂する性質があります。そのため、園芸では鉢植えやハンギングバスケット等に植えて優雅に枝垂れる草姿が楽しまれます。
- 開花は理想的な環境では周年、花序は散形花序で数個の花を上向きに付けます。花は一般的に暗色の萼から、鮮やかな赤色の唇形の花を咲かせます。
- 花の色が鮮やかな赤色をしている所が、学名や別名(lipstick plant)の由来になっていますが、桃色・黄色・橙色の花を咲かせる種や園芸品種もあります。
エキナンサスのよくある不調の原因
葉が黄色くなる原因
- 葉の老化:葉が古くなるとライフサイクルの一環として、古い葉から順番に黄色くなり枯れる事があります。
- 対策は不要です。
- 根腐れ:根腐れは、水のやりすぎ・通気性の悪さ・病原菌などが原因で引き起こされる、植物の根が腐敗する病気です。茎や葉が変色したり、根が黒色になったり、茎が腐敗したり、株の元気がなくなるなどの症状が出ます。
- 対策は、鉢から植物を抜き、腐敗して根を取り除き、病原菌の繁殖してない清潔な培養土に植え替えてあげます。
- 水不足:水不足は生育不良・葉の変色(黄色・茶色)・落葉・株の萎れ・枯れ死など、致命的なものも含めて様々な症状を引き起こします。
- 対策は植物に合わせた水やりが必要です。詳しくは育て方から水やりのやり方の欄をご覧ください。
- 日照不足:日照不足とは太陽に当たる時間が少ない事から起こる症状です。観葉植物の場合は直射日光を必要としませんが、照度(lux)が足りない、または光合成に必要な波長が含まれない人工照明で育てている可能性があります。
- 対策に関しては育て方から日当たりの欄をご覧ください。
- 強光:強光は光阻害を引き起こして光合成に必要な細胞を壊してしまい、また乾燥や熱によるストレスも高めます。症状には、葉の色が変色して壊死する葉焼けや、萎れや落葉があります。
- 対策に関しては管理場所が間違えてる可能性があります。育て方から日当たりの欄をご覧ください。
- 肥焼け:肥焼けは肥料の与え過ぎや、植物に向かない肥料を与える事などで引き起こされる症状です。肥焼けを引き起こすと、葉が変色(黄色・茶色)したり、葉の先端または葉縁部分が枯れたり、葉が落ちたり、根腐れを引き起こしたり、成長が停滞する事があります。
- 対策に関しては育て方から肥料の与え方の欄をご覧ください。
葉が茶色になる原因
- 強光:強光は光阻害を引き起こして光合成に必要な細胞を壊してしまい、また乾燥や熱によるストレスも高めます。症状には、葉の色が変色して壊死する葉焼けや、萎れや落葉があります。
- 対策に関しては管理場所が間違えてる可能性があります。育て方から日当たりの欄をご覧ください。
- 肥焼け:肥焼けは肥料の与え過ぎや、植物に向かない肥料を与える事などで引き起こされる症状です。肥焼けを引き起こすと、葉が変色(黄色・茶色)したり、葉の先端または葉縁部分が枯れたり、葉が落ちたり、根腐れを引き起こしたり、成長が停滞する事があります。
- 対策に関しては育て方から肥料の与え方の欄をご覧ください。
- 水不足:水不足は生育不良・葉の変色(黄色・茶色)・落葉・株の萎れ・枯れ死など、致命的なものも含めて様々な症状を引き起こします。
- 対策は植物に合わせた水やりが必要です。詳しくは育て方から水やりのやり方の欄をご覧ください。
- 根腐れ:根腐れは、水のやりすぎ・通気性の悪さ・病原菌などが原因で引き起こされる、植物の根が腐敗する病気です。茎や葉が変色したり、根が黒色になったり、茎が腐敗したり、株の元気がなくなるなどの症状が出ます。
- 対策は、鉢から植物を抜き、腐敗して根を取り除き、病原菌の繁殖してない清潔な培養土に植え替えてあげます。
- 低温:冬の低温環境に晒されると、株が全体的に弱ったり、葉が変色したり、枯れる事があります。
- 対策は10~15度を下回らない環境で管理すると良いでしょう。詳しくは育て方から冬越しのやり方の欄をご覧ください。
葉が落ちる原因
- 葉の老化:葉が古くなるとライフサイクルの一環として、古い葉から順番に黄色くなり枯れる事があります。
- 対策は不要です。
- 強光:強光は光阻害を引き起こして光合成に必要な細胞を壊してしまい、また乾燥や熱によるストレスも高めます。症状には、葉の色が変色して壊死する葉焼けや、萎れや落葉があります。
- 対策に関しては管理場所が間違えてる可能性があります。育て方から日当たりの欄をご覧ください。
- 低温:冬の低温環境に晒されると、株が全体的に弱ったり、葉が変色したり、枯れる事があります。
- 対策は10~15度を下回らない環境で管理すると良いでしょう。詳しくは育て方から冬越しのやり方の欄をご覧ください。
茎や葉が萎れる原因
- 根腐れ:根腐れは、水のやりすぎ・通気性の悪さ・病原菌などが原因で引き起こされる、植物の根が腐敗する病気です。茎や葉が変色したり、根が黒色になったり、茎が腐敗したり、株の元気がなくなるなどの症状が出ます。
- 対策は、鉢から植物を抜き、腐敗して根を取り除き、病原菌の繁殖してない清潔な培養土に植え替えてあげます。
- 水不足:水不足は生育不良・葉の変色(黄色・茶色)・落葉・株の萎れ・枯れ死など、致命的なものも含めて様々な症状を引き起こします。
- 対策は植物に合わせた水やりが必要です。詳しくは育て方から水やりのやり方の欄をご覧ください。
- 強光:強光は光阻害を引き起こして光合成に必要な細胞を壊してしまい、また乾燥や熱によるストレスも高めます。症状には、葉の色が変色して壊死する葉焼けや、萎れや落葉があります。
- 対策に関しては管理場所が間違えてる可能性があります。育て方から日当たりの欄をご覧ください。
エキナンサスの主な種の紹介
エキナンサス・マルモラタスの学名はAeschynanthus marmoratus、中国および東南アジアが原産の多年草です。 エキナンサス・マルモラタスの特徴は、葉の色が緑色・黄緑色・紫色の三色で構成されており、葉の葉脈は黄緑色、葉の裏面の色は紫色になる所、茎が柔軟でツル性の成長習慣がある所などにあります。そのため、インテリアとしてお部屋に飾ると、葉の中に入る独特な模様がジャングルのような雰囲気をつくります。またツル性の成長習慣をもっている事から、上から下へと下垂する優雅な草姿を鑑賞する目的で鉢植えやハンギングバスケット等に植えて育てられる事が多いです。 草姿はツル性、葉序は対生葉序、葉身の形は楕円形、葉の色は緑色・黄緑色・紫色、葉の表面の葉脈は黄緑色、花序は散形花序、花の形は唇形花、花の色は赤橙色または橙色、萼の色は緑色です。 | エキナンサス・ラディカンスの学名はAeschynanthus radicans、マレー半島およびジャワ島が原産の多年草です。 エキナンサス・ラディカンスの特徴は、葉の質感が革質で肉厚な所や、花が口紅を想像させるような綺麗な緋色をしている所などにあり、他のエキナンサスと同様に着生植物または岩生植物です。そのため、園芸では美しい花を鑑賞する目的や、優雅に枝垂れる茎葉を鑑賞する目的で育てられる事が多く、一般的に鉢植えやハンギングバスケット等に植えて育てられます。草姿はツル性、葉序は対生葉序または輪生葉序、葉身の形は楕円形、葉の色は緑色、花序は散形花序、花の形は唇形花、花の色は赤色、萼の色は緑色または暗赤色です。 |
エキナンサス・ロンギカウリスの学名はAeschynanthus longicaulis、ベトナムおよびタイ、マレーシアが原産の多年草です。エキナンサス・ロンギカウリスの特徴は、葉の中に大理石を想像させるような美しい模様が入る所が特徴で、葉の色は濃い緑色と黄緑色の二色で構成されています。また他のエキナンサスと同様に着生植物です。そのため、園芸では橙色の美しい花を鑑賞する目的や、ユニークな模様の入る葉を楽しむ目的、優雅に枝垂れる茎葉を鑑賞する目的で育てられる事が多く、一般的に鉢植えやハンギングバスケット等に植えて育てられます。草姿はツル性、葉序は対生葉序、葉身の形は楕円形、葉の色は緑色と黄緑色、花序は散形花序、花の形は唇形花、花の色は橙色と黄色、萼の色は暗色です。 |
エキナンサスの主な園芸品種
エキナンサス・ボレロの特徴は、葉の形状が細長く、規則正しく並ぶ所や、ツル性に成長する習慣などにあります。また、葉の中に黄色の覆輪が入るボレロ・バイカラーと呼ばれる品種もあります。園芸では洗練された印象を与える美しい葉を鑑賞する目的や、優雅に枝垂れる茎葉を鑑賞する目的で育てられる事が多く、一般的に鉢植えやハンギングバスケット等に植えて育てられます。 草姿はツル性、葉序は対生葉序または輪生葉序、葉身の形は狭楕円形、葉の色は緑色、花序は散形花序、花の形は唇形花、花の色は赤色、萼の色は暗赤色です。 | エキナンサス・サンライズの特徴は、葉の形が縦方向に強くカールするユニークな形状をしている所と、ツル性に成長する習慣などにあります。そのため、普通とは違ったユニークな植物が好きな人や、ダイナミックで動きのある楽しい植物が好きな人に好まれます。園芸では優雅に枝垂れる茎葉を鑑賞する目的で育てられる事が多いため、一般的に鉢植えやハンギングバスケット等に植えて育てられます。草姿はツル性、葉序は対生葉序、葉身の形は楕円形、葉の色は緑色、花序は散形花序、花の形は唇形花です。 |
エキナンサス・ヤフロレピスの特徴は、葉の形状が細長いため洗練された雰囲気があるや、ツル性に成長する習慣などにあります。そのため、上品で繊細な葉を楽しむ目的、優雅に枝垂れる茎葉を鑑賞する目的で育てられる事が多く、一般的に鉢植えやハンギングバスケット等に植えて育てられます。草姿はツル性、葉序は対生葉序、葉身の形は狭楕円形、葉の色は緑色、花序は散形花序、花の形は唇形花です。 | エキナンサス・ツイスターの特徴は、葉の形が葉脈から折りたたまれて縦方向に強くカールするユニークな形状をしている所と、花の色が鮮やかな緋色で華やかな雰囲気をつくる所、ツル性に成長する習慣などにあります。そのため、普通とは違ったユニークな植物が好きな人や、ダイナミックで動きのある楽しい植物が好きな人に好まれます。園芸では優雅に枝垂れる茎葉を鑑賞する目的で育てられる事が多いため、一般的に鉢植えやハンギングバスケット等に植えて育てられます。草姿はツル性、葉序は対生葉序、葉身の形は楕円形、葉の色は緑色、花序は散形花序、花の形は唇形花、花の色は赤色、萼の色は暗赤色です。 |