- 原産:
- 科:ヒガンバナ(Amaryllidaceae)
- 属:スイセン/ナルキッスス(Narcissus)
- 系統:ラッパ・スイセン系(Trumpet Daffodil)
- 品種:ピンクパラソル(narcissus ‘pink parasol’)
- 分類:多年草
- 開花時期:3月~5月
- 花の色:白色〇橙色●桃色●
- 葉の色:緑色●
- 香り:花
- 分類:多年草
- 被覆方法:
- 草丈:約30~40cm
- 株張り:
- 用途:切り花/香りが良い
- 購入方法:スイセン(ピンクパラソル)を楽天で購入
目次 | ||
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花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
スイセン(ピンクパラソル)とは!?
- スイセン(ピンクパラソル)の特徴は、花が大きくて強い存在感を感じさせる所や、一般的なスイセンよりも副花冠が長く伸びるためラッパのような個性的な外観をつくる所、副花冠の先端が広がり、フリルのようにひらひらしているためお洒落な花姿をしている所、花の色が白色とパステルピンク(薄橙色)の二色で構成されていて、柔らかな雰囲気をつくる所等にあります。
- パステルピンク(薄橙色)と白色は、明るさや温かさを感じさせます。そのため、花壇などに植えると、南国を想像させるようなトロピカルガーデンになったり、クリームや果物が溢れるような可愛らしいスイーツガーデン等になったりします。
- 草丈は30~40cm程度、鱗茎から剣形の葉を直立に出します。花序は単頂花序、花茎の頂部に一個の花を付け、花の形はラッパ・スイセン系、花の色は白色とパステルピンク(薄橙色)です。
スイセンの切り花の楽しみ方
- 切り花の収穫は花が十分水分を含んでいる朝の涼しい時間帯もしくは夕方におこないましょう。
- 収穫のタイミングは、蕾が開きかけており花の色付きが確認出来たら行うと良いでしょう。
- 水揚げは水切りを行います。
- 茎を切断すると粘液が出るため、洗い流してしまいます。
- 花瓶に水と延命剤を入れて花を生けましょう。
- 管理は必要に応じて数日ごとに切り戻しと水換えを行いましょう。
- 日持ちは管理の方法でも左右されますが5~7日程度です。
水切り法
水切り法とは、切り花の切り口を水の中に付けた状態で切り戻しを行い、切り口の更新を行う水揚げ方法です。
水切りは、特定の植物または特定の条件を除いた、殆どの植物に行われている、最も一般的な水揚げ方法になります。
水切りは、水の中で茎を切るため導管内に気泡が入りにくいメリットがあります。また水切りを行うことで「微生物」「空気」「その他」が原因で詰まっている茎を取り除くため、切り口からの水揚げ正常に戻ります。
水切りの方法
切り花の切り口を水の中に浸けます。水の中につけた状態で、切口の根元から上に1~5cm程度を取り除くつもりで、ハサミを使って斜めにカットします。
切り口部分を斜めにすることで、吸水部分が広がり、水揚げの効果が高まります。
ラッパ・スイセン系の園芸品種の紹介
育て方・楽天で購入 パステルピンク(薄橙色)と白色は、明るさや温かさを感じさせます。そのため、花壇などに植えると、南国を想像させるようなトロピカルガーデンになったり、クリームや果物が溢れるような可愛らしいスイーツガーデン等になったりします。 | |
育て方・楽天で購入 黄色の花色は光を反射する力が強く、明るさを強調するため輝くような印象を与える事が出来ます。そのため、元気よく活力を感じさせるようやお庭などによくあいます。 | 育て方・楽天で購入 黄色と白色は、開放感のある砂浜・爽やかなレモン・太陽の輝きなどを想像させます。そのため、開放的で明るい印象を与えるトロピカルガーデンや、明るく元気な気分を盛り上げるようなお庭などによくあいます。 |
育て方・楽天で購入 白色は穢れのなさや明るさを演出することができます。そのため、お庭に植えてあげると、ウェディングガーデンの清らかさと明るさを演出する事が出来たり、エレガントガーデンのような洗練された雰囲気を演出する事ができます。 | 育て方・楽天で購入 黄色の花色は光を反射する力が強く、明るさを強調するため輝くような印象を与える事が出来ます。そのため、元気よく活力を感じさせるようやお庭などによくあいます。 |
育て方・楽天で購入 黄色の花色は光を反射する力が強く、明るさを強調するため輝くような印象を与える事が出来ます。そのため、元気よく活力を感じさせるようやお庭などによくあいます。 |
スイセンの主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。
スイセン(ピンクパラソル)の育て方
花壇の土づくり
日当り
スイセン(ピンクパラソル)は、日向から半日陰までで育てる事が出来ます。
- 日向とは、直射日光が6時間以上当たる場所です。
- 半日影とは、直射日光が3時間から5時間程度当たる場所です。また基本的には午前中のみ日が当たり午後から日陰になる場所になります。
- 明るい日陰とは、間接光だけが当たる日陰または直射日光が2時間程度までの場所です。
土壌の土質
スイセンは、通気性・排水性・保水性のバランスが良く、有機物がしっかり入る肥沃な土壌を好みます。
そのため、植え付けの前に土壌診断を行い、土壌の通気性と保水性のバランスを改善して、腐葉土等の有機物を入れ肥沃な土壌に改善しましょう。
土壌診断と改善の行い方
- 土を掘る時に土が硬い場合は作土層が十分でない可能性があります。
- スコップで土を深くまで掘り返し石等を取り除きます。
- 適度に濡れた土を、手にとり握って土塊を作り、通気性・保水性などを診断します。
- 手のひらを開き土の塊がバラバラと崩れる場合は通気性と排水性の高い砂壌土や砂土に近い土壌です。栄養の乏しい土壌や乾燥に強い植物にむきます。
- 保水性を改善したい場合は保水性を高める用土(堆肥や黒土など)を入れると良いでしょう。
- 手のひらを開いても土の塊は崩れず、土塊を軽く指で押すと崩れる場合は通気性と保水性のバランスが良い壌土に近い土壌です。幅広い植物に向く土壌です。
- 植物に合わせて保水性を好む植物であれば保水性を高める用土(黒土やバーミキュライト等)を入れたり、乾燥を好む植物であれば排水性や通気性を高める用土(川砂やパーライトなど)を入れましょう。
- 手のひらを開いても土の塊が崩れず、指で押しても崩れる感じがない場合は粘土質で水捌けが悪い土壌の可能性があります。必要に応じて排水性・通気性を高める用土(川砂・パーライト等)を混和しましょう。
- 手のひらを開き土の塊がバラバラと崩れる場合は通気性と排水性の高い砂壌土や砂土に近い土壌です。栄養の乏しい土壌や乾燥に強い植物にむきます。
- 土壌に入る有機物の量を診断しましょう。土の色を見て、有機物が沢山入る肥沃な土の場合は有機物(腐植)が多く含むため土の色が黒っぽくなります。一方で有機物(腐植)が少ない場合は土の色が薄くなります。
- 土壌の状態とバランスを見ながら、2割から3割を目安に堆肥(腐葉土・バーク堆肥等)を土壌に混和しましょう。
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植付け方法
- 植え穴の深さ
- 植え穴の深さは球根の大きさの約1.5~3倍の深さ、または球根の大きさに合わせて5~10cm程度の深さになります。
- 植付け間隔
- 植付け間隔は密植しても基本的に問題はないですが、一般的に7~15cm程度の間隔で離します。
- あまり球根同士を付けすぎると、株同士が競合して太陽からの栄養を上手く蓄えられずに、小さな球根ばかりが増える可能性が高まります。
- 植え方
- 球根の成長点を上向きにして穴の中に球根をおきます。その後、土を被せましょう。
植え替え方法
スイセンは基本的に植えっぱなしでも問題ないですが、球根が増えて密植状態になると、株同士が競合して混み合い、光を奪い合い、日照不足に陥り、小さな球根ばかりが増えて、花が小さくなる事も考えられます。
そのため、3年~5年に1度の頻度で株分けを行い、球根の植え替えをしてあげると良いでしょう。
鉢土づくり
日当り
スイセン(ピンクパラソル)は、日向から半日陰までで育てる事が出来ます。
- 日向とは、直射日光が6時間以上当たる場所です。
- 半日影とは、直射日光が3時間から5時間程度当たる場所です。また基本的には午前中のみ日が当たり午後から日陰になる場所になります。
- 明るい日陰とは、間接光だけが当たる日陰または直射日光が2時間程度までの場所です。
培養土
スイセンは、一般的な草花の培養土で育てられます。培養土を自作する場合は通気性・排水性・保水性のバランスが良く適度に肥沃な培養土で育てましょう。
培養土の配合例
- 赤玉土(小粒・中粒)+腐葉土=6:4
- 赤玉土(小粒・中粒)+パーライト+腐葉土=4:2:4
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- super grade Ⅱの培養土はサラサラとした粒状の用土のみで構成されており堆肥が使用されていない所が特徴です。
- 堆肥が使われていないため、昆虫や微生物湧きにくく、お部屋でも使いやすいです。
- 堆肥が原因で夏場に蒸れる事がないため、多湿で植物が弱りにくくなります。
- 培養土は擬似団粒構造を形成しており優れた保水性・排水性・通気性・保肥力があります。
- 培養土の中には保水剤(CMC)が配合されているため水持ちがよく管理が楽になります。
- 培養土に含まれる赤玉土は焼きが入り硬質なため、劣化しにくく繰り返して何度でも使えます。
- 赤玉土には肥料も含有しているため植物の成長が良くなります。
- 肥料は3種類配合されており植物の成長段階に応じて非常に長く放出されます。
- 堆肥は入っていませんが、質の良い腐植酸が配合されているため、地力の高い肥沃な培養土となっています。
植付け方法
- 植え穴の深さ
- 植え穴の深さは球根の大きさの約1~1.5倍の深さ、または球根の上に土が2~3cm被さる程度の深さになります。
- 植付け間隔
- 植付け間隔は球根と球根の間が3cm程度開いた間隔で植えます。
- 植え方
- 球根の成長点を上向きにして穴の中に球根をおきます。その後、土を被せましょう。
植え替え方法
スイセンは基本的に植えっぱなしでも問題ないですが、球根が増えて密植状態になると、株同士が競合して混み合い、光を奪い合い、日照不足に陥り、小さな球根ばかりが増えて、花が小さくなる事も考えられます。
そのため、3年~5年に1度の頻度で分球を行い、球根の植え替えをしてあげると良いでしょう。
水やりの仕方
地植え
スイセン(ピンクパラソル)は乾燥に強いため、地植えしている場合は極端に乾燥する場合を除いて、基本的には降水のみで育てられます。雨が長く降らない場合などは、必要に応じて水やりを行いましょう。
水やりの量は、土壌内に新鮮な酸素を行き渡らせる目的もあるため、一度に与える水の量はたっぷりと与えてください。
鉢植え
スイセン(ピンクパラソル)を鉢植えで育てる場合は土の乾燥が早くなるため、定期的な水やりが必要になります。ただし水やりを行い過ぎてジメジメとした環境が続くと根腐れしてしまうため、土壌の表面(数センチ)が乾いてきたタイミングで水やりを行うといいでしょう。
水やりは、土壌内に新鮮な酸素を行き渡らせる目的もあるため、一度に与える水の量はたっぷりと与えてください。
肥料の与え方
スイセン(ピンクパラソル)は、肥沃な土壌であれば肥料が無くても育てる事が出来ます。
ただし、球根を肥えさせて大きくして、翌年にしっかりした花を咲かせたい場合や、痩せた土壌で育てている場合などは、しっかり肥料を施した方が良いでしょう。
肥料の与え方
- 肥料を与える時期
- 元肥は植付け時の秋に与えます。
- ※追肥は必要に応じて発芽後から6月頃まで行います。
- 肥料の選び方
- 肥料は基本的に球根用の肥料がおすすめです。
- 肥料の成分は球根を肥らせるためにカリが多くまれている肥料、またはリン酸が多く含まれている肥料がおすすめです。窒素も重要な成分ですが、多過ぎると球根を腐敗させる原因にもなるため注意して下さい。
- 元肥の与え方
- 秋の植え替え時に、用土の中に混ぜ込んでおきます。使用する肥料の使い方に合わせて、規定された分量で規定された場所に混ぜ込んで使いましょう。
- 追肥の与え方
- 液体肥料を規定された分量で希釈して、約10~14日の頻度で、水やりと一緒に液肥も与えましょう。
- 固形肥料を与える場合は、規定された分量を規定された頻度で与えます。基本的には置き肥のため、球根から少し離れた場所に与えるようにしましょう。また、水やりの際に、きちんと肥料が解けるように水を肥料に当ててください。
剪定のやり方
スイセン(ピンクパラソル)は基本的に剪定不要です。
花が終わった後の葉は、翌年の開花の為に、光合成を行い球根にエネルギーをためています。剪定する場合は葉が黄色くなり枯れるまで待ちましょう。
夏越しする方法
スイセン(ピンクパラソル)は、夏の間、休眠します。
球根は植えたままにしておいても問題ありませんが、必要に応じて球根を掘りあげて分球したり、冷暗所で保管して秋に再度植え直す事も可能です。
冬越しする方法
Hardiness:4~9
スイセン(ピンクパラソル)は耐寒性が高く冬越しの準備をする必要は基本的にありません。
挿し木や株分けで増やす
スイセンは分球によって増やす事ができます。
分球の方法
- 球根の掘りあげ
- 6月~8月
- 分球方法
- 親の球根から子球を剥がす
- 球根の保管
- 球根から土・根・葉を取り除いて、風通しの良い日陰で乾燥させて秋まで保管する。
- 植え付け時期
- 植付け時期は秋です。植付け方法は、花壇の土作りからご覧下さい。
播種で増やす
スイセンの種蒔の方法
播種時期:
発芽適温:約
発芽日数:
発芽条件:
植物の病気
スイセンの病気
- 軟腐病
- 菌核病
- 葉先枯病
- 灰色カビ病
- 斑点病
- モザイク病
スイセンの害虫