- 科:スミレ(Violaceae)
- 属:スミレ(Viola)
- 品種群:パルマ(Parma violet)
- 品種:スワンホワイト
- 開花時期:3月~8月
- 花の色:白色〇
- 葉の色:緑色●
- 香り:
- 分類:多年草
- 被覆方法:根茎
- 草丈:約10~20cm
- 株張り:
- 用途:
- 購入方法:パルマスミレ(スワンホワイト)を楽天で購入
目次 | ||
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花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
パルマスミレ(スワンホワイト)とは!?
パルマスミレ(スワンホワイト)は、花の形が八重咲きをしていて、花の色が純白な所が特徴の園芸品種です。そのため、一般的なスミレと比較すると花姿が華やかで、白色の花色が明るさや清らかさを演出します。
パルマスミレとは!?
- パルマスミレは起源が不明のスミレ属の多年草ですが、二つの異なるViola albaから派生したと考えられており、また16世紀のイタリアで初めて紹介されたと考えられています。
- パルマスミレの特徴は、花や葉の香りがとても良いため、かつては香水にも利用されていた所や、開花期間がとても長い所、花は八重咲き品種もあり普通のスミレよりも華やかな花姿が楽しめる所、花は一般的に不稔性(稀に種子鞘を付ける)なため花持ちがよい所、葉の形は丸みのあるハート形をしているため可愛らしい印象を感じさせる所、草姿はロゼット状で匍匐茎で匍匐茎で広がる所等にあります。
- 園芸では、花の香りを楽しむ目的や、スミレ属の植物では珍しい八重咲きの花を楽しむ目的などで育てられることが多いです。
- パルマスミレの草丈は約10~20cm、草姿はロゼット状、茎は匍匐茎、匍匐茎は根と芽を出して新しい株を作ります。葉序は根生葉、葉柄は長い、葉身の形は腎形、葉縁部分は鋸歯があり、葉の色は緑色です。花序は単頂花序、花冠はスミレ形花冠または八重咲き、スミレ形花冠は上弁2個・側弁2個・唇弁1個・距(唇弁についている)、花冠の大きさは約1~2cm、花の色は紫色・青色・桃色・白色があります。
パルマスミレの園芸品種の紹介
育て方・楽天で購入 パルマスミレ(スワンホワイト)は、花の形が八重咲きをしていて、花の色が純白な所が特徴の園芸品種です。そのため、一般的なスミレと比較すると花姿が華やかで、白色の花色が明るさや清らかさを演出します。 |
ビオラ(スミレ)の主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。
パルマスミレ(スワンホワイト)の育て方
花壇の土づくり
日当り
パルマスミレ(スワンホワイト)は、直射日光が六時間以上当たる日向から、明るい日陰までで育てる事が出来ます。※理想的な環境は気温にも左右されるため、夏の暑さが厳しい地域では西日の当たらない日陰や明るい日陰で管理したり、冷涼な気候は日向や半日影に管理してあげると良いでしょう。
- 日向とは、直射日光が6時間以上当たる場所です。
- 半日影とは、直射日光が3時間から5時間程度当たる場所です。また基本的には午前中のみ日が当たり午後から日陰になる場所になります。
- 明るい日陰とは、間接光だけが当たる日陰または直射日光が2時間程度までの場所です。
土壌の土質
パルマスミレ(スワンホワイト)は、通気性・排水性・保水性のバランスが良く、有機物がしっかり入る肥沃な土壌を好みます。
注意することは粘土質な土壌を避けることです。ある程度の水分を保った土壌で、最もよく成長しますが、水分が停滞するような土壌では根腐れを引き起こします。
そのため、植え付けの前に土壌診断を行い、土壌の通気性と保水性のバランスを改善して、腐葉土等の有機物を入れ肥沃な土壌に改善しましょう。
土壌診断と改善の行い方
- 土を掘る時に土が硬い場合は作土層が十分でない可能性があります。
- スコップで土を深くまで掘り返し石等を取り除きます。
- 適度に濡れた土を、手にとり握って土塊を作り、通気性・保水性などを診断します。
- 手のひらを開き土の塊がバラバラと崩れる場合は通気性と排水性の高い砂壌土や砂土に近い土壌です。栄養の乏しい土壌や乾燥に強い植物にむきます。
- 保水性を改善したい場合は保水性を高める用土(堆肥や黒土など)を入れると良いでしょう。
- 手のひらを開いても土の塊は崩れず、土塊を軽く指で押すと崩れる場合は通気性と保水性のバランスが良い壌土に近い土壌です。幅広い植物に向く土壌です。
- 植物に合わせて保水性を好む植物であれば保水性を高める用土(黒土やバーミキュライト等)を入れたり、乾燥を好む植物であれば排水性や通気性を高める用土(川砂やパーライトなど)を入れましょう。
- 手のひらを開いても土の塊が崩れず、指で押しても崩れる感じがない場合は粘土質で水捌けが悪い土壌の可能性があります。必要に応じて排水性・通気性を高める用土(川砂・パーライト等)を混和しましょう。
- 手のひらを開き土の塊がバラバラと崩れる場合は通気性と排水性の高い砂壌土や砂土に近い土壌です。栄養の乏しい土壌や乾燥に強い植物にむきます。
- 土壌に入る有機物の量を診断しましょう。土の色を見て、有機物が沢山入る肥沃な土の場合は有機物(腐植)が多く含むため土の色が黒っぽくなります。一方で有機物(腐植)が少ない場合は土の色が薄くなります。
- 土壌の状態とバランスを見ながら、2割から3割を目安に堆肥(腐葉土・バーク堆肥等)を土壌に混和しましょう。
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鉢土づくり
日当り
パルマスミレ(スワンホワイト)は、直射日光が六時間以上当たる日向から、明るい日陰までで育てる事が出来ます。※理想的な環境は気温にも左右されるため、夏の暑さが厳しい地域では西日の当たらない日陰や明るい日陰で管理したり、冷涼な気候は日向や半日影に管理してあげると良いでしょう。
- 日向とは、直射日光が6時間以上当たる場所です。
- 半日影とは、直射日光が3時間から5時間程度当たる場所です。また基本的には午前中のみ日が当たり午後から日陰になる場所になります。
- 明るい日陰とは、間接光だけが当たる日陰または直射日光が2時間程度までの場所です。
培養土
パルマスミレ(スワンホワイト)は、一般的な草花の培養土で育てられます。培養土を自作する場合は通気性・排水性・保水性のバランスが良く適度に肥沃な培養土で育てましょう。
培養土の配合例
- 赤玉土(小粒・中粒)+腐葉土=6:4
- 赤玉土(小粒・中粒)+パーライト+腐葉土=4:2:4
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- super grade Ⅱの培養土はサラサラとした粒状の用土のみで構成されており堆肥が使用されていない所が特徴です。
- 堆肥が使われていないため、昆虫や微生物湧きにくく、お部屋でも使いやすいです。
- 堆肥が原因で夏場に蒸れる事がないため、多湿で植物が弱りにくくなります。
- 培養土は擬似団粒構造を形成しており優れた保水性・排水性・通気性・保肥力があります。
- 培養土の中には保水剤(CMC)が配合されているため水持ちがよく管理が楽になります。
- 培養土に含まれる赤玉土は焼きが入り硬質なため、劣化しにくく繰り返して何度でも使えます。
- 赤玉土には肥料も含有しているため植物の成長が良くなります。
- 肥料は3種類配合されており植物の成長段階に応じて非常に長く放出されます。
- 堆肥は入っていませんが、質の良い腐植酸が配合されているため、地力の高い肥沃な培養土となっています。
水やりの仕方
水やり
パルマスミレ(スワンホワイト)は基本的にやや湿り気のある土壌を好みます。ただし水分の多い過湿状態が続くと根腐れをおこす事もあるため、水やりのタイミングは注意が必要です。
水やりの頻度と与え方
水やりの頻度は環境にも左右されますが、基本的には土の表面から2cm程が乾いてきたら水やりを行うといいでしょう。
乾燥の確認は指を入れる、または土の色の変化などを見ることでも行えます。水やりは、土壌内に新鮮な酸素を行き渡らせる目的もあるため、一度に与える水の量はたっぷりと与えてください。
肥料の与え方
パルマスミレ(スワンホワイト)は、肥沃な土壌であれば肥料が無くても育てる事が出来ます。
肥料は、土壌の栄養が乏しい花壇の中で育てていたり、培養土の劣化や栄養がなくなるのが早い鉢植えで育ている場合、必要に応じて堆肥と肥料が必要になります。
剪定のやり方
パルマスミレ(スワンホワイト)の剪定は、基本的に花がら摘みだけを行います。摘芯や切り戻し剪定を行う必要はありません。
花がら摘み
花がら摘みとは、花色が悪くなったり花の外観が崩れたりした咲き終わりの花を摘み取る事です。
花がら摘みのやり方は、咲き終わりの花茎の根元を指でつまみ、折りとるか、ハサミで切り取ります。
花がら摘みを行う事で、新しい花や葉に栄養が回り、次の花が咲きやすくなります。また花がらを摘む事で、腐敗した物が好きな灰色カビ病などの病気が予防出来たり、外観が良くなったりする効果もあります。
夏越しする方法
パルマスミレ(スワンホワイト)は基本的には冷涼な夏を好みます。高温環境・乾燥・多湿が続くと生育不良を起こしやすい傾向にあります。そのため、必要に応じて夏越し対策が必要です。
夏越しで重要なポイント
- 西日の当たらない半日影、または直射日光が二時間程度の明るい日陰で管理する。
- 土壌が完全に乾燥しないように土壌の状態を見ながら定期的に水やりをおこなう。
- 土壌が何時までも濡れていてジメジメした状態が続くと根腐れを引き起こします。そのため、土壌の保水性・通気性・排水性・保肥力のバランスをよくする。
冬越しする方法
Hardiness:5~9
パルマスミレ(スワンホワイト)は耐寒性が高く冬越しの準備をする必要は基本的にはありません。
挿し木や株分けで増やす
パルマスミレは株分けで増やすことができます。
株分けの方法
- 株分け時期は春または秋が最適です。
- 株分けの準備が出来ているか確認します。
- 株は匍匐茎で広がるため、親株から伸びた匍匐茎の先に子株を見つける事ができます。
- 子株を掘りあげます。
- 親株と子株の間にスコップを入れて子株を掘りあげます。
- 親株と子株が近い場合は、両方を掘りあげた後に、土を軽く落として親株と子株を分割します。
- 切り離した株を新しい鉢植えまたは植えたい場所に地植えします。
- 植え直した株に水をたくさん与えたら株分けの終了です。
播種で増やす
パルマスミレの種蒔の方法
播種時期:
発芽適温:約
発芽日数:約
光条件:
植物の病気
パルマスミレの病気
- 灰色カビ病
パルマスミレの害虫
- ナメクジ