- 原産:
- 科:スミレ(Violaceae)
- 属:スミレ(Viola)
- 種:ウィットロッキアナ(Viola wittrockiana)
- 流通名:パンジー(Pansy)/ビオラ
- 別名:ガーデン・パンジー(garden pansy)
- 品種:絵になるスミレ・ミュール
- 開花時期:10月~翌5月
- 花の色:紫色●白色〇
- 葉の色:緑色●
- 香り:
- 分類:多年草・一年草
- 被覆方法:
- 草丈:約10~15cm
- 株張り:
- 誕生花:2月2日・4月10日・12月27日
- 花言葉:物思い・思い出・わたしを思って・思慮深い(紫花)・田舎の喜び(黄花)・温順(白花)
- 用途:開花期間長い/コテージガーデン/ロマンチックガーデン/エレガントガーデン/アンティークガーデン/かわいいお庭/フェアリーガーデン/エンジェルガーデン/アリスガーデン/スイーツガーデン/カラーガーデン
- 購入方法:パンジー(絵になるスミレ・ミュール)を楽天で購入
目次 | ||
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花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
パンジー(絵になるスミレ・ミュール)とは!?
パンジー(絵になるスミレ・ミュール)は、花の色に個体差がありますが、花の中心部から外側に向かい暗紫色・赤紫色・白色と色が変化していきます。赤紫色と白色は、白色の穢れなさと赤紫色の上品さを併せ持ちます。そのため、気品さや優雅さを演出するエレガントガーデンなどにおすすめの品種になります。
またミュールは、他の絵になるスミレと同様に、花が大輪で花弁がひらひらとフリルドレスのように波打ちます。そのため、豪華さや優雅さを演出したい時におすすめの品種になります。
パンジー(絵になるスミレ・シリーズ)とは!?
パンジー(絵になるスミレ・シリーズ)の特徴は、花が大輪で強い存在感があり豪華さを感じさせる所や、花弁がひらひらと波打ってフリルドレスを想像させるような優雅さを感じさせる所などにあります。またシリーズの中には花の色も豊富にあるためお庭の雰囲気に合わせて品種が選べるところも魅力です。
絵になるスミレ・シリーズの品種
ミュールは、花の色に個体差がありますが、花の中心部から外側に向かい暗紫色・赤紫色・白色と色が変化していきます。赤紫色と白色は、白色の穢れなさと赤紫色の上品さを併せ持ちます。そのため、気品さや優雅さを演出するエレガントガーデンなどにおすすめの品種になります。 | パルムは、花の色に個体差がありますが、花の色は薄い紫色と白色の二色で構成されています。薄い紫色と白色は、上品さや穢れなさを感じさせることが出来るため、お庭の植えるとワンランク上のエレガントな雰囲気を演出することが出来ます。 |
マリーヌは、花の色が濃い青紫色と黒色の二色で構成されていて、花の中に大きめの黒色のブロッチが入ります。黒色と青紫色は、上品さや深い闇などを想像させる事があります。そのため、お庭に植える事で、大人っぽく優雅な雰囲気を感じさせるエレガントなガーデンになったり、魔法の世界を想像させるようなミステリアスなガーデンになったりします。 | ヴィーノは、花の色が明度の低い濃い赤色と黒色の二色で構成されていて、花の中に大きめの黒色のブロッチが入ります。濃い赤色と黒色の組み合わせは、深い闇と炎の色を想像させたり、高級品の配色などに使われたりします。そのため、怪しい雰囲気のあるファンタジー世界をテーマにしたお庭や、ラグジュアリーで高級感のあるお庭や、チャーミングで魅惑的な雰囲気を演出するお庭などにピッタリな品種になります。 |
ソレイユは、花の色が黄色と黒色の二色からなり、側弁と唇弁の中に黒色のブロッチが入ります。黒色と黄色の配色は、自然界では警告色として、人間の世界では警告表示として利用されており、強いコントラストを生み出す配色です。そのため、遠くからでも視線を引きつける力強さがあり、目立たたせたい場所に使いたい 品種です。 |
パンジー(ビオラ)とは!?
パンジー(ビオラ)の学名はViola × wittrockiana、三色すみれ(Viola tricolor)と幾つかの種の交配でうまれた雑種の多年草、日本では一年草です。三色すみれ(Viola tricolor)の亜種(Viola tricolor ver.hortensis)として扱われる事もありますが、現在園芸で栽培されているものは種間の交配が進んだものであり、雑種(Viola × wittrockiana)として扱われるのが一般的です。
パンジー(ビオラ)は、花の大きさで「パンジー」と「ビオラ」と名前が使い分けられる事が一般的です。パンジーの場合は花の大きさが5cm以上ある場合に呼ばれる事が多く、ビオラの場合は花の大きさが5cm以下の場合で呼ばれる事が多いです。ただし、ビオラは属名でもあるため本種(Viola × wittrockiana)以外のスミレ属の植物にも使われることがあります。
パンジー(ビオラ)の語源(由来)
- 属名のViolaは、ラテン語で「紫色」を意味しており花の色に由来しています。
- 種小名のwittrockianは、スウェーデン植物学者のファイト・ウィットロック(Veit Brecher Wittrock)への献名です。
- 英名Pansy(パンジー)は「思考」を意味するフランス語の「pensée」からきており、俯きながら咲く花の形が、物思いにふける人の顔に見える事に由来します。
パンジー(ビオラ)の特徴(魅力)
- パンジー(ビオラ)の特徴は、他のスミレ属の種と比較して花が大きくて存在感がある所や、花の形が多様な所、花の色が豊富で花の中に様々派手な模様が描かれる所、晩秋から翌春まで長い開花期間がある所等にあります。
- 園芸では、冬の花壇を長く彩る代表的な植物として利用されており、花壇に並べて植えられたり、寄せ植え素材として利用されたり、幅広く活用されています。
- 草姿は直立タイプまたは這い性タイプがあります。
- 直立タイプはコンパクトでまとまりが良いため花壇に並べて植えると洗練された印象を与えます。
- 這い性タイプは茎が地面に倒れて広がるためハンギングバスケット等に植えると溢れるように枝垂れる草姿が楽しめます。
- 開花期間はとても長く、晩秋から春の終わりにかけてほとんど休みなく花が咲き続けます。そのため長く花を楽しみたい人におすすめの植物です。
- パンジー(ビオラ)は、花の大きさが約3~10cmあり、花の大きさで「パンジー」「ビオラ」と名前が使い分けられます。パンジーは花の大きさが5cm以上ある場合に呼ばれる事が多く、ビオラの場合は花の大きさが5cm以下の場合で呼ばれる事が多いです。
- 花の形はスミレ形花冠、花弁は上弁2個・側弁2個・唇弁1個があり、唇弁の裏側に太い距があります。花弁は品種によって丸みを帯びていたり、細長かったり、フリルのようにひらひらとしていたりします。そのため、可愛いパンジーやかっこいいパンジー、優雅なパンジー等、品種によって個性が感じれます。
- パンジー(ビオラ)は花の色が非常に豊富です。通常は花の中に黒色のブロッチが入ったり、花弁の上と下で色が違ったりするため、派手でカラフルな色合いをしていますが、品種によっては、色の組み合わせが上品だったり、単色の品種もあるため、お庭の雰囲気に合わせて品種えらびが出来たりもします。※色の組み合わせは配色パレットを参考にしてみてください。
- パンジーは食用花(エディブル・フラワー)です。
- 花は色味がよいためスイーツやサラダへのにトッピングすると華やかな印象を与えることが出来ます。花には香りがほとんど無くて、味もアッサリとしているため食べやすい所も魅力です。
- ただし根・種は、ビオリン・サポニン・ビオラルチン・グリコサイド等の有毒成分が含まれているため、食べないように注意しましょう。
- パンジー(ビオラ)の葉はツマグロヒョウモンの幼虫の食草です。そのため、この植物を利用してツマグロヒョウモンを呼ぶことが出来ます。
- ツマグロヒョウモンの幼虫は棘状の突起があり、色が黒色と赤橙色と警戒色をしていて近寄り難い印象を与えますが、無毒なため触っても問題ありません。食害が気にならないならカッコイイお客様と認識してもいいかもしれません。
- パンジー(ビオラ)の仕立て方には「花壇の縁取り」「寄せ植え」「ハンギング仕立て」「大量植栽」等があります。
- 花壇の縁取りとは、花壇の外縁に沿って、または花壇の外縁を作るように、草丈の低い植物を並べて植えて、花壇外縁のデザインを作る方法です。花壇の中に統一感やリズムを作り、美しい景観を作り出す事が出来ます。
- 寄せ植えとは、鉢の中や花壇の中に異なる種類の植物を密植するように植えて、狭い空間の中に形と色の変化を作り、美しくデザインする植栽方法です。寄せ植えはデザインによってお庭の雰囲気に統一性を出したり、季節を感じさせたりする事が出来ます。
- ハンギング仕立てとは、植物をハンギングバスケットや吊り鉢に入れて上や横の目線から、鑑賞出来るようにする仕立て方です。
- パンジー(ビオラ)は、品種によって茎が這う性質のものがあります。そのため、品種を選んでハンギング仕立てにする事で、優雅に枝垂れる草姿を鑑賞することが出来ます。
- 大量植栽とは、お庭や花壇などの一定の範囲に大量に植物を植えて、景観を美しくする目的で行われる仕立て方です。
- パンジーは、苗が安価で求めやすく、種から育てる事が出来るため、大量植栽を行いやすい植物です。植栽方法については植栽テクニックからご覧下さい。
- パンジー(ビオラ)は欧州等の冷涼な自生地では多年草ですが、日本では夏に枯れる一年草として生育します。
パンジー(ビオラ)の草丈は約15~25cm、茎は直立または匍匐して広がります。
葉序は互生葉序、葉柄は長い、葉身の形は卵形または楕円形、葉縁部分は浅裂します。
花序は腋生、花冠はスミレ形花冠、スミレ形花冠は上弁2個・側弁2個・唇弁1個・距(唇弁についている)、花冠の大きさは約3~10cm、花の色は赤色・桃色・橙色・黄色・青色・紫色・緑色・白色・黒色、基本的に複色です。
果実は蒴果(複数の心皮からなり果皮が裂開して種子を放出する)です。
ビオラ(スミレ)の主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。
パンジー(絵になるスミレ・ミュール)の育て方
花壇の土づくり
日当り
パンジー(絵になるスミレ・ミュール)は、日光のよく当たる場所で最もよく成長して沢山の花を咲かせます。
そのため基本的には日向で育てる方が良いでしょう。また半日影までて育てる事が出来ます。
- 日向とは、直射日光が6時間以上当たる場所です。
- 半日影とは、直射日光が3時間から5時間程度当たる場所です。また基本的には午前中のみ日が当たり午後から日陰になる場所になります。
- 明るい日陰とは、間接光だけが当たる日陰または直射日光が2時間程度までの場所です。
土壌の土質
パンジー(絵になるスミレ・ミュール)は、細かい根を沢山出して成長していく植物です。そのため、団粒構造のある肥沃な土壌を好みます。
植え付けの前に土壌診断を行い、土壌の通気性と保水性のバランスを改善して、腐葉土等の有機物を入れて肥沃な土壌に改善しましょう。
土壌診断と改善の行い方
- 土を掘る時に土が硬い場合は作土層が十分でない可能性があります。
- スコップで土を深くまで掘り返し石等を取り除きます。
- 適度に濡れた土を、手にとり握って土塊を作り、通気性・保水性などを診断します。
- 手のひらを開き土の塊がバラバラと崩れる場合は通気性と排水性の高い砂壌土や砂土に近い土壌です。栄養の乏しい土壌や乾燥に強い植物にむきます。
- 保水性を改善したい場合は保水性を高める用土(堆肥や黒土など)を入れると良いでしょう。
- 手のひらを開いても土の塊は崩れず、土塊を軽く指で押すと崩れる場合は通気性と保水性のバランスが良い壌土に近い土壌です。幅広い植物に向く土壌です。
- 植物に合わせて保水性を好む植物であれば保水性を高める用土(黒土やバーミキュライト等)を入れたり、乾燥を好む植物であれば排水性や通気性を高める用土(川砂やパーライトなど)を入れましょう。
- 手のひらを開いても土の塊が崩れず、指で押しても崩れる感じがない場合は粘土質で水捌けが悪い土壌の可能性があります。必要に応じて排水性・通気性を高める用土(川砂・パーライト等)を混和しましょう。
- 手のひらを開き土の塊がバラバラと崩れる場合は通気性と排水性の高い砂壌土や砂土に近い土壌です。栄養の乏しい土壌や乾燥に強い植物にむきます。
- 土壌に入る有機物の量を診断しましょう。土の色を見て、有機物が沢山入る肥沃な土の場合は有機物(腐植)が多く含むため土の色が黒っぽくなります。一方で有機物(腐植)が少ない場合は土の色が薄くなります。
- 土壌の状態とバランスを見ながら、2割から3割を目安に堆肥(腐葉土・バーク堆肥等)を土壌に混和しましょう。
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植付け時の注意点
- 植付け間隔
- 植付け間隔は15~30cm程度の間隔で離します。
- 冬の間は成長が緩慢なため、植え付け間隔を狭めます。何故なら植え付け間隔をあけると株の間の土が目立ち、見た目の印象が悪くなる事があるからです。※春までの間はポリポットのままで花壇に植えられる事もあるようです。
- 春に近くなり暖かくなるとなると株の成長が盛んになるため、株同士が競合して生育不良になったり、株同士が絡み合い雑多な姿になることがあります。そのため、株間を広げ気味にしましょう。冬の間、株間を近付けていた場合は真ん中の株を植え替えると良いでしょう。
- 植え付け方法
- 植付け方法は標準植えで行います。苗(根鉢)の1.5~2倍の深さまでスコップを使い穴を掘り、根張りを邪魔したり保水性や栄養の保持を悪くする石やゴミ等を取り除き、標準植えで植え付けを行いましょう。
鉢土づくり
日当り
パンジー(絵になるスミレ・ミュール)は、日光のよく当たる場所で最もよく成長して沢山の花を咲かせます。
そのため基本的には日向で育てる方が良いでしょう。また半日影までて育てる事が出来ます。
- 日向とは、直射日光が6時間以上当たる場所です。
- 半日影とは、直射日光が3時間から5時間程度当たる場所です。また基本的には午前中のみ日が当たり午後から日陰になる場所になります。
- 明るい日陰とは、間接光だけが当たる日陰または直射日光が2時間程度までの場所です。
培養土
パンジー(絵になるスミレ・ミュール)は、一般的な草花の培養土で育てられます。培養土を自作する場合は通気性・排水性・保水性のバランスが良く適度に肥沃な培養土で育てましょう。
培養土の配合例
- 赤玉土(小粒・中粒)+腐葉土=6:4
- 赤玉土(小粒・中粒)+パーライト+腐葉土=4:2:4
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- super grade Ⅱの培養土はサラサラとした粒状の用土のみで構成されており堆肥が使用されていない所が特徴です。
- 堆肥が使われていないため、昆虫や微生物湧きにくく、お部屋でも使いやすいです。
- 堆肥が原因で夏場に蒸れる事がないため、多湿で植物が弱りにくくなります。
- 培養土は擬似団粒構造を形成しており優れた保水性・排水性・通気性・保肥力があります。
- 培養土の中には保水剤(CMC)が配合されているため水持ちがよく管理が楽になります。
- 培養土に含まれる赤玉土は焼きが入り硬質なため、劣化しにくく繰り返して何度でも使えます。
- 赤玉土には肥料も含有しているため植物の成長が良くなります。
- 肥料は3種類配合されており植物の成長段階に応じて非常に長く放出されます。
- 堆肥は入っていませんが、質の良い腐植酸が配合されているため、地力の高い肥沃な培養土となっています。
寄せ植えのポイント
- 地上部とのバランスを考えながら、根鉢の大きさを1/3程度にすることで、密植がしやすくなります。
- 寄せ植えをどのような印象にしたいかを考えて花の色を選び、配色をおこないます。よければ配色パレットを参考にしてください。
- 花の向きを揃える事で、乱雑な印象を抑えて、整った姿で楽しむことが出来ます。
水やりの仕方
水やり
パンジー(絵になるスミレ・ミュール)は基本的にやや湿り気のある土壌を好みます。ただし水分の多い過湿状態が続くと根腐れをおこす事もあるため、水やりのタイミングは注意が必要です。
水やりの頻度と与え方
水やりの頻度は環境にも左右されますが、基本的には土の表面から2cm程が乾いてきたら水やりを行うといいでしょう。
乾燥の確認は指を入れる、または土の色の変化などを見ることでも行えます。水やりは、土壌内に新鮮な酸素を行き渡らせる目的もあるため、一度に与える水の量はたっぷりと与えてください。
肥料の与え方
パンジー(絵になるスミレ・ミュール)は、肥料をしっかり与える事で、健康な成長が促されて、沢山の花が咲きます。元肥を入れた土壌の中でも、生育期間中はしっかりと追肥を与えるようにしましょう。
肥料の与え方
- 肥料を与える時期
- 元肥は植付け時の秋に与えます。
- 追肥は発芽後から5月頃まで行います。
- 肥料の選び方
- 元肥はリン酸が多く含まれた肥効が緩やかにでる緩効性肥料がおすすめです。
- 追肥はリン酸が多く含まれる、液肥または速効性の固形肥料(化成肥料)を選びます。基本的には液肥がおすすめです。
- 元肥の与え方
- 秋の植付け時に、用土の中に混ぜ込んでおきます。
- 追肥の与え方
- 液体肥料を使う場合は規定された分量で希釈して、約10~14日の頻度で、水やりと一緒に液肥も与えましょう。
- 固形肥料を与える場合は、規定された分量を規定された頻度で与えます。基本的には置き肥のため、株から少し離れた場所に与えるようにしましょう。また、水やりの際に、きちんと肥料が解けるように水を肥料に当ててください。
剪定のやり方
パンジー(絵になるスミレ・ミュール)の剪定は、基本的に花がら摘みだけを行います。摘芯や切り戻し剪定を行う必要はありません。
※品種によっては茎が地面に倒れて伸びる場合もあるため、見た目が悪いと感じる場合は好みの長さで切り戻し剪定する事もできます。
花がら摘み
花がら摘みとは、花色が悪くなったり花の外観が崩れたりした咲き終わりの花を摘み取る事です。
花がら摘みのやり方は、咲き終わりの花柄の根元を指でつまみ、折りとるか、ハサミで切り取ります。
花がら摘みを行う事で、新しい花や葉に栄養が回り、次の花が咲きやすくなります。また花がらを摘む事で、腐敗した物が好きな灰色カビ病などの病気が予防出来たり、外観が良くなったりする効果もあります。
播種で増やす
パンジー(ビオラ)の種蒔の方法
播種時期:7月~10月
発芽適温:約20度
発芽日数:約10日~14日
光条件:
種まき手順
- 種まきの時期
- 種まきの時期は夏の暑さが収まる9月頃が最適です。
- 8月に種を撒くことも出来ますが、暑さで失敗しないように涼しい環境で管理する必要があります。夏に種を撒くメリットは、通常よりも早く、秋の終わり頃から花を楽しめる事にあります。
- 土の準備
- 種を撒く場所の準備を行います。
- ピートバンや種まき専用の培養土などを準備しておくと失敗が減るでしょう。花壇の土に撒くことも可能です。
- 種の撒き方
- 種を培養土の上にばら撒きします。ばら撒きとは、種子をバラバラに散らしながら撒く方法です。
- 種まき後の管理
- 種まき後は、直射日光の当たらない風通しの良い涼しい環境に置いてあげましょう。軒下に置いたり、遮光ネットを利用したり、涼しい室内等で管理するとよいでしょう。
- 種が乾燥すると発芽率が落ちるため、基本的に土と種が乾燥しないように水やりを行い管理します。
- 本葉が2枚~4枚になったタイミングで、個別のポット等に植え替えを行い育てましょう。
- ポットの苗が十分に大きくなり、蕾が付いてきたりしたら、植え付けを行うことが出来ます。