アブラナ属の種は約40種があり、園芸でも様々な種と品種が親しまれています。このページでは4種類の原種と品種群(葉牡丹)と、88種類の園芸品種を紹介しています。
上記の他にも、このページでは育て方や購入する際のリンクも用意しています。よければ、そちらもご活用ください。
■目次
■アブラナ属の簡易比較
●葉牡丹

学名:Brassica oleracea var. acephala f. tricolor
生活形:一・二年草/多年草
草丈:約15~100cm
開花:3月~5月
花色黄色:
葉色:緑色・赤色・桃色・黄色・橙色・紫色・灰色・白色・黒色
生育型:一時ロゼット型
備考:本種はケールが品種改良され葉を鑑賞する目的で栽培されている品種群です。ロゼットに集まる葉がボタンの花やキャベツに似ており、多彩な葉色が楽しめる点が魅力です。
●ケール

学名:Brassica oleracea var. acephala
生活形:地中海沿岸(スペイン、フランスなど)
草丈:約30~200cm
開花:3月~5月
花色黄色:
葉色:緑色・紫色・赤色
生育型:一時ロゼット型
備考:本種はβ-カロテンやビタミン類、ミネラル、食物繊維が非常に豊富に含まれる栄養価の高い野菜で、その機能性の高さからスーパーフードとも呼ばれています。大麦若葉と並び青汁の原料によく使用されます。苦味やエグ味が強いため、好き嫌いが分かれやすいですが、最近では、苦味やエグ味の抑えられた品種も開発されており、サラダにして生で食べられることも多くなり、スープや煮込み料理、野菜炒めにしても食べられています。
●カラシナ

学名:Brassica juncea
生活形:一年草
草丈:約30~120cm
開花:3月~5月
花色黄色:
葉色:緑色・紫色・赤色
生育型:一時ロゼット型
備考:茎・葉・種子が食用になります。茎や葉は何時でも収穫可能で、収穫した茎や葉はサラダで生で食べたり、油炒め・和え物・漬物・天ぷらなど様々な料理に利用され、風味はピリッとした特有の辛味があり、β-カロテンやビタミン類の栄養素も多く含みます。そのため、食用野菜として用いるために栽培されることが多いです。また種子はマスタードオイルや辛子の原料となり、商業的にも栽培されています。緑肥としても用いられており、初期生育が早く、作物間の雑草を抑制するマルチとしての働きます。景観植物としてアブラナと同様に親しまれています。

学名:Brassica napus
生活形:一・二年草
草丈:約30~150cm
開花:3月~5月
花色黄色:
葉色:緑色
生育型:一時ロゼット型
備考:近縁のアブラナと比べ萼片が直立または斜上に伸びる傾向がある。本種は若葉・花の蕾・種子が食用になります。特に開花前の蕾はお浸しなどにされて食べられており、ほろ苦い独特な風味があり好んで食べられます。また種子は油の含有量が多いことから菜種油の原料となり、商業的にも栽培されています。緑肥としても用いられており、初期生育が早く、作物間の雑草を抑制するマルチとしての働きます。景観植物として季節の風物詩で親しまれています。
●アブラナ

学名:Brassica rapa var. nippo-oleifera
生活形:一・二年草
草丈:約30~150cm
開花:3月~5月
花色黄色:
葉色:緑色
生育型:一時ロゼット型
備考:近縁のセイヨウアブラナと比べ萼片が平開する傾向がある。本種は若葉・花の蕾・種子が食用になります。特に開花前の蕾はお浸しなどにされて食べられており、ほろ苦い独特な風味があり好んで食べられます。また種子は油の含有量が多いことから菜種油の原料となり、商業的にも栽培されています。緑肥としても用いられており、初期生育が早く、作物間の雑草を抑制するマルチとしての働きます。景観植物として季節の風物詩で親しまれています。
■アブラナ属の主な種と園芸品種の紹介
葉牡丹



葉牡丹とは!
葉牡丹(Brassica oleracea var. acephala f. tricolor)は、ケール(学名:Brassica oleracea var. acephala)が品種改良された品種群です。別名では「ハナキャベツ」「オーナメンタル・キャベツ(ornamental cabbage)」「オーナメンタル・ケール(ornamental kale)」「フラワーリング・ケール(flowering kale)」「ジャパニーズ・ケール(Japanese kale)」とも呼ばれており、分類は本来は多年草ですが園芸分類では一・二年草扱いされることもあります。
葉牡丹の特徴
- 原種との比較:葉牡丹は、ケール(学名:Brassica oleracea var. acephala)が品種改良された品種群です。原種のケールは葉を食べる目的で栽培されていますが、本種は葉の色が非常に多種多様にあり、この葉を鑑賞する目的で栽培されています。
- 葉の魅力:葉牡丹は葉が束生してロゼットを形成するため、薔薇やボタンの花を見てるような美しい葉の姿を呈し、また葉の色が多彩で通常は緑色ですが、秋から冬にかけて変化する着色葉は赤色・桃色・黄色・橙色・紫色・灰色・白色・黒色があり、ここから更に幅広い色調の幅に差異があり多彩な色が見られ、さらに葉の表面はマット状で光沢が無かったり宝飾品のように光沢があったりします。そのため、多彩な色の品種を組み合わせてカラフルなお庭を作ったり、また葉に強い光沢のある照葉の品種を利用してラグジュアリーなお庭をつくったりすることが可能です。
寄せ植え:葉牡丹の生育型は一時ロゼット型で、株は一定の大きさから殆ど変わらず、コンパクトに成長します。そのため、寄せ植えのデザインがしやすく、他の植物との組み合わせも非常に容易です。本種は株のサイズが様々で、非常に大きく成長するものでは巨大な牡丹の花のような美しいロゼットを形成し、寄せ植えの中で主役として働かせることが可能で、また小型の品種ではメインの植物を引き立てる優れた脇役として利用することも出来ます。
花壇の縁取り:葉牡丹は、横への広がりは無いため地被植物のような働きは出来ないですが、株はコンパクトに行儀よく成長し、一定間隔に株を並べることで、洗練された美しい葉牡丹の縁取りをつくることができます。色の種類が非常に豊富なため、色が持つイメージを強調するように色相(赤・桃・紫・白)を統一したり、色調を変えてグラデーションのような色彩効果を生み出したり、様々な色を組み合わせてカラフルな色彩を楽しんだりすることも出来るでしょう。
毛氈花壇:葉牡丹は草丈が低くて、種子から大量の苗を用意しやすくて、葉色のバリエーションが非常多い植物です。そのため、広い面積の花壇の中にイラストや模様を描くように植物を並べ装飾しやすいです。
フラワーアレンジメント:葉牡丹の一部の品種は、茎が長く伸びて、上部で葉がロゼットを形成し、薔薇の花のような美しい姿を見せます。そのため、この高性品種の葉牡丹は収穫して切り花として利用することが可能です。
- 苗の増殖:葉牡丹は、種子から簡単に苗を増やすことができます。そのため、花壇の縁取りとして利用したり、広い面積の花壇の中にイラストや模様を描くように苗を植えて毛氈花壇を作ってみたり、余った苗で寄せ植えを作ったり、手軽に挑戦しやすい点が魅力です。
葉牡丹の園芸品種の紹介
●園芸シリーズ
●園芸品種
●園芸シリーズ
●ヴィンテージ・シリーズ

学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:東京丸葉系・大阪丸葉系
葉の色:緑色・クリーム色・紫色
草丈:約25cm
備考:久保田花園オリジナルのハボタンの品種です。葉の形は個体差があり、丸葉で葉縁部が波打たないタイプと波打つタイプがあります。株は全体に小ぶりなミニ株で、葉の色は品種により変わりますが、全体的に大人っぽい落ち着いたグレイッシュなトーンをしており、ヴィンテージ風です。
園芸品種
- ヴィンテージ・ベイン:着色葉の色はクリーム色から淡い紫色を基調として、葉脈に紫色の脈斑が入ります。また外葉の色もグレイッシュな濃緑色をしており、落ち着いた雰囲気を呈します。
- ヴィンテージ・ブーケ:葉は大阪丸葉系で、葉縁部にフリルがあり、株はミニ株のため、寄せ植えされている事が多いです。着色葉の色はクリーム色を基調として、葉脈に紫色の脈斑が入ります。また外葉の色もグレイッシュな緑色をしており、落ち着いた雰囲気を呈します。
●かもめ・シリーズ
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学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:ちりめん系
葉の色:緑色・白色・紅色
草丈:約30cm
備考:葉の形はちりめん系で、葉縁部分 が強く縮れています。そのため、フリルドレスを見てるような優雅さを感じさせる品種です。また葉の数が多くて、コンパクトにまとまり見た目が良い点も魅力となります。早性品種のため、種まきから鑑賞期になるまでが早い。種子から育てることが出来るため、苗をたくさん作り、広範を葉牡丹で埋めやすいです。
園芸品種
- 白かもめ:着色葉の色は白色の単色系です。そのため、明るく清潔感のあるお庭によく調和する園芸品種です。
- 紅かもめ:着色葉の色は紅色の単色系です。そのため、上品さの中に華やかさも感じさせる品種です。
●くじゃく・シリーズ
![]() タネのタキイ 楽天市場店・白くじゃく | ![]() タネのタキイ 楽天市場店・紅くじゃく |
学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:さんご系(切葉系)
葉の色:緑色・白色・濃紅色・暗紫色
草丈:約30cm
備考:葉の形はさんご系で、葉縁部に羽状の深い切れ込みが入り、裂片が細長い形状をしており、繊細でオシャレな見た目をしています。種子から育てることが出来るため、苗をたくさん作り、広範を葉牡丹で埋めやすい点も魅力です。
園芸品種
●クリスタル・シリーズ
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![]() タネのタキイ 楽天市場店・ピンク | ![]() タネのタキイ 楽天市場店・レッド |
学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:大阪丸葉系
葉の色:緑色・桃色・クリーム色・赤色・赤紫色
草丈:約30~35cm
備考:照葉品種で、葉に宝飾品のような強い光沢があります。そのため、ラグジュアリーな雰囲気のお庭によく調和します。葉の形は円形で、葉縁部が波打つ大阪丸葉系になり、可愛らしさの中に優美さも感じさせる品種です。種子から育てることが出来るため、苗をたくさん作り、広範を葉牡丹で埋めやすいです。
園芸品種
- バニラ:着色葉の色はクリーム色に中心部が桃色をしている複色系です。そのため、可愛いをテーマにするようなお庭によく調和します。
- ワイン:着色葉の色は赤紫色の単色系です。そのため、上品なお庭によく調和する園芸品種です。
- ピンク:着色葉の色は桃色の単色系です。そのため、可愛いをテーマにするようなお庭によく調和します。
- レッド:着色葉は赤色の単色系で、また周りの葉も暗緑色になる傾向があります。
●すずめ・シリーズ
![]() タネのタキイ 楽天市場店・白すずめ | ![]() タネのタキイ 楽天市場店・紅すずめ |
学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:ちりめん系
葉の色:緑色・白色・濃紅色
草丈:約30cm
備考:葉の形はちりめん系で、葉縁部分 が強く縮れています。そのため、フリルドレスを見てるような優雅さを感じさせる品種です。また葉の数が多くて、コンパクトにまとまり見た目が良い点も魅力となります。種子から育てることが出来るため、苗をたくさん作り、広範を葉牡丹で埋めやすいです。
園芸品種
- 白すずめ:着色葉の色は白色の単色系です。そのため、明るく清潔感のあるお庭によく調和する園芸品種です。
- 紅すずめ:着色葉の色は濃紅色の単色系です。そのため、上品さの中に華やかさも感じさせる品種です。
●セッション・シリーズ
![]() スモーキー | ![]() ベイビーチュール |
![]() フレアホワイト | ![]() クリームベイン |
学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:大阪丸葉系・東京丸葉系
葉の色:緑色・桃色・クリーム色・白色・灰黒色
備考:高見園芸さんオリジナルのハボタンの品種です。基本的にミニ株で、ポットの中でも複数の株が寄せ植えされていることが多く、可愛らしい見た目をしています。そのため、薔薇のブーケを見てるような印象をあたえる品種です。
園芸品種
- スモーキー:葉の色は濃緑色から灰黒色をしています。そのため、大人っぽくシックな雰囲気を感じさせる品種です。
- ベイビーチュール:葉の形は大阪丸葉系で、着色葉の色は外側がクリーム色、内側が淡い桃色をしています。そのため、 柔らかで優しい雰囲気を呈す品種です。
- フレアホワイト:葉の形は大阪丸葉系で、着色葉の色はクリーム色をしています。そのため、 軟らかで優しい雰囲気を呈す品種です。
- クリームベイン:着色葉の色はクリーム色の単色系で、また外葉の葉脈にもクリーム色の脈斑が入ります。そのため、明るく清潔感のあるお庭によく調和する園芸品種です。
●つぐみ・シリーズ
![]() タネのタキイ 楽天市場店・つぐみ | ![]() タネのタキイ 楽天市場店・白つぐみ |
![]() タネのタキイ 楽天市場店・紅つぐみ | ![]() タネのタキイ 楽天市場店・桃つぐみ |
学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:大阪丸葉系
葉の色:緑色・桃色・赤紫色・白色
草丈:約20~30cm
備考:葉の形は円形で、葉縁部が波打つ大阪丸葉系になり、可愛らしさの中に優美さも感じさせ、また立葉性のためコンパクトに成長する品種です。種子から育てることが出来るため、苗をたくさん作り、広範を葉牡丹で埋めやすいです。
園芸品種
- つぐみ:着色葉の色は白色に中心部が桃色をしている複色系です。そのため、可愛いをテーマにするようなお庭によく調和します。
- 白つぐみ:着色葉の色はクリーム色に中心部が淡い桃色をしている複色系です。そのため、可愛いをテーマにするようなお庭によく調和します。
- 紅つぐみ:着色葉の色は紅色または紫色の単色系です。そのため、上品さや華やかさを感じさせる品種です。
- 桃つぐみ:着色葉の色は桃色または外側がクリーム色になります。そのため、可愛らしさを感じさせる品種です。
●はと・シリーズ
![]() タネのタキイ 楽天市場店・白はと | ![]() タネのタキイ 楽天市場店・紅はと |
学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:大阪丸葉系
葉の色:緑色・桃色・赤紫色・白色
草丈:約20~30cm
備考:葉の形は大阪丸葉系になるため、可愛らしさの中に優美さも感じさせる品種です。種子から育てることが出来るため、苗をたくさん作り、広範を葉牡丹で埋めやすい点も魅力です。
園芸品種
- 白はと:着色葉の色は白色(クリーム色)の単色系です。そのため、明るく清潔感のあるお庭によく調和する園芸品種です。
- 紅はと:着色葉は赤紫色の単色系で、また周りの葉も暗緑色になる傾向があります。
●フェザー・シリーズ
![]() タネのタキイ 楽天市場店・レッド | ![]() タネのタキイ 楽天市場店・ホワイト |
![]() タネのタキイ 楽天市場店・ピュアホワイト |
学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:さんご系(切葉系)
葉の色:緑色・桃色・赤ピンク色・白色
草丈:約60~70cm
備考:葉の形はさんご系で、葉縁部に羽状の深い切れ込みが入り、裂片が細長い形状をしており、繊細でオシャレな見た目をしています。高性種で茎が長く伸びるため、高さや立体感を演出するのに向き、また切り花として利用されることも多いです。種子から育てることが出来るため、苗をたくさん作り、広範を葉牡丹で埋めやすい点も魅力です。
園芸品種
●フレア・シリーズ
![]() タネのタキイ 楽天市場店・ホワイト | ![]() タネのタキイ 楽天市場店・ローズ |
学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:大阪丸葉系
葉の色:緑色・桃色・赤紫色・白色
草丈:約70cm
備考:葉の形は大阪丸葉系で、葉の形が丸く波打つため、可愛らしさの中に優美さも感じさせる品種です。高性種で茎が長く伸びるため、高さや立体感を演出するのに向き、また切り花として利用されることも多いです。種子から育てることが出来るため、苗をたくさん作り、広範を葉牡丹で埋めやすい点も魅力です。
園芸品種
●ラッフル・シリーズ
![]() タネのタキイ 楽天市場店・レッド | ![]() タネのタキイ 楽天市場店・ホワイト |
![]() タネのタキイ 楽天市場店・バニラ | ![]() タネのタキイ 楽天市場店・ローズ |
学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:フリンジ
葉の色:緑色・桃色・クリーム色・赤色・赤紫色
草丈:約70~80cm
備考:葉の形は円形で縁部分が緩やかに波打つため風で揺れるドレスのような優雅な見た目をしています。高性種で茎が長く伸びるため、高さや立体感を演出するのに向き、また切り花として利用されることも多いです。種子から育てることが出来るため、苗をたくさん作り、広範を葉牡丹で埋めやすい点も魅力です。
園芸品種
- レッド:着色葉は赤紫色の単色系で、また周りの葉も暗緑色になる傾向があります。
- ホワイト:着色葉の色は白色(クリーム色)の単色系です。そのため、明るく清潔感のあるお庭によく調和する園芸品種です。
- バニラ:着色葉の色はクリーム色に中心部が桃色をしている複色系です。そのため、可愛いをテーマにするようなお庭によく調和します。
- ローズ:着色葉の色は紫色の単色系です。そのため、エレガントなお庭によく調和します。
●ルシール・シリーズ


学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:丸葉系
葉の色:緑色・クリーム色・桃色・紫色
草丈:約70~80cm
備考:葉は上部に丸葉が密に集まり、キャベツや薔薇の花をイメージさせる葉姿を形成します。葉の質感は、ブルームレスで光沢があり、プラチナケールとも呼ばれています。高性種で茎が長く伸びるため、高さや立体感を演出するのに向き、また切り花として利用されることも多いです。種子から育てることが出来るため、苗をたくさん作り、広範を葉牡丹で埋めやすい点も魅力です。
園芸品種
- ワイン:着色葉の色は桃色にも見える紫色の単色系です。そのため、エレガントなお庭によく調和し、また花を収穫して切り花としても楽しめます。
- バニラ:着色葉の色は外側がクリーム色、内側が淡い桃色の複色系です。そのため、女性的な優しさを感じさせる可愛いお庭によく調和する品種です。
●ローブ・シリーズ
![]() レッド | ![]() サカタのタネ・ピンクバイカラー |
学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:大阪丸葉系
葉の色:緑色・紫色・白色・黒色
草丈:約20cm
備考:株は小型で、葉の形は大阪丸葉系になります。そのため、可愛らしさの中に優美さも感じさせる品種です。種子から育てることが出来るため、苗をたくさん作り、広範を葉牡丹で埋めやすい点も魅力です。
園芸品種
- レッド:着色葉は赤紫色の単色系で、また周りの葉も暗緑色(黒色)になる傾向があります。そのため、重厚的で格式高い雰囲気を感じさせるお庭や、魔法の世界をテーマにするようなファンタジーなお2話によく調和する品種です。
- ピンクバイカラー:着色葉の色はクリーム色に中心部が桃色をしている複色系です。そのため、可愛いをテーマにするようなお庭によく調和します。
●園芸品種
●アンサンブル
学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:さんご系(切葉系)
葉の色:緑色・桃色・紫色・白色
草丈:約50~70cm
備考:葉の形はさんご系で、葉縁部に羽状の深い切れ込みが入り、裂片が細長い形状をしており、繊細でオシャレな見た目をしています。葉の色は個体差があり、着色葉の色は白色・桃色・紫色などが見られます。高性種で茎が長く伸びるため、高さや立体感を演出するのに向き、また切り花として利用されることも多いです。種子から育てることが出来るため、苗をたくさん作り、広範を葉牡丹で埋めやすい点も魅力です。
●ウインターチェリー
学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:東京丸葉系
葉の色:緑色・淡紅色
草丈:約70cm
備考:葉の形は東京丸葉系でキャベツの球を見てるような丸みのある可愛らしい形状をしています。着色葉の色は淡紅色で、女性的な可愛らしさを感じさせる品種です。高性種で茎が長く伸びるため、高さや立体感を演出するのに向き、また切り花として利用されることも多いです。種子から育てることが出来るため、苗をたくさん作り、広範を葉牡丹で埋めやすい点も魅力です。
●エレガンス
学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:東京丸葉系
葉の色:緑色・濃紅色
草丈:約80~90cm
備考:着色葉の色は濃紅色で、上品さを感じさせる品種です。高性種で茎が長く伸びるため、高さや立体感を演出するのに向き、また切り花として利用されることも多いです。種子から育てることが出来るため、苗をたくさん作り、広範を葉牡丹で埋めやすい点も魅力です。
●クラシカル ボンボン
学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:丸葉系・フリンジ系
葉の色:灰緑色・灰クリーム色・灰桃色
備考:葉のサイズが、ミニボンボンと比べて大きめで葉の数が多いため存在感が強めで、葉の形は丸葉系とフリンジ系の2種類があります。葉の色は全体的に大人っぽい落ち着いたグレイッシュなトーンをしており、外葉は灰みを帯びる濃緑色で、内葉の着色料は灰クリーム色を基調に葉脈が灰桃色をしています。そのため、アンティークで落ち着いた雰囲気のお庭や、大人っぽいエレガントなお庭などによく調和する品種です。
●クレオパトラ
学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:フリル系
葉の色:緑色・桃色
草丈:約50~70cm
備考:葉の形はフリル系で、葉全体が緩やかに波打ち、風で靡くどれのような優雅な見た目をしています。着色葉の色は桃色で、可愛らしさを感じさせる品種です。高性種で茎が長く伸びるため、高さや立体感を演出するのに向き、また切り花として利用されることも多いです。種子から育てることが出来るため、苗をたくさん作り、広範を葉牡丹で埋めやすい点も魅力です。
●グロッシーレッド
学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:ちりめん系
葉の色:緑色・紅色
草丈:約20cm
備考:照葉品種で、葉に宝飾品のような強い光沢があります。そのため、ラグジュアリーな雰囲気のお庭によく調和します。葉の形はちりめん系で、葉縁部が強く縮れているため、フリルドレスを見てるような優雅さを感じさせます。着色葉(内葉)は鮮やかな紅色を呈すため、非常に華やかなカラーリーフとして楽しめる品種です。
●恋姿
学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:東京丸葉系
葉の色:濃緑色・濃紅色
草丈:約70cm
備考:葉の形は東京丸葉系でキャベツの球を見てるような丸みがあり、また小ぶりなため可愛らしい見た目をしています。葉は小ぶりで立性のため、コンパクトな見た目を呈します。着色葉の色は濃紅色で、濃緑色の外葉とのコントラストが美しい品種です。高性種で茎が長く伸びるため、高さや立体感を演出するのに向き、また切り花として利用されることも多いです。種子から育てることが出来るため、苗をたくさん作り、広範を葉牡丹で埋めやすい点も魅力です。
●さんご混合
学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:さんご系(切葉系)
葉の色:緑色・紅色・白色
草丈:約30~40cm
備考:葉の形はさんご系で、葉縁部に羽状の深い切れ込みが入り、繊細でオシャレな見た目をしています。葉の色は混合のため、個体差があり、着色葉の色は紅色または白色になります。種子から育てることが出来るため、苗をたくさん作り、広範を葉牡丹で埋めやすい点も魅力です。
●シーブルー
学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:切れ葉系とちりめん系
葉の色:灰黒色・紫色
草丈:約20cm
備考:葉の形は切葉系とちりめん系が組み合わされたような形で、モコモコとした個性的な葉の形をしています。 葉の色は全体的に大人っぽい落ち着いたグレイッシュなトーンをしており、主な色は灰黒色で、葉脈が紫色をしています。そのため、シックでモダンな雰囲気のあるお庭や、格調高い雰囲気のお庭などによく調和する品種です。
●シルクレッドアッシュ
学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:大阪丸葉系
葉の色:灰黒色
備考:葉の形は大阪丸葉系になるため、可愛らしさの中に優美さも感じさせる品種です。葉の色は全体的に大人っぽい落ち着いたグレイッシュなトーンをしており、主な色は灰黒色です。そのため、そのため、シックでモダンな雰囲気のあるお庭や、格調高い雰囲気のお庭などによく調和する品種です。
●シルバーさんご
学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:さんご系(切葉系)
葉の色:灰黒色
備考:葉の形はさんご系で、葉縁部に羽状の深い切れ込みが入り、繊細でオシャレな見た目をしています。葉の色は全体的に大人っぽい落ち着いたグレイッシュなトーンをしており、主な色は灰黒色で、葉脈が紫色をしています。そのため、シックでモダンな雰囲気のあるお庭や、格調高い雰囲気のお庭などによく調和する品種です。
●スウィートミックス
学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:東京丸葉系
葉の色:緑色・桃色・紫色・白色(クリーム色)
草丈:約60~80cm
備考:葉の形は東京丸葉系でキャベツの球を見てるような丸みのある可愛らしい形状をしています。葉の色は「初夢」「冬紅」「ウインターチェリー」のミックスのため、着色葉の色は桃色・紫色・白色(クリーム色)が見られます。高性種で茎が長く伸びるため、高さや立体感を演出するのに向き、また切り花として利用されることも多いです。種子から育てることが出来るため、苗をたくさん作り、広範を葉牡丹で埋めやすい点も魅力です。
●瀬戸の日の出
学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:東京丸葉系
葉の色:緑色・クリーム色・サーモンピンク色
草丈:約80cm
備考:葉の形は東京丸葉系でキャベツの球を見てるような丸みのある可愛らしい形状をしています。着色葉の色は外側がクリーム色、内側が少しだけサーモンピンク色に染まる複色系です。そのため、可愛いをテーマにするお庭によく調和する品種です。高性種で茎が長く伸びるため、高さや立体感を演出するのに向き、また切り花として利用されることも多いです。種子から育てることが出来るため、苗をたくさん作り、広範を葉牡丹で埋めやすい点も魅力です。
●瀬戸の舞姫
学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:東京丸葉系
葉の色:緑色・紅色
草丈:約80cm
備考:葉の形は東京丸葉系でキャベツの球を見てるような丸みのある可愛らしい形状をしています。着色葉の色は紅色で、華やかさを感じさせる品種です。高性種で茎が長く伸びるため、高さや立体感を演出するのに向き、また切り花として利用されることも多いです。種子から育てることが出来るため、苗をたくさん作り、広範を葉牡丹で埋めやすい点も魅力です。
●チタニウムシルバー
学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:丸葉系
葉の色:灰紫色・灰黒色
備考:葉の色は全体的に大人っぽい落ち着いたグレイッシュなトーンをしており、主な色は灰暗紫色と灰黒色です。そのため、そのため、シックでモダンな雰囲気のあるお庭や、格調高い雰囲気のお庭などによく調和する品種です。
●つづみ
学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:東京丸葉系
葉の色:緑色・赤色・黄色(クリーム色)
草丈:約30cm
備考:葉の形は東京丸葉系でキャベツの球を見てるような丸みのある可愛らしい形状をしています。葉の色は個体差があり、着色葉の色は赤色・黄色(クリーム色)が見られます。種子から育てることが出来るため、苗をたくさん作り、広範を葉牡丹で埋めやすい点も魅力です。
●ハーモニー
学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:さんご系(切葉系)
葉の色:緑色・赤色・桃色・紫色・白色
草丈:約30cm
備考:葉の形はさんご系で、葉縁部に羽状の深い切れ込みが入り、繊細でオシャレな見た目をしています。葉の色は個体差があり、着色葉の色は赤色・桃色・紫色・白色が見られます。種子から育てることが出来るため、苗をたくさん作り、広範を葉牡丹で埋めやすい点も魅力です。
●バイカラートーチ
学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:東京丸葉系
葉の色:緑色・白色(クリーム色)・桃色
草丈:約80cm
備考:葉の形は東京丸葉系でキャベツの球を見てるような丸みのある可愛らしい形状をしています。着色葉の色は外側が白色(クリーム色)、内側が桃色の複色系です。そのため、女性的な優しさを感じさせる可愛いお庭によく調和する品種です。高性種で茎が長く伸びるため、高さや立体感を演出するのに向き、また切り花として利用されることも多いです。種子から育てることが出来るため、苗をたくさん作り、広範を葉牡丹で埋めやすい点も魅力です。
●初紅
学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:東京丸葉系
葉の色:緑色・濃紅色・暗紫色
草丈:約70cm
備考:葉の形は東京丸葉系でキャベツの球を見てるような丸みのある可愛らしい形状をしています。着色葉は濃紅色の単色系で、また周りの葉も暗紫色になる傾向があります。高性種で茎が長く伸びるため、高さや立体感を演出するのに向き、また切り花として利用されることも多いです。種子から育てることが出来るため、苗をたくさん作り、広範を葉牡丹で埋めやすい点も魅力です。
●初夢
学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:東京丸葉系
葉の色:緑色・白色(クリーム色)・桃色
草丈:約70cm
備考:葉の形は東京丸葉系でキャベツの球を見てるような丸みのある可愛らしい形状をしています。着色葉の色は外側が白色(クリーム色)、内側が少しだけ桃色に染まる複色系です。そのため、可愛いをテーマにするお庭によく調和する品種です。高性種で茎が長く伸びるため、高さや立体感を演出するのに向き、また切り花として利用されることも多いです。種子から育てることが出来るため、苗をたくさん作り、広範を葉牡丹で埋めやすい点も魅力です。
●華美・混合
学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:東京丸葉系
葉の色:緑色・桃色・紫色・白色
草丈:約50~70cm
備考:葉の形は東京丸葉系でキャベツの球を見てるような丸みのある可愛らしい形状をしています。葉の色はミックスのため、緑色・桃色・紫色・白色の範囲で個体差があります。高性種で茎が長く伸びるため、高さや立体感を演出するのに向き、また切り花として利用されることも多いです。種子から育てることが出来るため、苗をたくさん作り、広範を葉牡丹で埋めやすい点も魅力です。
●バニー・ミックス
学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:切れ葉系とちりめん系
葉の色:緑色・桃色・紫色・白色
草丈:約20cm
備考:葉の形は切葉系とちりめん系が組み合わされたような形のため、従来の葉牡丹とは一線を画す、モコモコとした個性的な葉の形をしています。そのため、変わった葉牡丹が好きな人に好まれる品種です。葉の色は個体差があり、着色葉の色は桃色・紫色・白色が見られます。種子から育てることが出来るため、苗をたくさん作り、広範を葉牡丹で埋めやすい点も魅力です。
●パニエ
学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:大阪丸葉系
葉の色:灰黒色・紫色
備考:葉の形は大阪丸葉系になるため、可愛らしさの中に優美さも感じさせる品種です。葉の色は全体的に大人っぽい落ち着いたグレイッシュなトーンをしており、主な色は灰黒色から紫色です。そのため、そのため、シックでモダンな雰囲気のあるお庭や、格調高い雰囲気のお庭などによく調和する品種です。
●晴姿
学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:東京丸葉系
葉の色:緑色・クリーム色・桃色
草丈:約80cm
備考:葉の形は東京丸葉系でキャベツの球を見てるような丸みのある可愛らしい形状をしています。着色葉の色は外側がクリーム色、内側が桃色の複色系です。そのため、可愛いをテーマにするお庭によく調和する品種です。高性種で茎が長く伸びるため、高さや立体感を演出するのに向き、また切り花として利用されることも多いです。種子から育てることが出来るため、苗をたくさん作り、広範を葉牡丹で埋めやすい点も魅力です。
●ピーチレディ
学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:大阪丸葉系
葉の色:緑色・桃色
草丈:80~90cm
備考:葉の形は大阪丸葉系になるため、可愛らしさの中に優美さも感じさせる品種です。着色葉の色は桃色で、女性的な可愛らしさを感じさせる品種となります。高性種で切り花ハボタンとして仕立てられることが多く、下葉かきをすることで、上部に丸葉が密に集まり、キャベツや薔薇の花をイメージさせる葉姿を形成します。種子から育てることが出来るため、苗をたくさん作り、広範を葉牡丹で埋めやすいです。
●ファーストレディ

学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:大阪丸葉系
葉の色:緑色・濃い紅色
草丈:80~90cm
備考:葉の形は大阪丸葉系になるため、可愛らしさの中に優美さも感じさせる品種です。着色葉の色は紫みを帯びる濃い紅色で、上品さを感じさせます。高性種で茎が長く伸びるため、高さや立体感を演出するのに向き、また切り花として利用されることも多いです。種子から育てることが出来るため、苗をたくさん作り、広範を葉牡丹で埋めやすい点も魅力です。
●ファイン・ミックス
学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:東京丸葉系
葉の色:緑色・桃色・紫色・白色
草丈:約60~80cm
備考:葉の色はミックスのため、緑色・桃色・紫色・白色の範囲で個体差があります。高性種で茎が長く伸びるため、高さや立体感を演出するのに向き、また切り花として利用されることも多いです。種子から育てることが出来るため、苗をたくさん作り、広範を葉牡丹で埋めやすい点も魅力です。
●ファミリー

学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:東京丸葉系
葉の色:緑色・クリーム色・紫色・淡い紫色
備考:葉の形は東京丸葉系でキャベツの球や薔薇の花のような見た目をしており、また葉には厚みがあり、ぷにぷにした見た目で、株全体は小形のため可愛らしさを感じさせる品種です。葉の色は個体さがあり、着色葉の色がクリーム色または紫色等があります。また外葉にも着色葉と基本同じ色の脈斑が入ります。
●冬紅
学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:東京丸葉系
葉の色:緑色・濃い紅色
草丈:約60~70cm
備考:葉の形は東京丸葉系でキャベツの球を見てるような丸みのある可愛らしい形状をしています。着色葉の色は紫みを帯びる濃い紅色で、上品さを感じさせる品種です。高性種で茎が長く伸びるため、高さや立体感を演出するのに向き、また切り花として利用されることも多いです。種子から育てることが出来るため、苗をたくさん作り、広範を葉牡丹で埋めやすい点も魅力です。
●ブライトローズ
学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:東京丸葉系
葉の色:緑色・濃桃色
草丈:約80~90cm
備考:葉の形は東京丸葉系でキャベツの球を見てるような丸みのある可愛らしい形状をしています。着色葉の色は濃桃色で発色がよく可愛らしさを感じさせる品種です。高性種で茎が長く伸びるため、高さや立体感を演出するのに向き、また切り花として利用されることも多いです。種子から育てることが出来るため、苗をたくさん作り、広範を葉牡丹で埋めやすい点も魅力です。
●プラチナケール

学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:東京丸葉系・大阪丸葉系
葉の色:緑色・桃色・クリーム色・赤色・赤紫色・黒色
備考:タキイ種苗が2008年に発表した、葉表面にブルームのない新しいタイプの葉牡丹の品種です。プラチナケールは、葉表面に今までにない光沢とメタリックな質感がある事から、従来の葉牡丹と違う高級感やラグジュアリーな雰囲気を感じさせることが出来ます。プラチナケールにはルシール・シリーズやクリスタル・シリーズなどの幾つかのシリーズと園芸品種があるため、お庭の雰囲気に合わせて品種が選べる所も魅力となります。
●ブラックスワン

学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:さんご系(切葉系)
葉の色:暗紫色(黒色)・紫色
備考:葉の形はさんご系で、葉縁部に羽状の深い切れ込みが入り、繊細でオシャレな見た目をしています。葉の色は暗紫色を基調として、葉脈が紫色をしています。また葉表面に強い光沢があるため、宝飾品を見てるような美しさがあり、ラグジュアリーなお2話によく調和する品種です。
●ブラックパール

学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:東京丸葉系
葉の色:黒色(暗紫色)・赤ピンク色
備考:葉の形は東京丸葉系でキャベツの球を見てるような丸みのある可愛らしい形状をしています。黒色(暗紫色)の外葉の色と、赤ピンク色の内葉の着色葉と色のコントラストが、小悪魔的な雰囲気をつくる事からガーリー系の可愛いお庭によく調和し、また葉表面に強い光沢があるため宝飾品のようなラグジュアリーな見た目をしている点が魅力の品種です。
●ブリリアントブラック
学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:大阪丸葉系
葉の色:暗紫色(黒色)
備考:葉表面はマット状で高級感を感じさせ、殆ど黒色に見える暗紫色の葉色がシックで上品な雰囲気を感じさせる品種です。そのため、モダンなお庭や、格式高いお庭などによく調和します。
●ホワイトレディ
学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:大阪丸葉系
葉の色:緑色・白色(クリーム色)・桃色
草丈:80~90cm
備考:葉の形は大阪丸葉系になるため、可愛らしさの中に優美さも感じさせる品種です。着色葉の色は外側が白色(クリーム色)、内側が少しだけ桃色に染まる複色系です。そのため、可愛いをテーマにするお庭によく調和する品種です。高性種で茎が長く伸びるため、高さや立体感を演出するのに向き、また切り花として利用されることも多いです。種子から育てることが出来るため、苗をたくさん作り、広範を葉牡丹で埋めやすい点も魅力です。
●ミリオンキッス



学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:東京丸葉系・さんご系(切葉系)
葉の色:緑色・紫色・桃色・クリーム色
備考:葉の形は東京丸葉系またはさんご系で個体差があります。基本的にミニ株で、ポットの中でも複数の株が寄せ植えされていることが多く、可愛らしい見た目をしています。そのため、薔薇のブーケを見てるような印象をあたえる品種です。葉の色は個体差があり緑色・紫色・桃色・クリーム色があります。
●マルモ ドルチェ スパークリングロゼ

学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:東京丸葉系
葉の色:緑色・クリーム色・桃色
備考:葉の形は東京丸葉系でキャベツの球を見てるような丸みのある可愛らしい形状をしています。葉の色は緑色・クリーム色・桃色の複色で、外葉の色は緑色を貴重にクリーム色の覆輪が入り、中央の着色葉の色は桃色で可愛らしさを感じさせる品種です。
●ムーンライト
学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:東京丸葉系
葉の色:緑色・クリーム色・桃色
草丈:約80~90cm
備考:葉の形は東京丸葉系でキャベツの球を見てるような丸みのある可愛らしい形状をしています。着色葉の色は外側がクリーム色、内側が少しだけ桃色に染まる複色系です。そのため、可愛いをテーマにするお庭によく調和する品種です。高性種で茎が長く伸びるため、高さや立体感を演出するのに向き、また切り花として利用されることも多いです。種子から育てることが出来るため、苗をたくさん作り、広範を葉牡丹で埋めやすい点も魅力です。
●萌花マドモアゼル

学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:東京丸葉系
葉の色:灰緑色・灰クリーム色・灰桃色
備考:葉の色は全体的に大人っぽい落ち着いたグレイッシュなトーンをしており、灰緑色・灰クリーム色・灰紫色の複色です。そのため、アンティークで落ち着いた雰囲気のお庭や、大人っぽいエレガントなお庭などによく調和します。
●ラブポーションブラッシカ

学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:東京丸葉系
葉の色:緑色・紫色・クリーム色・白色
備考:葉の形は大阪丸葉系になるため、可愛らしさの中に優美さも感じさせる品種です。着色葉の色は外側がクリーム色、内側が白色、葉脈は紫色をした複色系です。そのため、可愛いをテーマにするようなお庭によく調和する品種です。
●リトル ボンボン
学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:丸葉系・フリンジ咲き
葉の色:灰緑色・灰クリーム色・灰桃色(紫色)
備考:葉のサイズが、クラシカル ボンボンと比べて小さめで葉の数が少ないため可愛らしさを感じさる品種です。葉の形は丸葉系とフリンジ系の2種類があります。葉の色は全体的に大人っぽい落ち着いたグレイッシュなトーンをしており、外葉は灰みを帯びる濃緑色で、内葉の着色料は灰クリーム色を基調に葉脈が灰桃色をしています。そのため、アンティークで落ち着いた雰囲気のお庭や、大人っぽいエレガントなお庭などによく調和する品種です。
ケール


ケールとは!
ケールの学名はBrassica oleracea var. acephalaで、アブラナ科アブラナ属ヤセイカンラン種の変種として扱われていますが、ヤセイカンラン(Brassica oleracea)の品種群のアセファラグループ(Acephala Group)として扱われることもある二年草または多年草です。別名では「リョクヨウカンラン」「ハゴロモカンラン」「ボアコール(borecole)」とも呼ばれており、原産地は地中海沿岸(スペイン、フランスなど)にあり、自生地は石灰岩を母岩とする崖地などに見られます。
ケールの特徴
- 食用野菜:本種はβ-カロテンやビタミン類、ミネラル、食物繊維が非常に豊富に含まれる栄養価の高い野菜で、その機能性の高さからスーパーフードとも呼ばれています。そのため、大麦若葉と並び青汁の原料によく使用されます。苦味やエグ味が強いため、好き嫌いが分かれやすいですが、最近では、苦味やエグ味の抑えられた品種も開発されており、サラダにして生で食べられることも多くなり、スープや煮込み料理、野菜炒めにして食べられています。
- 近縁種との比較:本種(Brassica oleracea var. acephala)は、ヤセイカンラン(Brassica oleracea)の変種またはアセファラグループ(Acephala Group)に分類されます。これは、頭のない(Acephala)を意味し、ケールの葉が結球しないことを意味しており、近縁のキャベツ(Brassica oleracea var. capitata)などと区別されます。
- 品種群:ケールは品種改良が盛んで、形や色の異なる複数の変種と品種群、数多くの品種が開発されており、観賞用・食用・飼料用と多様な用途で活用されています。
葉牡丹(Ornamental kale):観賞用として栽培されるケールの品種群です。品種改良が盛んで、葉の形・色・草丈の種類が豊富にあり、パンジーなどと並んで冬を代表する園芸植物となっています。
- コラード(collard):食用として栽培されるケールです。本来は多年草ですが、冬に霜の降りる地域では二年草として扱われます。葉の形がキャベツのように円形・広楕円形と幅広で、質感は肉厚になり、草丈は成長すると100cmに達します。茎・葉は汁量が多いため青汁によく利用され、味はやや苦味がありますが、苦味の少ない改良品種はサラダなどにして食べられることもあり、霜の降りる季節が最も味に深みがあり、栄養価が高くなるとされています。
カーリーケール(curly kale):食用として栽培されるケールです。ちりめんケールとも呼ばれており、葉が細かく縮れ、葉の色が濃い緑色をしているケールの総称です。葉は厚みがあって歯応えがあり、他の品種と比べて胡椒のような辛味、苦味が多い傾向があり、生で食べられるよりも加熱調理後に食べられることが多いです。
- トスカーナケール(Tuscan kale):食用として栽培されるケールです。トスカーナ地方で古くから栽培されており、葉の形状が細長く、葉表面の大きな凹凸は恐竜の皮膚にも例えられます。見た目に反して葉は柔らかで、味はカーリーケールと比べて甘みがあり、苦味が少ないため、サラダにしても食べやすく、スープなどに加熱調理し食べられることも多いです。
- レッドロシアンケール(Red Russian Kale):食用として栽培されるケールです。茎・葉脈が赤紫色をしており、葉縁部に切れ込みや縮れがある傾向があります。味は甘みが強めです、マイルドで生でも食べやすいと言われます。
- ツリーケール(Tree Kale):主に家畜用、また食用としても栽培されるケールです。生活形は多年生で、株は大型になり、草丈は200~600cmに達し、茎は太く木質化し低木状に成長します。若い葉はキャベツのような風味があり食味がよく生で食べられることがあり、葉が成熟してくると苦味やスパイシーな風味が出てきます。
- マローステムケール(Marrow Stem Kale):主に家畜用、また食用としても栽培されるケールです。 草丈は100~150cm、茎は太く多肉質で、葉はフラットで広楕円形をしています。若い葉や茎は柔らかく食用として利用されますが、主な用途は家畜用です。
- サウザンドヘッドケール(Thousand Head Kale):主に家畜用、また食用としても栽培されるケールです。草丈は100~200cm、分枝が多く、茎の先端で葉が密生してロゼットのようになります。葉のサイズは90cmに達することもあり、比較的フラットで、形は広楕円形から卵形をしています。
ケールの園芸品種の紹介
●カーボロネロ・トスカーナ
学名:Brassica oleracea ‘Cavolo Nero Toscano’
花の色:黄色
葉の色:濃緑色
備考:イタリア語で「黒いキャベツ」を意味し、トスカーナ地方で伝統的に親しまれる品種です。葉の形状が細長く、葉表面の大きな凹凸は恐竜の皮膚にも例えられます。見た目に反して葉は柔らかで、味はカーリーケールと比べて甘みがあり、苦味が少ないため、サラダにしても食べやすく、スープなどに加熱調理し食べられることも多いです。葉の色は黒みを帯びる濃緑色をしているため、サラダの彩りとしても利用できます。
●カーボロネロ・フォルツァ
学名:Brassica oleracea cv.
花の色:黄色
葉の色:緑色
備考:カーボロネロと比較して立性で、葉の揃いがよく、収量が改善している。葉表面に龍の鱗のような凹凸があり、サラダにした際はドレッシングがよく絡みます。
●カーボログランリーフ
学名:Brassica oleracea cv.
花の色:黄色
葉の色:緑色
草丈:
備考:葉の形はカーボロネロと比べて葉の幅が幅広で、葉縁が丸くならず、カーボロネロと同様に凹凸があり、ドレッシングがよく絡みます。味はカーボロネロと同様に青臭さや苦味が殆どなく、甘みがあり生食でも食べやすい。
●カリーノケールヴェルデ
学名:Brassica oleracea cv.
花の色:黄色
葉の色:緑色
備考:葉の形は羽状に浅裂から全裂し、葉縁部が細かく縮れます。そのため、モコモコとしていて、サラダにした時にドレッシングがよく絡みます。味はエグ味や苦味が比較的少ないため、生食でも食べやすい。
●カリーノケールロッソ
学名:Brassica oleracea cv.
花の色:黄色
葉の色:紫色
備考:葉の色は鮮やかな紫色を呈すため、サラダの中で彩りとしても使えます。葉の形は羽状に浅裂から全裂し、葉縁部が細かく縮れます。そのため、モコモコとしていて、サラダにした時にドレッシングがよく絡みます。味は青臭さや苦味が殆どないため、生食でも食べやすい。
●レッドキッチン
学名:Brassica oleracea cv.
花の色:黄色
葉の色:紫色
備考:葉の色は鮮やかな紫色を呈すため、サラダの中で彩りとしても使えます。葉の形は羽状に浅裂から全裂し、葉縁部が細かく縮れます。そのため、モコモコとしていて、サラダにした時にドレッシングがよく絡みます。
●エメラルドアイス
学名:Brassica oleracea var. acephala ‘Emerald Ice’
花の色:黄色
葉の色:緑色・白色
備考:葉は成熟すると葉脈や葉裏を中心に白っぽくなるため、カラーリーフとして楽しんだり、サラダの中で彩りになります。甘い風味で、シャキシャキとした食感があり、食味に優れサラダなどにして食べられます。
カラシナ



カラシナとは!
カラシナ(学名:Brassica juncea)は、別名で「ブラウン・マスタード(brown mustard)」「チャイニーズ・マスタード(Chinese mustard)」「インディアン・マスタード(Indian mustard)」「リーフ・マスタード(leaf mustard)」「ベジタブル・マスタード(vegetable mustard)」とも呼ばれるアブラナ科アブラナ属の種の一年草です。
カラシナ(芥子菜)の原産地は中央アジアにあると考えられており、自生地は人為的攪乱を受けた荒れ地や休耕地、道端や河川敷などに見られます。
カラシナの特徴
- 生活形:本種は一年草で、一般的に秋に種をまいて、数日後に発芽し、冬の期間をロゼットで過ごし、春に30~200cmまで茎を伸ばし、花を開花後、結実して枯れます。
- 葉の特徴:葉の形は単葉(倒卵形・倒披針形・披針形・楕円形)から分裂葉(羽状浅裂~羽状全裂)まであり、個体や品種により差異が大きいです。また葉の色も緑色の他、アントシアニンが多い紫色の葉まであるため、食用だけでなく、カラーリーフとして楽しむことも可能です。
- 景観植物:本種は、繁殖力が強く種子で簡単に増える点や、栄養や水分の少ない環境に強く管理が楽な点等から、休耕地などに大量に植栽されて、景観植物として活用されたりもしています。開花期に見られる黄色の花は、アブラナと同様に美しく季節の風物詩として楽しまれます。
- 食用野菜:本種は茎・葉・種子が食用になります。茎や葉は何時でも収穫可能で、収穫した茎や葉はサラダで生で食べたり、油炒め・和え物・漬物・天ぷらなど様々な料理に利用され、風味はピリッとした特有の辛味があり、β-カロテンやビタミン類の栄養素も多く含みます。そのため、食用野菜として用いるために栽培されることが多いです。また種子はマスタードオイルや辛子の原料となり、商業的にも栽培されています。
- 緑肥:本種は、初期生育が早く、作物間の雑草を抑制するマルチとしての働きをもち、十分に成長した所で株元から刈り取り、土壌にすき込み緑肥として利用できます。
- ファイトレメディエーション:本種は鉛などの重金属に対する耐性が高く、植物内に重金属を蓄えるため、土壌汚染を回復する目的で栽培されることもあります。
カラシナの園芸品種の紹介
●コーラルリーフ・フェザー

学名:Brassica juncea cv.
花の色:黄色
葉の色:赤紫色
備考:葉の形は切葉系で羽状に中裂から深裂し、繊細な見た目をしており、ドレッシングなどもよく絡みます。また機能成分であるアントシアニンを多く含有するため栄養価が高く、また葉の色は赤紫色を呈すためカラーリーフとしても楽しめます。一般的なカラシナ同様に、サラダで生で食べたり、お浸しや野菜炒めなどに使用し食べることが可能です。
●コーラルリーフ・プルーム
学名:Brassica juncea cv.
花の色:黄色
葉の色:赤紫色
備考:葉の形は切葉系で羽状に中裂から深裂し、繊細な見た目をしており、ドレッシングなどもよく絡みます。また機能成分であるアントシアニンを従来のカラシナと比べて4倍程度に多く含有するため栄養価が高く、また葉の色は赤紫色を呈すためカラーリーフとしても楽しめます。一般的なカラシナ同様に、サラダで生で食べたり、お浸しや野菜炒めなどに使用し食べることが可能です。
●赤リアス
学名:Brassica juncea cv.
花の色:黄色
葉の色:赤紫色
備考:草勢が強く、耐寒性・耐暑性が高い。葉の形は切葉系で羽状に中裂から深裂し、繊細な見た目をしており、ドレッシングなどもよく絡みます。葉の色は赤紫色または赤胴色を呈すためカラーリーフとしても楽しめます。一般的なカラシナ同様に、サラダで生で食べたり、お浸しや野菜炒めなどに使用し食べることが可能です。
●サラダだよ
学名:Brassica juncea cv.
花の色:黄色
葉の色:緑色
備考:葉は大きくて厚みがあり、また葉縁部は切れ込みが入り、縮れるため、独特な食感を生み出します。一般的なカラシナ同様に、辛味があり、サラダで生で食べたり、お浸しや野菜炒めなどに使用し食べることが可能です。
●グリーンフリル
学名:Brassica juncea cv.
花の色:黄色
葉の色:緑色
備考:葉の形は切葉系で羽状に中裂から深裂し、繊細な見た目をしており、ドレッシングなどもよく絡みます。一般的なカラシナ同様に、辛味があり、サラダで生で食べたり、お浸しや野菜炒めなどに使用し食べることが可能です。
●黄花のチカラ
学名:Brassica juncea cv.
花の色:黄色
葉の色:緑色
備考:主に緑肥用として栽培されており、トマトの青枯病、ホウレンソウ萎凋病の抑制効果が期待できる、 草丈が100cm以上になり、開花期には黄花が一斉に開花する。種もたくさん入っているため、景観植物にもなる。
●辛神
学名:Brassica juncea cv.
花の色:黄色
葉の色:緑色
備考:主に緑肥用として栽培されており、辛味成分であるグルコシノレートの含有量が多いため土壌くん蒸の効果が高く、テンサイ根腐病、ホウレンソウ萎凋病、コムギ立枯病、ジャガイモ黒あざ病の抑制効果が期待できる。また葉が柔らかで、すき込み後の分解が早い。
セイヨウアブラナ



セイヨウアブラナとは!
セイヨウアブラナ(学名:Brassica napus)は、別名で「ラペシード(Rapeseed)」「オイルシード・ラペ(oilseed rape)」とも呼ばれるアブラナ科アブラナ属に分類される一・二年草です。
セイヨウアブラナの原産地はヨーロッパの地中海沿岸にあるアブラナ属の種が交雑して生まれた種と考えられており、自生地は人為的攪乱を受けた荒れ地や休耕地、道端や河川敷などに見られます。
セイヨウアブラナの特徴
- 生活形:本種は一年草で、一般的に晩夏から秋に種をまいて、数日後に発芽し、冬の期間をロゼットで過ごし、春に30~150cmまで茎を伸ばし、花を開花後、結実して夏頃に枯れます。
- 近縁種の比較:近縁種のアブラナ(Brassica rapa nippo-oleifera)は花が疎らに咲く傾向があり、花を構成する萼片が平開せずに斜上につく傾向があります。
- 景観植物:本種は、繁殖力が強く種子で簡単に増える点や、栄養や水分の少ない環境に強く管理が楽な点等から、休耕地などに大量に植栽されて、景観植物として活用されたりもしています。開花期に見られる黄色の花は、季節の風物詩として楽しまれます。
- 食用野菜:本種は若葉・花の蕾・種子が食用になります。特に開花前の蕾はお浸しなどにされて食べられており、ほろ苦い独特な風味があり好んで食べられます。また種子は油の含有量が多いことから菜種油の原料となり、商業的にも栽培されています。また菜種油の絞りカスは、油粕として植物の肥料にも使用されます。
- 緑肥:本種は、初期生育が早く、作物間の雑草を抑制するマルチとしての働きをもち、十分に成長した所で株元から刈り取り、土壌にすき込み緑肥として利用できます。
- ファイトレメディエーション:本種は土壌中の放射性物質を吸収・除去する目的で栽培されています。
セイヨウアブラナの園芸品種の紹介
アブラナ



アブラナとは!
アブラナ(学名:Brassica rapa var. nippo-oleifera)は、別名で「菜の花(ナノハナ)」「菜種(ナタネ)」とも呼ばれるアブラナ科アブラナ属に分類される一・二年草です。
アブラナの原種は西アジアから地中海沿岸に原産地があり、自生地は人為的攪乱を受けた荒れ地や休耕地、道端や河川敷などに見られます。
アブラナの特徴
- 生活形:本種は一年草で、一般的に晩夏から秋に種をまいて、数日後に発芽し、冬の期間をロゼットで過ごし、春に30~150cmまで茎を伸ばし、花を開花後、結実して夏頃に枯れます。
- 景観植物:本種は、繁殖力が強く種子で簡単に増える点や、栄養や水分の少ない環境に強く管理が楽な点等から、休耕地などに大量に植栽されて、景観植物として活用されたりもしています。開花期に見られる黄色の花は、季節の風物詩として楽しまれます。
- 食用野菜:本種は若葉・花の蕾・種子が食用になります。特に開花前の蕾はお浸しなどにされて食べられており、ほろ苦い独特な風味があり好んで食べられます。また種子は油の含有量が多いことから菜種油の原料となり、商業的にも栽培されています。また菜種油の絞りカスは、油粕として植物の肥料にも使用されます。
- 緑肥:本種は、初期生育が早く、作物間の雑草を抑制するマルチとしての働きをもち、十分に成長した所で株元から刈り取り、土壌にすき込み緑肥として利用できます。
アブラナの園芸品種の紹介
●かき菜

学名:Brassica rapa cv.
花の色:黄色
葉の色:緑色
備考:かき菜は、北関東で伝統的に栽培されているアブラナまたはその変種と見られる伝統野菜です。かき菜の名前は、伸びてきた若い花芽・若芽を掻き取り食用にされてきた事からきており、収穫された茎・葉・蕾は、油炒め・おひたし・漬物・和え物・煮物・浅漬け・サラダなどにして食べられます。