カルーナは属の中に約1種のみがあり、一般に園芸で親しまれている種はカルーナのブルガリス(Calluna vulgaris)種とその園芸品種です。このページでは様々な種や園芸品種を紹介しています。育て方へのリンクや購入方法のリンクなども用意しているため、そちらもよければご活用下さい。
目次
カルーナの特徴や園芸品種
- 原産:ヨーロッパ
- 学名:Calluna vulgaris
- 草丈:約20~50cm
- 分類:常緑低木
- 開花時期:5月~10月/9月~11月(秋咲き)/12月~3月(冬咲き)
- 花色:赤色●桃色●紫色●緑色●白色〇
- 葉色:緑色●黄色●赤色●橙色●白色〇
- 耐暑性:普通
- 耐寒性:強い
- 誕生花:10月17日
- 花言葉:自立・誠実・旅立ち・連理の枝
- 用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/コテージガーデン/ロマンチックガーデン/かわいいお庭
- 購入方法:カルーナを楽天で購入
カルーナとは!?
カルーナの学名はCalluna vulgaris、別名では「ギョリュウモドキ」や「ヒース(heather)」等と呼ばれるヨーロッパが原産の常緑低木です。
カルーナの語源(由来)
- 属名のCallunaは古代ギリシアで「掃く」を意味する「καλλύνω(kallúnō)」からきていると考えられており、カルーナの枝を箒にして掃除に使っていた事に由来します。
- 種小名のVulgarisはラテン語で「普通の」「ありふれた」を意味します。
- 和名のギョリュウモドキの由来は、葉の形がギョリュウに似ている所からきています。
カルーナの特徴(魅力)
- カルーナの特徴は、箒を想像させるようなふさふさとした樹形をしている所や、花は小さくて枝に沿って咲くため開花期は色付き棒のような可愛らしい見た目をしている所、葉も枝に沿って鱗状に付いているため枝のシルエットが楽しめる所、葉が冬になると紅葉する品種もあるためカラーリーフとしても楽しめる所、成長が緩かなため寄せ植え等にも使いやすい所などにあります。
- 樹形はブッシュ状、茎はとてもよく枝分かれしており、クッションのようにこんもりと茂ります。そのため、花壇の縁どり等におすすめの植物です。
- 茎は柔軟で柔らかなため、昔は箒の素材に使われていたようです。そのため、学名も古代ギリシアで「掃く」を意味する「καλλύνω」からきています。
- 葉は長さが0.2~0.35cmしかなく、葉は重なるように鱗状に付いています。そのため、葉はあまり目立たず、枝のシルエットが楽しめます。
- 葉の色はふつう緑色をしていますが、冬になると紅葉して赤色・橙色・黄色・白色になる品種もあります。そのため、冬の花壇を彩るカラーリーフとして楽しむ事も可能です。
- 開花期間は、一般的に5月から10月にかけてですが、冬咲きタイプは12月から翌年の3月頃まで花が咲きます。
- 花序は総状花序、総状花序は約20~30cmの長さがあり、枝に沿って花が並びます。花はとても小さく、密に咲くため、色つきの棒のような可愛らしい見た目をしています。
- カルーナの花は苞・萼・花があり、一般的に花のように見られる部分は萼になり、花は萼の半分程度の大きさしかなく内側に隠れています。苞は花の基部にあり、萼のような見た目をしています。
- カルーナの仕立て方には「被覆植物(グランドカバー)」「花壇の縁取り」「寄せ植え」等があります。
- 被覆植物(グランドカバー)とは、地表面を覆う目的で、草丈が低く、茎葉が横へと広がる習慣がある植物を植え付ける事です。
- 花壇の縁取りとは、花壇の外縁に沿って、または花壇の外縁を作るように、草丈の低い植物を並べて植えて、花壇外縁のデザインを作る方法です。花壇の中に統一感やリズムを作り、美しい景観を作り出す事が出来ます。
- 寄せ植えとは、鉢の中や花壇の中に異なる種類の植物を密植するように植えて、狭い空間の中に形と色の変化を作り、美しくデザインする植栽方法です。寄せ植えはデザインによってお庭の雰囲気に統一性を出したり、季節を感じさせたりする事が出来ます。
カルーナの樹高は約20~50cm、樹形はブッシュ状、茎の分枝が多く、茎の質感は柔軟、茎の色は若い時は緑色で成熟すると褐色または赤褐色、茎の表面には白色の毛が生えます。
葉序は十字対生、葉身の長さ約0.2~0.35cm、葉身の形は長楕円形、葉の色は緑色、または冬に紅葉すると黄色・赤色・橙色になる事もあり、葉は枝に沿って重なるように鱗状につきます。
花序は総状花序、総状花序の長さは約20~30cm、花冠の形は鐘形、花冠の基部に苞があり、萼片の数は4個、萼片の長さ約0.2~0.4cm、花弁の数は4個、花弁の長さ約0.2cm、萼片と花弁の色は桃色・紫色・白色、雄蕊の数は8個です。
果実は蒴果(複数の心皮からなり果皮が裂開して種子を放出する)、蒴果の形は球形、大きさは0.1~0.2cm、表面には毛が密生します。
カルーナの園芸品種
- ガーデンガールズ・シリーズ
ガーデンガールズ・ジリーの特徴は、葉の表面を白色の毛が覆っている所や、白色の毛が綿のようなふわふわとした柔らかな見た目をつくる所、葉の色が白緑色をしているため、柔らかな印象を感じさせるカラーリーフとしても楽しめる所、花の色が薄い桃色をしているため女性的で優しい雰囲気をつくる所等にあります。 | ガーデンガールズ・ゴールデンアンジーの特徴は、葉の色が紅葉すると黄色に変化するため明るく元気な印象を感じさせるカラーリーフとしても楽しめる所や、花の色が赤ピンク色をしているため華やかな印象を感じさせる所、花が色褪せにくく長く楽しめる所などにあります。 |
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その他
カルーナ(ゴールドヘイズ)の特徴は、秋から冬になると葉の色が黄色から黄金色に変化するため、明るく元気な印象を与えるカラーリーフとして楽しめる所や、開花期間が秋から冬にある所、花の色が白色をしているため明るさや清潔感を感じさせる所等にあります。 黄色と白色は、開放感のある砂浜・爽やかなレモン・太陽の輝きなどを想像させます。そのため、開放的で明るい印象を与えるトロピカルガーデンや、明るく元気な気分を盛り上げるようなお庭などによくあいます。 | カルーナ(レッドヘイズ)の特徴は、秋から冬になると葉の色が黄色から赤みを帯びるブロンズ色に変化するため、明るく華やかな印象を与えるカラーリーフとして楽しめる所や、開花期間が秋から冬にある所、花の色が桃色をしているため可愛らしさを感じさせる所等にあります。 |
カルーナ(レモンへーゼ)の特徴は、秋から冬になると葉の色が黄色に変化するため、明るく元気な印象を与えるカラーリーフとして楽しめる所や、開花期間が秋から冬にある所、花の色が白色から薄い桃色をしているため明るさや可愛らしさを感じさせる所等にあります。 | カルーナ(プラチナ)の特徴は、葉の表面が白色の綿毛で覆われているため柔らかな質感を感じさせる所や、葉の色が白緑色をしているため、柔らかな印象を感じさせるカラーリーフとしても楽しめる所、花の色が白色をしているため明るさと清潔さを感じさせる所等にあります。 |
カルーナ(ベルベットファシネーション)の特徴は、葉の表面が白色の綿毛で覆われているためベルベットのような質感を感じさせる所や、葉の色が白緑色をしているため、柔らかな印象を感じさせるカラーリーフとしても楽しめる所、花の色が白色をしているため明るさと清潔さを感じさせる所等にあります。 | |
カルーナ(シルバーナイト)の特徴は、葉の表面が白色の綿毛で覆われているためベルベットのような質感を感じさせる所や、葉の色が白緑色をしているため柔らかな印象を与えるカラーリーフとして楽しめる所、秋から冬になると葉の色が銅色から紫色に変化する所、花の色が桃色をしているため可愛らしさを感じさせる所等にあります。 | カルーナ(スプリングクリーム)の特徴は、その名前が示す通り春にクリーム色の新芽(若葉)が出て柔らかな雰囲気をつくる所や、花の色が白色をしていて、明るさや清潔感を感じさせる所などにあります。 |
カルーナ(レモンジェム)の特徴は、草丈が15cm程度にしかならないため鉢植えの中等で管理がしやすい所や、葉の色が1年を通して黄色または黄緑色をしているため、明るく元気な印象を感じさせるカラーリーフとして楽しめる所、花の色が白色をしているため明るさや清潔感を | カルーナ(ウインターレッド)の特徴は、夏から秋頃になると葉の色が黄色になり、秋から冬になると葉の色が橙色または赤色に変化する所や、花の色が白色をしているため明るさや清潔感を感じさせる所などにあります。 |
カルーナ(ダーツパロット)の特徴は、葉の色が一年を通して黄緑色をしていて、秋から冬になると葉の色が鮮やかな黄色になるため、明るく元気になるようなカラーリーフとして楽しめる所や、花の色が白色をしているため、開花期は明るさや清潔感を感じさせる所などにあります。 |