- 原産:南アメリカ
- 科:ユリズイセン(Alstroemeriaceae)
- 属:アルストロメリア(Alstroemeria)
- 別名:ユリズイセン/ペルーヴィアン・リリー(Peruvian lily)/リリー・オブザ・インカ(lily of the Incas)
- 品種:ピンクスプレー
- 開花時期:4月~7月
- 花の色:桃色●黄色●白色〇
- 葉の色:緑色●
- 香り:
- 分類:多年草
- 草丈:約50~70cm
- 株張り:
- 誕生花:4月18日・11月14日
- 花言葉:持続・エキゾチック・未来への憧れ・小悪魔てきな思い
- 用途:カラーリーフ/背が高い花/切り花/球根植物
- 購入方法:アルストロメリア(ピンクスプレー)を楽天で購入
目次 | ||
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花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
アルストロメリア(ピンクスプレー)とは!?
アルストロメリア(ピンクスプレー)は、岐阜県の育種家の河合修氏が交配・選抜を繰り返して作出した園芸品種です。
ピンクスプレーは、花の色が桃色・黄色・白色の三色からなり、外側花被片は桃色に濃い桃色のブロッチが入り、内側花被片は桃色に白色と黄色の帯状の班がはいります。そのため、可愛らしさ元気良さを感じさせるお庭などによく合う園芸品種です。
アルストロメリアとは!?
アルストロメリアの学名はAlstroemeria、別名では「ユリズイセン」や「ペルーヴィアン・リリー(Peruvian lily)」等とも呼ばれている多年草です。
アルストロメリアは属の中に約124種がありますが、全てが南アメリカが原産で、多くの種がチリ中央部とブラジル東部に集中しています。
アルストロメリアの語源(由来)
- 属名のAlstroemeriaはスウェーデンの男爵Clas Alströmer(1736–1794)への献名です。
アルストロメリアの特徴(魅力)
- アルストロメリアは属の中に約124種がありますが、現在広く栽培されている品種は原種のオーレアとペレグリナとヘマンタとヴィオラセア等が交配されてうまれた雑種で、多くがオランダで育種されたハイブリッドタイプの品種群になります。
- アルストロメリアの特徴は、地面下に塊茎を持っており、塊茎から沢山の茎を出して叢生する所、花の形はユリに似ており、ユリと比べて小振りで可愛い所、花が茎の頂部に複数集まりボリュームよく咲く所、花の色が豊富で内側花被片に入るスポットが独特なエキゾチックな雰囲気をつくる所、葉は根元付近で捻れているため表裏が逆になる所、収穫後の花の日持ちがよい事から切り花に利用される所などにあります。
- 草姿は叢生、地面下には横に伸びる根茎と下に伸びる沢山の塊茎があり、根茎から最大150cmまで成長する茎を何本もだします。
- 葉の形は楕円形、葉の付け根付近で強く捻じれるため表裏が逆になり、裏面が上面にくる珍しい見た目をしています。
- 開花期間はふつう春から夏頃、低温要求の差異により一季咲きと四季咲きの二種類に分類されます。低温要求が低い品種であれば、地温15~20度以下であれば開花茎が連続して発生します。
- 花序は散形花序または集散花序が散形状につく複合花序、花の形はユリに似て花被片6個が漏斗形になっており、ユリと比べて花の大きさは3~5cm程度と小振りです。
- 花の色がとても豊富にあり、普通は内側花被片に褐色の楕円形のスポットがはいります。スポットは恐らく花蜜標識として昆虫などに花蜜の場所を教えています。
- アルストロメリアは花の収穫後の日持ちがとても長い所や、ユリと同様に華やかな花を咲かせる所から、切り花の業界でとても高い人気があります。
- 切り花の日持ちは、管理の仕方などにも左右されますが、花瓶の中でおおよそ7~14日程度の日持ちがあります。
アルストロメリアの草丈は約50~150cm、草姿は叢生、地面下に横に伸びる根茎(地下茎)と塊茎(地下茎)があり、塊茎の形は長楕円形、茎は直立します。※塊茎とは、茎が肥大化して塊状になっている球根です。球茎と似ていますが、塊茎は外側が薄皮に包まれていません。
葉序は互生葉序、葉身の形は楕円形または卵形、葉の縁部分は全縁、葉の色は緑色、葉は根元付近で捻れており葉の裏面が上になります。
花序は散形花序または集散散形花序、花の大きさは最大5cm、花冠は漏斗形で花被片が内側3個と外側3個ある、内側の花被片はやや小振りで、外側の花被片は内側と比べて幅広で大きめです。花の色は赤色・桃色・橙色・黄色・紫色・白色・茶色、花被片の内側に長楕円形の茶色の斑点がはいります。雄蕊は6個、雌蕊の柱頭は先端で3裂しています。
果実は蒴果、成熟すると果皮が3裂して種子を放出します。
アルストロメリアの切り花の楽しみ方
- 収穫タイミング
- 朝の涼しい時間帯もしくは夕方に収穫すると花に十分な水分が含まれており水揚げしやすいです。
- 収穫する花は茎が丈夫で、茎の上部で一番花が開いたものを選びます。
- 収穫のやり方は茎の下部を手で握り引っこ抜くだけです。
- ハサミで茎の途中を切ると、そこから腐敗して根元まで病気になることもあるため注意してください。
- 水揚げ
- 葉は水揚げを悪くするため必要な分を除いて茎から全て取り外しましょう。
- 水揚げの方法は水切りを行います。
- 花瓶に生ける
- 花瓶に水と延命剤を入れて花を生けましょう。
- 延命剤の効果は高く日持ちが長くなります。
- 日持ちは管理の方法でも左右されますが約7~14日です。
- 管理の際の注意点
- エチレンの感受性が高く、エチレンガスに切り花が曝されると、花の老化が促進されてしまうため、果物の近く・線香の煙・煙草の煙・石油ストーブ・排気ガス等から離れた場所に飾ると良いでしょう。
水切り法
水切り法とは、切り花の切り口を水の中に付けた状態で切り戻しを行い、切り口の更新を行う水揚げ方法です。
水切りは、特定の植物または特定の条件を除いた、殆どの植物に行われている、最も一般的な水揚げ方法になります。
水切りは、水の中で茎を切るため導管内に気泡が入りにくいメリットがあります。また水切りを行うことで「微生物」「空気」「その他」が原因で詰まっている茎を取り除くため、切り口からの水揚げ正常に戻ります。
水切りの方法
切り花の切り口を水の中に浸けます。水の中につけた状態で、切口の根元から上に1~5cm程度を取り除くつもりで、ハサミを使って斜めにカットします。
切り口部分を斜めにすることで、吸水部分が広がり、水揚げの効果が高まります。
アルストロメリアの主な種を紹介
ユリズイセン
ユリズイセンは広義ではアルストロメリア属全体の名前をさしますが、狭義ではユリズイセンの中の一種であるAlstroemeria psittacina、または同義語でAlstroemeria pulchellaをさします。
ユリズイセンは、別名では「アルストロメリア・プルケラ」や「パロットリリー(parrot lily)」等とも呼ばれており、ブラジル・アルゼンチン・パラグアイが原産の多年草です。
特徴は、花の形が細長い筒状になり、花被片6個が外側にあまり反り返らない所、花の色が赤色と緑色で花被片の内部に褐色の斑点が入る所、花期は主に5月~7月にあり、花序は散形花序で茎の上部に3~8個の花を咲かせる所、草姿は叢生で高さ50~100cmに成長する所等にあります。
オーレア種
育て方・楽天で購入
アルストロメリア・オーレアの学名はAlstroemeria aurea、別名では「yellow alstroemeria」とも呼ばれるチリとアルゼンチンが原産の多年草です。
また現在広く普及している栽培されているアルストロメリア・ハイブリッドタイプの親種の一つとしても知られています。
特徴は、ラテン語で黄金を意味するaureaが種小名についている事からも分かる通り花の色が黄橙色をしている所、花の中に線状のスポットが入る所、花期は5月~7月で茎の上部に集散散形花序に花をつける所、草姿は叢生で高さ50~100cmに成長する所等にあります。
アルストロメリアの主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。
アルストロメリア(ピンクスプレー)の育て方
花壇の土づくり
日当り
アルストロメリア(ピンクスプレー)は、日向もしくは半日影で育てる事が出来ます。日光のよく当たる場所で最もよく成長して沢山の花を咲かせてますが、夏の暑さが厳しい地域では強光や乾燥などの複合的なストレスにより生育不良を引き起こしやすいです。
理想的な環境は気温にも左右されるため、夏の暑さが厳しい地域では西日の当たらない半日影で育てたり、夏も冷涼な地域であれば日向で管理してあげると良いでしょう。
- 日向とは、直射日光が6時間以上当たる場所です。
- 半日影とは、直射日光が3時間から5時間程度当たる場所です。また基本的には午前中のみ日が当たり午後から日陰になる場所になります。
- 明るい日陰とは、直射日光が二時間程度まで、または間接光だけが当たるような比較的に明るい場所です。
- 暗い日陰とは、森の中にあるような直射日光も間接光もほとんど当たらないような暗い場所です。
土壌の土質
アルストロメリアは、通気性・排水性・保水性のバランスが良く、有機物がしっかり入る肥沃な土壌を好みます。
注意することは粘土質な土壌を避けることです。ある程度の水分を保った土壌で、最もよく成長しますが、水分が停滞するような土壌では根腐れを引き起こします。
そのため、植え付けの前に土壌診断を行い、土壌の通気性と保水性のバランスを改善して、腐葉土等の有機物を入れ肥沃な土壌に改善しましょう。
土壌診断と改善の行い方
- 土を掘る時に土が硬い場合は作土層が十分でない可能性があります。
- スコップで土を深くまで掘り返し石等を取り除きます。
- 適度に濡れた土を、手にとり握って土塊を作り、通気性・保水性などを診断します。
- 手のひらを開き土の塊がバラバラと崩れる場合は通気性と排水性の高い砂壌土や砂土に近い土壌です。栄養の乏しい土壌や乾燥に強い植物にむきます。
- 保水性を改善したい場合は保水性を高める用土(堆肥や黒土など)を入れると良いでしょう。
- 手のひらを開いても土の塊は崩れず、土塊を軽く指で押すと崩れる場合は通気性と保水性のバランスが良い壌土に近い土壌です。幅広い植物に向く土壌です。
- 植物に合わせて保水性を好む植物であれば保水性を高める用土(黒土やバーミキュライト等)を入れたり、乾燥を好む植物であれば排水性や通気性を高める用土(川砂やパーライトなど)を入れましょう。
- 手のひらを開いても土の塊が崩れず、指で押しても崩れる感じがない場合は粘土質で水捌けが悪い土壌の可能性があります。必要に応じて排水性・通気性を高める用土(川砂・パーライト等)を混和しましょう。
- 手のひらを開き土の塊がバラバラと崩れる場合は通気性と排水性の高い砂壌土や砂土に近い土壌です。栄養の乏しい土壌や乾燥に強い植物にむきます。
- 土壌に入る有機物の量を診断しましょう。土の色を見て、有機物が沢山入る肥沃な土の場合は有機物(腐植)が多く含むため土の色が黒っぽくなります。一方で有機物(腐植)が少ない場合は土の色が薄くなります。
- 土壌の状態とバランスを見ながら、2割から3割を目安に堆肥(腐葉土・バーク堆肥等)を土壌に混和しましょう。
- PHを測る専用の道具を用意して診断します。※詳しくはPHを診断からご覧下さい。
- 酸性土壌を改善して土壌を中性またはアルカリ性にしたい場合は、苦土石灰を利用します。PHを1上げるのに必要な苦土石灰の量は1平方メートルあたり150g程度です。土壌に苦土石灰を撒いた後は、石灰が塊にならないようによく混和します。
- アルカリ性土壌を改善して酸性に傾けたい場合は無調整ピートモス(PH4程度)を利用しましょう。ピートモスを腐葉土のかわり等に利用して、よく混和しましょう。
植付け方法
- 植え付け時期
- 9月~10月頃です。
- 作土層
- 根が深くまで伸びるため、スコップで約40~50cmまで土を掘り返し、不要な石等を取り除きましょう。
- 植え穴の深さ
- 植え穴の深さは地面から球根まで5~10cm程度の深さです。
- 植付け間隔
- 植付け間隔は30~50cm程度離します。
- 植え方
- 球根(塊茎)が大きい場合は幾つかに分けて、横向きにして広げます。
- 穴の中に球根を置いたら土を被せましょう。
鉢土づくり
日当り
アルストロメリア(ピンクスプレー)は、日向もしくは半日影で育てる事が出来ます。日光のよく当たる場所で最もよく成長して沢山の花を咲かせてますが、夏の暑さが厳しい地域では強光や乾燥などの複合的なストレスにより生育不良を引き起こしやすいです。
理想的な環境は気温にも左右されるため、夏の間は西日の当たらない半日影に移動して、それ以外の季節であれば日向で管理してあげると良いでしょう。
培養土
アルストロメリアの培養土は、一般的な草花の培養土を選ぶと良いでしょう。
自作する場合は通気性・排水性・保水性のバランスが良く適度に肥沃な培養土を作ると良いでしょう。
培養土の配合例
- 赤玉土(小粒・中粒)+腐葉土=6:4
- 赤玉土(小粒・中粒)+ピートモス+腐葉土=5:2:3
植え付け方法
- 植え付け時期
- 9月~10月頃です。
- 植え穴の深さ
- 植え穴の深さは地面から球根まで5cm程度の深さです。
- 植え方
- 球根(塊茎)が大きい場合は幾つかに分けて、横向きにして広げます。
- 穴の中に球根を置いたら土を被せましょう。
水やりの仕方
アルストロメリア(ピンクスプレー)は、基本的にやや湿り気のある土壌を好みます。ただし水分の多い過湿状態が続くと根腐れをおこす事もあるため、水やりのタイミングは注意が必要です。
地植え
地植えしている場合は、基本的に水やり不要です。ただし、夏場などの乾燥しやすい季節、雨が長く降らない時には必要に応じて水やりが必要になります。
鉢植え
鉢植えで育てる場合は、地植えと比べて土の乾燥が早くなるため注意が必要になります。
水やりのタイミングは、基本的に土の表面から数cmが乾いてきたタイミングで行うといいでしょう。水やりの量は、土壌内に新鮮な酸素を行き渡らせる目的もあるため、一度に与える水の量はたっぷりと与えてください。
肥料の与え方
アルストロメリア(ピンクスプレー)は、生育期間中にしっかり肥料を与える事で、球根に栄養がしっかりと溜まり、大きな花を咲かせることが出来ます。
そのため、元肥と追肥をしっかり与えるようにしましょう。
肥料の与え方
- 肥料を与える時期
- 元肥は植え付け時の9月~10月頃に行います。
- 追肥は活発に成長する3月~5月頃に施します。
- 肥料の選び方
- 元肥は肥効が緩かに出る緩効性肥料を利用します。肥料の成分は窒素・リン・カリの三要素がバランス良く入る製品を選びましょう。
- 追肥は球根用の肥料を与えるか、一般的な化成肥料または液肥を利用します。肥料の成分は窒素・リン・カリの三要素がバランス良く入る製品を選びましょう。
- 元肥の与え方
- 秋の植え付け時に、緩効性肥料を用土の中に事前に混ぜこみます。使用する肥料の使い方に合わせて、規定された分量を利用しましょう。
- 追肥の与え方
- 液体肥料を規定された分量で希釈して、約10~14日の頻度で、水やりと一緒に液肥も与えましょう。
- 化成肥料(固形肥料)を与える場合は、規定された分量を規定された頻度で与えます。基本的には置き肥のため、株から少し離れた場所に与えるようにしましょう。また、水やりの際に、きちんと肥料が解けるように水を肥料に当ててください。
剪定のやり方
アルストロメリア(ピンクスプレー)の剪定は、花がら摘みを行います。花がら摘みをする事で、新しい茎がどんどん成長して沢山の花を咲かせる事ができます。
花がら摘みをやる理由
アルストロメリアの草姿は叢生で、地際から沢山の茎が出ます。茎は成長速度がまちまちで、古い茎の下に新しい茎が成長し始めていることもよくあります。新しい茎は、次の花の蕾をもっているため、古い茎を取り除いて、新しい茎に光を当てることはとても大切な作業となります。
花がら摘みのやり方
アルストロメリアの花がら摘みは、茎を根元から抜き取ることにあります。
株全体を観察して、見た目が悪くなった花を探します。花が終わった茎を見つけたら、出来るだけ地際から茎を握り、上に引っこ抜きます。この作業を開花期間中は何度も繰り返しましょう。
夏越しする方法
アルストロメリア(ピンクスプレー)の自生地は多くがチリ中央部やブラジルなどにあり、基本的に夏場は冷涼または高温で乾燥しています。
そのため、日本の高温多湿を苦手にしています。高温多湿環境では、病気にもなりやすく、球根が腐敗して枯れることもあります。そのため、必要に応じた夏越し対策が必要になるでしょう。
夏越しで重要なポイント
- 夏場は、西日の当たらない半日影で育てた方が、株が弱りにくいでしょう。
- 鉢植えであれば西日の当たらない場所に移動します。
- 地植えであれば遮光ネットを利用したりしましょう。
- 土壌が何時までも濡れていてジメジメした状態が続くと根腐れを引き起こす事があります。
- 土壌の通気性・排水性をよくしておきましょう。
- 軒下等の長雨に当たらない環境で育てることもひとつの対策になります。
- 乾燥が続くと葉が萎れたり落ちたりする事があります。
- 土壌の状態を見ながら定期的に水やりを行いましょう。
- 半日影や明るい日陰などの乾燥しにくい環境で管理するのもひとつの対策になります。
- 土壌の表面を腐葉土で覆いマルチングする事で、土壌が乾燥したり熱くなることを防ぐことができます。
冬越しする方法
Hardiness:7~10
アルストロメリア(ピンクスプレー)は耐寒性が高いため、暖地や平地であれば地植えで越冬させる事が可能です。
ただし地面が凍結するような寒さの厳しい地域や寒冷地では枯れてしまう事があるため、必要に応じて冬越し対策が必要になります。
冬越し対策
- 屋外で育てている場合は、寒さが厳しくなる前に腐葉土などでマルチをしたり、不織布などを被せます。
- 鉢植えで育てている場合は、軒下に移動したり、凍結が心配な場合は屋内や温室に移動したりするとよいでしょう。
播種で増やす
アルストロメリアの種蒔の方法
播種時期:
発芽適温:約
発芽日数:
発芽条件:低温湿層処理
アルストロメリアの種子は生理的休眠をしており、低温湿層処理が必要な種子です。
また種子は水分を吸収させた後、常温で数週間置き、低温湿層処理で更に数週間置いた後に種を撒くことで発芽する傾向があります。
このように、複雑な工程があり、またいくつかの種は発芽しなかったり、発芽しても数年は花が咲かないため、基本的には分球で株が増やされる事が多いようです。
低温湿層処理のやり方
- 袋・バーミキュライト・完熟した種を準備する。
- バーミキュライトを水で軽く湿らせてから、袋の中に入れる。
- 袋の中のバーミキュライトの中に種を入れる。
- 袋の中の湿潤を保った状態で冷蔵庫(約4度)の中に入れて2ヶ月程度保管します。
- 種を撒くのによい時期(発芽適温)になったら冷蔵庫から種を取り出して種を撒きます。