コルチカム(イヌサフラン)は属の中に約160種がありますが、一般に園芸で親しまれている種は幾つかの種とその園芸品種です。例えば、コルチカム(イヌサフラン)は園芸でも広く栽培されており、地面から直接に花が咲いているようなユニークな花姿が魅力的です。またコルチカム(スペシオサム)もイヌサフランと同様に魅力的な花が楽しめる所が魅力になります。
また上記の他にも、このページでは様々な種や園芸品種を紹介しています。育て方へのリンクや購入方法のリンクなども用意しているため、そちらもよければご活用下さい。
目次
コルチカム(イヌサフラン)の特徴や園芸品種
- 原産:ヨーロッパ
- 学名:Colchicum autumnale
- 草丈:約10~20cm
- 分類:多年草
- 開花時期:8月~10月
- 花色:赤桃色●紫色●白色〇
- 葉色:緑色●
- 耐暑性:強い
- 耐寒性:強い
- 誕生花:9月21日
- 花言葉:頑固・永続危険な美しさ・楽しい思い出・悔いなき青春・私の最良の日は過ぎた
- 用途:球根植物
- 購入方法:コルチカム(イヌサフラン)を楽天で購入
コルチカム(イヌサフラン)とは!?
コルチカム(イヌサフラン)の学名はColchicum autumnale、広義ではイヌサフラン属全体をさしていますが、狭義ではイヌサフラン属の中の一種であるColchicum autumnaleをさしています。
コルチカム(イヌサフラン)は別名では「オータム・クロッカス(autumn crocus)」や「メドウ・サフラン(meadow saffron)」等とも呼ばれており、原産地はイギリスやアイルランドなど、ヨーロッパやロシアなどの広い地域に帰化しており、牧草地などに自生しています。
コルチカム(イヌサフラン)の語源(由来)
- 属名のColchicumは、現在のコーカサス地方のジョージア西部にあった、「コルキス(Κολχίς)」の古代ギリシャ語の名前からおり、この地域にコルチカムが沢山自生していた事に由来しています。
- 種小名のautumnaleはラテン語で「秋」を意味しており、花が開花する季節に由来します。
- イヌサフランは「イヌ」と「サフラン」の二語で構成されています。イヌは「(有用な植物と比べて)否」または「(本物と比べて)役に立たない」を意味しており、サフランは香辛料などにも使われる有用な植物の事です。
- 恐らくサフランとイヌサフランは草姿や花の形がよく似ていますが、本物のサフランと違い、イヌサフランには猛毒があり役に立たない事からきていると思われます。※イヌサフランに含有するコルヒチンは医薬品に利用されている。
コルチカム(イヌサフラン)の特徴(魅力)
- コルチカム(イヌサフラン)の特徴は、花と葉の展開が別々の季節にある所、開花は秋頃にあり地面から直接花が開花するようなユニークな花姿をつくる所、葉は春から夏が始まる頃まで展開する所、この植物に含まれるコルヒチンは専門家が医薬品に使うことがありますが致死性もあり非常に有毒な所などにあります。
- 園芸では、地面から直接生えたようなユニークな花姿を楽しむ目的で栽培されており、花壇の縁どりに使われたり、一区画に大量植栽して花絨毯のようにして楽しまれたり、また土が無くても育てられる事からテーブル花として楽しまれたりします。
- 球根(球茎)が地面下にあり、球茎は茎が肥大化して卵形または扁球形をしており、外側に薄皮があります。
- 球茎からは花(花茎)と葉を直接展開します。葉は春に展開して夏が始まる頃には枯れており、花の展開は秋頃にあります。海外では、葉のない地面から剥き出しの花茎が出て花が咲くため、この植物をnaked boys plantやnaked ladies plantと呼んでいます。
- 開花期間は秋頃、夏季に休眠しますが休眠から目覚めて花が咲くまでのスパンが短い所も特徴です。
- 花茎は球茎から1~6本出ており、花茎の先端に一個の花を付けます。花は皿状に六個の花被片が緩く開いおり、空に向かい上向きに花は開花します。
- コルチカム(イヌサフラン)はアルカロイドの一種であるコルヒチンを含有しており、専門家が医薬品として利用することもありますが、非常に有毒です。
- コルヒチンの致死量は約1~6g、コルヒチンを大量に含有する球根(全草が有毒)を間違えて一個でも摂取すると死亡する可能性もあり、日本でも誤った摂取により死者が出たり、食中毒を引き起こしたりしています。そのため、知識のない子供のいる家庭やペットのいる家庭では注意して栽培する必要があります。
コルチカム(イヌサフラン)の草丈は約10~20cm、球茎の形は茎が肥大化して卵形または扁球形をしており、外側の薄皮は褐色または薄い褐色、球茎から秋に花茎と春に葉を直接展開する。
葉は球茎から普通4枚(3~7枚)を根生する、葉身の形は狭楕円形、 葉身の長さ約10~25cm、葉の色は緑色、葉は春から夏が始まるまでの期間のみに出る。
花茎は球茎から1~6本、花序は単頂花序、花径は約4~7cm、花の形は皿状、花の構成は花被片6枚・雄蕊6本・雌蕊(心皮3・花柱1・柱頭3)です。花被片の形は倒披針形または狭楕円形、花被片の色は桃色・紫色・白色です。雄蕊の花糸の色は白色、雄蕊の葯は楕円形で黄色または橙色です。雌蕊は心皮が3枚、花柱は1、花柱は途中で3裂してフック状に曲がり、柱頭が3個ある。
果実は蒴果、蒴果は楕円形、成熟すると果皮が3裂して種子を放出します。
コルチカム(イヌサフラン)の園芸品種の紹介
コルチカム(スペシオサム)の特徴や園芸品種
- 原産:トルコ/イラン/コーカサス地方
- 学名:Colchicum speciosum
- 草丈:約10~20cm
- 分類:多年草
- 開花時期:8月~10月
- 花色:桃色●紫色●白色〇
- 葉色:緑色●
- 耐暑性:強い
- 耐寒性:強い
- 花言葉:頑固・永続危険な美しさ・楽しい思い出・悔いなき青春・私の最良の日は過ぎた
- 用途:球根植物
- 購入方法:コルチカム(スペシオサム)を楽天で購入
コルチカム(スペシオサム)とは!?
コルチカム(スペシオサム)の学名はColchicum speciosum、別名では「オータム・クロッカス(autumn crocus)」とも呼ばれている多年草です。原産地はトルコやイランなコーカサス地方にあり、山岳地帯などに自生しています。
コルチカム(イヌサフラン)の語源(由来)
- 属名のColchicumは、現在のコーカサス地方のジョージア西部にあった、「コルキス(Κολχίς)」の古代ギリシャ語の名前からおり、この地域にコルチカムが沢山自生していた事に由来しています。
- 種小名のspeciosumは「素晴らしい」「派手」等を意味しており華やかな花に由来します。
コルチカム(スペシオサム)の特徴(魅力)
- コルチカム(スペシオサム)の特徴は、花と葉の展開が別々の季節にある所、開花は秋頃にあり地面から直接花が開花するようなユニークな花姿をつくる所、葉は春から夏が始まる頃まで展開する所、この植物に含まれるコルヒチンは非常に有毒な所などにあります。
- 園芸では、地面から直接生えたようなユニークな花姿を楽しむ目的で栽培されており、花壇の縁どりに使われたり、一区画に大量植栽して花絨毯のようにして楽しまれたり、また土が無くても育てられる事からテーブル花として楽しまれたりします。
- 球根(球茎)が地面下にあり、球茎は茎が肥大化して卵形または扁球形をしており、外側に薄皮があります。
- 球茎からは花(花茎)と葉を直接展開します。葉は春に展開して夏が始まる頃には枯れており、花の展開は秋頃にあります。
- 開花期間は夏の終わりから秋頃、夏季に休眠しますが休眠から目覚めて花が咲くまでのスパンが短い所も特徴です。
- 花茎は球茎から複数出ており、花茎の先端に一個の花を付けます。花は皿状に六個の花被片が緩く開いおり、空に向かい上向きに花は開花します。
- コルチカム(スペシオサム)はアルカロイドの一種であるコルヒチンを含有しており非常に有毒です。
コルチカム(スペシオサム)の草丈は約10~20cm、球茎の形は茎が肥大化して卵形または扁球形をしており、外側の薄皮は褐色または薄い褐色、球茎から秋に花茎と春に葉を直接展開する。
葉は球茎から根生する、葉身の形は楕円形または狭楕円形、 葉の色は緑色で表面に光沢があり、葉は春から夏が始まるまでの期間のみに出る。
花序は単頂花序、花の形はカップ状または皿状、花の構成は花被片6枚・雄蕊6本・雌蕊(心皮3・花柱1・柱頭3)です。花被片の形は倒披針形または狭楕円形、花被片の色は桃色・紫色・白色です。雄蕊の花糸の色は白色、雄蕊の葯は楕円形で黄色または橙色です。雌蕊は心皮が3枚、花柱は1、花柱は途中で3裂して柱頭が3個ある。
果実は蒴果、蒴果は楕円形、成熟すると果皮が3裂して種子を放出します。
コルチカム(スペシオサム)の園芸品種の紹介
アルバム
コルチカム・アルバム(Colchicum speciosum ’album’)の特徴は、花が大きくて華やかな所、花の色が白色をしている所にあります。そのため、お庭の中に明るさや清潔感などを演出したい時におすすめの園芸品種です。
その他の園芸品種
ウォーターリリー
- コルチカム(ウォーターリリー)の特徴は、土に植えなくても花が咲くためテーブルに置いて花が楽しめる所、花の形が八重咲きをしているため華やかな見た目をしている所、花の色が鮮やかな桃色をしているため可愛らしさを感じさせる所などにあります。
- 球根(球茎)が地面下にあり、球茎は茎が肥大化して卵形または扁球形をしており、外側に薄皮があります。
- 球茎からは花(花茎)と葉を直接展開します。葉は春に展開して夏が始まる頃には枯れており、花の展開は秋頃にあります。
- 開花期間は夏の終わりから秋頃、夏季に休眠しますが休眠から目覚めて花が咲くまでのスパンが短い所も特徴です。
- 花茎は球茎から複数出ており、花茎の先端に一個の花を付けます。花は八重咲きで花被片は細長くシャークな見た目をしており、花の向きは空に向かい上向きに開花します。
ザ ジャイアント
- コルチカム(ザ ジャイアント)の特徴は、土に植えなくても花が咲くためテーブルに置いて花が楽しめる所、花の形が漏斗状で花被片が六個ある所、花の色が紫色をしているため上品さを感じさせる所などにあります。
- 球根(球茎)が地面下にあり、球茎は茎が肥大化して卵形または扁球形をしており、外側に薄皮があります。
- 球茎からは花(花茎)と葉を直接展開します。葉は春に展開して夏が始まる頃には枯れており、花の展開は秋頃にあります。
- 開花期間は夏の終わりから秋頃、夏季に休眠しますが休眠から目覚めて花が咲くまでのスパンが短い所も特徴です。
- 花茎は球茎から複数出ており、花茎の先端に一個の花を付けます。花の形は漏斗形で花被片は六個あり、花の向きは空に向かい上向きに開花します。