- 原産:南アフリカ
- 科:アヤメ(Iridaceae)
- 属:グラジオラス(Gladiolus)
- 種:カリナツス(Gladiolus carinatus)
- 別名: ブルーアフリカーナー(blue Afrikaner)
- 開花時期:3月~5月
- 花の色:青色●紫色●白色〇
- 葉の色:緑色●
- 香り:
- 分類:多年草
- 草丈:約30~50cm
- 貯蔵方法:乾燥貯蔵
- 植付け時期:秋植え球根
- 誕生花:3月23日・6月16日・7月2日・7月8日・7月13日・8月6日・11月26日
- 花言葉(全体):たゆまぬ努力・ひたむきな愛・満足・勝利・密会・用心
- 花言葉(白花):密会
- 花言葉(赤花):堅固・用心深い
- 花言葉(桃花):たゆまぬ努力・ひたむきな愛・満足
- 花言葉(紫花):情熱的な恋
- 花言葉(黄花):愛の招待状
- 用途:背が高い花/切り花/球根植物
- 購入方法:グラジオラス・カリナツスを楽天で購入
目次 | ||
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花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
グラジオラス・カリナツスとは!?
グラジオラス・カリナツスの学名はGladiolus carinatus、別名では「ブルーアフリカーナー(blue Afrikaner)」とも呼ばれる南アフリカが原産の多年草です。
グラジオラス・カリナツスの語源(由来)
- 属名のGladiolusはラテン語で「小さな剣」を意味する「gladiolus」から来ており、葉の形が剣のような見た目をしている所に由来します。
- 種小名のcarinatusはラテン語で「隆起(線)のある」を意味しており、葉の中肋が浮き出ている所に由来します。
グラジオラス・カリナツスの特徴(魅力)
- グラジオラス・カリナツスの特徴は、春咲き系で三月から五月に花が咲く所、花穂の中に4から6個の花を咲かせる所、花の色が薄い青紫色から紫色をしている所、葉の中肋が浮き出ている所、草丈が30~50cm程度と矮性な所等にあります。
- 球茎が地面下にあり、球茎は周りに木子をつくりながら増えることが出来ます。
- 葉の形は線形、葉の中肋が浮き出る所が特徴です。
- 開花期間は三月から五月の春咲き、花序は穂状花序、穂状花序は4から6個の花が片側に寄るように、やや疎らに空間をあけながら咲くため、繊細で可憐な花姿となります。
- 花の形は漏斗形、花の花被片の数は6枚、花被片は楕円形、花の色は薄い青紫色から薄い紫色で、花被片の下部三枚に黄色と濃い紫色の班が入ります。
- グラジオラス・カリナツスは秋から春が生育期間になり、夏になると休眠します。栽培方法については育て方からご覧下さい。
グラジオラスの切り花の楽しみ方
- 収穫タイミング
- 花が一個から二個開いていて数個の蕾が色使いているものを収穫します。※株に葉を残しておくと光合成を行い球根にエネルギーを蓄えるため翌年の開花に好影響を与えます。
- 朝の涼しい時間帯もしくは夕方に収穫すると花に十分な水分が含まれており水揚げしやすいです。
- 水揚げ
- 葉は水揚げを悪くするため必要な分を除いて茎から全て取り外しましょう。
- 水揚げの方法は水切りを行います。
- 花瓶に生ける
- 花瓶に水と延命剤を入れて花を生けましょう。
- 延命剤の効果により蕾が開きやすくなり日持ちが長くなります。
- 日持ちは管理の方法でも左右されますが約3~10日です。
水切り法
水切り法とは、切り花の切り口を水の中に付けた状態で切り戻しを行い、切り口の更新を行う水揚げ方法です。
水切りは、特定の植物または特定の条件を除いた、殆どの植物に行われている、最も一般的な水揚げ方法になります。
水切りは、水の中で茎を切るため導管内に気泡が入りにくいメリットがあります。また水切りを行うことで「微生物」「空気」「その他」が原因で詰まっている茎を取り除くため、切り口からの水揚げ正常に戻ります。
水切りの方法
切り花の切り口を水の中に浸けます。水の中につけた状態で、切口の根元から上に1~5cm程度を取り除くつもりで、ハサミを使って斜めにカットします。
切り口部分を斜めにすることで、吸水部分が広がり、水揚げの効果が高まります。
グラジオラスの主な原種を紹介
春植え球根系
オポシティフロールス
グラジオラス・オポシティフロールスの学名はGladiolus oppositiflorus、別名では「トランスカイ・グラジオラス(Transkei gladiolus)」や「サーモン・グラジオラス(salmon gladiolus)」とも呼ばれる南アフリカが原産の多年草です。
グラジオラス・オポシティフロールスの特徴は、夏咲き系で六月から九月頃に花が咲く所、花穂の中の花は交互に反対を向くように咲く傾向があり、片側を向く一般的なグラジオラスと違う所、花の形は漏斗形で細い筒のような見た目をしている所、花の色がサーモンピンク色をしているため柔らかな印象を感じさせる所等にあります。
アシダンセラ
アシダンセラの学名はGladiolus murielae、別名では「グラジオラス・ムリエラ」や「フレグラント・グラジオラス(fragrant gladiolus)」とも呼ばれるエチオピア・タンザニア・マラウイ・モザンビークが原産の多年草です。
アシダンセラ(Gladiolus murielae)は、現在はグラジオラス(Gladiolus)属に移動していますが、以前はアシダンセラ(Acidanthera)属にあったため、現在も一般名としてアシダンセラと呼ばれています。
アシダンセラの特徴は、開花が7月から10月頃と少し遅めな所、立ち姿が真っ直ぐとしていて洗練された雰囲気がある所、花穂の中に3から5個の花を咲かせる所、花は途中で湾曲するため俯くように可憐に咲く所、花は平開する傾向があり花被片は細くシャープなためスタイリッシュなお庭によく合う所、花の色が白色と紫色の二色のため上品さやエレガントさを感じさせる所、花には甘い香りがある所等にあります。
秋植え球根系
トリスティス
グラジオラス・トリスティスの学名はGladiolus tristis、別名では「エバーフラワーリング・グラジオラス(ever-flowering gladiolus)」や「マーシュ・アフリカーナ(marsh Afrikaner)」とも呼ばれる多年草です。原産地は南部アフリカにあり、斜面や湿地、川沿いなど様々な場所に自生しています。
グラジオラス・トリスティスの特徴は、春咲き系で三月から五月に花が咲く所、花穂の中に二から八個の花を咲かせる所、花の色がクリーム色をしていて、しばしば赤みを帯びる所、花にはグローブに似た香りがある所、茎は花と比べて細く華奢なため繊細な雰囲気を感じさせるところ等にあります。
カルディナリス
グラジオラス・カルディナリスの学名はGladiolus cardinalis、別名では「ウォーターフォールグラジオラス(Waterfall Gladiolus)」や「ニューイヤーリリー(New Year lily)」とも呼ばれる多年草です。原産地は南アフリカにあり、滝の傍の濡れた崖地等に自生しています。
グラジオラス・カルディナリスの特徴は、滝の傍の崖地等に自生していて常に濡れた場所を好む所、開花時期が12月~1月にある所、花穂の中には最大12個の花を咲かせる所、花の色が鮮やかな赤色と白色をしているため華やかなコントラストが楽しめる所、茎は花と比べて細く華奢なため湾曲する傾向があり繊細な雰囲気を感じさせるところ等にあります。
イタリクス
グラジオラス・イタリクスの学名はGladiolus italicus、別名では「イタリアン・グラジオラス(Italian gladiolus)」や「フィールド・グラジオラス(field gladiolus)」とも呼ばれるヨーロッパおよびアジア、北アフリカが原産の多年草です。
グラジオラス・イタリクスの特徴は、春咲き系で三月から五月に花が咲く所、花穂の中に6から16個の花を咲かせる所、花の花被片がとても細いためシャープな見た目をしている所、花の色がピンクに白色の班が入る所、茎と葉は細く華奢なため繊細で可憐な雰囲気を感じさせる所等にあります。
カリオフィラセウス
グラジオラス・カリオフィラセウスの学名はGladiolus caryophyllaceus、別名では「ブルーアフリカーナー(blue Afrikaner)」とも呼ばれる南アフリカが原産の多年草です。
グラジオラス・カリオフィラセウスの特徴は、春咲き系で三月から五月に花が咲く所、花穂の中に2から10個の花を咲かせる所、花の形は漏斗状で花の色が鮮やかなピンク色をしている所、花にはグローブを想像させるような甘い香りがある所、葉の縁部分に赤色の細覆輪が入る所等にあります。とも呼ばれる南アフリカが原産の多年草です。
カルミネウス
グラジオラス・カルミネウスの学名はGladiolus carmineus、別名では「クリフ・グラジオラス(cliff gladiolus)」や「ヘルマナス・グラジオラス(Hermanus gladiolus)」とも呼ばれる多年草です。原産地は南アフリカにあり、海岸沿いの崖地などに自生しています。
グラジオラス・カルミネウスの特徴は、秋植え(夏植え)かつ秋咲き系で成長が早く直ぐに花が咲く所、花穂の中に2から6個の花を咲かせる所、花の漏斗形で鮮やかな赤色(赤ピンク)の花を咲かせるため華やかな印象を感じさせる所、茎は細く華奢でくねくねと曲がる傾向がある所、草丈が30~50cm程度と矮性な所等にあります。
グラジオラスの主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。
グラジオラス・カリナツスの育て方
花壇の土づくり
日当り
グラジオラス・カリナツスは、日光のよく当たる場所で最もよく成長して沢山の花を咲かせます。
そのため基本的には日向で育てる方が良いでしょう。また半日影までで育てる事が出来ます。
- 日向とは、直射日光が6時間以上当たる場所です。
- 半日影とは、直射日光が3時間から5時間程度当たる場所です。また基本的には午前中のみ日が当たり午後から日陰になる場所になります。
- 明るい日陰とは、直射日光が二時間程度まで、または間接光だけが当たるような比較的に明るい場所です。
- 暗い日陰とは、森の中にあるような直射日光も間接光もほとんど当たらないような暗い場所です。
土壌の土質
グラジオラスは、水捌けがよい土壌であれば土質は殆ど選びません。基本的には通気性・排水性・保水性のバランスが良く、適度に肥沃な土壌で育てると良いでしょう。
注意することは水捌けの悪い場所で育てたり、粘土質な土壌で育てる事です。水分が停滞するような土壌で育てると根腐れを引き起こして生育不良になったり、枯れたりすることがあります。
そのため、植え付けの前に土壌診断を行い、土壌の通気性を良くしたり、通気性と保水性のバランスを改善したり、腐葉土等の有機物を入れて適度に肥沃な土壌にした方が良いでしょう。
土壌診断と改善の行い方
- 土を掘る時に土が硬い場合は作土層が十分でない可能性があります。
- スコップで土を深くまで掘り返し石等を取り除きます。
- 適度に濡れた土を、手にとり握って土塊を作り、通気性・保水性などを診断します。
- 手のひらを開き土の塊がバラバラと崩れる場合は通気性と排水性の高い砂壌土や砂土に近い土壌です。栄養の乏しい土壌や乾燥に強い植物にむきます。
- 保水性を改善したい場合は保水性を高める用土(堆肥や黒土など)を入れると良いでしょう。
- 手のひらを開いても土の塊は崩れず、土塊を軽く指で押すと崩れる場合は通気性と保水性のバランスが良い壌土に近い土壌です。幅広い植物に向く土壌です。
- 植物に合わせて保水性を好む植物であれば保水性を高める用土(黒土やバーミキュライト等)を入れたり、乾燥を好む植物であれば排水性や通気性を高める用土(川砂やパーライトなど)を入れましょう。
- 手のひらを開いても土の塊が崩れず、指で押しても崩れる感じがない場合は粘土質で水捌けが悪い土壌の可能性があります。必要に応じて排水性・通気性を高める用土(川砂・パーライト等)を混和しましょう。
- 手のひらを開き土の塊がバラバラと崩れる場合は通気性と排水性の高い砂壌土や砂土に近い土壌です。栄養の乏しい土壌や乾燥に強い植物にむきます。
- 土壌に入る有機物の量を診断しましょう。土の色を見て、有機物が沢山入る肥沃な土の場合は有機物(腐植)が多く含むため土の色が黒っぽくなります。一方で有機物(腐植)が少ない場合は土の色が薄くなります。
- 土壌の状態とバランスを見ながら、2割から3割を目安に堆肥(腐葉土・バーク堆肥等)を土壌に混和しましょう。
- PHを測る専用の道具を用意して診断します。※詳しくはPHを診断からご覧下さい。
- 酸性土壌を改善して土壌を中性またはアルカリ性にしたい場合は、苦土石灰を利用します。PHを1上げるのに必要な苦土石灰の量は1平方メートルあたり150g程度です。土壌に苦土石灰を撒いた後は、石灰が塊にならないようによく混和します。
- アルカリ性土壌を改善して酸性に傾けたい場合は無調整ピートモス(PH4程度)を利用しましょう。ピートモスを腐葉土のかわり等に利用して、よく混和しましょう。
植付け方法
- 植え付け時期
- 春咲き系の植え付け時期は9月~11月です。
- 植え穴の深さ
- 植え穴の深さは球根の大きさに合わせて、球根の約3倍の深さ、または地面から約10~15cmです。
- 植付け間隔
- 植付け間隔は15~20cm程度離します。
- 植え方
- 球根の成長点を上向きにして穴の中に球根をおきます。その後、土を被せましょう。
鉢土づくり
日当り
グラジオラス・カリナツスは、日光のよく当たる場所で最もよく成長して沢山の花を咲かせます。
そのため基本的には日向で育てる方が良いでしょう。また半日影までで育てる事が出来ます。
培養土
グラジオラスの培養土は、一般的な草花の培養土を選ぶと良いでしょう。
自作する場合は通気性・排水性・保水性のバランスが良く適度に肥沃な培養土を作ると良いでしょう。
培養土の配合例
- 赤玉土(小粒・中粒)+腐葉土=6:4
- 赤玉土(小粒・中粒)+ピートモス+腐葉土=5:2:3
植付け方法
- 植え付け時期
- 春咲き系の植え付け時期は9月~11月です。
- 植え穴の深さ
- 植え穴の深さは球根の大きさに合わせて、球根の約2~3倍の深さ、または地面から約10cmです。
- 植え方
- 球根の成長点を上向きにして穴の中に球根をおきます。その後、土を被せましょう。
水やりの仕方
グラジオラス・カリナツスは、秋から春が生育期間のためこの季節は水やりをしっかり行います。夏は休眠するためやや乾燥気味に管理しましょう。
生育期間の水やり
グラジオラスは基本的に乾燥に強いため、地植えであれば殆ど水やりは不要です。ただし生育が活発な期間、乾燥しやすい季節、雨が長く降らない時には、水やりが必要になってきます。
また鉢植えで育てる場合は、地植えと比べて土の乾燥が早くなります。そのため、より定期的な水やりが必要になります。
水やり方法
生育期間中は、土の表面から約2cm~5cmが乾いてきたら、水やりを行うといいでしょう。
水やりの量は、土壌内に新鮮な酸素を行き渡らせる目的もあるため、一度に与える水の量はたっぷりと与えてください。
休眠期の水やり
夏の間は水やりを止めて管理しましょう。球根が排水性の悪い場所や長雨に当たるような場所に植えている場合は、掘りあげて貯蔵します。
肥料の与え方
グラジオラス・カリナツスは、土壌の中にある程度の肥沃さがあれば肥料を与えなくても育てることが出来ます。そのため、植え付け時に堆肥を入れておけば問題なく育てることが可能です。
ただし、球根にエネルギーを蓄えさせて大きくしたい場合は、春に追肥をした方がよいでしょう。球根にエネルギーが溜まることで、翌年の開花によい影響を与えることが出来るため、必要に応じて追肥を与えてください。
堆肥の与え方
- 堆肥を与える時期
- 秋の植え付け時に土壌改良を行い堆肥をいれます。
- 堆肥の入れ方
- 地植えの場合は土壌改良を行い堆肥(腐葉土や牛糞堆肥等)をいれて混和するか、株の上に堆肥を盛るか、周囲に穴を掘り堆肥を入れましょう。
- 鉢植えの場合は、牛糞や腐葉土のしっかり入る新しい培養土を使うか、古い土を再利用する場合は、古い土の中に二割から五割ほど新しい土を混ぜて再利用しましょう。
追肥の与え方
- 追肥を与える時期
- 秋から春にかけて定期的に肥料を与えましょう。※冬の間は控えめに行います。
- 追肥の選び方
- 基本的には球根用の肥料がおすすめです。また一般的な化成肥料または液肥を利用することも出来ます。
- 肥料の成分はカリが多めに入る製品か、窒素・リン・カリの三要素がバランス良く入る製品を選びましょう。
- 肥料の与え方
- 液体肥料を与える場合は、規定された分量で希釈して、約10~14日の頻度で、水やりと一緒に液肥も与えましょう。
- 化成肥料(固形肥料)を与える場合は、規定された分量を規定された頻度で与えます。基本的には置き肥のため、株から少し離れた場所に与えるようにしましょう。また、水やりの際に、きちんと肥料が解けるように水を肥料に当ててください。
剪定のやり方
グラジオラス・カリナツスの剪定は、花がら摘みを行います。
花がら摘みをする事で、見た目が良くなるとともに、種作りに使われる栄養が球根に回るため、球根が大きくなり翌年の開花によい影響を与えます。
花がら摘みのやり方
開花が終わったら花穂の直ぐしたでカットしましょう。葉は光合成を行い球根にエネルギーを貯めるために必要なため、枯れるまでは必ず残しておきます。
夏越しする方法
グラジオラス・カリナツスは、夏の間は休眠期になります。地植えで乾燥気味に管理するか、掘り上げて乾燥貯蔵しましょう。
球根の貯蔵のやり方
- 掘りあげ時期
- 球根の掘りあげは茎や葉が黄色くなり、枯れてきたら行います。
- 球根を綺麗にする
- 球根を傷つけないように土を落とします。
- 木子・新球・古球を剥がして小分けにして必要なものを残しておきましょう。
- 乾燥
- 球根が湿った状態では雑菌が繁殖して腐敗するため、貯蔵する前に、外側を乾燥させ、傷ついている部分にはカルスを形成させましょう。
- 直射日光を避けた日陰の風通しのよい場所に仮置きして、数日から一週間程度、乾燥させます。
- 球根から茎葉や根を外します。茎葉や根は残したままにしておくと、そこから腐敗して球根が病気になる可能性があります。
- 球根を保管する
- 通気性の良い棒ネットまたは紙袋の中に乾燥した球根を入れて秋の植え付け時期まで保管します。
冬越しする方法
Hardiness:8~9
グラジオラス・カリナツスは、軽い霜であれば耐えられます。ただし基本的には、寒さに弱いため、冬越し対策を行って育てる方がよいでしょう。
また冬の期間も成長しているため、定期的に水やりが必要です。
- 地植えしている場合
- 霜が降りる前、または寒さが厳しい地域で育てている場合は、支柱を立ててビニールを張りトンネルを作ったり、ミニ温室を作って上げるのもひとつの対策になります。
- 鉢植えで管理している場合
- 鉢植えを軒下に移動して、霜から株を守りましょう。
- 寒さの厳しい地域であれば、日当たりの良い屋内や、温室に移動して管理しましょう。
挿し木や株分けで増やす
グラジオラス・カリナツスは分球によって増やす事ができます。
分球方法
- 掘りあげ時期
- 球根の掘りあげは茎や葉が黄色くなり、枯れてきたら行います。
- 分球する
- 親球の周りに、子球(木子)があるため、これを剥がして分割します。
- 球根を綺麗にする
- 球根を傷つけないように土を落とします。方法は、手やブラシ、流水などを使いましょう。
- 一度目の乾燥
- 球根が湿った状態では雑菌が繁殖して腐敗するため、貯蔵する前に、外側を乾燥させ、傷ついている部分にはカルスを形成させましょう。
- 直射日光を避けた日陰の風通しのよい場所に仮置きして、数日から一週間程度、乾燥させます。
- 球根を保管する
- 通気性の良い棒ネットまたは紙袋の中に乾燥した球根を入れて植え付け時期まで保管します。
- 管理する場所は氷点下を下回らない場所で管理します。
播種で増やす
グラジオラス・カリナツスの種蒔の方法
播種時期:
発芽適温:約
発芽日数:
発芽条件:
植物の病気
グラジオラス・カリナツスの病気
- 首腐病
- 葉枯病
- 斑点病
- ボトリチス病
- ウイルス病
グラジオラス・カリナツスの害虫
- ナメクジ
- スリップス
- ハダニ