- 原産:
- 科:アヤメ(Iridaceae)
- 属:アヤメ/アイリス(Iris)
- 種:ドイツアヤメ(Iris × germanica)
- 一般名:ジャーマン・アイリス(German iris)
- 別名:ベアーデッド・アイリス(bearded iris)/ジャーマン・ベアーデッド・アイリス(German bearded iris)
- 品種:デュアルトーン(Iris × germanica ‘Dualtone’)
- 開花時期:4月~6月
- 花の色:紫色●黄色●
- 葉の色:緑色●
- 香り:
- 分類:多年草
- 草丈:約50~100cm
- 貯蔵方法:
- 植付け時期:秋植え球根
- 誕生花:5月23日・5月29日・6月29日
- 花言葉:使者・情熱・恋のメッセージ・燃える思い
- 用途:背が高い花/切り花/球根植物
- 購入方法:ジャーマンアイリス(デュアルトーン)を楽天で購入
目次 | ||
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花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
ジャーマンアイリス(デュアルトーン)とは!?
- ジャーマンアイリス(デュアルトーン)の花の色は、萼片が薄い紫色、花弁はクリーム色、萼片の上の髭は黄色をしています。そのため、甘いお菓子を想像させるようなスイーツガーデンや、かわいいをテーマにするお庭などによく合う園芸品種です。
- 花は萼片と花弁が同程度に大きくて、縁部分がフリルしており、花弁と萼片は上下逆向きにつきます。そのため、揺れるドレスを想像させるような優雅で遊び心のあるオシャレな花姿が楽しめます。
- 草丈は約50~100cm、立ち姿が真っ直ぐとしていているためお庭の中で洗練された雰囲気を感じさせることが出来ます。
ドイツアヤメ(ジャーマン・アイリス)とは!?
ドイツアヤメ(ジャーマン・アイリス)の学名はIris × germanica、別名では「ジャーマン・ベアーデッド・アイリス(German bearded iris)」や「ベアーデッド・アイリス(bearded iris)」とも呼ばれる多年草です。
ドイツアヤメ(ジャーマン・アイリス)は原種ではなくニオイアヤメ(Iris pallida)とバリエガーター種(Iris variegata)の自然交雑種と考えられており、原産地は地中海地方にあると考えられています。
ドイツアヤメ(ジャーマン・アイリス)の語源(由来)
- 属名のIrisは、ギリシャ語で「虹」を意味する「ἶρις(îris)」からきており、またギリシャ神話に出てくる虹の女神(Iris)にも因んでいます。
- アイリスの名前の由来は花の色が虹のように多種多様にある所からきています。
- 種小名のgermanicaは「ドイツの」を意味しています。
- 和名のドイツアヤメの由来は英名のGerman irisやIris × germanicaを直訳したものです。
ドイツアヤメ(ジャーマン・アイリス)の特徴(魅力)
- ドイツアヤメ(ジャーマン・アイリス)は品種改良が盛んに行われており約6万の品種が作出されていると考えられています。そのため、他のアイリスと比べると花の大きさ・形・色が多種多様です。
- ドイツアヤメ(ジャーマン・アイリス)の特徴は、花の萼片の中肋に髭状のモサモサした毛が生えている所、 花の大きさが約8~15cmと大輪で他のアイリスと比べて豪華な見た目をしている所、花弁と萼片の大きさが同程度あり向きが上下に分かれているため遊び心のある優雅な見た目をしている所、花の色が他のアイリスと比べても多くて多彩な所、葉の形が剣形で扇状に広がる所、立ち姿が真っ直ぐとしていて洗練された雰囲気がある所、根茎はオリスルートとも呼ばれており乾燥させるとすみれのような心地よい香りがある所などにあります。
- ドイツアヤメ(ジャーマン・アイリス)は根茎アイリスに分類されており、地面下に肥大化した根茎があります。
- 根茎は太く分岐しながら水平に伸びる傾向があり、根茎から何本も株が生まれるため年を追うごとに株が増えて群生をつくります。
- 葉は扇状に広がるようにつき、葉の形は剣形をしていてシャープで洗練された見た目をしています。
- 開花期間は通常は四月から六月、二期咲き品種は十月から十二月にも花を咲かせます。そのため、沢山花を楽しみたい場合は二期咲き品種を選んでみると良いでしょう。
- 花序は集散花序、一茎に2~6個の花を付けて、分枝に1~2個の花をつけます。
- 花は萼片3個が内側に湾曲しながら垂れ下がり、花弁3個が外側に湾曲しながら垂直に立ち上がり、雌蕊は花弁状で三個の柱頭が中心で立ち上がります。そのため、八重咲き花のような豪華さと、ダンスで揺れるドレスのような優雅さを感じさせます。
- 萼片の基部付近の中肋には髭状の毛が集まり、髭の色は花弁と同様に多彩な色があります。
- 花は切り花としても親しまれており、花瓶に生けて部屋に飾ることで豪華さ優雅さを演出することが可能です。
- 切り花の日持ちは、 管理の仕方などにも左右されますが花瓶の中で七日程度の日持ちがあります。
- ドイツアヤメの根茎はオリスルート(Orris root)とも呼ばれており、香りがとても良くスミレのような匂いがするため、香水や薬の原料として利用されたり、ポプリやアロマテラピーに利用されたりしています。
- 根茎は5年間乾燥させたものが最もよい香りがします。ただしポプリなどであれば2ヶ月程度の乾燥で利用する事もできます。
ドイツアヤメ(ジャーマン・アイリス)の草丈は約50~120cm、根茎は太く分岐しながら水平に伸びる傾向があり、草姿は叢生、茎は基本的に分枝せずに直立します。
葉身の長さ約30~70cm、葉身の幅は約1~1.5cm、葉身の形は剣形、 葉脈は平行脈、葉の色は緑色です。
花序は集散花序、集散花序は茎の上部に2~6個の花をつける。花の大きさは直径が約8~15cm、花は萼片の数が3枚・花弁の数が3枚・雄蕊の数が3本・雌蕊(子房3・花柱1・柱頭3)です。萼片の形は倒卵形、萼片の長さ約6~10cm、萼片の色は青・紫・赤・桃・黄・橙・白・黒、萼片の基部付近の中肋には髭状の毛があり、萼片の向きは湾曲しながら垂れ下がる傾向にある。花弁の形は倒卵形、花弁の長さ約5~7cm、花弁の色は青・紫・赤・桃・黄・橙・白・黒、花弁の向きは外側に湾曲しながら直立する。雄蕊は雌蕊の花柱の裏側にくっつくように隠れてある。雌蕊の花柱の形は花弁状、花柱の幅は約2cm、雌蕊は上部で分裂して柱頭が3個ある。
果実は蒴果、蒴果の形は楕円形で長さは約4~7cm、果実は成熟すると緑色から褐色へと変化して、果皮が三裂して種子を放出します。
ドイツアヤメ(ジャーマン・アイリス)の切り花の楽しみ方
- 収穫タイミング
- 1番上の蕾が開いたばかりの時が一番の収穫タイミングになります。
- 朝の涼しい時間帯もしくは夕方に収穫すると花に十分な水分が含まれているため水揚げしやすいです。
- 水揚げ
- 葉は水揚げを悪くするため必要な分を除いて茎から全て取り外しましょう。
- 水揚げの方法は水切りを行います。
- 花瓶に生ける
- 花瓶に水と延命剤を入れて花を生けましょう。
- 延命剤の効果は高く日持ちが長くなります。
- 日持ちは管理の方法でも左右されますが約7日です。
水切り法
水切り法とは、切り花の切り口を水の中に付けた状態で切り戻しを行い、切り口の更新を行う水揚げ方法です。
水切りは、特定の植物または特定の条件を除いた、殆どの植物に行われている、最も一般的な水揚げ方法になります。
水切りは、水の中で茎を切るため導管内に気泡が入りにくいメリットがあります。また水切りを行うことで「微生物」「空気」「その他」が原因で詰まっている茎を取り除くため、切り口からの水揚げ正常に戻ります。
水切りの方法
切り花の切り口を水の中に浸けます。水の中につけた状態で、切口の根元から上に1~5cm程度を取り除くつもりで、ハサミを使って斜めにカットします。
切り口部分を斜めにすることで、吸水部分が広がり、水揚げの効果が高まります。
ドイツアヤメ(ジャーマン・アイリス)の主な原種と交雑種の紹介
ビクトリアホールズ
- ジャーマンアイリス(ビクトリアホールズ)は開花が二度ある二期咲きで、春と秋に花を咲かせます。
- 花の色は、青紫色と白色の二色で構成されていて、萼片の基部に白色の班が入ります。青紫色はクールな印象を与えたり、気分を落ち着ける鎮静効果があるため、クールなお庭やヒーリングガーデンにピッタリな園芸品種です。
- 花は大輪、花は萼片と花弁が同程度に大きくて、縁部分がフリルしており、花弁と萼片は上下逆向きにつきます。そのため、揺れるドレスを想像させるような優雅で遊び心のあるオシャレな花姿が楽しめます。
- 草丈は約60~100cm、立ち姿が真っ直ぐとしていているためお庭の中で洗練された雰囲気を感じさせることが出来ます。
サマーオリンピックス
- ジャーマンアイリス(サマーオリンピックス)は、その名前からも察する事が出来る通り、夏のオリンピックが開会する夏頃に再開花する事がある二期咲きのジャーマンアイリスです。
- また他のジャーマンアイリスと比べると春の開花も早い傾向にあります。
- 花の色は、明るいレモンイエローと白色の二色で構成されていて、萼片の基部に白色の班が入ります。そのため、フレッシュで明るい印象を与えたいお庭などにおすすめの園芸品種です。
- 花は大輪、花は萼片と花弁が同程度に大きくて、縁部分がフリルしており、花弁と萼片は上下逆向きにつきます。そのため、揺れるドレスを想像させるような優雅で遊び心のあるオシャレな花姿が楽しめます。
- 草丈は約60~100cm、立ち姿が真っ直ぐとしていているためお庭の中で洗練された雰囲気を感じさせることが出来ます。
ハローウィンハロー
- ジャーマンアイリス(ハローウィンハロー)は開花が二度ある二期咲きで、春と秋に花を咲かせます。
- 花の色は、萼片が白色に黄色の覆輪が入る、花弁は白色、萼片の上の髭は橙色をしています。そのため、南国のような明るさを感じさせる品種となります。
- 花は萼片と花弁が同程度に大きくて、縁部分がフリルしており、花弁と萼片は上下逆向きにつきます。そのため、揺れるドレスを想像させるような優雅で遊び心のあるオシャレな花姿が楽しめます。
- 草丈は約60~100cm、立ち姿が真っ直ぐとしていているためお庭の中で洗練された雰囲気を感じさせることが出来ます。
カラーミーブルー
- ジャーマンアイリス(カラーミーブルー)は花に顕著な甘い芳香があるため、香りの花として楽しめます。
- 花の色はラベンダー色をしています。ラベンダー色は上品さを感じさせたり気持ちをリラックスさせる効果があるため、エレガントガーデンやヒーリングガーデンによく合います。
- 花は萼片と花弁が同程度に大きくて、縁部分が強くフリルしており、花弁と萼片は上下逆向きにつきます。そのため、揺れるドレスを想像させるような優雅で遊び心のあるオシャレな花姿が楽しめます。
- 草丈は約60~100cm、立ち姿が真っ直ぐとしていているためお庭の中で洗練された雰囲気を感じさせることが出来ます。
ルビーモーン
- ジャーマンアイリス(ルビーモーン)の花の色は濃い紫色をしています。そのため、上品さや優雅さをテーマにするエレガントガーデンや、神秘性をテーマにした魔法のお庭などのテーマガーデンにぴったりな品種です。
- 花は巨大輪のため強い存在感があり豪華さを演出する事ができます。
- 花の萼片と花弁が同程度に大きくて、縁部分がフリルしており、花弁と萼片は上下逆向きにつきます。そのため、揺れるドレスを想像させるような優雅で遊び心のあるオシャレな花姿が楽しめます。
- 株は強健で病気などになりにくく育てやすい。
- 草丈は約60~100cm、立ち姿が真っ直ぐとしていているためお庭の中で洗練された雰囲気を感じさせることが出来ます。
ウェディングドレス
- ジャーマンアイリス(ウェディングドレス)の花の色は白色で、髭は橙色をしています。白色は明るさ神聖さを感じさせるため、明るさを演出したいエントランスガーデンや、神聖さを演出したいギリシャガーデンなどにぴったりな品種です。
- 花は巨大輪のため強い存在感があり豪華さを演出する事ができます。
- 花の萼片と花弁が同程度に大きくて、縁部分がフリルしており、花弁と萼片は上下逆向きにつきます。そのため、揺れるドレスを想像させるような優雅で遊び心のあるオシャレな花姿が楽しめます。
- 株は強健で病気などになりにくく育てやすい。
- 草丈は約60~100cm、立ち姿が真っ直ぐとしていているためお庭の中で洗練された雰囲気を感じさせることが出来ます。
ラリーゴールター
- ジャーマンアイリス(ラリーゴールター)の花の色は、濃い紫色をしています。そのため、上品さや優雅さをテーマにするエレガントガーデンや、神秘性をテーマにした魔法のお庭などのテーマガーデンにぴったりな品種です。
- 花は萼片と花弁が同程度に大きくて、縁部分が強くフリルしており、花弁と萼片は上下逆向きにつきます。そのため、揺れるドレスを想像させるような優雅で遊び心のあるオシャレな花姿が楽しめます。
- 花は巨大輪のため強い存在感があり豪華さを演出する事ができます。
- 花には芳香があるため、切り花などにして香りを楽しむこともできます。
- 草丈は約60~100cm、立ち姿が真っ直ぐとしていているためお庭の中で洗練された雰囲気を感じさせることが出来ます。
オリンピックチャレンジ
- ジャーマンアイリス(オリンピックチャレンジ)の花の色は、萼片が黄色と白色、花弁はサーモン色、萼片の上の髭は橙色をしています。そのため、温もりを感じさせるような明るいお庭にピッタリな品種となります。
- 花は萼片と花弁が同程度に大きくて、縁部分がフリルしており、花弁と萼片は上下逆向きにつきます。そのため、揺れるドレスを想像させるような優雅で遊び心のあるオシャレな花姿が楽しめます。
- 花は巨大輪のため強い存在感があり豪華さを演出する事ができます。
- 草丈は約60~100cm、立ち姿が真っ直ぐとしていているためお庭の中で洗練された雰囲気を感じさせることが出来ます。
シュプリームサルタン
- ジャーマンアイリス(シュプリームサルタン)は花の大きさが15~20cmと巨大輪のため強い存在感があり豪華さを演出する事ができます。
- 花の色は、萼片が黒色とブロンズ色、花弁は明度の低い黄色、萼片の上の髭はブロンズ色をしています。そのため、黄金で出来たような高級感がありラグジュアリーなお庭によく合う園芸品種です。
- 花は萼片と花弁が同程度に大きくて、縁部分がフリルしており、花弁と萼片は上下逆向きにつきます。そのため、揺れるドレスを想像させるような優雅で遊び心のあるオシャレな花姿が楽しめます。
- 花には芳香があるため、切り花などにして香りを楽しむこともできます。
- 草丈は約60~100cm、立ち姿が真っ直ぐとしていているためお庭の中で洗練された雰囲気を感じさせることが出来ます。
ソーンバード
- ジャーマンアイリス(ソーンバード)はソーン(棘)の名前からも分かる通り、萼片の髭のしたから棘状の突起が長く伸びており、ユニークな花形をしています。
- 花の色は黄色と紫色、萼片の中肋と側面がほんのりと紫色を帯びる傾向があり、髭と突起は黄色または紫色です。
- 花は萼片と花弁が同程度に大きくて、縁部分が強くフリルしており、花弁と萼片は上下逆向きにつきます。そのため、揺れるドレスを想像させるような優雅で遊び心のあるオシャレな花姿が楽しめます。
- 草丈は約60~100cm、立ち姿が真っ直ぐとしていているためお庭の中で洗練された雰囲気を感じさせることが出来ます。
ゲイパラソル
- ジャーマンアイリス(ゲイパラソル)の花の色は、萼片が濃い赤紫色、花弁はほんのり紫色さみを帯びる白色、萼片の上の髭は紫色をしています。そのため、上品さや優雅さを感じさせるエレガントなお庭などによく合います。
- 花は萼片と花弁が同程度に大きくて、縁部分がフリルしており、花弁と萼片は上下逆向きにつきます。そのため、揺れるドレスを想像させるような優雅で遊び心のあるオシャレな花姿が楽しめます。
- 草丈は約60~100cm、立ち姿が真っ直ぐとしていているためお庭の中で洗練された雰囲気を感じさせることが出来ます。
ジェーシーズ ソング
- ジャーマンアイリス(ジェーシーズ ソング)の花の色は、紫色と白色の二色で構成されていて、縁部分にスプレーを吹いたような紫色の覆輪が入ります。そのため、上品さや優雅さを感じさせるエレガントなお庭などによく合う園芸品種です。
- 花は萼片と花弁が同程度に大きくて、縁部分がフリルしており、花弁と萼片は上下逆向きにつきます。そのため、揺れるドレスを想像させるような優雅で遊び心のあるオシャレな花姿が楽しめます。
- 草丈は約60~100cm、立ち姿が真っ直ぐとしていているためお庭の中で洗練された雰囲気を感じさせることが出来ます。
ビフォー ザ ストーム
- ジャーマンアイリス(ビフォー ザ ストーム)の花の色は植物の中でも珍しい黒色をしています。そのため、重厚感で格式のある雰囲気のお庭や、洗練されたモダンガーデンなどにおすすめの品種です。
- 花は萼片と花弁が同程度に大きくて、縁部分がフリルしており、花弁と萼片は上下逆向きにつきます。そのため、揺れるドレスを想像させるような優雅で遊び心のあるオシャレな花姿が楽しめます。
- 草丈は約90cm、立ち姿が真っ直ぐとしていているためお庭の中で洗練された雰囲気を感じさせることが出来ます。
かぐや姫
- ジャーマンアイリス(かぐや姫)の花の色はパステルピンク色をしていて、萼片の上の髭はオレンジ色をしています。そのため、かわいいをテーマにしたお庭や乙女心をくすぐるようなメルヘンチックなお庭によく合う品種です。
- 花は萼片と花弁が同程度に大きくて、花弁と萼片は上下逆向きにつきます。そのため、遊び心のあるオシャレな花姿が楽しめます。
- 草丈は約60~100cm、立ち姿が真っ直ぐとしていているためお庭の中で洗練された雰囲気を感じさせることが出来ます。
ベイベリーキャンドル
- ジャーマンアイリス(ベイベリーキャンドル)の花の色は、萼片がブロンズを帯びる濃い黄色、花弁は明るい黄色、萼片の上の髭は黄色をしています。そのため、明るく元気な印象を与えるお庭などによく合う品種です。
- 花の大きさは小輪、萼片と花弁が同程度に大きくて、縁部分がフリルしており、花弁と萼片は上下逆向きにつきます。そのため、揺れるドレスを想像させるような優雅で遊び心のあるオシャレな花姿が楽しめます。
- 草丈は約60~100cm、立ち姿が真っ直ぐとしていているためお庭の中で洗練された雰囲気を感じさせることが出来ます。
ヘレンコーリングウッド
- ジャーマンアイリス(ヘレンコーリングウッド)の花の色は、萼片が濃い紫色、花弁は薄い紫色、萼片の上の髭は黄色をしています。そのため、神秘性を感じさせたり上品さを感じさせることが出来る園芸品種です。
- 花は萼片と花弁が同程度に大きくて、花弁と萼片は上下逆向きにつきます。そのため、遊び心のあるオシャレな花姿が楽しめます。
- 草丈は約50~100cm、立ち姿が真っ直ぐとしていているためお庭の中で洗練された雰囲気を感じさせることが出来ます。
黄鶴
- ジャーマンアイリス(黄鶴)の花の色は鮮やかな黄色をしています。そのため、明るく元気な印象を与えるようなお庭や、原色系をたくさん組み合わせたカラフルなお庭などによく合う園芸品種です。
- 花は萼片と花弁が同程度に大きくて、縁部分がフリルしており、花弁と萼片は上下逆向きにつきます。そのため、揺れるドレスを想像させるような優雅で遊び心のあるオシャレな花姿が楽しめます。
- 草丈は約50~100cm、立ち姿が真っ直ぐとしていているためお庭の中で洗練された雰囲気を感じさせることが出来ます。
サンペドロ
- ジャーマンアイリス(サンペドロ)の花の色は、萼片がブロンズ色と黄色、花弁は黄色と白色、萼片の上の髭は黄色をしています。そのため、黄金を思わせるような色合いをしており、高級感のあるラグジュアリーなお庭や、お部屋の切り花にピッタリな品種となります。
- 花は萼片と花弁が同程度に大きくて、縁部分がフリルしており、花弁と萼片は上下逆向きにつきます。そのため、揺れるドレスを想像させるような優雅で遊び心のあるオシャレな花姿が楽しめます。
- 草丈は約50~100cm、立ち姿が真っ直ぐとしていているためお庭の中で洗練された雰囲気を感じさせることが出来ます。
ミッドナイトフォール
- ジャーマンアイリス(ミッドナイトフォール)の花の色は、紫色と白色の二色で構成されていて、萼片の中央に白色の班が入ります。そのため、上品さや優雅さを感じさせるエレガントなお庭などによく合う園芸品種です。
- 花は萼片と花弁が同程度に大きくて、縁部分がフリルしており、花弁と萼片は上下逆向きにつきます。そのため、揺れるドレスを想像させるような優雅で遊び心のあるオシャレな花姿が楽しめます。
- 花には芳香があるため、切り花などにして香りを楽しむこともできます。
- 草丈は約60~100cm、立ち姿が真っ直ぐとしていているためお庭の中で洗練された雰囲気を感じさせることが出来ます。
イグザグテニュード
- ジャーマンアイリス(イグザグテニュード)の花の色は、萼片が紫色と黄色、花弁は黄色、萼片の上の髭は黄色をしています。そのため、果物を想像させるようなスイーツガーデンや、明るくカラフルなお庭などにピッタリな品種です。
- 花は萼片と花弁が同程度に大きくて、縁部分がフリルしており、花弁と萼片は上下逆向きにつきます。そのため、揺れるドレスを想像させるような優雅で遊び心のあるオシャレな花姿が楽しめます。
- 草丈は約60~100cm、立ち姿が真っ直ぐとしていているためお庭の中で洗練された雰囲気を感じさせることが出来ます。
サンタマジック
- ジャーマンアイリス(サンタマジック)の花の色は、萼片が黄色と白色、花弁は黄色、萼片の上の髭は橙色をしています。そのため、明るく輝くような雰囲気のお庭などによく合う品種です。
- 花は萼片と花弁が同程度に大きくて、縁部分がフリルしており、花弁と萼片は上下逆向きにつきます。そのため、揺れるドレスを想像させるような優雅で遊び心のあるオシャレな花姿が楽しめます。
- 草丈は約60~100cm、立ち姿が真っ直ぐとしていているためお庭の中で洗練された雰囲気を感じさせることが出来ます。
ラスラー
- ジャーマンアイリス(ラスラー)は、ベルベットを思わせるような質感と光沢があり高級感を感じさせます。
- 花の色は全体的に明度が低く、萼片が濃い橙色、花弁は少し明るめの橙色、萼片の上の髭は橙色をしています。そのため、落ち着いた雰囲気を感じさせる品種となります。
- 花は萼片と花弁が同程度に大きくて、縁部分がフリルしており、花弁と萼片は上下逆向きにつきます。そのため、揺れるドレスを想像させるような優雅で遊び心のあるオシャレな花姿が楽しめます。
- 草丈は約60~100cm、立ち姿が真っ直ぐとしていているためお庭の中で洗練された雰囲気を感じさせることが出来ます。
レースレガシー
- ジャーマンアイリス(レースレガシー)の花の色は、萼片が橙色と白色、花弁はサーモンピンク、萼片の上の髭は橙色をしています。そのため、明るく優しい雰囲気をつくるメルヘンチックなお庭などにぴったりな品種です。
- 花は萼片と花弁が同程度に大きくて、縁部分が強くフリルしており、花弁と萼片は上下逆向きにつきます。そのため、揺れるドレスを想像させるような優雅で遊び心のあるオシャレな花姿が楽しめます。
- 花にはほのかに甘い芳香があるため、切り花などにして香りを楽しむとよいかもしれません。
- 草丈は約60~100cm、立ち姿が真っ直ぐとしていているためお庭の中で洗練された雰囲気を感じさせることが出来ます。
ライドザウインド
- ジャーマンアイリス(ライドザウインド)の花の色は、萼片が濃い紫色、花弁は白色、萼片の上の髭は白色と黄色をしています。そのため、上品さや優雅さを感じさせるエレガントなお庭などによく合います。
- 花は萼片と花弁が同程度に大きくて、縁部分が強くフリルしており、花弁と萼片は上下逆向きにつきます。そのため、揺れるドレスを想像させるような優雅で遊び心のあるオシャレな花姿が楽しめます。
- 草丈は約60~100cm、立ち姿が真っ直ぐとしていているためお庭の中で洗練された雰囲気を感じさせることが出来ます。
マリアトルメナ
- ジャーマンアイリス(マリアトルメナ)の花の色が桃色(薄い紫色)と白色、萼片の中に白色のマーブル模様ができます。そのため、甘いお菓子をテーマにするをスイーツガーデンや、かわいいをテーマにするお庭などによく合う園芸品種です。
- 花は萼片と花弁が同程度に大きくて、縁部分が強くフリルしており、花弁と萼片は上下逆向きにつきます。そのため、揺れるドレスを想像させるような優雅で遊び心のあるオシャレな花姿が楽しめます。
- 花にはには甘い芳香があるため、切り花などにして香りを楽しむこともできます。
- 草丈は約60~100cm、立ち姿が真っ直ぐとしていているためお庭の中で洗練された雰囲気を感じさせることが出来ます。
サファイヤヒルズ
- ジャーマンアイリス(サファイヤヒルズ)の花の色はラベンダー色をしています。ラベンダー色は上品さを感じさせたり気持ちをリラックスさせる効果があるため、エレガントガーデンやヒーリングガーデンによく合います。
- 花は萼片と花弁が同程度に大きくて、縁部分が強くフリルしており、花弁と萼片は上下逆向きにつきます。そのため、揺れるドレスを想像させるような優雅で遊び心のあるオシャレな花姿が楽しめます。
- 花にはには甘い芳香があるため、切り花などにして香りを楽しむこともできます。
- 草丈は約60~100cm、立ち姿が真っ直ぐとしていているためお庭の中で洗練された雰囲気を感じさせることが出来ます。
イブニングマジック
- ジャーマンアイリス(イブニングマジック)の花の色は、紫色と白色の二色で、萼片の基部から中央に白色の班が入ります。そのため、上品さを神聖さを感じさせるようなエレガントなお庭によく合う園芸品種です。
- 花は萼片と花弁が同程度に大きくて、縁部分がフリルしており、花弁と萼片は上下逆向きにつきます。そのため、揺れるドレスを想像させるような優雅で遊び心のあるオシャレな花姿が楽しめます。
- 草丈は約60~100cm、立ち姿が真っ直ぐとしていているためお庭の中で洗練された雰囲気を感じさせることが出来ます。
スプリングシャーリング
- ジャーマンアイリス(スプリングシャーリング)の花の色は、萼片が紫色で基部に網目状の白色の班が入り、花弁は白色、萼片の上の髭は黄色をしています。
- 花は萼片と花弁が同程度に大きくて、花弁と萼片は上下逆向きにつきます。そのため、遊び心のあるオシャレな花姿が楽しめます。
- 草丈は約60~100cm、立ち姿が真っ直ぐとしていているためお庭の中で洗練された雰囲気を感じさせることが出来ます。
リバーホーク
- ジャーマンアイリス(リバーホーク)の花の色は、萼片が殆ど黒色に見える濃い紫色、花弁はほんのり紫色を帯びる白色、萼片の上の髭は紫色をしています。そのため、上品さや優雅さを感じさせるエレガントなお庭などによく合います。
- 花は萼片と花弁が同程度に大きくて、縁部分が強くフリルしており、花弁と萼片は上下逆向きにつきます。そのため、揺れるドレスを想像させるような優雅で遊び心のあるオシャレな花姿が楽しめます。
- 草丈は約60~100cm、立ち姿が真っ直ぐとしていているためお庭の中で洗練された雰囲気を感じさせることが出来ます。
アイリス(アヤメ)の主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。
ジャーマンアイリス(デュアルトーン)の育て方
花壇の土づくり
日当り
ジャーマンアイリス(デュアルトーン)は、日光のよく当たる場所で最もよく成長して沢山の花を咲かせます。
そのため基本的には日向で育てる方が良いでしょう。また半日影までで育てる事も出来ますが、日向と比べると花数が少なくなったり、生育が悪くなったりする傾向があります。
- 日向とは、直射日光が6時間以上当たる場所です。
- 半日影とは、直射日光が3時間から5時間程度当たる場所です。また基本的には午前中のみ日が当たり午後から日陰になる場所になります。
- 明るい日陰とは、直射日光が二時間程度まで、または間接光だけが当たるような比較的に明るい場所です。
- 暗い日陰とは、森の中にあるような直射日光も間接光もほとんど当たらないような暗い場所です。
土壌の土質
ジャーマンアイリスは、水捌けがよい土壌であれば土質は殆ど選びません。基本的には通気性と排水性がよく、適度に肥沃な土壌で育てると良いでしょう。
注意することは水捌けの悪い場所で育てたり、粘土質な土壌で育てる事です。水分が停滞するような土壌で育てると根腐れを引き起こして生育不良になったり、枯れたりすることがあります。
そのため、植え付けの前に土壌診断を行い、土壌の通気性を良くしたり、通気性と保水性のバランスを改善したり、腐葉土等の有機物を入れて適度に肥沃な土壌にした方が良いでしょう。
土壌診断と改善の行い方
- 土を掘る時に土が硬い場合は作土層が十分でない可能性があります。
- スコップで土を深くまで掘り返し石等を取り除きます。
- 適度に濡れた土を、手にとり握って土塊を作り、通気性・保水性などを診断します。
- 手のひらを開き土の塊がバラバラと崩れる場合は通気性と排水性の高い砂壌土や砂土に近い土壌です。栄養の乏しい土壌や乾燥に強い植物にむきます。
- 保水性を改善したい場合は保水性を高める用土(堆肥や黒土など)を入れると良いでしょう。
- 手のひらを開いても土の塊は崩れず、土塊を軽く指で押すと崩れる場合は通気性と保水性のバランスが良い壌土に近い土壌です。幅広い植物に向く土壌です。
- 植物に合わせて保水性を好む植物であれば保水性を高める用土(黒土やバーミキュライト等)を入れたり、乾燥を好む植物であれば排水性や通気性を高める用土(川砂やパーライトなど)を入れましょう。
- 手のひらを開いても土の塊が崩れず、指で押しても崩れる感じがない場合は粘土質で水捌けが悪い土壌の可能性があります。必要に応じて排水性・通気性を高める用土(川砂・パーライト等)を混和しましょう。
- 手のひらを開き土の塊がバラバラと崩れる場合は通気性と排水性の高い砂壌土や砂土に近い土壌です。栄養の乏しい土壌や乾燥に強い植物にむきます。
- 土壌に入る有機物の量を診断しましょう。土の色を見て、有機物が沢山入る肥沃な土の場合は有機物(腐植)が多く含むため土の色が黒っぽくなります。一方で有機物(腐植)が少ない場合は土の色が薄くなります。
- 土壌の状態とバランスを見ながら、2割から3割を目安に堆肥(腐葉土・バーク堆肥等)を土壌に混和しましょう。
- PHを測る専用の道具を用意して診断します。※詳しくはPHを診断からご覧下さい。
- 酸性土壌を改善して土壌を中性またはアルカリ性にしたい場合は、苦土石灰を利用します。PHを1上げるのに必要な苦土石灰の量は1平方メートルあたり150g程度です。土壌に苦土石灰を撒いた後は、石灰が塊にならないようによく混和します。
- アルカリ性土壌を改善して酸性に傾けたい場合は無調整ピートモス(PH4程度)を利用しましょう。ピートモスを腐葉土のかわり等に利用して、よく混和しましょう。
植付け方法
- 植え付け時期
- 植え付け適期は9月~10月頃です。ただし、手元にある場合はすぐに植えても問題ありません。
- 植付け間隔
- 植付け間隔は30~50cm程度離します。
- 根茎は成長点(葉の位置)の方に向かって広がるため、根茎と根茎は同じ方向に向けて並べましょう。
- 植え方
- 根茎を地面に水平に置いたら、根茎の成長点(葉の位置)が地面から出るように調節して、根茎の残りの部分は表面が隠れる程度または半分程度が地面から出るように穴を掘ります。
- 根茎を穴の中に水平に置いて、根茎の成長点を地表に出し、残りの部分に土をかぶせます。根茎を深植えすると、腐敗する原因にもなるため、必ず根茎が半分程度でるか、表面が隠れる程度の浅さで埋めましょう。
鉢土づくり
日当り
ジャーマンアイリス(デュアルトーン)は、日光のよく当たる場所で最もよく成長して沢山の花を咲かせます。
そのため基本的には日向で育てる方が良いでしょう。また半日影までで育てる事も出来ますが、日向と比べると花数が少なくなったり、生育が悪くなったりする傾向があります。
培養土
ジャーマンアイリスの培養土は、一般的な草花の培養土を選ぶと良いでしょう。
自作する場合は通気性・排水性が高めのバランスが良い培養土を作ると良いでしょう。
培養土の配合例
- 赤玉土(小粒・中粒)+腐葉土=7:3
- 赤玉土(小粒・中粒)+パーライト+腐葉土=4:2:4
植付け方法
- 植え付け時期
- 植え付け適期は9月~10月頃です。ただし、手元にある場合はすぐに植えても問題ありません。
- 植付け間隔
- 根茎は成長点(葉の位置)の方に向かって広がるため、そちらにスペースをあけるようにして植え付けます。
- 植え方
- 根茎を地面に水平に置いたら、根茎の成長点(葉の位置)が地面から出るように調節して、根茎の残りの部分は表面が隠れる程度または半分程度が地面から出るように穴を掘ります。
- 根茎を穴の中に水平に置いて、根茎の成長点を地表に出し、残りの部分に土をかぶせます。根茎を深植えすると、腐敗する原因にもなるため、必ず根茎が半分程度でるか、表面が隠れる程度の浅さで埋めましょう。
水やりの仕方
ジャーマンアイリス(デュアルトーン)は、乾燥に強い植物のため水やりの頻度は少なめな植物です。一方で、過湿を苦手にしており、土がジメジメとした状態が続くと、根茎が腐敗することがあります。そのため、水やりの頻度には注意が必要でしょう。
植え付け後
ジャーマンアイリスは、乾燥に強い植物ですが、植え付け後から定着までは定期的な水やりが必要です。
定着までは、基本的には土の表面から奥にかけて約2cm~5cmが乾いてきたら、水やりを行うといいでしょう。
地植え
ジャーマンアイリスは乾燥にとても強い植物のため、地植えしている場合は水やりを殆ど必要としません。
ただし、生育が活発な春から初夏にかけて、雨が長く降らない時などは必要に応じて水やりが必要になります。その場合は土の表面から奥にかけて約2cm~5cmが乾いてきたら、水やりを行うといいでしょう。
鉢植え
ジャーマンアイリスを鉢植えで育てる場合は、地植えと比べて土の乾燥が早くなるため注意が必要になります。そのため、水やりの頻度は地植えと比べて多くなります。
水やりのタイミングは、基本的に土の表面(数cm)が乾いてきたタイミングで行うといいでしょう。水やりの量は、土壌内に新鮮な酸素を行き渡らせる目的もあるため、一度に与える水の量はたっぷりと与えてください。
肥料の与え方
ジャーマンアイリス(デュアルトーン)は、適した季節に適量の肥料を与えることで、成長を促進させる効果があります。
また土壌の中にある程度の肥沃さがあれば肥料を与えなくても育てることが可能です。
気をつけることは、肥料(窒素)を与え過ぎてしまうことです。肥料(窒素)が多過ぎると、株は軟弱に育ち病気にかかりやすくなり、また葉ばかりが茂るようになり、花が咲きにくくなります。
そのため、肥料は正しい季節に正しい量を与えるようにしましょう。
肥料の与え方
- 肥料を与える時期
- 三月から四月いっぱいの間で肥料を定期的に与えます。
- 追肥の選び方
- 基本的には球根用の肥料がおすすめです。また一般的な化成肥料または液肥を利用することも出来ます。
- 肥料の成分はカリとリンが多めに入る製品を選びます。窒素が多い製品はさけましょう。
- 肥料の与え方
- 液体肥料を与える場合は、規定された分量で希釈して、約10~14日の頻度で、水やりと一緒に液肥も与えましょう。
- 化成肥料(固形肥料)を与える場合は、規定された分量を規定された頻度で与えます。基本的には置き肥のため、株から少し離れた場所に与えるようにしましょう。また、水やりの際に、きちんと肥料が解けるように水を肥料に当ててください。
剪定のやり方
ジャーマンアイリス(デュアルトーン)の剪定は、花がら摘みと古葉取りを行います。
花がら摘み
花がら摘みとは、花色が悪くなったり花の外観が崩れたりした咲き終わりの花を摘み取る事です。
花がら摘みを行う事で、腐敗した物が好きな灰色カビ病などの病気が予防出来たり、外観が良くなったりする効果があったりします。
花がら摘みのやり方
花は茎の上部に数個つき基本的に一個ずつ咲きます。個別に花を摘まなくても問題ありませんが、花が枯れたら一つ一つ摘んだ方が見た目が美しく、次の蕾も開花しやすくなります。
一般的に茎の上部に花を数個つけますが、この花の開花が終わったら、葉の上まで戻り茎を剪定しましょう。葉は成長に必要なエネルギーを補充するのに役立つため、残しておきます。
古葉とり
古葉取りとは、枯れた葉や古い葉などの不要な葉を、葉の根元から取り除く事です。
古葉とりの目的
- 株元まで光が当たり、風通しが良くなることで多湿環境が改善されて病気や害虫の発生を抑制します。
- 抵抗力の落ちている古い葉を取り除くことで病気の発生を抑制できます。
古葉取りのやり方
株を観察して枯れた葉を発見したら取り除くようにしましょう。枯れた葉は病気の発生源になるとともに、光・風の通りも阻害します。
夏越しする方法
ジャーマンアイリス(デュアルトーン)は夏の暑さと乾燥に強く基本的に夏越し対策不要です。
ただし長雨に当たったり、地面に水分が停滞すると、根腐れを引き起こしたり、地上部が真菌性の病気にかかったりして、生育不良を引き起こす可能性があります。
そのため、土壌の排水性を高めておいたり、長雨を避けた場所に移動しておくなどの対策をしておくとよいかもしれません。
夏越しで重要なポイント
- 長雨に当たることが少ない場所
- 鉢植えの場合は長雨に当たらない場所に移動すると良いでしょう。
- 直射日光がよく当たる場所
- 日向または半日影で育てましょう。
- 土壌の排水性がよい場所
- 植付けの際に土壌改良をしっかりおこないましょう。
- 高畝にするなど、周りより高い場所や傾斜地に植えると、水が下に流れやすく、排水性が高まり根腐れしにくくなります。
- 空気の流れがあり風通しがいい場所
- 周りが壁に囲まれていたり、草が繁茂してる場所で管理すると空気が停滞して湿気が溜まりやすくなります。改善しましょう。
挿し木や株分けで増やす
ジャーマンアイリスは株分けによって増やす事ができます。
株分けの方法
- 株分けに適する時期
- 株分けの頻度は三年から五年ごとに行います。
- 株分け時期は花後の七月から九月頃です。
- 株を掘りあげる
- 株をスコップで掘りおこし、土を軽く落として根茎の広がりと芽(葉)の位置を確認します。
- 株を分割する
- 根茎に芽を付けて、園芸用のハサミまたはナイフを使って株を分割しましょう。
- 葉のカット
- 葉は吸水と蒸散のバランスをとるために、根元から10cm程度の場所で葉をカットします。小さな扇をつくるようなイメージで葉をカットすると良いでしょう。
- 株分け後の管理
- 切り離した株は、そのまま土壌に植え付けましょう。植え付け方に関しては植付け方法をご覧下さい。