- 原産:北アメリカ/南アメリカ
- 科:キク(Asteraceae)
- 属:ジニア/ヒャクニチソウ(Zinnia)
- 種:zinnia marylandica
- 品種:ザハラ・イエローインプ
- 開花時期:5月~11月
- 花の色:黄色
- 葉の色:緑色
- 分類:一年草
- 草丈:約30~50cm
- 株張り:
- 誕生花:8月6日・10月3日
- 花言葉:絆/幸福/高貴な心/友への思い/遠くの友を思う
- 用途:開花期間長い/グランドカバー/切り花/種から育てる植物
- 購入方法:ジニア(ザハラ・シリーズ)を楽天で購入
ジニア(ザハラ・イエローインプ)の特徴
- 花の形:一重咲き
- 花径:約4~5cm
- 花の色:黄色
- 株のサイズ:草姿は半ほふく性、株の高さは約30~50cm、株の幅は約30~50cmになる。
- 備考:耐病性・耐夏性に優れており、丈夫で育てやすい。赤色と橙色は、どちらも派手で華やかなため、カラフルなお庭や、南国を想像させるようなトロピカルなお庭におすすめです。
ジニア(ザハラ・シリーズ)とは!?
- ジニア(ザハラ・シリーズ)は、百日草(Zinnia elegans)とホソバヒャクニチソウ(Zinnia angustifolia)の種間雑種の園芸シリーズです。
- ザハラ・シリーズは百日草(Zinnia elegans)と比べて耐病性・耐夏性に優れており、丈夫で育てやすい所が魅力です。
- 種から育てられるため苗を量産して大量植栽しやすい。
- 花の色が強い日差しでも退色しにくいため、美しい外観を長く保つことができます。
- 花のサイズは直径4~5cm、花の形は一重咲きです。※花の形が八重咲きになるのはザハラダブル・シリーズになります。
- 草姿は半ほふく性、株の高さは約30~50cm、株の幅は約30~50cmに成長します。
ザハラ・シリーズの品種
ジニアとは!?
ジニアの学名はZinnia、 別名では「ヒャクニチソウ」とも呼ばれます。ジニアは属の中に約24種があり、原産地は北アメリカから南アメリカ、種によって一年草・多年草・低木にわかれます。
園芸では、主に百日草(Zinnia elegans)とホソバヒャクニチソウ(Zinnia angustifolia)と、上記二つの交雑種等が親しまれており、またその他にもメキシコヒャクニチソウ(Zinnia haageana)などの一部品種も育てられています。※ジニア・リネアリス(Zinnia linearis)はホソバヒャクニチソウの同義語です。
ジニアの語源(由来)
- 属名のZinniaはドイツの解剖学者で植物学者のJohann Gottfried Zinnへの献名です。
ジニアの特徴(魅力)
- 主な特徴と魅力
- ジニアの特徴は、開花期間が春から晩秋頃までと長いためお庭の中を花で長く彩る事ができる所、種から育てる事が出来たり苗も安かったりするため大量植栽して花壇を覆いやすい所、花の形や色が多様にあるため好みに合わせて品種選びができる所、花は蜂や蝶々の蜜源になる所などにあります。
- ジニアは、花を鑑賞する目的・花材として利用する目的・地被植物として利用する目的、昆虫の蜜源として利用する目的等で栽培されており、非常に人気の高い植物です。
- 外観の特徴
- 草丈は約10~100cm、茎は殆どの種が直立しますが、幾つかの種はほふく性に広がる性質があり、茎の表面には短い白色の毛が生えている。
- 葉序は対生葉序、葉柄は無柄で抱茎する、葉身の形は長楕円形・卵形・披針形・線形、葉には白色の毛が生えており、葉の色は緑色です。
- 開花期間は晩春から晩秋、花序は頭状花序、花は総苞・舌状花・筒状花で構成されています。
- 総苞:花の基部で総苞片が鱗片状に密着して付いており、総苞片の形状は半円形をしている。
- 舌状花:舌状花は花の外周部に一列または複数列で並び、中心部から外側に向かって広がるようにつきます。舌状花の形状は広線形・長楕円形・倒卵形、色は赤色・桃色・橙色・黄色・紫色・緑色・白色等がある。
- 筒状花:花の中央部に密集しており、筒状花の形状は筒状で先端に5個の裂片があり、裂片の色は黄色または橙色です。
- 主な用途
- ジニアは、開花期間がとても長くて、沢山の花を咲かせる性質があることから観賞用として利用されます。観賞の仕方に関しては花壇に並べたり鉢植えの中で楽しまれることはもちろんのこと、匍匐するように広がる性質がある品種は地被植物として利用されたり、コンパクトに成長する品種は寄せ植えの素材として利用されたりします。
- ジニアは花が咲いた後に収穫して、切り花にして楽しむことが出来ます。詳しくはジニアの切り花の楽しみ方をご覧下さい。
- ジニアは蜜源として利用する事も可能です。開花期になると花蜜を求めて蝶々や花蜂が集まるため、花の周りを元気に飛び回る蜜蜂の姿や、花の周りを優雅に飛び回る蝶々の姿を観察して楽しむ事ができます。
ジニアの切り花の楽しみ方
- 収穫タイミング
- 花の収穫は花首が固くなったタイミングが最適です。
- 朝の涼しい時間帯もしくは夕方に収穫すると花に十分な水分が含まれており水揚げしやすくなります。
- 水揚げ
- 葉は水揚げを悪くするため必要な分を除いて茎から全て取り外しましょう。
- 水揚げの方法は水切りを行います。
- 水揚げが悪い場合は深水をしてあげるとよいでしょう。
- 花瓶に生ける
- 花瓶に水と延命剤を入れて花を生けましょう。
- 茎に生えている毛が原因で雑菌(バクテリア)が増殖しやすいため、延命剤を入れて雑菌の繁殖を抑えます。これにより日持ちが長くなります。
- 管理
- 直射日光を避けた15~20度の涼しい環境で管理すると日持ちがよくなります。
- 日持ちは管理の方法でも左右されますが約7~10日です。
水切り法
水切り法とは、切り花の切り口を水の中に付けた状態で切り戻しを行い、切り口の更新を行う水揚げ方法です。
水切りは、特定の植物または特定の条件を除いた、殆どの植物に行われている、最も一般的な水揚げ方法になります。
水切りは、水の中で茎を切るため導管内に気泡が入りにくいメリットがあります。また水切りを行うことで「微生物」「空気」「その他」が原因で詰まっている茎を取り除くため、切り口からの水揚げ正常に戻ります。
水切りの方法
切り花の切り口を水の中に浸けます。水の中につけた状態で、切口の根元から上に1~5cm程度を取り除くつもりで、ハサミを使って斜めにカットします。
切り口部分を斜めにすることで、吸水部分が広がり、水揚げの効果が高まります。
深水法
深水法とは、深い水の中に切り花を漬けて水揚げする方法です。※水切りなどをしても、水揚げが上手くいかない場合等に行われます。
深水は、深い水の中に切り花をつけるため、水圧が高まり、水上がりがとてもよくなります。また茎や葉からも水分を吸水するため、萎れが素早く改善します。
深水は水の吸い上げが弱い花材(バラ・ダリア・ラナンキュラス等)でよく行われます。また茎や葉が繊細な植物で深水をすると傷むため、基本的に茎葉が丈夫な花材で行います。
深水のやり方
- バケツの中に切り花が半分程度浸かる程度の水をいれておきます。
- 切り花を新聞紙で包みながら、花や葉が潰れない程度で、しっかり立つように固定して、茎の下部数cmを新聞紙から出しておきます。
- 切り花の切り口を水の中につけた状態で、切口の根元から上に1~5cm程度を取り除くつもりで、ハサミを使って斜めにカットします。
- バケツの中に切り花が半分以上浸かる様にして入れておき、水揚げのため一から数時間程度放置します。
- 水揚げが終わったら花瓶の中に生けて楽しみます。
ジニアの園芸分類
花の形
一重咲き
舌状花が外周部に一列に並び、花の中央部に筒状花が集まる。
半八重咲き
舌状花が外周部に二列から数列に並んで重なり、中央部に筒状花が集まる。
八重咲き
舌状花が複数列に並んで重なり、中央部の筒状花は無いか少し顔を出す程度にある。
ダリア咲き
舌状花が外周部に複数列に重なり、全体の形状が丸くなり、ポンポンのような見た目をしている。
ポンポン咲き
ダリア咲きと似ていますが花径が約4~5cmとサイズが小ぶりです。舌状花は何列にも重なり、全体の形状が丸くなりポンポンのような見た目をしている。
カクタス咲き
舌状花の側面が外側(内側)に強めに湾曲しているため、形状が筒状になり、全体の見た目がサボテンの様になっている。
カクタス咲きは湾曲の度合いや弁の捻れ等から更に細かく分類もされる。
セミカクタス:舌状花の湾曲度合いが少なく、弁の先端が強めに湾曲する傾向にある。
整カクタス:舌状花の湾曲は全体的になるため、見た目は筒状で全体的にサボテンのようなツンとした外観をしている。
乱カクタス:舌状花の湾曲は一般的に全体的になる、更に弁は縦方向にも捻れるため、乱雑で遊び心のある外観となる。
アネモネ咲き
花の外周部に舌状花が一列または二列程度に並び、筒状花が通常のジニアよりも大きく発達している、そのため花中央部がドーム状に盛り上がる。
ビーハイブ咲き
名称の由来は蜂の巣箱からきており、花の中央部にある筒状花が円柱状または円錐状に突き出ている。
ジニア(ヒャクニチソウ)の主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。
ジニア(ザハラ・イエローインプ)の育て方
花壇の土づくり
日当り
ジニア(ザハラ・イエローインプ)は、日光のよく当たる場所で最もよく成長して沢山の花を咲かせます。
そのため基本的には日向で育てる方が良いでしょう。また半日影までで育てる事が出来ます。
- 日向とは、直射日光が6時間以上当たる場所です。
- 半日影とは、直射日光が3時間から5時間程度当たる場所です。また基本的には午前中のみ日が当たり午後から日陰になる場所になります。
- 明るい日陰とは、直射日光が二時間程度まで、または間接光だけが当たるような比較的に明るい場所です。
- 暗い日陰とは、森の中にあるような直射日光も間接光もほとんど当たらないような暗い場所です。
土壌の土質
土壌は、通気性・排水性・保水性のバランスが良く、有機物がしっかり入る肥沃な土壌を好みます。
注意することは粘土質な土壌を避けることです。ある程度の水分を保った土壌で、最もよく成長しますが、水分が停滞するような土壌では根腐れを引き起こします。
そのため、植え付けの前に土壌診断を行い、土壌の通気性と保水性のバランスを改善して、腐葉土等の有機物を入れ肥沃な土壌に改善しましょう。
土壌診断と改善の行い方
- 土を掘る時に土が硬い場合は作土層が十分でない可能性があります。
- スコップで土を深くまで掘り返し石等を取り除きます。
- 適度に濡れた土を、手にとり握って土塊を作り、通気性・保水性などを診断します。
- 手のひらを開き土の塊がバラバラと崩れる場合は通気性と排水性の高い砂壌土や砂土に近い土壌です。栄養の乏しい土壌や乾燥に強い植物にむきます。
- 保水性を改善したい場合は保水性を高める用土(堆肥や黒土など)を入れると良いでしょう。
- 手のひらを開いても土の塊は崩れず、土塊を軽く指で押すと崩れる場合は通気性と保水性のバランスが良い壌土に近い土壌です。幅広い植物に向く土壌です。
- 植物に合わせて保水性を好む植物であれば保水性を高める用土(黒土やバーミキュライト等)を入れたり、乾燥を好む植物であれば排水性や通気性を高める用土(川砂やパーライトなど)を入れましょう。
- 手のひらを開いても土の塊が崩れず、指で押しても崩れる感じがない場合は粘土質で水捌けが悪い土壌の可能性があります。必要に応じて排水性・通気性を高める用土(川砂・パーライト等)を混和しましょう。
- 手のひらを開き土の塊がバラバラと崩れる場合は通気性と排水性の高い砂壌土や砂土に近い土壌です。栄養の乏しい土壌や乾燥に強い植物にむきます。
- 土壌に入る有機物の量を診断しましょう。土の色を見て、有機物が沢山入る肥沃な土の場合は有機物(腐植)が多く含むため土の色が黒っぽくなります。一方で有機物(腐植)が少ない場合は土の色が薄くなります。
- 土壌の状態とバランスを見ながら、2割から3割を目安に堆肥(腐葉土・バーク堆肥等)を土壌に混和しましょう。
- PHを測る専用の道具を用意して診断します。※詳しくはPHを診断からご覧下さい。
- 酸性土壌を改善して土壌を中性またはアルカリ性にしたい場合は、苦土石灰を利用します。PHを1上げるのに必要な苦土石灰の量は1平方メートルあたり150g程度です。土壌に苦土石灰を撒いた後は、石灰が塊にならないようによく混和します。
- アルカリ性土壌を改善して酸性に傾けたい場合は無調整ピートモス(PH4程度)を利用しましょう。ピートモスを腐葉土のかわり等に利用して、よく混和しましょう。
植付け時の注意点
- 植付け間隔
- 植付け間隔は20~30cm程度の間隔で離します。
- 植え付け方法
- 植付け方法は標準植えで行います。苗(根鉢)の1.5~2倍の深さまでスコップを使い穴を掘り、根張りを邪魔したり保水性や栄養の保持を悪くする石やゴミ等を取り除き、標準植えで植え付けを行いましょう。
水やりの仕方
ジニア(ザハラ・イエローインプ)は、乾燥に強い植物のため、いったん根が定着すれば水やりを殆ど必要としません。
ただし、雨が長く降らずに土壌が完全に乾燥したり、鉢植えで育てている場合などは定期的に水やりを行う必要があります。
水やりの頻度と与え方
- 水やりのタイミングは、土壌の表面が2~5cm程度乾いてきたら行うといいでしょう。乾燥の確認方法は、土の色の変化を見たり、土の中に指を入れて確認する方法等があります。不安な場合はサスティーを利用すると良いでしょう。
- 水やりの頻度は季節や気候・周囲の環境・土質によっても左右されるため一概ではありません。土壌の状態をみながら水やりを繰り返して、少しづつ掴んでいくと良いでしょう。
- 水やりは、土壌内に新鮮な酸素を行き渡らせる目的もあるため、一度に与える水の量はたっぷりと与えてください。
肥料の与え方
ジニア(ザハラ・イエローインプ)は、土壌の中にある程度の肥沃さがあれば肥料を与えなくても育てることが出来ます。
ただし、株を大きくしたり、花をたくさん咲かせたい場合は、植え付け前に元肥をいれて、生育期間中も追肥を与える方がよいでしょう。
肥料の与え方
- 肥料を与える時期
- 元肥:定植時
- 追肥:生育期間中
- 肥料の選び方
- 元肥は肥効が緩やかに出る緩効性肥料を選びます。
- 追肥は液肥または化成肥料(固形肥料)がおすすめです。
- 肥料の成分はリン酸が多めに入る山型肥料を選びましょう。
- 元肥の与え方
- 植え付け時に、用土の中に混ぜ込んで使います。使用する肥料の使い方に合わせて、規定された分量で規定された場所に混ぜ込んで使いましょう。
- 追肥の与え方
- 液体肥料を与える場合は、規定された分量で希釈して、約10~14日の頻度で、水やりと一緒に液肥も与えましょう。
- 化成肥料(固形肥料)を与える場合は、規定された分量を規定された頻度で与えます。基本的には置き肥のため、株から少し離れた場所に与えるようにしましょう。また、水やりの際に、きちんと肥料が解けるように水を肥料に当ててください。
剪定のやり方
ジニア(ザハラ・イエローインプ)の剪定は、摘芯・花がら摘み・切り戻しを行います。
摘芯とは!?
摘芯とは、成長の早い段階で、植物の成長点を指で摘むかハサミを使い切り取って頂芽の成長を止めて、脇芽の成長を促し分枝を促す方法です。
摘芯は、メリットとデメリットの両方があるため、好みで行うと良いでしょう。
摘芯を行う理由
- 茎の数を増やして花の数も増やしたい。
- 草丈を抑えてコンパクトに管理したい。
摘芯をしない理由
- 開花が遅くなるのが困る。
- エネルギーの分散で、花のサイズ小さくなるのが困る。
- 草丈が低くなり立体感を出しにくくなる。
- 茎が短くなり切り花に使いにくくなるのが困る。
- 放ったらかしでも分枝をする品種のため、摘芯する必要がない。
摘芯のやり方
摘芯のやり方は、成長が始まる春頃に行います。
株の成長を見ながら、本葉が6対程度になったタイミングで、茎の先端を指で摘んで取り除きます。
花がら摘みとは!?
花がら摘みとは、花が色褪せたり外観が崩れたりした、咲き終わりの花を摘み取る事です。
花がら摘みをする事で、エネルギーが次の花の蕾に回り、開花期間が伸びたり、花の数が増えたり、株の寿命が伸びるなどするため出来るだけした方が良いでしょう。
花がら摘みのやり方
- 株全体を観察して花の色が褪せていたり外観が崩れているものを見つけます。
- 花がらを見つけたら、花の下に戻り、葉の付け根から脇芽が伸びている所を探して、脇芽の上で剪定して花がらを取り除きましょう。
切り戻し剪定とは!?
切り戻し剪定とは、長く伸びすぎたりした茎などを、茎の途中で剪定して形を整える剪定方法です。
切り戻し剪定を行う理由
- 剪定をしないと分枝がおこりにくいため茎が徒長します。徒長した茎はひょろひょろと伸びて倒伏したりするため、ボサボサとした乱雑な見た目になりやすいです。
- 剪定を行うことで、分枝が促されて茎葉が密生しやすくなり、また茎も倒伏しにくくなります。
- 古い茎は生産性が低いため花の数が減ったり、茎が間延びしているため花姿が疎らになり見た目が悪くなります。
- 剪定を行うことで、生産性の高い若い茎の成長が促されて、沢山の花を密に咲かせることが出来ます。
切り戻し剪定のやり方
- 剪定時期
- 株全体を観察して、株姿が乱れていると感じたら、剪定を行うとよいでしょう。
- 剪定方法
- 株の形をドーム状に整えるように、株全体の三分の一程度を一律に切り戻し剪定します。
挿し木や株分けで増やす
ジニアは挿し木によって増やす事ができます。
挿し木の方法
- 挿し木時期
- 挿し木する時期は発根率の高い晩春から初夏頃が適します。
- 培養土を準備します
- 挿し穂用の培養土には切り口が腐敗して吸水を阻害しないように、無菌のものを利用します。一般的にはバーミキュライト・赤玉土・パーライト・ピートモスなどが利用されていますが、専用の培養土もあるため近くのホームセンターで探すのも良いでしょう。
- 培養土を容器に入れて事前に水をかけて湿らせておきます。
- 挿し穂を採取する
- 挿し穂の茎は弾力があり健康な部分をカットして利用しましょう。
- 挿し穂を整形する
- 挿し穂の長さを7cm程度にわけて、挿し穂の上部の葉を残して、下部の葉を取り除きます。
- 茎の下部分を斜めにカットして吸水部分を広くしておきましょう。
- 培養土に挿し穂を挿す
- 挿し穂を挿す場所を決めて、培養土の中に、割り箸等を利用して、事前に穴を空けておきます。
- 挿し穂の切り口を下向きにして、培養土の中に挿し穂を入れましょう。通常は挿し穂の1/3程をいれます。
- 管理
- 明るい日陰で土壌が完全に乾燥しない様に水やりを行いながら管理しましょう。
播種で増やす
ジニアの種蒔の方法
播種時期:3月~6月
発芽適温:約20~25度
発芽日数:約7日
発芽条件:
- 種まきの時期
- 3月~6月
- 土の準備
- ピートバンや種まき専用の培養土などを準備しておくと失敗が減るでしょう。外気温が十分に暖かな季節であれば花壇の土に撒くことも可能です。
- 種の撒き方
- 種は重ならないように、培養土の上に点まき、または条まきします。
- 種を指で軽く押し込み、土との密着させて、5mm程度で土を被せます。※鎮圧と呼ばれる方法で土と種の接着を高め水分の吸収をよくします。
- 種まき後の管理
- 種が乾燥すると発芽率が落ちるため、基本的に土と種が乾燥しないように、水やりを行い管理します。
- 移植
- 本葉が2~4枚出てきたらポットに移植しましょう。
- 種からの養分が切れるため、週に一度の頻度で液肥を与え始めます。液肥は規定された分量よりも薄めに希釈して利用しましょう。
- 定植
- ポットを触った時に土にある程度の一体感があり根が回っているのを感じたら鉢植えや花壇などに定植を行います。定植が遅れると根鉢をつくり、移植後の生育が悪くなるため、定植が遅れすぎないように注意しましょう。