クラッスラは属の中に約200種があり、園芸でも様々な種と品種が親しまれています。このページでは金のなる木や神刀などの幾つかの原種と変種、また園芸品種を紹介しています。
上記の他にも、このページでは育て方へのリンクや購入方法のリンクなども用意しているため、そちらもよければご活用下さい。
■目次
■クラッスラの簡易比較
名称 | 葉の形状 | 備考 | |
---|---|---|---|
エレガンス | 卵形 | 緑・橙・赤・紫 | ・株のサイズがミニチュアで開花時も高さが8cm程度にしかならない。 ・葉の形状が肉厚で密集しているためモコモコと盛り上がる可愛らしい外観をしている。 |
オルビキュラリス | 楕円形・倒卵形・倒披針形 | 緑・赤・赤紫 | ・株はロゼットを形成する。 ・ランナーが四方八方に広がり子株をつくる。 |
カラサナ | 楕円形・披針形 | 緑・桃・茶・白 | ・茎はごく短く、肉厚な葉が密集するためボコボコとした見た目になりやすい。 |
金のなる木 | 倒卵形・円形 | ・幹・茎はやや膨らみがありムチムチとした見た目をしている。 ・葉の形状が円形に近いためお金(硬貨)に例えられる。 ・縁起の良い植物として人気が高い。 | |
キャピテラ | 長楕円形・披針形・卵形・三角形 | ・葉の色が強光や低温のストレスで変化しやすく、炎の燃え上がりを想像させるようなカラーリーフが楽しめる。 | |
銀揃 | 線状披針形 | ・葉の表面に白色の毛が密生しているため、光が反射して輝き、シルバーリーフとして楽しめる。 | |
クラバータ | ヘラ形・倒披針形 | 緑・赤・赤紫 | ・株のサイズは高さ10cm程度と矮性です。 ・葉は上部が大きくて丸みがあり匙のような見た目をしている。 ・葉の色は基本的に赤紫色をしており、強光や低温などの環境ストレスでより色鮮やかになる。 |
サルメントーサ | 楕円形・倒卵形 | 緑・黄・赤 | ・草姿がほふく性のため地被植物として利用できる。 |
神刀 | 披針形 | ・茎は基本的に分枝せずに真っ直ぐ伸びる。 ・葉が片方に傾く傾向があり、その見た目から飛行機のプロペラや刀などに例えられる。 | |
ソシアリス | 三角形・卵形 | 緑・赤 | ・株のサイズがミニチュアで開花時も高さが6cm程度にしかならない。 ・葉のサイズは1cmにも達せず小さい。 葉はロゼットを作りミニ薔薇のような外観となる。 |
テクタ | 楕円形・倒披針形 | 緑・白 | ・株のサイズがミニチュアで開花時も高さが8cm程度にしかならない。 ・葉の表面に白色の突起が密生しているため、霜が降りた時のような見た目をしている。 |
テトラゴナ | 線状披針形・線形 | 緑 | ・株は直立して行儀良い見た目になり、葉は針のような見た目をしている事から、盆栽愛好家の間では松の木に例えられており、盆栽として親しまれる。 |
天狗の舞 | 楕円形・倒卵形 | 緑・赤・赤褐色 | ・樹形がブッシュ状になる。 ・葉の縁部分に赤色から赤褐色の班が入る傾向にある。 |
紅稚児 | ヘラ形・倒披針形 | 緑・赤・赤紫 | ・株の高さは10cm程度にしかならず矮性です。 ・葉の色は基本的に赤色をしており、強光や低温などの環境ストレスでより色鮮やかになる。 |
ペルシダ | 卵形・心形 | 緑・黄・赤・桃・紫・白 | ・草姿がほふく性のため地被植物として利用できる。 ・葉のサイズが小振り可愛いらしい。 ・耐陰性が他のクラッスラと比べて高いため日陰のお庭(シェードガーデン)などに利用出来る。 |
星の王子 | 三角形・卵形 | ・葉の形状は三角形・卵形で、葉の基部が合着しているため、茎が葉の中心を貫いているように見える。 ・茎に葉が密集しているため茎葉は一体感があり、不規則に湾曲してくねくねしているため、ネックレスなどを想像させる独特なシルエットが楽しめる。 | |
ムスコーサ | 卵形 | ・茎に小さな葉が鱗片状につくため、茎のシルエットがよく目立ちます。 ・草姿は直立して、茎は不規則に湾曲したり屈曲してくねくねする傾向がある。 | |
ムルチカバ | 楕円形・卵形・倒卵形 | ・草姿がほふく性のため地被植物として利用できる。 ・耐陰性が他のクラッスラと比べて高いため日陰のお庭(シェードガーデン)などに利用出来る。 | |
ルペストリス | 三角形・卵形 | ・葉の形状は三角形(円形)で肉厚な見た目している。 ・茎と葉は一体感があり円柱状の見た目をしていて、茎は不規則に湾曲してくねくねとした見た目になりやすい。 | |
レモータ | 披針形・線形 | ・葉の形状は円筒状で上側が湾曲するため蛹や三日月のような見た目をしている。 ・葉の表面に白色の毛が密生している。 | |
ロゲルシー | 楕円形・倒披針形 | 緑・赤・黄・橙・紫 |
■クラッスラの主な種と園芸品種の紹介
原種と品種
- クラッスラ・エレガンス
- ナミブエンシス
- クラッスラ・オルビキュラリス
- 蔓蓮華
- ロスラリス
- クラッスラ・カラサナ
- リトルウッディー
- クラッスラ・金のなる木
- カゲツ(花月)
- フチベニベンケイ(縁紅弁慶)
- 黄金姫花月
- 桜花月(サクラカゲツ)
- ホルン
- ホビット
- ゴーラム・宇宙の木
- 班入り花月
- 黄金花月
- ブルーバード
- シンシン
- ウンデュラータ
- 五縁の星
- クラッスラ・キャピテラ
- 茜の塔
- ティルシフローラ
- 茜の塔錦
- 火祭り・キャンプファイヤー
- クラッスラ・銀揃
- 銀箭(ギンセン)
- 雪童(セツドウ)
- クラッスラ・クラバータ
- クラッスラ・サルメントーサ
- クラッスラ・神刀(ジントウ)
- ファルカ
- 神刀錦
- クラッスラ・ソシアリス
- クラッスラ・テクタ
- クラッスラ・テトラゴナ
- クラッスラ・天狗の舞
- クラッスラ・紅稚児(ベニチゴ)
- クラッスラ・ペルシダ
- リトルミッシー
- クラッスラ・星の王子
- パーフォラータ
- 南十字星(ミナミジュウジセイ)
- クラッスラ・ムスコーサ
- 青鎖竜(セイサリュウ)
- ムスコーサ錦
- クラッスラ・ムルチカバ
- 磯の松
- マリスタイダイ
- レッドフェアリー
- パープルドラゴン
- クラッスラ・ルペストリス
- 愛星(アイボシ)
- 舞乙女
- 舞乙女錦・ファンタジー
- 数珠星
- クラッスラ・レモータ
- クラッスラ・ロゲルシー
- ロゲルシー錦
おすすめの品種
- クラッスラ(アイボリーパコダ)
- クラッスラ・金のなる木
- クラッスラ・銀揃
- クラッスラ・キャピテラ
- クラッスラ(デービット)
- クラッスラ・テクタ
- クラッスラ・ペルシダ
●原種と品種
クラッスラ・エレガンス
クラッスラ・エレガンスの学名はCrassula elegans 、別名では「キャンプファイヤープラント(campfire plant)」「レッドフレームス(red flames)」「レッドパゴダ(red pagoda)」などとも呼ばれる多年草です。
クラッスラ・エレガンスの原産地は南アフリカ、自生地は岩や砂の多い場所にあります。
クラッスラ・エレガンスの特徴は、株のサイズがミニチュアで高さが8cm程度までにしかならない所、葉の形状が肉厚で密集しているためモコモコと盛り上がる可愛らしい外観をしている所、葉は多肉質で貯水組織があるため乾燥に強い所、葉の色は強光・低温などの環境ストレスを受けて赤色・橙色・紫色へと変化しやすい所、開花は夏から秋頃にあり、白色の小さな花がたくさん集まり咲く所等にあります。
クラッスラ・エレガンスは、ユニークな茎葉のシルエット・肉厚で可愛い葉・環境ストレスで変化する葉色を鑑賞する目的で栽培されており、観葉植物として屋内で楽しまれたり、温暖な地域では屋外で地植えして楽しまれたりしています。
クラッスラ・エレガンスの園芸品種の紹介
ナミブエンシス
学名:Crassula elegans ssp. namibensis
草姿:直立・横臥茎
花の色:白色・クリーム色
葉の形:卵形
葉の色:緑色・赤色・紫色
草丈:約8cm
備考:株のサイズがミニチュアで高さが8cm程度までにしかならない。葉の形状が肉厚で密集しているためモコモコと盛り上がる可愛らしい外観をしている。
クラッスラ・オルビキュラリス
クラッスラ・オルビキュラリスの学名はCrassula orbicularis 、別名では「クラッスラ・蔓蓮華」などとも呼ばれる南アフリカが原産の多年草です。
クラッスラ・オルビキュラリスの特徴は、葉がロゼット状に広がり、ランナーが四方八方に伸びて子株を作るため地被植物になる所、葉の色は緑色で裏面が赤色・赤紫色になる事もある所、葉は多肉質で貯水組織があるため乾燥に強い所、開花は冬から春頃にあり、白色・赤紫色の花が茎の頂部に集まり半球状の花房をつくる所、耐陰性が比較的にあるため日陰のお庭でも使いやすい所等にあります。
クラッスラ・オルビキュラリスは、地面を覆うように広がる葉姿や葉色を鑑賞する目的で栽培されており、日陰の庭で楽しまれたり、地被植物として利用されたり、観葉植物として屋内で楽しまれたりしています。
クラッスラ・オルビキュラリスの園芸品種の紹介
クラッスラ・カラサナ
クラッスラ・カラサナの学名はCrassula ausensis 、または同義語で Crassula karasana 、別名では「クラッスラ・アウセンシス」などとも呼ばれる常緑低木です。
クラッスラ・カラサナの原産地は、ナミビア南部のアウス(Aus)とグレートカラスベルグ山脈(Monti del Gran Karas)にあり、自生地は岩場や砂地にあります。
クラッスラ・カラサナの特徴は、茎はごく短く肉厚な葉が密生するためボコボコと葉が突き出たようなユニークな外観をしている所、葉は多肉質で貯水組織があるため乾燥に強い所、葉の中にイボ状の白色の斑点ができる傾向がある所、葉の色が環境ストレスなどにより先端が橙色または全体が茶色に変化する事がある所、夏から秋頃になると白色の花が茎の上部に集まり花房をつくる所等にあります。
クラッスラ・カラサナは、ボコボコしたユニークな葉のシルエット・葉の形状や葉の色を楽しむ目的で栽培されており、観葉植物として屋内で楽しまれたり、温暖な地域では屋外のロックガーデンなどで地植えして楽しまれたりしています。
クラッスラ・カラサナの園芸品種の紹介
リトルウッディー
学名:Crassula ausensis ‘little woodii’
同義語:Crassula little woodii
花の色:白色
葉の形:楕円形・披針形
葉の色:緑色・赤色~橙色(先端)
草丈:約10cm
備考:葉の形状は楕円形から披針形で、断面が半円形をしているため、ボートのような見た目をしている。葉の表面は白色の毛が密生している。葉の先端が赤色または橙色をしている。
育て方・楽天で購入
学名:
草姿:
花の色:
葉の形:
葉の色:
草丈:
株張り:
備考:
金のなる木
金のなる木(カネノナルキ)の学名はCrassula ovata 、または同義語でCrassula portulacea 、別名では「カゲツ(花月)」「フチベニベンケイ(縁紅弁慶)」「クラッスラ・オバタ」「クラッスラ・ポルツラケア」などとも呼ばれる常緑低木です。
金のなる木(カネノナルキ)の原産地は南アフリカとモザンビークにあり、自生地は開けた丘や崖地、岩場などにあります。
金のなる木(カネノナルキ)の特徴は、樹形が直立して高さ約100~300cm程度まで成長する所、幹は太く膨らんでいるような見た目をしているためムチムチとしている所、新しい茎や葉は多肉質で貯水組織があるため乾燥に強い所、葉の形状は円形に近いため英名ではマネープラント(money plant)とも呼ばれている所、葉の色は緑色ですが縁部分が赤色になる傾向がある所、短日植物のため夜の時間が長くなる冬頃に花が咲く所、花は白色の花弁が星のように開き、中央部に目立つ桃色(~赤色)の膨らんだ子房をもっている所、花には甘い香りがあり蜜蜂などが寄ってくる所等にあります。
金のなる木(カネノナルキ)は、成長が緩やかで根域の制限された場所でも育てやすいため盆栽仕立てにして楽しまれたり、その名前や花言葉等から縁起のよい植物として新築祝いや開業祝いなどの贈答として利用されたり、観葉植物として屋内で楽しまれたり、温暖な地域では屋外で地植えして楽しまれたり、新芽に硬貨を通して金のなる木として演出して楽しまれたりしています。
金のなる木の園芸品種の紹介
カゲツ(花月)
カゲツ(花月)の学名はCrassula ovata 、または同義語でCrassula portulacea 、別名では「金のなる木(カネノナルキ)」「フチベニベンケイ(縁紅弁慶)」「クラッスラ・オバタ」「クラッスラ・ポルツラケア」などとも呼ばれる多年草です。
黄金姫花月
学名:Crassula ovata ‘Ougon himeKagetu’
花の色:白色・桃色
葉の形:倒卵形
葉の色:緑色・黄色(低温ストレス)・赤色(縁部分)
備考:葉の色が低温期になると黄色に色付いて、黄金のように見えるため、縁起の良い植物として楽しめる。
ホルン
学名:Crassula ovata ‘monstrosa’
同義語:Crassula portulacea f. monstrosa
花の色:白色・薄い桃色
葉の形:管状
葉の色:緑色・赤色(縁部分)
樹高:約60~90cm
備考:ホルンの名前からも分かる通り、葉の形状が管状になり、楽器のホルンのような見た目をしているため、ユニークな植物が好きな人に好まれます。
ゴーラム・宇宙の木
学名:crassula ovata ‘gollum’
同義語:Crassula portulacea f. gollum
花の色:白色・薄い桃色
葉の形:管状
葉の色:緑色・赤色(縁部分)
樹高:約60~90cm
備考:ゴーラムはホルンと同植物として扱われることもあります。葉の形状が管状になり、独特な見た目をしているため、まだ見ぬ宇宙にいそうな生物を連想させるそうです。
黄金花月
学名:Crassula ovata ‘ougon’
葉の形:倒卵形
葉の色:緑色・黄色(低温ストレス)・赤色(縁部分)
備考:葉の色が低温期になると黄色に色付いて、黄金のように見えるため、縁起の良い植物として楽しめる。
ブルーバード
学名:Crassula ovata ‘blue bird’
花の色:白色・桃色
葉の形:倒卵形
葉の色:灰みの青緑色・赤色(縁部分)
株のサイズ:約100cm
備考:葉の色が灰色みをおびる青緑色をしているため、上品さと爽やかさを感じさせるカラーリーフとして楽しめる。
シンシン
学名:Crassula ovata ‘Shinshin’
同義語:Crassula portulacea ‘ Shinshin’
花の色:白色・桃色
葉の形:倒卵形
葉の色:緑色・クリーム色
備考:若葉を中心に黄色からクリーム色の班が入るため、明るさや柔らかさを感じさせるカラーリーフとして楽しめます。
クラッスラ・キャピテラ
クラッスラ・キャピテラの学名はCrassula capitella 、別名では「クラッスラ・茜の塔」「キャンプファイヤープラント(campfire plant)」「レッドフレームス(red flames)」「レッドパゴダ(red pagoda)」などとも呼ばれる南アフリカが原産の多年草です。
クラッスラ・キャピテラの特徴は、葉の形状が多様で変異が多く三角形・卵形・披針形・長楕円形などがある所、葉は多肉質で貯水組織があるため乾燥に強い所、葉の色は強光・低温などの環境ストレスを受けて赤色・橙色・黄色・紫色へと変化しやすい所、開花は夏から秋頃にあり、白色の小さな花が葉腋から複数出て咲く所等にあります。
クラッスラ・キャピテラは、ユニークな茎葉のシルエット・肉厚で可愛い葉・炎を思わせるカラーリーフを鑑賞する目的で栽培されており、観葉植物として屋内で楽しまれたり、温暖な地域では屋外で地植えして楽しまれたりしています。
クラッスラ・キャピテラの園芸品種の紹介
クラッスラ・茜の塔
クラッスラ・茜の塔の学名はCrassula capitella 、別名では「クラッスラ・キャピテラ」「キャンプファイヤープラント(campfire plant)」「レッドフレームス(red flames)」「レッドパゴダ(red pagoda)」などとも呼ばれる南アフリカが原産の多年草です。
茜の塔錦
学名:Crassula capitella ‘variegata’
草姿:直立・横臥茎
花の色:白色
葉の形:三角形
葉の色:緑色・赤色・桃色・紫色
草丈:約10~20cm
備考:葉は十字対生して三角形の葉が密に積み重なるため、仏塔を思わせるような見た目をしている。葉の色はやや紫色になりやすい緑色で、環境ストレスにより赤色・桃色・紫色の範囲で色が変化します。
クラッスラ・銀揃
クラッスラ・銀揃(ギンソロエ)の学名はCrassula mesembrianthoides 、別名では「クラッスラ・銀箭(ギンセン)」「クラッスラ・雪童(セツドウ)」「クラッスラ・メセンブリアンテモイデス」などとも呼ばれる南アフリカが原産の常緑低木です。
クラッスラ・銀揃(ギンソロエ)の特徴は、草姿が直立で30cm程度の高さまで成長する所、葉の形状は棒状で三日月のように上側に湾曲する傾向がある所、葉は多肉質で貯水組織があるため乾燥に強い所、葉の表面は白色の毛が密生しているため光が反射して白く輝くように見える所等にあります。
クラッスラ・銀揃(ギンソロエ)は、ユニークな茎葉のシルエット・上品なシルバーリーフを楽しむ目的で栽培されており、観葉植物として屋内で楽しまれたり、温暖な地域では屋外で地植えして楽しまれたりしています。
クラッスラ・銀揃の園芸品種の紹介
クラッスラ・クラバータ
クラッスラ・クラバータの学名は Crassula clavata 、原産地は南アフリカにあり、自生地が岩の割れ目や平地や山地の砂地などにある常緑低木です。
クラッスラ・クラバータの特徴は、株のサイズが高さ10cm程度にしかならずミニチュアな所、葉は上部が大きく丸みがあり匙のような見た目をしている所、葉の向きは直立・斜上・水平と変化する傾向がありロゼットをつくる所、葉は多肉質で貯水組織があるため乾燥に強い所、葉の色は赤紫色になる傾向があり、特に強い光や低温などの環境ストレスのもとで色鮮やかな葉色が楽しめる所、開花は春頃で白色の花が茎の頂部に集まり花房をつくる所等にあります。
クラッスラ・クラバータは、丸くて多肉質な可愛い葉の形状・赤紫色の華やかな葉の色を鑑賞する目的で栽培されており、観葉植物として屋内で楽しまれたり、温暖な地域では屋外のロックガーデンなどで地植えして楽しまれたりしています。
クラッスラ・サルメントーサ
クラッスラ・サルメントーサの学名はCrassula sarmentosa 、別名では「トレーリング・クラッスラ(trailing crassula)」などとも呼ばれる常緑低木です。
クラッスラ・サルメントーサの原産地は南アフリカにあり、自生地は森林や岩場などにあります。
クラッスラ・サルメントーサの特徴は、株の根元に不定形の塊茎がある所、茎の長さは最大100cmになり横に広がるため地被植物として利用出来る所、葉の形状は下部では楕円形をしており花序の下辺りの葉は卵形をしていて形状が変わる所、葉は多肉質で貯水組織があるため乾燥に強い所、葉の色は緑色で環境ストレスにより黄色や赤色に変化する所、開花は冬から春頃にあり、 白色または淡い桃色の花が茎の上部に房状に集まり咲く所等にあります。
クラッスラ・サルメントーサは、匍匐して広がる習性・多彩な葉の色を鑑賞する目的で栽培されており、屋外のロックガーデン等の地被植物として利用されたり、観葉植物として屋内で楽しまれたりしています。
クラッスラ・神刀
クラッスラ・神刀の学名は Crassula falcata 、または Crassula perfoliata var. falcata 、別名では「クラッスラ・ファルカタ」「クラッスラ・ナポレオンハット」「プロペラ・プラント(propeller plant)」などとも呼ばれる常緑低木です。
クラッスラ・神刀の原産地は南アフリカ、自生地は岩や石の多い乾燥した草原地帯や岩場などにあります。
クラッスラ・神刀の特徴は、樹形が直立して基本的に分枝せずに真っ直ぐ伸びる所、新しい茎や葉は多肉質で貯水組織があるため乾燥に強い所、葉の形状は披針形をしていて裏側が外側に向くように傾く傾向があり、茎に対生していますが交互に重なって見える所、葉の色は白粉をおびる白緑色・灰緑色をしており柔らかな印象を感じさせるカラーリーフとして楽しめる所、開花は夏頃で赤橙色(朱色)の花が茎の頂部に集まり直径12cm程度の華やかな花房をつくる所等にあります。
クラッスラ・神刀は、ユニークな葉の形状や華やかな花を鑑賞する目的で栽培されており、観葉植物として屋内で楽しまれたり、温暖な地域では屋外で地植えして楽しまれたりしています。
クラッスラ・神刀の園芸品種の紹介
クラッスラ・ファルカ
クラッスラ・ファルカの学名は Crassula falcata 、または Crassula perfoliata var. falcata 、別名では「クラッスラ・神刀」「クラッスラ・ナポレオンハット」「プロペラ・プラント(propeller plant)」などとも呼ばれる多年草です。
神刀錦
学名:crassula falcata ‘variegata’
草姿:直立
花の色:赤橙色
葉の形:披針形
葉の色:白緑色・クリーム色~黄緑色(縞班)
草丈:約40~60cm
備考:葉の中にクリーム色の班が入るため、女性的な優しさや可愛らしさを感じさせるカラーリーフとして楽しめる。
クラッスラ・ソシアリス
クラッスラ・ソシアリスの学名はCrassula socialis 、別名では「雪の妖精(ユキノヨウセイ)」などとも呼ばれる常緑低木です。
クラッスラ・ソシアリスの原産地は南アフリカにあり、自生地は崖地の岩の割れ目などにあります。
クラッスラ・ソシアリスの特徴は、株がとても小さくミニチュアな見た目をしている所、葉は十字対生して密に重なり段をつくるためミニ薔薇のような見た目をしている所、葉のサイズは0.7cm程度ととても小さく可愛い所、葉の形状は三角形でぷにぷにと肉厚な見た目をしている所、葉は多肉質で貯水組織があるため乾燥に強い所、葉の色は緑色で環境ストレスで葉縁部分または全体が赤色に変化する事がある所、開花は春頃にあり、白色の花が茎の頂部に集まり半球状の花房をつくる所等にあります。
クラッスラ・ソシアリスは、葉がロゼットに集まり作られるミニ薔薇のような外観・可愛い白花を鑑賞する目的で栽培されており、観葉植物として屋内で楽しまれたり、温暖な地域では屋外で地植えして楽しまれたりしています。
クラッスラ・テクタ
クラッスラ・テクタの学名はCrassula tecta 、別名では「クラッスラ・紫雲竜」「クラッスラ・小夜衣」「リザードスキン・クラッスラ(lizard skin crassula)」などとも呼ばれる常緑低木です。
クラッスラ・テクタの原産地は南アフリカにあり、自生地は露出した岩盤や砂利質な場所などにあります。
クラッスラ・テクタの特徴は、株がとても小さくミニチュアな見た目をしている所、茎の長さはごく短く葉は密生してロゼットをつくる所、葉の形状は倒披針形で丸みがあり、表面が平ら裏面が凸した肉厚な外観をしている所、葉は多肉質で貯水組織があるため乾燥に強い所、葉の表面には白色の突起が密生しているため霜が降りたような外観をしている所、白色の突起は強光や熱から葉を保護する働きがある所、開花は秋から冬頃にあり、白色の花が茎の頂部に集まり半球状の花房をつくる所等にあります。
クラッスラ・テクタは、多肉質な可愛い葉・白色の葉の色・白花を鑑賞する目的で栽培されており、観葉植物として屋内で楽しまれたり、温暖な地域では屋外のロックガーデンなどで地植えして楽しまれたりしています。
クラッスラ・テトラゴナ
クラッスラ・テトラゴナの学名はCrassula tetragona 、別名では「クラッスラ・桃源郷」「ミニチュア・パイン・ツリー(miniature pine tree)」「ミニパイン(mini pine)」などとも呼ばれる常緑低木です。
クラッスラ・テトラゴナの原産地は南アフリカ、自生地は岩の多い斜面や低木地帯等にあります。
クラッスラ・テトラゴナの特徴は、茎が直立に真っ直ぐ伸びる傾向があるため行儀良い見た目になりやすく最大100cmの高さまで成長する所、葉の形状は円筒状で多肉質な見た目をしている所、葉は多肉質で貯水組織があるため乾燥に強い所、盆栽愛好家の間では株の姿や針のような葉の形から松の木に似ていると言われている所、春から夏にかけて茎の頂部に白色の花が集まり花房をつくる所等にあります。
クラッスラ・テトラゴナは、行儀の良い茎葉のシルエット・円筒状の多肉質な葉を鑑賞する目的で栽培されており、盆栽仕立てにして楽しまれたり、観葉植物として屋内で楽しまれたり、温暖な地域では屋外で地植えして楽しまれたりしています。
クラッスラ・テトラゴナの園芸品種の紹介
クラッスラ・天狗の舞
クラッスラ・天狗の舞の学名はCrassula dejecta 、別名では「クラッスラ・ディジェクタ」や「ドイリー・クラッスラ(doily crassula)」などとも呼ばれる常緑低木です。
クラッスラ・天狗の舞の原産地は南アフリカ、自生地は岩の割れ目等にあります。
クラッスラ・天狗の舞の特徴は、樹形がブッシュ状で分枝が多く茎葉が密になる所、葉の形状は楕円形または倒卵形でやや肉厚な所、葉は多肉質で貯水組織があるため乾燥に強い所、葉の縁部分に赤色または赤褐色の班が入るためカラーリーフとしても楽しめる所、夏頃になると白色と赤紫色の花が房状に集まり咲くため上品な花姿が楽しめる所等にあります。
クラッスラ・天狗の舞は、肉厚で可愛らしい葉・華やかな葉の色、上品な花を楽しむ目的で栽培されており、観葉植物として屋内で楽しまれたり、温暖な地域では屋外のロックガーデンなどで地植えして楽しまれたりしています。
クラッスラ・紅稚児
クラッスラ・紅稚児(ベニチゴ)の学名は Crassula clavata 、原産地は南アフリカにあり、自生地が石英の多い地帯の岩場などにある常緑低木です。
クラッスラ・紅稚児(ベニチゴ)の特徴は、株の高さが10cm程度にしかならず矮性な所、葉は上部が大きく丸みがあり匙のような見た目をしている所、葉は多肉質で貯水組織があるため乾燥に強い所、葉の色は赤色になる傾向があり、特に強い光や低温などの環境ストレスのもとで色鮮やかな葉色が楽しめる所、開花は冬から春頃で白色の花が茎の頂部に集まり球状の花房をつくる所等にあります。
クラッスラ・紅稚児(ベニチゴ)は、丸くて多肉質な可愛い葉の形状・赤紫色の華やかな葉の色、球状に集まる白色の花を鑑賞する目的で栽培されており、観葉植物として屋内で楽しまれたり、温暖な地域では屋外のロックガーデンなどで地植えして楽しまれたりしています。
クラッスラ・ペルシダ
クラッスラ・ペルシダの学名はCrassula pellucida 、別名では「トレーリング・クラッスラ(trailing crassula)」などとも呼ばれる常緑低木です。
クラッスラ・ペルシダの原産地は南アフリカにあり、自生地は森林や岩場などにあります。
クラッスラ・ペルシダの特徴は、草姿がほふく性で高さが15~30cm程度までになり横に広く広がる所、葉のサイズは1~2.5cm程度と小振りで、形状は円形またはハート形をしていて可愛らしい見た目をしている所、葉は多肉質で貯水組織があるため乾燥に強い所、品種が豊富で葉の色が多彩な所、開花は夏から秋頃にあり、葉腋から白色または桃色の花が複数咲く所、耐陰性が高く明るい日陰でも問題なく育てられる所等にあります。
クラッスラ・ペルシダは、匍匐して広がる習性・丸く肉厚で可愛い葉・裏面が紫色の葉を鑑賞する目的で栽培されており、日陰の庭で楽しまれたり、地被植物として利用されたり、観葉植物として屋内で楽しまれたりしています。
クラッスラ・ペルシダの園芸品種の紹介
クラッスラ・星の王子
クラッスラ・星の王子の学名はCrassula perforata 、または同義語で Crassula conjuncta 、別名では「クラッスラ・パーフォラータ」「クラッスラ・コンジュンクタ」などとも呼ばれる常緑低木です。
クラッスラ・星の王子の原産地は南アフリカにあり、自生地は渓谷などの岩の多い斜面などにあります。
クラッスラ・星の王子の特徴は、茎は基本的に分枝することなく直立する傾向がつよい所、茎は不規則に湾曲する傾向がありクネクネとしたシルエットを作るため宝飾のネックレスやボタンを通した紐などに例えられる所、葉は肉厚で密集しているため茎と一体感がある所、葉の形状は三角形で基部が合着しているため葉の真ん中を貫いているように見える所、葉は多肉質で貯水組織があるため乾燥に強い所、葉の表面は粉っぽく白粉を帯びているため白緑色をしており、強光などの環境ストレスで葉縁部分または全体が赤色から赤褐色へと変化する所、開花は春頃にあり、桃色または黄色の花が茎の頂部に集まり半球状の花房をつくる所等にあります。
クラッスラ・星の王子は、ユニークな茎葉のシルエット・肉厚で可愛い葉・半球状に咲く花を鑑賞する目的で栽培されており、観葉植物として屋内で楽しまれたり、温暖な地域では屋外で地植えして楽しまれたりしています。
クラッスラ・星の王子の園芸品種の紹介
クラッスラ・パーフォラータ
クラッスラ・パーフォラータの学名はCrassula perforata 、または同義語で Crassula conjuncta 、別名では「クラッスラ・星の王子」「クラッスラ・コンジュンクタ」などとも呼ばれる常緑低木です。
クラッスラ・ムスコーサ
クラッスラ・ムスコーサの学名はCrassula muscosa 、別名では「青鎖竜(セイサリュウ)」「ラットテイル・クラッスラ(rattail crassula)」「ウォッチチェーン・プラント(watch chain plant)」などとも呼ばれる多年草です。
クラッスラ・ムスコーサの原産地は南アフリカとナミビアにあり、自生地は岩の多い斜面や平地などにあります。
クラッスラ・ムスコーサの特徴は、草姿は直立して茎は不規則に曲がったり弧状に湾曲したりするためくねくねとしたシルエットをつくる事がある所、葉は茎に鱗のように着いているため、茎のシルエットがよく目立ち「チェーン」や「龍の鱗」に例えられるユニークな見た目をしている所、新しい茎や葉は多肉質で貯水組織があるため乾燥に強い所、開花は冬から春頃にあり、葉の間から黄色の小さな花を咲かせる所等にあります。
クラッスラ・ムスコーサは、ユニークな茎葉のシルエットを鑑賞する目的で栽培されており、観葉植物として屋内で楽しまれたり、温暖な地域では屋外で地植えして楽しまれたりしています。
クラッスラ・ムスコーサの園芸品種の紹介
クラッスラ・ムルチカバ
クラッスラ・ムルチカバの学名はCrassula multicava 、別名では「クラッスラ・磯の松」「クラッスラ・鳴戸(鳴門)」「フェアリー・クラッスラ(fairy crassula)」「ピティド・クラッスラ(pitted crassula)」などとも呼ばれる常緑低木です。
クラッスラ・ムルチカバの原産地は南アフリカにあり、自生地は山岳地帯や林縁、河岸などにあります。
クラッスラ・ムルチカバの特徴は、草姿がほふく性で高さが最大30cm程度までになり横に広く広がる所、葉の形状は丸く肉厚な見た目をしていて可愛らしい所、葉は多肉質で貯水組織があるため乾燥に強い所、葉の色は裏面が紫色~赤色をしている品種もありカラーリーフとして楽しめる所、開花は冬から春頃にあり、白色と桃色の花が茎の頂部に集まり半球状の花房をつくる所、他のクラッスラと比べると耐陰性が高く日陰でも育てられる所等にあります。
クラッスラ・ムルチカバは、匍匐して広がる習性・丸く肉厚で可愛い葉・裏面が紫色の葉を鑑賞する目的で栽培されており、日陰の庭で楽しまれたり、地被植物として利用されたり、観葉植物として屋内で楽しまれたりしています。
クラッスラ・ムルチカバの園芸品種の紹介
クラッスラ・磯の松
クラッスラ・磯の松の学名はCrassula multicava 、別名では「クラッスラ・ムルチカバ」「クラッスラ・鳴戸(鳴門)」「フェアリー・クラッスラ(fairy crassula)」「ピティド・クラッスラ(pitted crassula)」などとも呼ばれる多年草です。
レッドフェアリー
学名:Crassula multicava ‘Red Fairy
樹形:ほふく性
花の色:白色・桃色
葉の形:楕円形・卵形・倒卵形
葉の色:緑色・赤ピンク色(葉裏面)
樹高:約30cm
備考:葉の裏面が赤ピンク色をしているため可愛らしさと元気の良さを感じさせるカラーリーフとして楽しめる。樹形はほふく性に広がるため地被植物になる。
クラッスラ・ルペストリス
クラッスラ・ルペストリスの学名はCrassula rupestris 、別名では「クラッスラ・愛星(アイボシ)」「ケバブブッシュ(kebab bush)」「コンサーティーナ・プラント(concertina plant)」などとも呼ばれる常緑低木です。
クラッスラ・ルペストリスの原産地は南アフリカにあり、自生地は岩場や岩の多い斜面などにあります。
クラッスラ・ルペストリスの特徴は、草姿が直立で茎は不規則に湾曲する傾向があるためクネクネとしたシルエットになりやすい所、葉の形状は三角形でぷにぷにと肉厚な見た目をしている所、葉は多肉質で貯水組織があるため乾燥に強い所、葉の表面は粉っぽく白粉を帯びているため白緑色をしており、強光などの環境ストレスで葉縁部分または全体が赤色から橙色へと変化する所、開花は冬から春頃にあり、桃色の花が茎の頂部に集まり半球状の花房をつくる所等にあります。
クラッスラ・ルペストリスは、ユニークな茎葉のシルエット・肉厚で可愛い葉・可愛らしい桃花を鑑賞する目的で栽培されており、観葉植物として屋内で楽しまれたり、温暖な地域では屋外で地植えして楽しまれたりしています。
クラッスラ・ルペストリスの園芸品種の紹介
愛星(アイボシ)
クラッスラ・愛星(アイボシ)の学名はCrassula rupestris 、別名では「クラッスラ・ルペストリス」「ケバブブッシュ(kebab bush)」「コンサーティーナ・プラント(concertina plant)」などとも呼ばれる多年草です。
舞乙女錦・ファンタジー
学名:Crassula rupestris marnieriana f.variegata
草姿:直立
花の色:桃色
葉の形:円形(三角形~卵形で基部が合着している)
葉の色:緑色・白色・赤色~桃色(縁部分)
草丈:約15~20cm
備考:葉の中に白色の班が入るため、明るさや可愛らしさを感じさせるカラーリーフとして楽しめる。株は矮性で高さが20cm程度にしかならないため鉢植えやスモールガーデンなどで管理しやすい。葉の基部が合着しており形状が円形をしている。葉が密集しているため茎と一体感があり、円柱状の見た目をしている。
クラッスラ・レモータ
クラッスラ・レモータの学名はCrassula remota 、同義語でCrassula subaphylla var. subaphylla 、別名では「クラッスラ・スバフィーラ」などとも呼ばれる南アフリカが原産の常緑低木です。
クラッスラ・レモータの特徴は、草姿が直立したり横に倒れて広がる傾向がある所、葉の形状は円筒状で上側に湾曲するため三日月や蛹のような見た目をしている所、葉の表面に白色の毛が密生しているため光が反射して輝いているようにも見える所、葉は多肉質で貯水組織があるため乾燥に強い所、葉は強光などの環境ストレスで赤色へと変化する事がある所、開花は冬から春頃にあり、桃色の花が茎の頂部に集まり半球状の花房をつくる所等にあります。
クラッスラ・レモータは、ユニークな葉のシルエット・肉厚で可愛い葉を鑑賞する目的で栽培されており、観葉植物として屋内で楽しまれたり、温暖な地域では屋外で地植えして楽しまれたりしています。
クラッスラ・ロゲルシー
クラッスラ・ロゲルシーの学名はCrassula rogersii 、原産地は南アフリカの東ケープ州、自生地は潅木地帯や岩の間等にある常緑低木です。
クラッスラ・ロゲルシーの特徴は、草丈が30cm程度で茎は直立または倒伏して広がる所、葉の形状は楕円形で、葉表面が平で裏面が凸する厚みのある見た目をしている所、葉は多肉質で貯水組織があるため乾燥に強い所、葉の表面は白色の短毛が密生してベルベットを思わせる所、葉の色が環境ストレスにより赤色・橙色・黄色・紫色の範囲で変化する所等にあります。
クラッスラ・ロゲルシーは、肉厚で可愛らしい葉・変化する葉の色を楽しむ目的で栽培されており、観葉植物として屋内で楽しまれたり、温暖な地域では屋外のロックガーデンなどで地植えして楽しまれたりしています。
クラッスラ・ロゲルシーの園芸品種の紹介
ロゲルシー錦
学名:Crassula rogersii ‘variegata’
草姿:直立茎・横臥茎
花の色:淡い黄色
葉の形:楕円形・倒披針形
葉の色:緑色・黄色~クリーム色・紫色
草丈:約15~30cm
備考:葉の中に黄色からクリーム色の班が入るため、明るい印象を与えるカラーリーフとして楽しめる。葉は環境ストレスにより紫色(桃色)に変化することもある。
●その他の品種
アイボリーパコダ
学名:Crassula ‘Ivory Pagoda’
草姿:直立
花の色:桃色
葉の形:広卵形
葉の色:緑色・白色
備考:クラッスラ(アイボリーパコダ)は、1960年代に Crassula falcata と Crassula barklyi が交配されて作出された園芸品種です。
備考②:草姿が直立で、葉は鱗片状に重なるようについているため茎と葉は一体があり、甲殻が重なっているようなユニークな見た目をしています。
備考③:葉の形状は広卵形をしていて、弧状に湾曲して上向きになるため、葉の重なりが美しい。
備考④:葉の色は緑色、葉の表面が白色の毛が密生しているため、見た目は白色をしており、光の反射で輝いているようにも見えます。
備考⑤:葉は多肉質で貯水組織があるため乾燥に強い。
赤鬼城
学名:Crassula ‘fusca’
草姿:横臥茎
花の色:白色
葉の形:披針形・楕円形
葉の色:緑色・赤色(環境ストレス)
備考:茎は横臥茎で成長すると横に倒れて広がる傾向があり、葉は上部に密に集まる傾向があります。
備考②:葉の形状は披針形でやや肉厚な見た目をしており、多肉質で貯水組織があるため乾燥に強い。
備考③:葉の色は緑色・赤色、低温などの環境ストレスにより鮮やかなになる。そのため、華やかな印象を感じさせるカラーリーフとして楽しめる。
赫麗・カクレイ
学名:Crassula cv.
草姿:横臥茎(上部で湾曲して地表を這う)
花の色:白色
葉の形:披針形
葉の色:緑色・赤色
備考:茎は横臥茎で成長すると横に倒れて広がる傾向があり、葉は上部に密に集まりロゼットをつくる傾向があります。
備考②:葉の形状は披針形でやや肉厚な見た目をしており、多肉質で貯水組織があるため乾燥に強い。
備考③:葉の色は緑色・赤色、基本的に赤色をしており、強光や低温などの環境ストレスにより赤色が強くなる。そのため、華やかなカラーリーフとして楽しめる。
紀ノ川・ムーングロウ
学名:Crassula ‘Moon Glow’
草姿:直立
花の色:アプリコット
葉の形:三角形
葉の色:緑色
備考:クラッスラ(紀ノ川・ムーングロウ)は、1958年に Crassula deceptor と Crassula perfoliata var. minor が交配されて作出された園芸品種です。
備考②:草姿が直立、葉は肉厚で重なるように密集しているため茎と一体感があり、モコモコとしたシルエットをつくります。
備考③:葉の形状は三角形をしていて、表面が平ら、裏面が凸になっており、断面は三角形から半円形をしています。葉は多肉質で貯水組織があるため乾燥に強いです。
備考④:開花期になるとアプリコットの花が房状に集まり、可愛らしい花姿が楽しめます。
キムナッキー
学名:Crassula ‘Kimnachii’
草姿:直立
花の色:桃色・白色
葉の形:卵形
葉の色:緑色・赤色
備考:クラッスラ(キムナッキー)は、別名では「ブッダズテンプル」とも呼ばれており、1959年にMyron Kimnach氏によりCrassula pyramidalisとCrassula perfoliataが交配されて作出された園芸品種です。
備考②:草姿が直立で、葉は規則正しく十字対生して、ミルフィーユのように密に重なるため、ユニークな見た目をしている。
備考③:葉の形状は卵形をしていて、上側が湾曲しているため、立ち上がっているように見える。
備考④:葉の色は緑色、葉の縁部分が環境ストレスにより赤色を帯びることもある。
備考⑤:葉は多肉質で貯水組織があるため乾燥に強い。
桜星
学名:Crassula ‘Sakurabosi’
草姿:直立
葉の形:三角形・卵形
葉の色:緑色・赤色
備考:草姿が直立で、葉は規則正しく十字対生する。
備考②:葉の形状は三角形をしていて、多肉質でぷにぷにとした見た目をしている。
備考③:葉の色は緑色と赤色の複色、葉の縁部分が赤色をしているためカラーリーフとしても楽しめます。
備考④:葉は多肉質で貯水組織があるため乾燥に強い。
寿限無
学名:Crassula ‘marchandii’
草姿:直立
花の色:黄緑色
葉の形:広卵形
葉の色:緑色・赤紫色・茶色
備考:草姿が直立、葉は肉厚で重なるように密集していて茎と一体感があり、四角柱のようなユニークなシルエットをつくります。
備考②:葉の形状は広卵形をしていて、表面が平ら、裏面が凸になっており、断面は半円形をしています。葉は多肉質で貯水組織があるため乾燥に強いです。
備考③:葉は表面に光沢があり色は緑色をしていますが、強光や低温等の環境ストレスにより赤紫色から茶色に変化します。
白星
学名:Crassula ‘sirobosi’
草姿:直立
葉の形:三角形
葉の色:緑色・白色・赤紫色
備考:草姿が直立、葉は肉厚で密集しているため一体感がある。
備考②:葉の形状は三角形で規則正しく十字対生するため、塔のような見た目になる。
備考③:葉の表面は粉っぽく白粉を帯びていて、緑色から白緑色をしており、環境ストレスで縁部分または全体が赤紫色に変化します。そのため、カラーリーフとしても楽しめます。
備考④:葉は多肉質で貯水組織があるため乾燥に強い。
スプリングタイム
学名:Crassula ‘springtime’
草姿:横臥茎
花の色:桃色・赤色
葉の形:卵形
葉の色:緑色
備考:クラッスラ(スプリングタイム)は Crassula perfoliata var. minor と Crassula rupestris が交配されて作出された園芸品種です。
備考②:茎は横臥茎で成長すると横に倒れて広がる傾向があるため、温暖な地域ではロックガーデンの地被植物として利用されたり、鉢植えなどに植えてハンギング仕立てにされたりして楽しまれる。
備考③:葉の形状は卵形、葉表面は平面で、裏面は凸しており、断面は薄い半円形から三角形をしている。葉は多肉質で貯水組織があるため乾燥に強い。
備考④:開花は晩冬から春頃にあり、赤色の子房が目立つ桃色の花が、半球状に集まり、可愛らしい花姿をつくります。
デービット
学名:Crassula lanuginosa var. pachystemon ‘David’
樹形:ほふく性
花の色:白色
葉の形:倒卵形
葉の色:緑色・赤色・桃色・黄色・橙色・紫色
備考:樹形はほふく性、茎は直立茎または横臥茎で横に広がるためロックガーデンの地被植物として利用したり、鉢植えなどに植えてハンギング仕立てで楽しめる。
備考②:葉の形状は倒卵形で丸みがあり、質感はぷにぷにと肉厚な見た目をしているため可愛らしいです。
備考③:葉の色は緑色、環境ストレスにより赤色・桃色・黄色・橙色・紫色の範囲で変化するため、カラフルなカラーリーフとしても楽しめる。
備考④:葉は多肉質で貯水組織があるため乾燥に強い。
パープルライト
学名:Crassula ‘Purple Light’
草姿:横臥茎
花の色:白色
葉の形:倒卵形
葉の色:緑色・紫色
備考:葉は重なるように密についており、葉の形状は丸みのある外観をしていることから、ぶどうのような可愛らしい見た目をしています。
備考②:葉の色は緑色、強光や低温などの環境ストレスにより紫色になるため、葡萄を思わせるような可愛らしさや、上品さを感じさせます。
備考③:葉は多肉質で貯水組織があるため乾燥に強い。
花椿・エメラルド
学名:Crassula ‘Emerald’
草姿:直立
花の色:白色
葉の形:倒卵形
葉の色:緑色・赤橙色(環境ストレス)
備考:クラッスラ(花椿・エメラルド)はCrassula barklyiとCrassula susannaeの交雑種と考えられている園芸品種です。
備考②:草姿が直立で、葉は鱗片状についているため茎と葉は一体があり、甲殻の繋ぎ目やキャベツのようなユニークな見た目をしています。
備考③:葉の形状は倒卵形をしていて、皿状が湾曲しているため、葉が重なった時に丸みのある外観になる。
備考④:葉の色は緑色、葉の縁部分が環境ストレスにより赤橙色を帯びることもある。
備考⑤:葉は多肉質で貯水組織があるため乾燥に強い。
姫神刀
学名:Crassula ‘Himejintou’
草姿:直立
花の色:白色
葉の形:披針形
葉の色:緑色・白緑色
備考:株は矮性でコンパクト、茎は直立で葉が密生しているためボコボコとしたユニークな見た目をしています。
備考②:葉の形状は披針形で肉厚な見た目をしており、多肉質で貯水組織があるため乾燥に強い。
備考③:葉の色は白緑色をしているためシルバーリーフのようにして楽しめる。
北斗星
学名:Crassula ‘corumunea’
草姿:直立
葉の形:三角形・菱形(基部が合着)
葉の色:白緑色・緑色・赤紫色
備考:草姿が直立で茎は不規則に湾曲する傾向があるためクネクネとしたシルエットになりやすい。
備考②:葉の形状は三角形で規則正しく十字対生するため、塔のような見た目になる。
備考③:葉の色は白粉を帯び、緑色から白緑色をしており、環境ストレスで縁部分または全体が赤紫色に変化します。そのため、カラーリーフとしても楽しめます。
備考④:葉は多肉質で貯水組織があるため乾燥に強い。
マネーメーカー
学名:Crassula ‘money maker’
草姿:直立・横臥茎
花の色:白色
葉の形:倒卵形・ヘラ形
葉の色:緑色・クリーム色(覆輪)・桃色(環境ストレス)
備考:茎は直立または横臥茎で成長すると横に倒れて広がる傾向があり、葉は上部に密に集まり下部では疎らになる傾向があります。
備考②:葉の形状は倒卵形またはヘラ形で丸みがあり、やや肉厚な見た目をしており、多肉部分には貯水組織があるため乾燥に強い。
備考③:葉の色は緑色とクリーム色の複色で葉の縁部分にクリーム色の覆輪が入り、強光や低温などの環境ストレスにより葉全体が桃色に染まる事もある。