バンクシアは属の中に約183種があり、園芸でも様々な種と品種が親しまれています。このページでは14の原種と、いくつかの園芸品種を紹介しています。
上記の他にも、このページでは育て方へのリンクや購入方法のリンクなども用意しているため、そちらもよければご活用下さい。
■目次
■バンクシアの簡易比較
名称 | 花の色 | 葉の形 | 備考 |
---|---|---|---|
アテナータ | 緑・黄 | 線形・倒線状披針形 | ・花房は長さ約25~さわcmと大きい。 ・葉の形状は細長くてノコギリのような見た目をしている。 |
インテグリフォリア | 黄・クリーム | 倒披針形・狭楕円形 | ・葉が輪生する。 |
エリキフォリア | 橙・赤・桃 | 線形・狭楕円形 | ・葉は針のように細い外観をしており密生して茎と一体感があるため枝葉が独特なシルエットをつくる。 ・花の色は花被片・雄蕊が橙色、雌蕊が赤色から桃色をしているためカラフルなコントラストがでる。 |
オブロンギフォリア | 青灰色・クリーム・白・黄緑・黄 | 長楕円形・倒披針形 | ・葉の形状が細長くノコギリのようなギザギザとした鋸歯がある。 ・花の蕾の色は青灰色から白色、咲き進むと黄色に変化する。 |
グランディス | 緑・黄緑・黄 | 羽状全裂 | ・葉は長さが45cmに達する事もあり大きく、一個の葉が分裂して三角形の裂片が複数ついており装飾的な見た目をしている。 ・花房は最大45cmの大きさになる事もあり巨大で強い存在感がある。 ・成長がとても緩やかで種から育てた場合は開花まで10年以上かかる。 |
スピヌローサ | 黄・橙・赤・栗色 | 線形・倒線状披針形 | ・樹形が松のように広がる傾向があり優雅な外観となる。 ・葉の形状が針のように細く繊細な見た目で目立たないため、花房の魅力が際立ちます。 ・花の色は橙色・黄色で雌蕊の色は黄色・栗色・赤色・橙色の範囲で変化がある。 |
セミヌダ | 黄・橙・赤・桃 | 線形・狭楕円形 | ・花の色は花被片・雄蕊が黄色から橙色、雌蕊が赤色から桃色をしているためカラフルなコントラストがでる。 |
セラータ | 黄緑・黄 | 倒線状披針形・倒披針形 | ・樹皮にイボ状の突起がある。 ・葉は枝先に密に集まりロゼットを形成する傾向がある。 ・葉の形状が細長くノコギリのようなギザギザとした鋸歯がある。 |
テルマチアエア | 桃・赤紫・黄 | 線形 | ・樹形はブッシュ状で、茎の向きはクネクネとなりやすく年数が経つにつれて乱雑な見た目になりやすい。 ・葉の形状が線形でスッキリとした印象を与える。 ・沢山の蜜を出す五種類のバンクシアの中の一つで、大量の蜜を生成するためしばしば地面に花蜜が滴る事がある。 |
ニベア | 黄・赤 | 羽状深裂 | ・葉が細長く形状が糸鋸のようにギザギザとしている。 ・葉は優雅に広がるため地被植物として利用出来る。 ・花の形は一般的なバンクシアと違い、頭花でプロテアを思わせる豪華な花を咲かせる。 |
プラエモーサ | 黄・赤 | 倒披針形 | ・葉の先端が野生動物に噛み切られたようにスッパリと途切れている。 ・花房の長さは35cmに達する事もあり、巨大で強い存在感がある。 |
マルギナータ | 黄緑・黄・クリーム | 線形・倒線状披針形 | |
レプトフィラ | 黄・橙 | 線形・糸状 | ・葉の形状が糸のように細く柔軟で繊細な見た目をしているため柔らかな印象を感じさせる。 ・バンクシアの中でも珍しい花蜜を出す五種類の中の一種で、花蜜が分泌された後に淡い黄色からオリーブグリーンと色が変化して質感もゼラチン質の塊になる。 |
レペンス | 黄・橙・サーモンピンク | 羽状深裂・二回羽状深裂 | ・樹形が叢生、地面の下の根茎で広がり地面から不規則に葉や花を出す。 ・葉の形状は羽状に分裂している。 ・花は地面下の根茎から咲くため、地面からいきなり花が出てきたように見える。 |
■バンクシアの主な種と園芸品種の紹介
主な原種
- バンクシア・アテナータ
- バンクシア・インテグリフォリア
- 品種
- ローラーコースター
- バンクシア・エリキフォリア
- 同義語
- ヒースバンクシア
- バンクシア・オブロンギフォリア
- バンクシア・グランディス
- バンクシア・スピヌローサ
- 同義語
- バンクシア・ヘアピン
- 品種
- バースデーキャンドル
- バンクシア・セミヌダ
- バンクシア・セラータ
- バンクシア・テルマチアエア
- バンクシア・ニベア
- バンクシア・プラエモーサ
- バンクシア・マルギナータ
- バンクシア・レプトフィラ
- バンクシア・レペンス
●主な原種
バンクシア・アテナータ
バンクシア・アテナータの学名は Banksia attenuata 、別名では「キャンドルスティック・バンクシア(candlestick banksia)」「スレンダーバンクシア(slender banksia)」「ビアラ(biara)」等とも呼ばれる常緑低木です。
バンクシア・アテナータの原産地はオーストラリアの西オーストラリア州の南西部にあり、自生地は砂地の森林や高原などにあります。
バンクシア・アテナータの特徴は、地面下に塊茎(リグノチューバ)を持っており単幹または株立ち状に成長する所、葉の形状が細長くノコギリのようなギザギザとした鋸歯がある所、花房は円筒型で雌蕊・花被片が長く突出しているためボトルブラシのようなユニークな外観をしている所、花の蕾の色は緑色から黄色をしていて明るさや爽やかさを感じさせる所、果実は木質化した太い果軸に埋まるように実るため「フジツボ」や「クチビル」を想像させるユニークな外観をしている所などにあります。
鑑賞用途としては、花の形状がユニークで色が明るい黄色をしているため、南国を想像させるトロピカルガーデン等で利用されたり、鉢植えの中で成長を制御して狭い空間の中で楽しまれたり、花を収穫して切り花・ドライフラワー・フラワーアレンジメントの素材として利用されたりします。
バンクシア・インテグリフォリア
バンクシア・インテグリフォリアの学名は Banksia integrifolia 、別名では「コースト・バンクシア(coast banksia)」「コースタル・バンクシア(coastal banksia)」等とも呼ばれる常緑高木です。
バンクシア・インテグリフォリアの原産地はオーストラリアのビクトリア州とクイーンズランド州にあり、自生地は海岸沿いの砂丘や崖地、山岳地帯の岩の多い場所などにあります。
バンクシア・インテグリフォリアの特徴は、最大25メートルまで成長する高木になる所、葉の色が緑色の表面と白色の裏面で色が違う所、開花期間が春から秋頃までと長い所、花房は円筒型で雌蕊が長く突出しているためボトルブラシのようなユニークな外観をしている所、花の色は黄色からクリーム色をしている所、果実は木質化した太い果軸に埋まるように実るため「フジツボ」や「クチビル」を想像させるユニークな外観をしている所などにあります。
鑑賞用途としては、花の形状がユニークで色が明るい黄色をしているため、南国を想像させるトロピカルガーデン等で利用されたり、鉢植えの中で成長を制御して狭い空間の中で楽しまれたり、花を収穫して切り花・ドライフラワー・フラワーアレンジメントの素材として利用されたりします。
バンクシア・インテグリフォリアの園芸品種の紹介
バンクシア・エリキフォリア
バンクシア・エリキフォリアの学名は Banksia ericifolia 、別名では「ヒースバンクシア」「ヒースリーブ・バンクシア(heath-leaved banksia)」等とも呼ばれる常緑低木です。
バンクシア・エリキフォリアの原産地はオーストラリアのニューサウスウェールズ州にあり、自生地は砂岩地域などにあります。
バンクシア・エリキフォリアの特徴は、樹形が直立して分枝が多い所、葉は針のように細い外観をしており密生して茎と一体感があるため枝葉が独特なシルエットをつくる所、開花期間が晩秋から春頃までと長い所、花房は円筒型で雌蕊が長く突出しているためボトルブラシのようなユニークな外観をしている所、花の色は花被片・雄蕊が橙色、雌蕊が赤色から桃色をしているためカラフルなコントラストがでる所、果実は木質化した太い果軸に埋まるように実るため「フジツボ」や「クチビル」を想像させるユニークな外観をしている所などにあります。
鑑賞用途としては、花の形状がユニークで色が橙色・赤色・桃色をしているため、南国を想像させるトロピカルガーデン等で利用されたり、鉢植えの中で成長を制御して狭い空間の中で楽しまれたり、花を収穫して切り花・ドライフラワー・フラワーアレンジメントの素材として利用されたりします。
バンクシア・エリキフォリアの園芸品種の紹介
バンクシア・オブロンギフォリア
バンクシア・オブロンギフォリアの学名は Banksia oblongifolia 、別名では「ファーンリーフ・バンクシア(Fern Leaf Banksia)」「ドワーフ・バンクシア(dwarf banksia)」「ラスティ・バンクシア(rusty banksia)」等とも呼ばれる常緑低木です。
バンクシア・オブロンギフォリアの原産地はオーストラリアのニューサウスウェールズ州とクイーンズランド州にあり、自生地は海岸沿いの開けた森林地帯などにあります。
バンクシア・オブロンギフォリアの特徴は、地面下に塊茎(リグノチューバ)を持っており単幹または株立ち状に成長する所、葉の形状が細長くノコギリのようなギザギザとした鋸歯がある所、開花期間が晩秋から初夏までと長い所、花房は円筒型で雌蕊が長く突出しているためボトルブラシのようなユニークな外観をしている所、花の蕾の色は青灰色から白色、咲き進むと黄色に変化する所、果実は木質化した太い果軸に埋まるように実るため「フジツボ」や「クチビル」を想像させるユニークな外観をしている所などにあります。
鑑賞用途としては、花の形状がユニークで色が明るい黄色をしているため、南国を想像させるトロピカルガーデン等で利用されたり、鉢植えの中で成長を制御して狭い空間の中で楽しまれたり、花を収穫して切り花・ドライフラワー・フラワーアレンジメントの素材として利用されたりします。
バンクシア・グランディス
バンクシア・グランディスの学名は Banksia grandis 、別名では「ブル・バンクシア(bull banksia)」「ジャイアント・バンクシア(giant banksia)」等とも呼ばれる常緑高木です。
バンクシア・グランディスの原産地はオーストラリアの西オーストラリア州の南西部にあり、自生地は平野にある潅木地帯や荒野などにあります。
バンクシア・グランディスの特徴は、花や葉が大きく強い存在感がある所、葉は長さが45cmに達する事もあり大きく、一個の葉が分裂して三角形の裂片が複数ついており装飾的な所、花房は最大45cmの大きさになる事もあり巨大で強い存在感がある所、花房は円筒型で雌蕊が長く突出しているためボトルブラシのようなユニークな外観をしている所、花の色は黄緑色や黄色をしているため明るく爽やかな印象を感じさせる所、果実は木質化した太い果軸に埋まるように実るため「フジツボ」や「クチビル」を想像させるユニークな外観をしている所、成長がとても緩やかで種から育てた場合は10年以上かかる所などにあります。
鑑賞用途としては、花の形状がユニークで色が黄色をしているため、南国を想像させるトロピカルガーデン等で利用されたり、鉢植えの中で成長を制御して狭い空間の中で楽しまれたり、花を収穫して切り花・ドライフラワー・フラワーアレンジメントの素材として利用されたりします。
バンクシア・スピヌローサ
バンクシア・スピヌローサの学名は Banksia spinulosa 、別名では「バンクシア・ヘアピン」「ヘアピン・バンクシア(hairpin banksia)」等とも呼ばれる常緑低木です。
バンクシア・スピヌローサの原産地はオーストラリアの東部にあり、自生地は沿岸地域や山岳地帯の岩場や砂地などにあります。
バンクシア・スピヌローサの特徴は、地面下に塊茎(リグノチューバ)を持っており単幹または株立ち状に成長する所、樹形が松のように広がる傾向があり優雅な外観となる所、葉の形状が針のように細く繊細な見た目で目立たないため、花房の魅力が際立つ所、開花期間が晩秋から初夏までと長い所、花房は円筒型で雌蕊が長く突出しているためボトルブラシのようなユニークな外観をしている所、花の色は橙色・黄色で雌蕊の色は黄色・栗色・赤色・橙色の範囲で変化がある所、果実は木質化した太い果軸に埋まるように実るため「フジツボ」や「クチビル」を想像させるユニークな外観をしている所などにあります。
鑑賞用途としては、花の形状がユニークで色が橙色や黄色をしているため、南国を想像させるトロピカルガーデン等で利用されたり、樹形がほふく性の品種では地被植物として利用されたり、鉢植えの中で成長を制御して狭い空間の中で楽しまれたり、花を収穫して切り花・ドライフラワー・フラワーアレンジメントの素材として利用されたりします。
バンクシア・スピヌローサの園芸品種の紹介
バンクシア・ヘアピン
バンクシア・ヘアピンの学名は Banksia spinulosa 、別名では「バンクシア・スピヌローサ」「ヘアピン・バンクシア(hairpin banksia)」等とも呼ばれる常緑低木です。
バンクシア・セミヌダ
バンクシア・セミヌダの学名は Banksia seminuda 、別名では「リバー・バンクシア(river banksia)」等とも呼ばれる常緑高木です。
バンクシア・セミヌダの原産地はオーストラリアの西オーストラリア州南西部にあり、自生地は花崗岩の露頭や海岸沿いの砂地などにあります。
バンクシア・セミヌダの特徴は、樹形が直立する傾向が高く最大2500cmまで成長する所、葉の形状は細長く表面に光沢がある所、開花期間が晩秋から春頃までと長い所、花房は円筒型で雌蕊が長く突出しているためボトルブラシのようなユニークな外観をしている所、花の色は花被片・雄蕊が黄色から橙色、雌蕊が赤色から桃色をしているためカラフルなコントラストがでる所、果実は木質化した太い果軸に埋まるように実るため「フジツボ」や「クチビル」を想像させるユニークな外観をしている所などにあります。
鑑賞用途としては、花の形状がユニークで色が黄色・橙色をしているため、南国を想像させるトロピカルガーデン等で利用されたり、鉢植えの中で成長を制御して狭い空間の中で楽しまれたり、花を収穫して切り花・ドライフラワー・フラワーアレンジメントの素材として利用されたりします。
バンクシア・セラータ
バンクシア・セラータの学名は Banksia serrata 、別名では「ソー・バンクシア(saw banksia)」「オールドマン・バンクシア(old man banksia)」「ソートゥース・バンクシア(saw-tooth banksia)」等とも呼ばれる常緑低木・常緑高木です。
バンクシア・セラータの原産地はオーストラリアの東海岸にあり、自生地は砂質の潅木地帯や海岸沿いなどにあります。
バンクシア・セラータの特徴は、地面下に塊茎(リグノチューバ)を持っており単幹または株立ち状に成長する所、樹皮にイボ状の突起がある所、葉は枝先に密に集まりロゼットを形成する傾向がある所、葉の形状が細長くノコギリのようなギザギザとした鋸歯がある所、花房は円筒型で雌蕊が長く突出しているためボトルブラシのようなユニークな外観をしている所、花の黄緑色から黄色をしているため明るさや爽やかさを感じさせる所、果実は木質化した太い果軸に埋まるように実るため「フジツボ」や「クチビル」を想像させるユニークな外観をしている所などにあります。
鑑賞用途としては、花の形状がユニークで色が明るい黄色をしているため、南国を想像させるトロピカルガーデン等で利用されたり、鉢植えの中で成長を制御して狭い空間の中で楽しまれたり、花を収穫して切り花・ドライフラワー・フラワーアレンジメントの素材として利用されたりします。
バンクシア・テルマチアエア
バンクシア・テルマチアエアの学名は Banksia telmatiaea 、別名では「スワンプフォックス・バンクシア(swamp fox banksia)」「マッシュバンクシア(marsh banksia)」等とも呼ばれる常緑低木です。
バンクシア・テルマチアエアの原産地はオーストラリア、自生地は海岸沿いの湿地などにあります。
バンクシア・テルマチアエアの特徴は、樹形はブッシュ状で、茎の向きはクネクネとなりやすく年数が経つにつれて乱雑な見た目になりやすい所、葉の形状が線形でスッキリとした印象を与える所、開花期間が晩秋から初夏、古い茎に花が咲くため株の中に隠れて咲く傾向がある所、花房は円筒型で雌蕊が長く突出しているためボトルブラシのようなユニークな外観をしている所、花の桃色から黄色をしている所、沢山の蜜を出す五種類のバンクシアの中の一つで、大量の蜜を生成するためしばしば地面に花蜜が滴る事がある所などにあります。
バンクシア・ニベア
バンクシア・ニベアの学名は Banksia nivea 、別名では「ハニーポット・ドリアンドラ(honeypot dryandra)」「ブルガラ(bulgalla)」等とも呼ばれる常緑低木です。
バンクシア・ニベアの原産地はオーストラリアの西オーストラリア州にあり、自生地は開けた森林地帯や平地などにあります。
バンクシア・ニベアの特徴は、葉が細長く形状が糸鋸のようにギザギザとしている所、葉は優雅に広がるため地被植物として利用出来る所、開花期間が冬から春までと長い所、花の形は一般的なバンクシアと違い、頭花でプロテアを思わせる豪華な花を咲かせる所、花の色は橙色から黄色をしていてトロピカルな印象を感じさせる所などにあります。
バンクシア・プラエモーサ
バンクシア・プラエモーサの学名は Banksia praemorsa 、別名では「カットリーフ・バンクシア(cut-leaf banksia)」等とも呼ばれる常緑低木です。
バンクシア・プラエモーサの原産地はオーストラリアの西オーストラリア州南岸にあり、自生地は砂質土壌の森林地帯や砂丘などにあります。
バンクシア・プラエモーサの特徴は、葉の先端が野生動物に噛み切られたようにスッパリと途切れている所、開花期間が冬から春までと長い所、花は古い茎の分枝から生じるため株の中に隠れて咲く傾向がある所、花房の長さは35cmに達する事もあり、巨大で強い存在感がある所、花房は円筒型で雌蕊が長く突出しているためボトルブラシのようなユニークな外観をしている所、花の色は赤色もしくは黄色をしている所などにあります。
鑑賞用途としては、花の形状がユニークで色が明るい黄色や赤色をしているため、南国を想像させるトロピカルガーデン等で利用されたり、鉢植えの中で成長を制御して狭い空間の中で楽しまれたり、花を収穫して切り花・ドライフラワー・フラワーアレンジメントの素材として利用されたりします。
バンクシア・マルギナータ
バンクシア・マルギナータの学名は Banksia marginata 、別名では「シルバー・バンクシア(silver banksia)」等とも呼ばれる常緑低木・常緑高木です。
バンクシア・マルギナータの原産地はオーストラリアの南オーストラリア州・ビクトリア州・ニューサウスウェールズ州にあり、自生地は海岸沿いや丘陵地の荒野や潅木地帯などにあります。
バンクシア・マルギナータの特徴は、樹高が環境などにより100~1200cm程度の差異があり、矮性品種は園芸でもよく栽培されている所、葉の表面の緑色と裏面の白色の対比が美しいことから英名でシルバー・バンクシア(silver banksia)とも呼ばれる所、花房は円筒型で雌蕊が長く突出しているためボトルブラシのようなユニークな外観をしている所、花の黄緑色から黄色をしているため明るさや爽やかさを感じさせる所、果実は木質化した太い果軸に埋まるように実るため「フジツボ」や「クチビル」を想像させるユニークな外観をしている所などにあります。
鑑賞用途としては、花の形状がユニークで色が明るい黄色をしているため、南国を想像させるトロピカルガーデン等で利用されたり、鉢植えの中で成長を制御して狭い空間の中で楽しまれたり、花を収穫して切り花・ドライフラワー・フラワーアレンジメントの素材として利用されたりします。
バンクシア・レプトフィラ
バンクシア・レプトフィラの学名は Banksia leptophylla 、原産地はオーストラリアの西オーストラリア州の南西部にある常緑低木です。
バンクシア・レプトフィラの特徴は、樹高が200cm程度と矮性で分枝が多くブッシュ状に成長する所、葉の形状が糸のように細く柔軟で繊細な見た目をしているため柔らかな印象を感じさせる所、花房は円筒型で雌蕊が長く突出しているためボトルブラシのようなユニークな外観をしている所、花の色は橙色・黄色をしているためトロピカルな印象を感じさせる所、バンクシアの中でも珍しい花蜜を出す五種類の中の一種で、花蜜が分泌された後に淡い黄色からオリーブグリーンと色が変化して質感もゼラチン質の塊になる所、果実は木質化した太い果軸に埋まるように実るため「フジツボ」や「クチビル」を想像させるユニークな外観をしている所などにあります。
鑑賞用途としては、花の形状がユニークで色が橙色や黄色をしているため、南国を想像させるトロピカルガーデン等で利用されたり、樹形がほふく性の品種では地被植物として利用されたり、鉢植えの中で成長を制御して狭い空間の中で楽しまれたり、花を収穫して切り花・ドライフラワー・フラワーアレンジメントの素材として利用されたりします。
バンクシア・レペンス
バンクシア・レペンスの学名は Banksia repens 、別名では「クリーピング・バンクシア(creeping banksia)」等とも呼ばれる常緑低木です。
バンクシア・レペンスの原産地はオーストラリアの西オーストラリア州南岸にあり、砂質土壌の場所などに生息しています。
バンクシア・レペンスの特徴は、樹形が叢生、地面の下の根茎で広がり地面から不規則に葉や花を出す所、葉は直立に伸びて最大50cmまでの高さになる所、葉の形状は羽状に分裂している所、開花期間が晩秋から翌年の晩春までと長い所、花は地面下の根茎から咲くため、地面からいきなり花が出てきたように見える所、花房は円筒型をしていて、花の色は黄色・橙色・サーモンピンク色と成熟するにつれて色変化がある所などにあります。