原産:オーストラリア 科:キク(Asteraceae) 属:ムギワラギク/ヘリクリサム(Helichrysum) 種:ムギワラギク(bracteatum) 同義語(syn.):Xerochrysum bracteatum 別名:テイオウカイザイク/ゴールデンエバーラスティング(golden everlasting)/ストローフラワー(strawflower) 分類:短命多年草/一年草 草丈:30cm~90cm 草姿:直立 開花時期:5月~7月(秋撒き)・7月~10月(春撒き) 花の色:赤色●桃色●橙色●黄色●白色〇 葉色:緑色● 花言葉:「永遠」「記憶」「真実」「永遠の記憶」 誕生花:2月28日/7月25日 | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
ムギワラギクは学名Helichrysum bracteatum、 別名「テイオウカイザイク」とも呼ばれるオーストラリア原産の短命の多年草もしくは一年草です。
ムギワラギクの語源(由来)
- 属名のヘリクリサム(Helichrysum)はギリシャ語で太陽を意味する「helios」と黄金を意味する「chrysos」の二語に由来しています。
- 種小名のbracteatumはラテン語で「苞葉のある」を意味しており、花弁のように見える苞葉に由来します。
- 和名のムギワラギクの由来は花の形がムギワラに似る事からきます
ムギワラギクの特徴(魅力)
- 麦わら帽子にも見える個性的な花姿
- ↳花色が豊富で花弁(苞葉)が色鮮やかなためカラフルなお庭等にピッタリ
- ↳色鮮やかな花色は昆虫を引き寄せる為と言われます
- ↳花は乾燥しても色褪せや型崩れが殆どないためドライフラワーにも使えます
- ↳花弁の様に見える部分は苞葉(葉)で触ると紙のようにパリパリしています
開花時期は秋撒きでは晩春から夏(春撒きでは夏~中秋)、花色は赤色や桃色、橙色や黄色、白色があり、個々の花には花弁がなく総苞片と筒状花の合わさる花(頭花)を散房花序に咲かせます。草姿は直立で高さ約30(90)cm × 幅は約15(50)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は線形もしくは披針形か長楕円形、葉序は互生葉序につきます。
ムギワラギクのドライフラワーのやり方(ハンギング法)
ムギワラギクをドライフラワーにする場合はハンギング法で行われるのが一般的です。ハンギング法とは、収穫した花を幾つか(数本)まとめて束ね、茎の下部を輪ゴムやリボンの様な物で固定し、風通しの良い明るい日陰で逆さまに吊り下げて自然乾燥させる方法です。
ムギワラギクの収穫タイミングは花穂が3分の2以上開いたタイミングがいいでしょう。好みの高さで茎を切り取り収穫して、ハンギング法を利用してドライフラワーにしてみましょう。
ムギワラギクの栽培
園芸では、色鮮やかで花もちのよい花を鑑賞する目的だったり切り花として利用する目的で育てられます。背が高くなる品種であれば花壇の中央等に植えて高さと立体感を出したり、また矮性品種であれば鉢植えの中でコンパクトに育てて玄関先に飾ったりするといいでしょう。
ムギワラギクは寒冷地であれば秋、暖地であれば秋もしくは春に種を撒き、晩春から秋(播種時期により開花期間が異なる)に花を楽しんだ後に枯れる一年草(もしくは短命の多年草)として楽しみます。基本的に栄養の少ない土壌でも育つため、肥料は不要ですが肥沃な土壌を好むため植え付け前に土壌改善は行っておきましょう。沢山の花を咲かせ大きく成長させるには日当たりのよい場所に植えてあげる必要があります。増やし方は播種もしくは挿し木によって増やされます。名前のついた品種の場合は播種によって増やせない場合が多いため、挿し木によって増やしましょう。