- 原産:
- 科:サクラソウ(Primulaceae)
- 属:サクラソウ/プリムラ(primula)
- 別名:ガーデンプリムラ(アラカルト シュシュ)
- 開花時期:12月~5月
- 花の色:桃色●黄色●白色〇
- 葉の色:緑色●
- 香り:
- 分類:多年草
- 被覆方法:ロゼット状
- 草丈:約20~30cm
- 誕生花:
- 花言葉:
- 用途:開花期間長い
- 購入方法:ガーデンプリムラ(アラカルト シュシュ)を楽天で購入
目次 | ||
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花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
ガーデンプリムラ(アラカルト シュシュ)とは!?
ガーデンプリムラ(アラカルト シュシュ)は、サカタのタネが長い年月をかけ開発をした今までにないプリムラです。
ガーデンプリムラ(アラカルト シュシュ)の特徴は、寒さに強くて丈夫なためお庭の花壇で育てやすい所や、冬から春にかけて長く花を咲かせる所、ロゼットに葉を広げるため行儀よい見た目をしている所、花茎がスっと伸びるため寄せ植えや花壇で高さや立体感を出しやすい所等にあります。
草丈は約20~30cm、草姿はロゼット状、葉序は根生葉、葉身の形は長楕円形、葉の表面には光沢があり、葉の色は緑色です。花序は散形花序、花茎の頂部に複数の花が付きます。花冠の形は高盆形花冠で、花冠の先端の裂片は五個以上あり、裂片は浅い切れ込みが入り、花の色は桃・黄・白があります。
アラカルト シュシュの園芸品種
プリムラの主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。
ガーデンプリムラ(アラカルト シュシュ)の育て方
花壇の土づくり
日当り
ガーデンプリムラ(アラカルト シュシュ)は、日光のよく当たる場所で最もよく成長して沢山の花を咲かせます。そのため基本的には日向で育てる方が良いでしょう。また半日影までで育てる事が出来ます。
- 日向とは、直射日光が6時間以上当たる場所です。
- 半日影とは、直射日光が3時間から5時間程度当たる場所です。また基本的には午前中のみ日が当たり午後から日陰になる場所になります。
- 明るい日陰とは、間接光だけが当たる日陰または直射日光が2時間程度までの場所です。
土壌の土質
ガーデンプリムラ(アラカルト シュシュ)は、通気性・排水性・保水性のバランスが良く、有機物がしっかり入る肥沃な土壌を好みます。
また基本的に弱酸性の土壌でよく育ちます。アルカリ性の土壌では栄養(鉄など)が上手く溶解せず、栄養を上手く吸収出来ないため生育不良を引き起こす事があります。
そのため、植え付けの前に土壌診断を行い、土壌診断の結果に従って、土壌改良材を入れて通気性・排水性・PHを改善しましょう。
土壌診断と改善の行い方
- 土を掘る時に土が硬い場合は作土層が十分でない可能性があります。
- スコップで土を深くまで掘り返し石等を取り除きます。
- 適度に濡れた土を、手にとり握って土塊を作り、通気性・保水性などを診断します。
- 手のひらを開き土の塊がバラバラと崩れる場合は通気性と排水性の高い砂壌土や砂土に近い土壌です。栄養の乏しい土壌や乾燥に強い植物にむきます。
- 保水性を改善したい場合は保水性を高める用土(堆肥や黒土など)を入れると良いでしょう。
- 手のひらを開いても土の塊は崩れず、土塊を軽く指で押すと崩れる場合は通気性と保水性のバランスが良い壌土に近い土壌です。幅広い植物に向く土壌です。
- 植物に合わせて保水性を好む植物であれば保水性を高める用土(黒土やバーミキュライト等)を入れたり、乾燥を好む植物であれば排水性や通気性を高める用土(川砂やパーライトなど)を入れましょう。
- 手のひらを開いても土の塊が崩れず、指で押しても崩れる感じがない場合は粘土質で水捌けが悪い土壌の可能性があります。必要に応じて排水性・通気性を高める用土(川砂・パーライト等)を混和しましょう。
- 手のひらを開き土の塊がバラバラと崩れる場合は通気性と排水性の高い砂壌土や砂土に近い土壌です。栄養の乏しい土壌や乾燥に強い植物にむきます。
- 土壌に入る有機物の量を診断しましょう。土の色を見て、有機物が沢山入る肥沃な土の場合は有機物(腐植)が多く含むため土の色が黒っぽくなります。一方で有機物(腐植)が少ない場合は土の色が薄くなります。
- 土壌の状態とバランスを見ながら、2割から3割を目安に堆肥(腐葉土・バーク堆肥等)を土壌に混和しましょう。
- PHを測る専用の道具を用意して診断します。※詳しくはPHを診断からご覧下さい。
- 酸性土壌を改善して土壌を中性またはアルカリ性にしたい場合は、苦土石灰を利用します。PHを1上げるのに必要な苦土石灰の量は1平方メートルあたり150g程度です。土壌に苦土石灰を撒いた後は、石灰が塊にならないようによく混和します。
- アルカリ性土壌を改善して酸性に傾けたい場合は無調整ピートモス(PH4程度)を利用しましょう。ピートモスを腐葉土のかわり等に利用して、よく混和しましょう。
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水やりの仕方
水やり
ガーデンプリムラ(アラカルト シュシュ)は、やや湿り気のある土壌を好みます。ただし水分の多い過湿状態が続くと腐敗したり根腐れをおこしたりする事もあるため、水やりのタイミングは注意が必要です。
水やりの頻度と与え方
水やりの頻度は環境にも左右されますが、基本的には土の表面から2cm程が乾いてきたら水やりを行うといいでしょう。乾燥の確認は指を入れる、または土の色の変化などを見ることで行えます。
水やりは、土壌内に新鮮な酸素を行き渡らせる目的もあるため、一度に与える水の量はたっぷりと与えてください。
肥料の与え方
ガーデンプリムラ(アラカルト シュシュ)は、生育期間中にしっかり肥料を与える事で、様々な恩恵を受けることができます。
土壌の栄養が足りなくなると、葉の色が薄くなるため光合成がしっかり出来なくなり株が衰えたり、開花期間中でも花の数が減ったりして見応えがなくなることがあります。
そのため、生育期間中はしっかりと肥料を与えるようにしましょう。
肥料の与え方
- 肥料を与える時期
- 肥料は葉が展開してくる9月頃から開花が終わる頃まで与えます。
- 肥料の選び方
- 肥料は化成肥料(固形肥料)、または液肥がおすすめです。
- 肥料の成分はリン酸が多めに入る山型肥料、または窒素・リン・カリがバランスよく入る水平型肥料を選びましょう。
- 肥料の与え方
- 液体肥料を規定された分量で希釈して、約10~14日の頻度で、水やりと一緒に液肥も与えましょう。
- 化成肥料(固形肥料)を与える場合は、規定された分量を規定された頻度で与えます。基本的には置き肥のため、株から少し離れた場所に与えるようにしましょう。また、水やりの際に、きちんと肥料が解けるように水を肥料に当ててください。
剪定のやり方
ガーデンプリムラ(アラカルト シュシュ)の剪定は、花がら摘みを行います。花がら摘みをする事で、次の花の蕾に栄養が回りたくさんの花を咲かせることができます。
花がら摘み
花がら摘みとは、花色が悪くなったり花の外観が崩れたりした咲き終わりの花を摘み取る事です。
花がら摘みのやり方は、咲き終わりの花茎の根元を指でつまみ、軽く捻りながらプチッと折りとるだけです。ハサミなどの道具は基本的には不要です。
花がら摘みを行う事で、新しい花や葉に栄養が回り、次の花が咲きやすくなります。また花がらを摘む事で、腐敗した物が好きな灰色カビ病などの病気が予防出来たり、外観が良くなったりする効果もあります。
夏越しする方法
ガーデンプリムラ(アラカルト シュシュ)は、多年草のため夏越しさせて育てる事が出来ます。
ただし基本的に冷涼な気候で育つ植物のため、日本の高温多湿環境をとても苦手にしています。そのため、園芸では一般的に開花期間が終わったら枯れる一年草として扱われます。
夏越しで重要なポイント
- 西日の当たらない半日影、または直射日光が二時間程度の明るい日陰で管理する。
- 土壌が完全に乾燥しないように土壌の状態を見ながら定期的に水やりをおこなう。
- 土壌が何時までも濡れていてジメジメした状態が続くと根腐れを引き起こします。そのため、土壌の保水性・通気性・排水性・保肥力のバランスをよくする。
冬越しする方法
Hardiness:
ガーデンプリムラ(アラカルト シュシュ)は耐寒性が高く冬越しの準備をする必要は基本的にはありません。
挿し木や株分けで増やす
ガーデンプリムラ(アラカルト シュシュ)は株分けによって増やす事ができます。
株分け手順
- 株を観察して、株分け出来そうな十分な大きさになっていたら株分けを行います。
- 根を出来るだけ傷つけないように株を掘りあげます。
- 株から土を落として手で解しながら、分割出来そうな株を確認します。
- 根を出来るだけ大切に扱い、株と株を解しながら、必要に応じてナイフやハサミ等も使い、株を分割しましょう。
- 株を分割したら、必要な場所に植え直して水をたっぷり与えます。
播種で増やす
ガーデンプリムラ(アラカルト シュシュ)の種蒔の方法
播種時期:
発芽適温:約
発芽日数:約
発芽条件:
植物の病気
ガーデンプリムラ(アラカルト シュシュ)の病気
- 灰色カビ病
- 根腐れ病
ガーデンプリムラ(アラカルト シュシュ)の害虫
- アブラムシ
- ヨトウムシ
- ナメクジ