原産:コロンビア/ペルー 科:キツネノマゴ (Acanthaceae) 属:フィットニア(fittonia) 種:アルビウェニス(albivenis) 品種:ベニアミメグサ 開花時期:6月~8月(開花は稀) 花の色:黄色●白色〇 葉色:緑色●赤色● 分類:常緑多年草 草丈:約10~15cm 誕生花:3月19日 花言葉:「羨ましい」「デリケートな心」 | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
ベニアミメグサは、葉の葉脈に赤色の斑が入り濃い緑色と赤色の二色の葉色がつくる独特な雰囲気が魅力の園芸品種です。またベニアミメグサの品種群には葉がコンパクトな品種(ミニレッド等)もあり、一般的に7~10cmあるフィットニアと比べると葉が約3cmと小ぶりで可愛らしい所が魅力です。
開花時期は初夏から晩夏、花色は黄色から白色、個々の花は唇形で下唇が3裂して、花序は小花が集まり穂状花序に花が咲きます。草姿は這性で高さは約10(15)cm × 幅は約15(30)cmまで成長します。葉色は緑色で葉脈に赤色の網斑が入り、葉身は楕円形もしくは卵形、葉序は対生葉序につきます。
フィットニアは学名fittonia albivenis、一般的にフィットニアと呼ばれるものはアルビウェニス種(F. albivenis)をさしている事が多く、別名「アミメグサ」や「モザイク・プラント(mosaic plant)」とも呼ばれるコロンビア及びペルー原産の常緑多年草です。属名のフィットニア(fittonia)はアイルランドの作家兼植物学者のサラ・メアリー・フィットン(Sarah Mary Fitton)への献名です。また種小名のアルビウェニス(albivenis)はラテン語で「白い脈の」を意味しており、葉の葉脈が白色をしている所に由来しています。
フィットニアの特徴(魅力)は、網(アミ)やモザイクにも例えられる葉の葉脈に入る赤色や白色の斑と、成熟しても高さが15cm程度と背が高くならず這うように横へと広がる性質にあり、また稀ですが夏に緑色の苞葉の重なるホップの様な可愛らしい花を咲かせる事もあります。
園芸では美しい葉を鑑賞する目的で育てられる事が多く、また地面を被覆する様に広がる性質から花壇の縁取りとして利用されたり、鉢植えにして寄せ植えの素材として利用される事もあります。また間接光でも育てる事が出来ることからシェードガーデン等に利用されたり、室内の窓辺に置いて観葉植物として楽しまれたりします。園芸品種には、葉脈に赤色の網斑が入り濃い緑色と赤色の二色の葉色がちょっぴり毒々しい魅力をもつ「ベニアミメグサ」や、葉脈に白色の網斑が入り濃い緑色と白色の二色の葉色が清楚さと気品を感じさせウェディングロードにも植えてありそうな「シロアミメグサ」等があり、それぞれお庭の雰囲気に合わせて品種を選ぶと良いでしょう。
ベニアミメグサ | シロアミメグサ |
フィットニアは一般的に挿し木する事で増やされますが、種で増やす事も出来ます。育てる際は高温多湿に強い一方で乾燥や強い日差しを苦手にしているため、夏の管理に注意が必要です。また冬の寒さにも弱いため冬越しさせる場合は屋内にいれる等の対策が必要でしょう。