原産:マダガスカル 科:キツネノマゴ(Acanthaceae) 属:ヒポエステス(hypoestes) 種:フィロスタキア(phyllostachya) 別名:ソバカスソウ/ポルカ ドット プラント(polka dot plant) 開花時期:9月~12月 花の色:紫色● 葉色:緑色●赤色●桃色●黄色●白色〇 分類:常緑多年草 草丈:約15~75cm 草姿:直立 誕生花:9月10日 花言葉:「美の秘密」「全ての人々への優しさ」 | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
ヒポエステスは学名hypoestes phyllostachya、一般的にヒポエステスとして流通しているものは、この種をさしており、別名「ソバカスソウ」や「ポルカ ドット プラント(polka dot plant)」とも呼ばれるマダガスカル原産の常緑多年草です。属名のヒポエステス(hypoestes)はラテン語で「下」を意味するヒポ(hypo)とラテン語で「家」を意味するエステス(estes)の2語からきており苞が萼を下から覆っている事に由来しています。また種小名のフィロスタキア(phyllostachya)はギリシャ語で「葉」を意味するフィロン(phyllon)とギリシャ語で「穂」を意味するスタキス(stachys)からきており苞のついた花の形からきています。
ヒポエステスの特徴(魅力)は、葉に入る水玉模様の可愛らしい班やスプレーで吹いた様な不規則な班、桃色や白色等の豊富にある葉色、寄せ植え等にも利用しやすいコンパクトな草姿にあります。一方でヒポエステスの花は葉に比べると目立たず疎らに咲くためあまり重要視されていません。また一般的には、非常にコンパクトで葉が密に茂る草姿が魅力の植物として見られますが、株は成熟するにつれて茎が間延びし葉も疎らになる事があります。そのため頻繁に切り戻したり、挿し木で株を更新して若返りされる等の対策が必要になるでしょう。
ヒポエステスの花 | ヒポエステスの茎 |
園芸ではカラフルな美しい葉を鑑賞する目的で育てられる事が多く、花壇に並べて植栽したり、鉢植えで寄せ植えの素材として利用されたり、また間接光のみが当たる日陰でも育つためシェードガーデンや観葉植物として利用する事も出来ます。
開花時期は秋から冬、花色は紫色、個々の花は唇形で上唇は3裂して、花序は小花が穂状集まり総状花序に花が咲きます。草姿は直立で高さは約15(75)cm × 幅は約15(75)cmまで成長します。葉色は緑色や赤色、桃色や黄色、白色があり、葉身は楕円形で、葉序は対生葉序につきます。
ヒポエステスは一般的に挿し木する事で増やされますが、種で増やす事も出来ます。育てる際は夏の暑さに強い一方で乾燥や強い日差しを苦手にしているため、夏の管理に注意が必要です。また冬の寒さにも弱いため冬越しさせる場合は屋内にいれる等の対策が必要でしょう。